tomatojapan
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気まぐれに も一度アイコン 変えました

ニッポンのエアコンの風集めたり 梅雨空北に押し上げて、夏至
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五十年を行きつ戻りつ酌み交わす酒は愉しきタイムマシンに
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「いいよね」のあざとき言葉の切先を柔らに包む「いいかも」のきぬ
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青年の背中を押し吹く風ふたつみつよつあれば告れたあの夜
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マルクスを語る貴女は輝いて 高一の夏 ノンポリの夏
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太閤の夢叶いしかドローンてふ花火の映えて万博の空
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駅メロの残るホームに佇めば 往きしモノ・コト 逝きし人・時
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旧友の縁の取り持つ「北とぴあ」 孫の合唱 LINEに響く
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備蓄米千九百円なるを見る 枯れたはずの情熱のダッシュ
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長嶋に幾たびともなく重ねてた生きてく挫折のそのたびごとに
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ケーブルの規格合わずにプロジェクター 白布寂し初会議なり
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列はじけ声あげる子らを目で追えばせわしくもたのし花菖蒲のみち
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樹々青し そよふく風に 湯の匂ひ 胸のさざなみ 君が足音
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森高の「雨」の流れるスーパーの 外は雨降り 濡れてもいいか
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花咲かせ『記憶に残る人』あれば われはひっそり枯るる下草
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いつどこで見られていたか 今日の雨 「ふだんのおこない」からの真実
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奥入瀬の流れのごとき歌難し 岩穿ちつつ 苔結びつつ
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一歩ずつ湿度染み込むウォーキング道草うれしスーパーでホッ
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だれでもが飲んでいいはずだよね ちょっと気が引けているガストのスープ
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検査室待合の角冷え冷えと 交わす言葉の 密かに沈み
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寝ぼけ見る 鏡の中に せがれいて 驚く吾を 妻が頷く
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「長嶋が三割打てず」 寂しげに小数教えた 小五の教師
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風わたる けやき並木に きみを待つ 木の下影に 初夏を包みて
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これからも僕らのラッキーナンバーは永久不滅の『3』であれかし
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スシローの番号札が嬉しくも33番テーブルになり
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いつの日か来ると覚悟の別れなむ いま沈みゆく『ひかり』の時代
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鈴蘭の広がりし庭夕まぐれかほり纏いてその人思う
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いちばんの昭和が 落ちていきました 背番号3は 僕らそのもの
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全員が3の番号欲しがったあの頃が 嗚呼、遠く落ちゆく
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自治会の寸劇 詐欺師で登場す 学芸会から六十余年
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