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気まぐれに アイコン変えて 新年度
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いつのまに一枚になりし表札の二世帯住宅夕陽に照りて
23
矍鑠
(
かくしゃく
)
は褒め言葉なるや 老人の 知らぬが仏の老害なるや
8
日影の説明受ける けれどなお釈然とせず 条例の
陥穽
(
あな
)
7
居酒屋の常連客の顔見知り みたいな感じ うたかたの人
17
見渡せば圧縮された春の日が解凍するや同時多発と
13
萌え出る若葉の色に染まり行く桜のくにの谷・山・里が
11
青空に
桜
(
はな
)
舞う里の鯉のぼり 萌黄若葉の風の色聴く
20
舞い上がる桜の行く手さえぎるはまだ咲き残る桜の花で
14
春の陽に
妻
(
きみ
)
と子らとに桜散る とある日の夢 幾たび目か見る
12
ワセリンの量の少なき百均のハンドクリーム繰り返し塗る
15
苛立てる妻の我が身に覚えなし 夜来の風雨 ツツジの落花
11
もしここでフォークソング歌ったら白けるだろなぁ老人カラオケ
15
花開き花散りてなお花時雨 春は狂気の伴奏曲か
14
ひらひらり散り行く花に何思う 青空ぽつんと雲ひとついて
15
願わくは十年
後
(
のち
)
のその
桜
(
はな
)
も今の
桜
(
はな
)
とぞ想わん
妻
(
きみ
)
と
19
鳥の声 風の囁き 花の色 心の波動 春を取り込む
11
とりわけて
妻
(
きみ
)
と
漫
(
そぞ
)
ろの愉しけれ 桜舞い散りハナミズキ咲く
15
菜の花と桜が今年は待ってるよ 岸辺の早咲きチューリップたち
11
大げんかした日のことを語り合ふ夜の
静寂
(
しじま
)
に友てふ
縁
(
えにし
)
16
花吹雪浴びて門出の破顔かな ちひさき宝は真白きページ
16
二匹でも孤独と言うや我が金魚 四十五センチ小さき宇宙で
16
呑むごとに奥から壊れていくような
気怠
(
けだる
)
き
気付
(
きづ
)
き「老い」てふイノチ
8
「余ってる酒がないか」と尋ねられ手ぶらで行けぬ宵待ちの花見
18
孫
二人
(
ふたり
)
今日はおんなじ誕生日
十三歳
(
じゅうさん
)
と
八歳
(
はち
)
…おそらくだけど
10
咲き残る桜の愛し花見かな あと幾たびぞ上弦の月
15
うたた寝の風爽やかに春来たり どぶに捨てたし着信音など
13
幸せの閃光 桜の咲き満ちて 時の流れの儚さ知るや
12
喫茶去と声かけたくもかけられず我に喫茶去、満開の花
8
喫茶去
(
きっさこ
)
や イーロンマスクの一日と我の一日 比ぶ是非なき
10
春なのに寒の戻りのしとど雨 泣き濡れている
Lovegrass
(
愛の草
)
たち
11
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