tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

数だけでカウントされる死の日々に生の意味問う0.99
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この表現絶対ないとはじいてた一週間後に落ち着く不思議
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爺ふたり世界情勢に泡飛ばし子らは歓声日曜のサイゼ
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風邪ぐすりアレルギーやく咳止めと老軀に辛き睡魔の試練
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傷口の治る手前は痒くってまたしてもまた瘡蓋かさぶたを剥ぐ
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今朝もまたことこととを忘れゆく 鏡の中の頬撫でてみる
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はて…衣替えはいつなの忘れそう行ったり来たりのうちに梅雨入り
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近頃はフラッシュバックの甚だし 幻燈機など思い出したり
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朝露にしとどに濡れし玉響たまゆらの逢瀬の名残り薄紅のきぬ
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月一のゴルフドタキャン言い訳す、体調不良とふ老後鬱
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一芸に秀でず今日まで生きてきたふつうのいのち終わりまで
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食べながら睡魔に襲わる幼な子の瞬時に項垂うなだる、君は子犬か
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雨の日の舗道に光る五十円拾われ託され募金の箱へ
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平凡なとりとめもなく平凡な幸せ醸す珈琲の湯気
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月一のゴルフ目掛ける台風に「スライスしろ」と仲間と念ず
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目を瞑り10秒くらい待ってから匂い吸い込む「春のばらフェス」
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スキャニング、スライスされた肉片が我が存在証明アリバイをネットに残し
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番だけどお遊戯しなくていいんだよ、しゃがみ込む君 あしもとの花
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W」や「笑」が古語になる頃に「 。まる 」「 、 てん」は辞書に残るや否や
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孫宛のLINEの「  。まる」と「  、てん」を消し、送信ボタンためらいて押す。
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初夏の空上弦の月の座りおり 静かの海へ小さき一歩
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バリケードスライキバリストで授業サボって友と観た「猿の惑星」1968いちきゅうろくはち
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きょうの日の暮れゆくひかり集めたる路傍の花の名もなき一輪
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技術屋のフリして生きた半世紀上書き保存はUtakataの歌
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幼な子とジャンケンしてみる負けてみる 子らの歓声愉しき夕べ
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値上がりはドリンクバーD Bなしで自衛する、見れば周りはほぼ「自衛隊」
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痰を切る、いびき・寝言に排便す、六人部屋は生のいろどり/入院生活を思い出し
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半世紀前に通いし学食の薄きカレーは健在なるや
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風薫る季節装う花の名を妻に言問う…はて、何度目か?
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譲られた優先席に腰下ろし「なんだかなぁ」と七十二歳ななじゅうにの春
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