Utakata
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葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。
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春雷の下で雨粒浴びながら手拭い探すポケットの中
6
身綺麗な娘に惹かれたのは遠き日か孤独な老いを虚しく過ごす
2
米一つ育てる手間は同じでも腹に入らぬこの値段では
4
生き様が正直だった母親を思い出しつつ自棄酒浴びる
3
誑
(
タブラ
)
かすのが当然の世の中に信じられるか我とはいえど
2
跳び箱を跳べぬと泣きべそかく娘運動音痴の父を恨めよ
7
これ以上我慢はできず恋愛のフリをするのは貴方となんて
1
カマキリの子らわらわらと溢れ出て草むらの中四方へと散る
4
せめぎ合う横綱相撲かもう少し踏ん張り効かせ挑めよ小兵
7
釣り人が川で釣り竿振る季節光の
煌
(
キラ
)
めき川面を揺れる
8
惨めだと思っていたのは自分だけ次の彼女が現れるまで
4
催事場各地の駅弁取り揃え売り子の声も張りを帯びたり
9
雷鳴の轟く季節ももう時期か夏雲の下雨を避けつつ
4
珍しい熱帯魚らを水槽の奥に眺める水族館で
6
木犀の花が咲くのはまだ先で夏のシャワーも待ち遠しくて
4
なんだかなやる気出ないな学校はもう一度だけ気合入れるか
3
だらしなくアイスを手にして二つ三つきらめく光の公園行くか
3
いつまでもピュアでいてねと思いつつ君と別れた時の切なさ
5
閑古鳥鳴く店ももう店じまいあの時の味美味しかったな
4
小雨降り
紫陽花
(
アジサイ
)
の花溜まる水流れ落ちては再び流れ
4
麗蘭という名を聞いて浮かぶのはかつての彼と胡蝶蘭かな
3
釣り堀の入れ食いの
魚
(
ウオ
)
釣り上げてタモへと入れる今日は大漁
3
イライラと机を叩くボールペン課長の顔に苦虫浮かぶ
2
流木の浮かぶ湖面にさざ波が連れて来るのかあの思い出を
8
ランドセルカバー黄色の一年生大きさ合うのは数年後かな
7
厳しいと言っては愚痴る息子へと部活の辛抱大事と聞かす
5
ただ食いと言うのは映画で見ただけで小津や黒澤映したかしら
3
まだ未練残して次に行けなくて君への想い重く引きずる
5
ミスチルの桜井さんも恋の歌歌う時には胸痛むのか
2
まずまずと言うのは謙遜本心は上出来だよと君顔浮かぶ
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