ふいんき
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うたよみん というところで呼吸をしていた野良猫です

向こうでも暑いのだろう 夏の夜は少し明るい墓地の街灯
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ありがとうお母さんでもその種に水をかけても花は咲かないの
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まっすぐに見つめてくれよ あたし達等身大のメスシリンダー
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星屑という名称は真っ暗な俺に輝くわずかな虚勢
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空っぽのスノードームという自己に鏤められる君のきらきら
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おやすみと言ってスマホるお前には俺と一緒に寝る義務がある
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ヨギボーの妖怪がいて、八月はあらゆる部屋の角に蹴飛ばす
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ディスコースマーカー、指を絡ませて踊れ言葉がまたたく夜に
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鬱だとか躁だとかってそれすらもニンニク臭いペペロンチーノ
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暑くする必要もない ただ生きて空はあかるく夏はかなしい
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もう眠い目の裏側に朝くらい明るいスマホの光が溜まる
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体温を知らない人が氷河期を知らない人が冬を彩る
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ロケットがたくさん飛んだ日曜日 平和だねって誰も言わない
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カラオケでいいじゃん 他人の人生をなぞって生きて幸せになる
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家の中で一番地獄に近い場所押し入れの上の段が落ち着く
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宝石の国でみじめに生きてんだ、笑顔を褒めるおまえはおかしい
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カブトムシなんているんだ ブラウザで生きてるうちは分からなかった
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きっと雨俺が死ぬ雨時も雨こんな空雨なんだろう雨
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何もしてないことまでも罪にして明日の祈りを抱えて眠る
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カフェインの入ったガムを噛んでいる きっと墓場にゃ売っちゃいないさ
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私は為 君はにんべん 別れても君なら誰とでもやってゆけるよ
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俺という雪がひとひら降り落ちる 喜べ、お前の好きな冬だよ
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熱が出たくらいで来るなもう泣くな氷枕を敷いたくらいで
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灯火の水族館だ タワーから見下ろす夜の開園時間
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そう、運でしかない君と会ったこと君といること君がいること
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「ほんとう」と言うよね君は本当は 「ほんとほんと」と言うよね嘘は
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二度寝してなくてよかった 祝日を知らないスマホが鳴らすアラーム
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人間に似せて作ったロボットのきっと直線的な内臓
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「ただいま」と話しかければ「おかえり」と言うはずのない椅子やエアコン
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喝采を浴びながら死ぬ ヒーローか悪だったかがその時わかる
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