tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

子や孫を御祖みおやにつなぐ縁なれば 寄りみちもよし 夢追うもよし
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蝋石で描いた 零戦・紫電改 幼き日々の 陽は沈みゆき
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「貸本」の アトムと28号と ちかいの魔球 紫電改のタカ/ちょっと思い出したのでメモしときます
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乳飲み子の 仕草ひとつの 愛しくて 声あげ泣けば なおも愛しき/改
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風止んで肌にじっとり夏の残 凪に躊躇う秋待ちの雲
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エレベーター 一階降りるは 罪なのか 背に棘刺さる 無言の圧よ
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フェンス際 彼岸花咲く 点々と もたれもせずに 紅き独立
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一瞬を 切り取り放つ 言の葉に 迷い戸惑う 事のはし
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石を這う蜥蜴や 虹色毒々し こうべを垂れる 彼岸中日
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差し出され 握り捻って みはしたが 埒も開かずに 返す瓶蓋
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「一日に三万五千回ほどの後悔してる」と脳の囁く
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生ぬるき水道水をに受けて仰ぎ見ている 秋の空らし
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ノンアルの ビール片手に 歌捻る 秋の夜長の 予行演習
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さんずいみやこと書ける朝の来る 夏の名残りの 惜しくもなくて
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秋の陽の化粧ガラスを透り来て緩き目覚めの我を包めり
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ドジャースやカブス・パドレス愉しくて 隠れ続ける巨人ジャイアンツファン
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幼な子の波追う姿や今井浜 水着懐かし 若き日のつま
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瞼閉じ秋の風音肌で聞く カーショー引退発表の朝
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うつせみの袖触れ合えど言葉なし 秋祭りの遠く聞ゆる
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輪投げせよ グランドゴルフも始めよと 朋かまびすし 敬老の朝
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人類の月に降り立つあの頃のワクワク感に似た、株価かな
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古の朽ちぬとぞ思ふ縁なり 黒曜石はひかりておわす/釈迦堂遺跡博物館にて/改
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既読スルー される側よりする側の こころを想い 哲学する夜
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老々の足音聞ゆ秋の日の慌ただしきかな金婚の旅/改
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見て見ぬのふりすらできず既読スルー ドリップ前のあざとき苦み
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悠久の富士の裾野の湯に浸かる たかが五十年いそとせ お裾分けにて
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金婚の祝い兼ねたる小旅行ふじやまビールにほろ酔う君は
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五十年丸めてポイと捨てるよに金婚旅行の部屋の屑入れ
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エアコンを神とぞ思う敷島の熱帯夜明く 彼岸花枯る
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幾度目の転生よみがへりかとふと思ふ  十六夜いざよひ月を追ふてみる夜
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