Utakata
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ぱっくりとヒビアカギレで皮膚われて冬越え今日も痛くて春
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春雨に髪をぺたりと撫でられて金曜の夜はなにも怒らぬ
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手のひらを天に差し伸べ確かめる傘さすほどの憂いかどうか
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故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
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叶わぬと知りつつ祈る掌はただあたたかき血潮の流れ
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うつむいて浮き世の泥に埋まるとき生まれたことの虚ろに問うて
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もう散るかまだ寒寒し夜風吹く生き急く花に恨みごと言い
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明るめの歌が書けなくなったとて今を読む事それしかできぬ
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友達の誕プレ買ってうれしいな渡せる日までは生きていられる
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真昼から明るい日差しに涙してピンクの色の花束を買う
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恋したらどんどん歌が出てきたが鬱になっても歌は出てくる
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祈れども居るかわからぬ神さまに常世の癡かを祓えと叫ぶ
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足元に落ちる光がでこぼこの木曜朝を優しく撫でる
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日常に押しつぶされて生きてなお心はどこか山を彷徨う
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車窓から川面を見たる少年の眼に写る煌めきよなほ
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夢もまた憧れもまた費えてしかさつく身体をいつ捨てるべき
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手のひらを天に向けてほうけ顔秋の雨雲確認するひと
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生き急ぐ心に拍車をかけにけり金銀木犀今年も香る
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遅延する電車の言い訳流れれば誰も彼もが傷つき給う
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おしろいの花もうなだれ秋雨は憂いの記憶を呼び起こす也
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眼裏に稲光居り秋の夜々実り肥えても眠り妨げ
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秋風に花は香れど姿なく遥か頭上に葛は咲き立つ
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腹上の猫よどうかどいてくれ君の生きてる熱が暑くて
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鬱々と湿気った夏をやりすごす浴衣を買ったまた生き延びる
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毛皮着た猫の横で眠る夏暑い可愛いいのちが暑い
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前向きに生きるために目指すのは早寝早起き食欲増進
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女児向けのアニメ主題歌口ずさみその透徹さに涙するなど
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嬉しさは思ったよりも続かない寂しさは人の形の影に似て居る
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麺すするその快楽のみ求めたり体重計よお前は敵だ
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劇的な人生なんていらないが静かに朽ちるそれも業腹
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