もち
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高三男子です。

秋空に 雁が点線 引いてゆく
5
秋の月 ノートの隅に もうひとつ
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金の花 鼻の奥にも 秋ぞ咲く
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露草は 空の雫を 飼っている
5
網戸越し 高周波鳴る 秋の夜
4
厚衣 かぎひっかける 草の実や
5
襟足に 冷気走りて 肌立つや
4
熱き茶に 舌先焼ける 秋の夜か
5
西陽受け 浮き出る指紋 営みや
6
半袖に 滑り込む風 秋来たる
6
おはぎ食べ 笑いおこれば 舞う粉や
8
名月の 光に絞る 瞳孔か
6
舌先に 触るるものみな 鉄の味
4
乾きたる 喉を裂く咳 響きけり
4
鶺鴒(せきれい)の 高音刺さる 鼓膜かな
3
燕去り 空の切り口 鋭角に
5
画面擦り 伸びる油膜の スペクトル
6
西陽浴び 赤く透けゆく みみたぶや
6
針進み かすめる濃霧 眼前に
5
靴濡らす ぬるき秋雨 おもき胸
6
時雨止み 道の泡風呂 輪がつくる
3
秋口の 袖引き伸ばす 朝の風
5
一歩出て 名もなきかほり 初秋かな
4
傘立ての 雫に残る 熱気かな
4
陽に透かし 手元に作る 七色や
4
室外機 夏のランウェイ 演出す
3
夕なれど ぬるきままなる グラウンド
6
夏風が 揺らせぬ荷(に)負い また一歩
4
赤シート 透かせば消ゆる 文字と夕
4
水滴の 落ちて色づく 木卓や
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