Utakata
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高三男子です。
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可惜夜
(
あたらよ
)
に
中
(
あた
)
らぬ予感 我
惜
(
あたら
)
しむ
4
ハルノヒの かい放感は 開と解
3
春愁の 鍵穴回し さようなら
4
春潮や 濁りて心 定まらぬ
5
土筆らと 春の行進 並ぶ我
5
目覚むれば 頬撫でゆけり 春風や
4
突っ伏して 筆の進まぬ
目借時
(
めかりどき
)
5
啓蟄の 天道虫や
翅
(
はね
)
ひらく
8
夕霞 影に蕩ける 山の端
6
静寂に 低き声聞く 猫の恋
5
春一番 背中押されて 道開く
5
春浅し 道を彩る 赤き梅
5
沈丁花 不意に知らせて
春かおり
(
遥か居り
)
9
雨水きて 春の入口 半歩待つ
5
湯気越しに 眺む
離れ
(
かれ
)
や まるで夢
4
自転車の サドルに付いた 春の粉 払い始まる 朝
一日
(
ひとひ
)
9
甘さ消え 冷めた酸味の 一言目
4
雪道に 残す営み 増ゆる朝
5
あの思い出は 風邪シロップのよう 苦みに甘み残す
4
目覚むれば 草花たちに 粉砂糖
4
指し示す アプリの針は 南南東
3
豆撒いて 鬼は払えど 影のこる
4
冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
3
立春も 余寒が続き 予感欲す
2
着ぶくれて 靴紐遠き 冬の朝
5
冬の暮れ 帰り道の香 街ビュッフェ
4
枝に刺す 落ち手袋の 蕾かな
5
黒板を滴る粉、涙 湧き上がる歓声 跡を遺して
6
一限目 ものさしに触れ 身震いす
3
またいつか 別れた後の 缶温し
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