街路樹の 足元埋めて クロッカス あけすけに咲く 無漏むろの強みか
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休み前 やりたいことと 睡眠を 天秤にかけ 寝支度はじめ
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文學の空座を英‐翻訳の辞、売文とは善き惡徳の華
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自然機械解析の夕きざす葦の茎は死を思はず 言葉
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都市を経し寒村の老婆は慾るCartierの首飾の留石 まで
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ころもかりぎぬくづる花争へ流鏑の音 正鵠を逸す 
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大切な ニュースもあるが 様々な ことがあるなか 野球が救い
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完全に 世の中は春 わかってる まだ冬服を しまえず着てる
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いつの間に 寝たのだろうか ここはどこ みたいな感じ 記憶を辿る
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話したり 言葉を理解 できぬのに 猫は仕種しぐさや 鳴くだけで
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青かった バナナは一気に 食べ頃で そんなに食べれず 買い物下手で
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汝 速やかに死ね――勅命下る白き菊花を手套にはらふ
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緩慢なる自殺と思ふ現実の高架橋より鐡塔に 吊る
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たおやかな夜風よ運べまごころのグッドナイトGood Nightを君へと運べ
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目覚めよく 朝早く目が 覚めたから 夜は眠たく リズムが狂う
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娘の誕生木ハナミズキが咲き誇る 遠くから見ても分かるキミん
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よく見るとツツジの蕾並んでる 順番待ちを楽しむように
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去年より半月はんつき早く食卓へ青菜と塩もみ胡瓜きゅうりの酢の物
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まだ冬を 引きずるつもり 旅立ちの 鳥鳴き交わす CLOUDY SKY
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モコモコのパジャマは役目を無事に終え ぬくい日差しを浴びた日曜
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呼び捨てで名前呼ばれる幸福感 名付けてくれたばぁばに感謝
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春服と 冬服上着 あと少し いききしながら 暖かさ待つ
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悲しみを 乗り超えて得る フリー切符 道行く未知の あなたの地図の
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ウトウトと いつのまにやら うたた寝を 二度寝三度寝 こんな時間に
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ストロング スパークリング ガラナ開け ギュとくる勢い 議案書作り
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古き良き 時代に在りし 両親と 祖父母そろって 囲む食卓
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休みの日 天気予報を いつもより 気にしてるから 雨が多いの? 
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六歳の 我が成長を 見守りて 鳴らなくなりぬ 豆椅子の笛
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陽だまりは 階段室の 踊り場に そこにかぐや姫 いるかのような
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内容が おもしろければ 勝ち負けが どうであろうと 野球はたのし
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