tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

W」や「笑」が古語になる頃に「 。まる 」「 、 てん」は辞書に残るや否や
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孫宛のLINEの「  。まる」と「  、てん」を消し、送信ボタンためらいて押す。
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初夏の空上弦の月の座りおり 静かの海へ小さき一歩
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バリケードスライキバリストで授業サボって友と観た「猿の惑星」1968いちきゅうろくはち
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きょうの日の暮れゆくひかり集めたる路傍の花の名もなき一輪
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技術屋のフリして生きた半世紀上書き保存はUtakataの歌
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幼な子とジャンケンしてみる負けてみる 子らの歓声愉しき夕べ
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値上がりはドリンクバーD Bなしで自衛する、見れば周りはほぼ「自衛隊」
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痰を切る、いびき・寝言に排便す、六人部屋は生のいろどり/入院生活を思い出し
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半世紀前に通いし学食の薄きカレーは健在なるや
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風薫る季節装う花の名を妻に言問う…はて、何度目か?
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譲られた優先席に腰下ろし「なんだかなぁ」と七十二歳ななじゅうにの春
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手術終え「生かされた意味」問うてみる、「好きに生きろ」とAIこたう/だよね…
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君といるこの日この時嬉しくて部屋の灯りはこのままで行く/明日は手術
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久しぶり長男と会う距離感を掴み損ねて春風がわらう /もっと顔出せよ…
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お祭りの手伝いする人数多あまたいてみこしに乗らぬ人の尊さ
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移りゆく季節とき映す樹の下陰したかげに祭り太鼓の音忍びきて
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我が母の友人知己のみな逝きてひとり残さる命ぞ悲し
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躑躅花匂う盛りを過ぎてなお人の盛りを根津にまつ神
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躑躅咲くあの寺この路地数あれど我は小庭の一木愛す
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日暮れまでモッコウバラの手入れするモッコウバラ色スカートのひと
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瓶コーラ昔懐かし王冠を遠巻きにして小六の孫
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台本のとおりにしゃべって拍手して滞りなく、総会終了
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大谷の二打席を見てふたたびのベッドに戻る、夜明け前にて/いまだMLBの開始時間がわからない…
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君はもう好きになりかけてるらしい 十六の春、始まりは…恋
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悲しみを集めて流る涙川桜の花の薄白の散る
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緒が切れて盆に還らぬ覆水を知らぬふりしてこっそり覗き
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「老いたるはなおうるわし」との人の言の葉ことのはが舞う、桜散る朝
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今月は経過観察二つ三つ一喜一憂引き分け一つ
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三本の冠動脈に四つ目のステントるや七十二歳ななじゅうに、春/連休明けに予定
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