tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

十八年乗ったクラウン売却す 十八年の記憶を乗せて/思い出多き愛車とたった今、さよならしました
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冬の日の障子戸透けてやはらかなほのぼの明る六畳一間/だったよな…
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久々のラウンド半に微睡まどろみ帰路かえりじ 友の訃報が届く
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字余りも字足らずもなく三十一みそひとの心の隙間ピタッとはまり/滅多にないけど…
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あの頃の青いひかりを閉じ込めてひからずにいる 青いセロファン
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建物の切れるごとある陽だまりが折り合いつけて街裏の春
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街はもういちご大福さくら餅節句の匂い春の彩り
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独寝ひとりねの痒い背中にアップルのペン先届く夜中二時
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豆まきの翌朝神社に氏子いて福呼ぶ力士の看板仕舞う
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腹の立つことありてよりの鬱鬱うつうつ戯れ歌うたひねる間に茫乎ぼんやりとなり
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春立ちぬ 日こそよけれと寒波来て 滝行見れば鳥肌の立ち
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オシャカフェってお釈迦様とは縁がないらしいとググって知る朝まだき
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野菜高「今日からキャベツを肉で巻く」妻る「ロールキャベツ記念日」/友人のジョーク借りました(^^ゞ
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来て嬉し孫の相手の爺婆ジジババはブリンバンバン知恵熱の出て
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起承から転せず結ばず戯れ歌の呻吟するや明日から二月
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かき揚げを老夫婦ふたりで分ける箸使い 上手くいったね はなまる・あげる/「はなまるうどん」で「かき揚げ」食べました
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春や来い、眠気誘いし冬晴れの今日は旧暦大晦日にて
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孫からの初めて手紙届きおり葉書を買いに冬晴れを行く
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「バリ嘘です」 新しい風吹いたよな お相撲さんが 愛らしく見ゆ
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四十年前に我が子ら見届けし校庭 今もボール蹴る子の
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少しだけ苦くしてみた 珈琲で沈めてしまえ後悔なんて
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ここにきて突然ですがじわじわと染み込んでいく なかやま検脈ん
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二時間の休戦協定発効す来客という特使などいて
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覆水の柳に風とさておいて盆に戻るや二日目の朝
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百均の隙間風用もふもふに期待を込めて 大寒の入り
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少しだけフライングした春香る 妻と揺蕩たゆたう 蝋梅のみち
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うらら コミュニティバスは到着す 孫の絵飾る美術館前
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打つよりもじわる短歌うたなど詠みたいと火鉢の温もり思い出してる
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血糖値頭に刻みウォーキング 三日坊主が四日目歩く
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聞こえずも相槌打てばつつがなく よわい重ねて 満月さやか
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