ヨイトマケ言葉知らずも歌詞うたことば 胸に迫りて逝く星ひとつ
28
一日の 我への褒美 チョコモナカ ジャンボ想いて 握る吊り革
16
役に立つことなど考えなくてよいあなたのままで私のままで
20
大空へ 翼を広げ舞ひ上がる 綿毛のように自由を求め 
15
人気ひとけなき礼拝堂にひとり立ち聲を限りの四○四番
11
ゆず庵でにわかに流る誕生歌 見えぬ誰かに拍手を贈る
11
鬱陶しい梅雨が明けたらこの次は殺人的な猛暑が襲う
10
茅の輪の日 孫とくぐりて 半年の 感謝を詣でる 今日は真夏日
15
鳴神なるかみが 音を立てれば 梅雨空は  青きそらへと 変わりゆくもの 
11
回覧は私がもらうというような廊下の前の優雅な仔猫
21
日の丸のフェイスペイント歪む日に可決され国旗損壊罪は
9
空を見て洗濯物を外に干すこのぐらいしかドキドキがない
9
台風が過ぎた途端に暑くなり 文月待たず夏がきている /Utakata投稿六百首目
9
月曜日 鉛のような体には きっとあの子が 特効薬だ
15
夏至過ぎてふと仰ぎ見る青い空、もう快晴と呼べない日々よ
6
寝不足で 働いた我 褒めたいが サムライ達と 重ねるは無し!
6
梅雨闇の奥でしずかに紫陽花は知らない毒をたくわえている
11
午前二時試合開始に心得で今飲んでいるアイスコーヒー
7
起きれるか このまま寝ずに 午前二時 寝たら無理かな でも明日あす仕事
6
午前二時 夜風に浸る 影ひとつ されど顔には 明かりがひとつ
5
球際の小さな歪み滑らかに吸うは四年の積み上げたもの
11
GPSモニターに描く「みちびき」の8の字の軌跡は星のしずくか
5
試験中 監督するのは 好きな先生ひと 早く終わらせ 密かに見つめる
6
浮き世なる憂れひ忘るる高原たかはらに黄菅咲き満ち心安らぐ
5
穏やかに 支度をしていた 朝なのに 顔を見た途端 波立つこころ
5
「火星から海王星までください」と言う人のとなりでパンを買う
5
「ここにテキストを入力」を消す 私は一行の文学を殺す
9
着飾った爪の先から落ちる星 無機質な床は銀河になって
5
夏の肌四肢に乱れる梅の花それでも生きる尚生きる
5
僕の返歌 おひるまで いちどねるから おひるから かたづけるから とりあえずねる
5