Utakata
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高三男子です。
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時雨やら 空たち喚き 一涙
2
日光や 青貫きて 目眩まし
3
塗りつぶせ マークシートは 川のごと 黒の
水面
(
みなも
)
を 走る夏
4
窓開けて 入りゆく風 細切れの うつつの中に 夢を見る
8
青育ち 幅員狭し 初夏の道
5
見上げれば ただ青空の 眩しくて 心と同じ 味気ない夏
4
ひとり居り 孤独といふ名の ガム
食
(
は
)
めば 期待の割れて 風船のごと
13
夕まぐれ ほのかに照る目 まぐれかな
4
夏めく日 陽光差して 肌濡らす
5
休み果て ひとり静かに 筆動く
6
雫跳ね 心に戻る 光たち
4
皐月雨 匂い立ちたる 土の香よ
4
風薫る 八十八夜 緑吸う
4
通知切る 軽い言葉の
泡
(
あぶく
)
など 底なき日々を 濁らせはせぬ
14
夕闇に 消えゆく君へ また明日 振る手の熱を 夜風に乗せて
16
おもみ増す リュックサックと 我が心
8
自転車で 受ける葉手紙 新緑や
5
空白を 文字で埋めゆく 春の暮れ
6
春風に 背中を押され 前進め
3
ひとときの 甘美を終えて 苦に沈む
4
影法師 コートの隅に 取り残す
3
虫やらを 避けて通るは 初夏の道
4
倒れきり 独り芽吹かん 時を待つ
5
風止みて 悪のドミノよ 終われと願う
4
別れだけ 葉桜の様に 彩消える
5
誰かへと 繋がり運べ 舞う花よ
4
散りゆく美 頭に移り 誰かに届く
5
春風や 撫でるに非ず 暴虐よ
5
挨拶を 喉にしまいて 花咲かぬ
3
花満ちて 光を連れて 卯月立つ
5
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