歩いてく 夜中の帰路を 隣り合い 父と話せば アイスが溶ける
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風そよぎ景色ぐるりと独り占め無量の歓喜誰も奪えぬ
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の腹のたぎるマグマは鎮まりて妻は茶を飲む暁の空
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坂の上たわわに残る柿の実が時雨れる街の差し色となり
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来ない人もちろん既読なしの人「いい友達になろう」あれから
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ビールよりアイスクリームより好きな娘(こ)に私もと恋は糖尿
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朝からの雨は昼には雪となり追い越し車線を行く車なく
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初恋をまたしませんか絵手紙は妻の弟子だが不倫じゃないよ
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縄文の人も食いけむ栃餅や土器のまわりに笑みのあふれり
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風邪に臥し身動きとれぬ日を過ごし師走の晴れに布団干し、さあ!
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能登の地で育ちし米を縁者より購いて食む 味わい深し
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自転車でコンビニ着いて気がついたクリスマスってすぐそこなんだ
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選り分けるてのひらの上の黒大豆 酷暑の夏を二人語らう
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カリカリとポッキーの如頭からししゃも食む曽孫ひこ四才男子おのこ
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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氷点下十一度という予想気温思い出せない夏の苦しみ
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冷えた朝鼻からせいよく吸い込めば粘膜凍るの知っている人 ︙居ますか?
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降り止まぬ雨の暗きを詫びるごと 束の間灯る茜雲かな
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同居でも基本孤食の我が暮らしバランス良くと知恵をしぼりて
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一晩中 雪の明かりに 照らされて 白夜なのかと 見紛みまごうほどの
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都市部でも大粒の雪低迷でらしさ失い明日は大雨
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病室の壁があまりに白すぎて何かぶつけてやりたい夜更け
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白い壁白い布団でみる夢は退院したら髪を染めよう
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『宇宙には文明を持つ生命体……』たちの実験場なる地球
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急いでも仕方がないことあるんだよベルを無視して終活休み
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針の目を たどるがごとく 街路樹の 背高ノッポの コニファーの列
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核家族などで習慣「大掃除」薄れる「やった」過去最低か
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のみこんだことばの欠片?のどのおく癌かもしれぬ石ころひとつ
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子らの来ぬ二人きりの年の瀬は気楽ねなんて ちょっと強がり
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負け越しの年と思えり年の瀬に「B.Jブリジットジョーンズの日記」で憂さを晴らせし
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