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裂けそうな こころをひとつ 抱えつつ 言葉をつむぎ 避けるあらそい
14
途切れしは 夢より儚く閉じられて 朝はぽっかり 空虚なままに
12
大合唱 玄関開ければコオロギが 秋も近しか猛暑日の夜
33
「先輩!」と 呼ばれて気づく 年でしか 人の上には 立てないのだと
21
君を
娶
(
めと
)
り 十年が経ち 君想う 心変らぬ
弥終
(
いやはて
)
の恋
10
呼び捨てに一人勝手に心躍る 脈を感じてもいいやつなのか
18
信号は 同じ景色見 四六時中 働いている 飽きぬのだろうか
17
試練だと 思いて日々を 駆け抜けて ふたり波を 越えて見ゆる
灯
(
ひ
)
14
ままならぬ 身の苦しさを 嘆いても 心はつよく あらんことを
21
会えなくても 大好きなんだ もうずっと ずっと一緒にいなきゃダメなんだ/ありのまま
14
長月の 嵐吹き荒れ 東京も 我は金策 集めに惑い
7
涼風が 朝夕吹きし 長月に されど酷暑は 未だ腰据え
10
過ぎたれば 悲しきことも 苦しみも 想い出となる 人の
勇
(
つよ
)
さよ
17
また行けず 行くと決めてた 大磯に 幾度夏来て 共行く者なし
11
草刈り前ふさりふさりと張り出したエノコロ草をよけつつ通る
32
何を美と するかは人に よるとして。 私は酢豚にパインを許さぬ
23
君の言う世界征服の夢の理想 意味わからんけど頷いておく
11
神になる!自信満々で語る君 肯定しないけど応援しとく
10
織彦の
逢瀬
(
おうせ
)
に想い 重ねては 指輪の箱と 天の川見る
9
思い出は 音に触れれば よみがえり 五感すべてを 呼び起こせり
10
考えも 心もすべて 枯れ果てて それでも見ゆる 朝焼けの月
10
秋雷や 川崎の馬場 ぬかるみて 人も足場を また取られたり
11
シャリシャリと月の形の梨を喰む夜暗がりに小さく泣いて
27
難しい経済談義する人もスーパー
はしご
(
・・・
)
してるのかしら/ラジオ聴きつつ
22
邦ちゃんの葬りの列をあとにしてコスモス園で涙を捨てる
20
晴れてても天気急変の可能性 白スニーカー履くに履けない
29
蘭奢待
(
らんじゃたい
)
臨終
(
りんじゅう
)
までに 聞きたしと 英雄の夢
吾
(
われ
)
は
伽羅
(
きゃら
)
焚
(
た
)
く
8
空青し されど予報は 雷雨なり 秋分の空 我には分からじ
9
街路樹に色なき風の通る朝 記録づくめの夏にさよなら
47
嬉し朝 猛暑に耐えたか ようやくに ツンと顔出し彼岸花咲く
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