Utakata
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葉舟
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俳句も作っています。
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チャンスを得ステージに立つ親友が奏でしギター羨み聴けず
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エヴィアンのボトル飲み干す季節過ぎホットコーヒー二人のカップ
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煙突の屹立してる工場街広がっていく見渡すかぎり
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馬鹿げてるこの自転車を追いかけてわたし目指して走るのキミは
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南口駅前なんてどこにでもあるような場所告白の場所
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単純と言われてるのは昔から君の言葉のあやも分からず
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困ったなまだ桜咲く通学路靴ひも切れて独りたたずむ
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論語読みの論語知らずと言うけれど読まないアイツ丁寧さ何
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挨拶が大事だという先生を無視していたのは好きだったから
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みずみずしゼリーを選ぶ赤と青好きだった娘も今は大人に
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しばれると味噌汁すすめる演歌歌手思い出すのは霜焼けの時
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立ち呑み屋愚痴を呟き振り返る硝子窓には凍雨のしずく
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旅の空あられ激しく降りしきる三味線の音が聴こえし津軽
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丸まりて炬燵の上に猫二匹小さき方から先に降りたり
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神秘的君と星空見て語るどんな話も煌めきたりて
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逃げ腰の相撲は取るなと監督に言われて泣いたあの寒稽古
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佇んで山茶花の咲く公園のベンチで二人話した記憶
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いきなりに畳替えした父親に尋ね答える終はここにて
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光る君空想の中いないかと思う現実いつか会うかも
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言い過ぎたつい母のした失敗に老いの暮らしも随分になり
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但し書き見る検定の試験場彼氏は先に取得し焦る
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ホクホクと二人手に取る焼き芋を二度ハフハフと言って味わう
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爆速の勢い宿題やるという息子の言葉に呆れて物が
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しみじみと炬燵に座り茶をすする両親を見て胸に感謝が
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生き様を語るタレントテレビにて白々しいと思いし我は
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寂莫とする河原にて見上げしはあの黒雲の上の太陽
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いきなりに分からぬ問題出る入試鉛筆転がすわけにもゆかぬ
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悲しいとばかり言う友慰めず踵を返すか心惑えし
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豪雪の東北地方を行く列車コート着れども身は震えたり
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あのアイス食べられないとグズる子にもうすぐサンタ来ると慰め
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