tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

牛乳を鍋で沸かしたあの頃を思い出しつつチンする今宵/おおさむこさむのこさむくらい!?
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趣意にたがう推敲結果に嘆息す、似ても似つかぬ短歌うた成れの果て。/それもまた短歌
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「しまった」と思った時はもう遅く口きかぬ日の三日を数ふ
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うたかたの 繋がり離る 人の世の 夢はまぼろし 時はあやか
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ウンザリす、百十話もある韓ドラに気づけば見入る 秋の夜長は
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ひさかたの湯船がうれし秋なれば三十一みそひとひねり長湯とならむ
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透過するひかりサラサラ秋が舞う二合炊きする日曜の朝
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五十歩と百歩の後退較べれば倍ほど違う「五十歩百歩」
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エラーから失点重ね自滅する、ヤンキースとか自民党とか
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大谷おほたにに熱かりし秋は往き暮れてようやく扇風機ファンとのわかれぞきたる/来年のBSにもう期待
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さてどこで「行列」するか。「連立」の方程式は解法無限
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ドタキャンもドタ参加もあり高齢者ゴルフコンペは「老い盛り」なり
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無党派とふ第一党の帆の先に寄せては返すデラシネの花
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ショッピングモールのトイレの小便器、ポケモン・悟空の並びて立ちて/街はハロウィン模様
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「闇バイト」なる言霊の恐ろしき 古人いにしえびとの智慧にて穿たん
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のどかなり。ウクライナ、ガザ…人界の燃え立つ業火隣人にして
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髪を梳く手指のやさし理髪師のこころの拍に寄り添うがごと
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モーニングセットのコーヒーお代わりし 君との時間 確かめている
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承認の欲求手折たおる既読スルーへこむし腐るし…またつぶやくし
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まとめ読みさかのぼらずににスタンプし妻なるひとに相槌の汗
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ウォシュレット水温上げて冬支度 水勢下げてシルバー支度
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命うけ生きながらえて老いてみて 恋したひとも 今はかげろふ
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秋いろのまちに残夏の陽の差してうたた寝したか庭先の虫/キロさん、面目ないがどっちつかずでオロオロしてます
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ひと吹きで風に飛ばさる土埃つちぼこり 足あと消えて 余生の初日
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白髪か薄髪なのかの曖昧な分け目をつける朝 秋すすむ
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ふわふわのドームの下は孫たちが戦う大気 地球を包む/昭和記念公園こどもの森「雲の海(ふわふわドーム)」にて
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ロボホンの展示に集う老人の説明を聞く目は輝いて
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ファミレスにネットワークのリアルありて 子らの喧騒 老人は笑み
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ことばじり とらえられたり とらえたり にたり よったり ふたり だんまり
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真夜中のフラッシュバックの鮮烈が 賑やかに 逝く道 照らしおり
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