tomatojapan
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2007

気まぐれに も一度アイコン 変えました

九つの薬飲む朝 炭酸の抜けてしぼまる 春日の欠片
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百均に小さな箱を買い求む 最大公約数的さち
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支払いにスッと差し込むスマホかな 妻歴戦のポイントゲッター
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旨味さえ憚り知らぬつゆの味 水で割りたしマヨネーズなど
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近づくと思へばひとつ離さるる さわらぬ神か 浮世の泡よ
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低きより高きを見下ろす水面かな 艶やかなるもためらいの舟
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度ごとに手順違えてテント張り 老いたる汗の「子ども祭り」よ
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爺婆のララバイになり 孫たちの十八年のスライドショーは
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ひとときぞ 若いママたち はっちゃけて サイゼ揺らすや 昼のみワイン
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花巡り腰に湿布の春疲れ 見栄で伸ばすや ひさかたの孫
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漸くに既読の付かぬ日が続きそろそろかなと孫離れなる
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手のひらを滑り落ちゆく洗顔の泡を見ているやうな一日
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老いたるを上書き迫るフェイスブック 同月日というだけの生きよう
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こだわりのドリップおぼろに 明け暮れの 令和八年 コロナ禍遠し
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LINEにて通信したきわれなるも オンデマンドなる きみの扱い
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目覚めれば打ちのめされたような雨 珈琲淹れて フォークルを聴く
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ズンズンと食べ下したるラーメンの 出るを憚り 輪廻に届かず
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本歌取り 詩的飛躍の再点火 SDGsへ リユースなるか
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孫子らに癒されし日のありがたき 老いに疲れし日々のまた良き
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葉脈の裏ほど凛と清しけれ 背を貫くや 言の葉の裏
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小腹すく「小」の大きさに惑いつつみたらし団子の三本串買う
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区切りまであといく首かを詠まんとす 電動あしすと欲しひと思ふ
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「ない」のこと「ねえ」と言うなと妻宣れば「なおらねえ」とぞ我の応える
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揺るる心手放しねば下陰の澱みに種の何処いずこよりか
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日曜の孫の笑顔を買い足してレジへならぶや 木曜の午後
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短歌てふ思ひと愚痴にザラメ混ぜあざとき衣の綿飴に似て
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ことのはのやさしき「ながみひなげし」のこころねいずこ毒にしあれば
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水天宮見かけて思い出せぬまま「おそれいりやのきしぼじん」とか…/「情け有馬の水天宮」でした
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銃後では「幸せでいようね」なんてね お花畑に上弦の月
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思い出は残されたものたちだけの 権利であるらし 義務であるらし
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