謝りたくて  すみませんと 言ったけど  なんか伝わる 気がしないよなあ
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各地では 梅雨が明けたり 梅雨入りし 北海道は 日により寒い
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フル・ムーン 「もう赦して」と 願っても 御仕置つづく 変われぬ私
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吾の歩く傍ら風のごとく過ぐ登校急ぐ自転車の子等
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夕日背に下校時なれば男子おのこでも自転車押して坂登りくる
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麺すするその快楽のみ求めたり体重計よお前は敵だ
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嬉しさは思ったよりも続かない寂しさは人の形の影に似て居る
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学生の 頃に描いた 将来と 良くも悪くも はるかに違う
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今日も又一人の散歩他人ひとはたナスにピーマントマト花咲く
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緑濃き畑にカボチャの花揺れてさき実二つ朝日に光り
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里は今田植えの最中さなか水無月の風渡る田に早苗並びぬ
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梅雨風や民家の庭に慎ましく額紫陽花のゆらゆら揺れて
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水無月の雨に打たれてヤマボウシ一人バス待つ私の横で
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苗よりも すくすく育つ 雑草は もう収穫の 時期に突入
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空に向け枝伸ばしいるユキヤナギ萌黄色の葉風に任せて
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朝一で飲む手作りの甘酒は牛乳割りで免疫強化
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雨音に包まれながら目を閉じる 雨のメロディー音符が踊る
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女児向けのアニメ主題歌口ずさみその透徹さに涙するなど
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水を撒き 出てきた虹に 少しだけ ちいさな夏が 見えた気がした
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若きと枕を並べ語る祖母 雨蛙鳴く夜の昔日せきじつ
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行く人もまばらな午後にしとしとと濡れる舗装路並み木を映し
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希望にも似た温もりと明るさと夕風の街夏至近づいて
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最初は できなさそうと おもっても 練習すれば 大体できる
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酔いざましがてら 語らいゆっくりと 同じ速度で友と 駅まで
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もう夏か足止め見上ぐその空に 入道雲が連なり並ぶ
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晩御飯 たくさん食べて 食後には デザートおやつ 一日のシメ
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丈高き色とりどりの百合の花ニ羽の揚羽のつかず離れず
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葉を重ねみどりは深く色を増し蒼き悩みはいずこへと去る
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半夏生白き装い雨を待ちこふべを垂れて炎天に立つ
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なんとなく太き声かな水無月の梢に日毎鶯の鳴く
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