Utakata
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ふいんき
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うたよみん というところで呼吸をしていた野良猫です
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俺という雪がひとひら降り落ちる 喜べ、お前の好きな冬だよ
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熱が出たくらいで来るなもう泣くな氷枕を敷いたくらいで
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灯火の水族館だ タワーから見下ろす夜の開園時間
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そう、運でしかない君と会ったこと君といること君がいること
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「ほんとう」と言うよね君は本当は 「ほんとほんと」と言うよね嘘は
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二度寝してなくてよかった 祝日を知らないスマホが鳴らすアラーム
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人間に似せて作ったロボットのきっと直線的な内臓
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「ただいま」と話しかければ「おかえり」と言うはずのない椅子やエアコン
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喝采を浴びながら死ぬ ヒーローか悪だったかがその時わかる
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夢がある 風船みたいに三日月の端を掴んで君を撃ちたい
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死んだあと俺の日記が『かわいそうな ひと』って名前で本屋に出てた
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死んだあとエンドロールに貴暁の名がないことに笑っていたり
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飲み終えた後に気づいた「よくふってお飲みください」の嬉しそうな字
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サイコロで何が出たって「幸せになれ」と書かれただけのすごろく
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おふろで寝たらさかなになるのはほんとだった 背骨のまがったさかなになった
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大人には見えない「男」「女」の間にある「・」に活路を見出している
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こっちでは「いじめっ子」って「人殺し」と同じ意味だったから、ね、さよなら
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「もう夏」って、真っ只中にいるんだからわかっているよ、風鈴の音
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日本はもう半年以上夏なので残りに三季を詰め込んでいる
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今生きる全ての日々は世紀末 「世紀始」という言葉はないから
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俺が書いたんじゃないこの台本は さよならなんて台詞もあるし
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絞首台も地獄も一緒だっから怖いものなくて楽しかったな
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ぶっ倒れた、暑さのせいだ、甘っちょろい地獄の業火を嘲笑ってる
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休日に何もできないのではなく世が俺に求むものが多すぎ
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涙腺が乾いてるから大人です 月は追いかけなくなるでしょう
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あんたらが見える天使にだけ羽根が生えてるだけよ あたしが普通
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「革命だ!」一人の「3」が天下獲り残りの「3」は「3」であるまま
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せつなさの中にもツナが入ってる底でつぶれたお前のように
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更新し続ける君に会うまでの既出情報しかない街を
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恐竜の中はまっくら 寂しさを抱えて人も滅ぶのかしら
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