Utakata
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案山子
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高校一年生です。
秋ですね。
曇天の上は いつも満天の星空なのよと 微笑む君は
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おれ人間 向いてないから バッタがいい パチンコの外 座る兄ちゃん
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僕たちは 毎日せっせと 食べる 食べる 今日もせっせと 薪を、焚べる
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十五の夜 隣で眠る横顔の奥に 私と同級の母
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同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
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朱が夜に 染まる境は ビル群の狭間 ちょうど僕の真上に
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追憶の君は 幼さ残ってる また同じ星を 数えられたら
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夕焼けの 沁みた空気の 手触りと 色と香りは 時間を止める
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電車内 揺れにしたがいシンクロす 朝に 眠い おじさんおばさん
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いま僕に また明日と言う太陽は 別の誰かに おはようと言う
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おっちゃんの こってりラーメン大盛りに ニンニクマシマシ 失恋の味
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それぞれの 朝を迎えて 支度をし ベルで着席している不思議
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ドン!と咲く花火が 僕には弾け飛び 光る血肉に 見えたあの夜
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寝落ち前 夢と現実行き来する 三途の川に慣れるためかも
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銭湯で友と使いし石鹸の減りが嬉しい夏の夜かな
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室生寺にて 緑濁の池に数匹の金魚よ 眼に鮮やかな朱
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各停に揺られまどろむ帰り道 陽の沁む瞼のだいだい色よ
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