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投稿を始めて一年が経ちました。
軽やかに歌うように言葉が出てきたら良いのになぁ!
猫のいる幸せ🐈
四季折々の花🪻

晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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野っ原はススキと野菊に覆われてアキアカネ待つ頃となりけり
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蒼き蝶フジバカマ咲く山里へひらりと降りて羽を休めむ
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まっすぐな線路が敷いてあるように進んで行こう花も咲いてる
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憧れた田舎暮らしにさようなら都会の暮らしに夢を語ろう
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うらはらに思いと違い進み行くわたしはどこへ行くのだろう
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草抜きを少し怠り庭見ればカヤ茅の類いが野放図に生え
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姿よく紫紺の色に咲くさまは平安のきみ野牡丹が合う
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蝉しぐれあの日もひとり墓参り手向けた花は竜胆だった
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迎え火に誘われ父母は尋ね来て竜胆の花思い出の家紋
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リビングで独唱するはジブリ歌観客なしの「さよならの夏」
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暑き日に留守宅の猫気になりてエアコンつけて迷う外出
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暑さゆえ思考回路は切断し寂しき人は水を摂るのみ
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天空に少しの星が輝きてわれも星の子光とならん
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昨日より少し綺麗な音がする吹き抜けてゆく風とオカリナ
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変わりなき繰り返す日々美しき明日はいらぬ今日の温もり
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暑き日にゆふだちの雲待ち侘びる花壇の花は悩ましきかな
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墨を擦り五枚の短冊したためる祈りをこめて月は澄みけり
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ゆらゆらと儚げに咲く白蝶草ハクチョウソウ炎暑を忘れ涼しさを呼ぶ
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花壇には木漏れ日のもと凛と咲く花魁草オイランソウの赤色まぶし
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半夏生白き装い雨を待ちこふべを垂れて炎天に立つ
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葉を重ねみどりは深く色を増し蒼き悩みはいずこへと去る
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十薬と毒ダミというふたつの名どちらも良しと白き十字を
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額縁の中で見つけた蒼きケシ孤高に咲くやヒマラヤの地で
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緑なす五月の風の中に立つ白きシャツ着た君が手を振る
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おーい雲白いスニーカーを履いたのよ眩しく輝くお日さま見せて
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土をこね時計の針は重なりて終わりを知らぬ造形思考
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ネモヒラは地平の果てまで淡く咲き蒼き海へと溶けて重なる
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見渡せば木立の中の木漏れ日に白きシャツ着た在りし日の夫キミ
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気がつけばあたりは若葉の頃となり桜を探し過ぎにし日々へ
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