もち
12
8
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高三男子です。

甘さ消え 冷めた酸味の 一言目
4
雪道に 残す営み 増ゆる朝
5
あの思い出は 風邪シロップのよう 苦みに甘み残す
4
目覚むれば 草花たちに 粉砂糖
4
指し示す アプリの針は 南南東
3
豆撒いて 鬼は払えど 影のこる
4
冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
3
立春も 余寒が続き 予感欲す
2
着ぶくれて 靴紐遠き 冬の朝
5
冬の暮れ 帰り道の香 街ビュッフェ
4
枝に刺す 落ち手袋の 蕾かな
5
黒板を滴る粉、涙 湧き上がる歓声 跡を遺して
6
一限目 ものさしに触れ 身震いす
3
またいつか 別れた後の 缶温し
4
雪積もり 踏みしめる音 片栗粉
6
雪舞いて 音をのみこむ 冬帳ふゆとばり
5
薄氷を 割って冬から 覚めゆけり
3
噛み締めた 冬の唇 ひびひとつ
4
大事にとっておいた 便箋の封緘シール 枯れ色を纏ふ
7
寒分けて 小春を運ぶ 南風 黄砂と花粉 連れ来たりけり
9
寒響や 一歩の音を 二歩に聞く
4
砂たちや 舞って我が目に 小シロッコ
5
雪溶けて 冬リフレクション コレクション
5
凍冬いてふゆの 目の前に立つ 風を
6
三が日 何もしない日も 大切だ
5
雪落ちる 音のない夜に ひとり
4
黒コート 雪の集いて 白コート
3
軽油と蜜柑の香 まざる朝
5
聖なる 孤独包んで 結ぶ紐
5
頭上雲 偽りホワイト 聖なる日
2