Utakata
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岬
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短歌初心者。
軽やかに歌うように言葉が出てきたら良いのになぁ!
猫のいる幸せを味わっています。
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陽は落ちて ムーミン谷に 影深く 彗星探し 海底を行く
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ちさき庭 日に日に紅く 色づいて 最後のひと葉 つたの葉揺れる
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感性を豊かにもって君らしく土のアートをしかと歩まん
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こうべたれ手仕事にやや没頭し気づけば夜のとばりがまぢか
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お天気を気にするように彼の人の心気になる恋愛予報士
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ものづくり琴線ふれる作品は平明にして気をてらわない
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豆を挽き珈琲を淹れひとり飲むひと日の始まり今日もいい日
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愛猫は朝食のあと猛ダッシュ家中めぐり嬉しい夜明け
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薄紅のちひさき蕾ほころびて
十月桜
(
ジュウガツザクラ
)
青空に溶け
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談笑の輪から離れて歩く道夕映え淡く川面を照らす
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終わるのも始まるもよし秋の日に私はひとり点景となる
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歌碑の立つ墓前にひとり詣で来て我なき後に思いを馳せる
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我が姉は美しき人歌を詠み若くして去り今日は命日
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友が問うフジバカマ好き蝶の名は記憶を駆使しアサダマオチャン
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風に揺れ白き花びら清々し秋明菊は秋をも連れて
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栄養を補給したくて立ち寄りし半年ぶりの本屋閉店
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若き日の不安や孤独をくぐり抜け心静かなひと日の終わり
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穏やかな笑顔の対応心がけ子ども食堂ボランティア楽し
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煌々と 月の明かりに 照らされて 平安人の 源氏を思う
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山の端に 薄紅色の 雲が行く ひと日の始め 秋の朝焼け
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急坂を しかと踏みしめ 歩く路 雑念は消え 頂き目指す
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空っぽの こころを山に 捨てに行く 高き空には いわし雲湧く
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白い皿 秋刀魚と並ぶは 深みどり かぼすのさし色 美しきかな
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夏過ぎて バーベキューは いつの間に 肉より秋刀魚の 出番が増える
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おい茂る 枝を払いし 空を見る 飛行機雲は 少年を乗せて
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早朝に静かに鳴くや猫の声起きてはいかがと我を促す
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アサギマダラはね浅田真央ちゃんと覚えるの友に教えた秋の日の午後
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肩の小屋手前で雪が降り始め引き返すことを決めた十月五日
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かの国は憧れし映画の撮影所ブロッケン現象の谷川を目指す
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背を伸ばしアサギマダラの飛来待つ凛と咲くのはフジバカマかな
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