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君の寝顔はこの世の哀も知らぬよう このまま目覚めぬほうが幸せ?
9
闇迫る秋明菊の
白魂
(
しろたま
)
が仄かに揺れるハロウィンの宵
34
五十億年しか
保
(
も
)
たないこの星で命をつなぐ君が眩しい
10
息切れて
蹲
(
うずくま
)
り居る 足元に 野菊は揺れり 晩秋の風
28
朽ちし葉は
螺旋
(
らせん
)
を
描
(
えが
)
き舞ひ降りる 露天風呂から眺む晩秋
35
板の間に素足をのせる冷たさで 秋の終わりが足の裏から
28
秋の句に収まりの良き語彙探す時間かかりて雲流れ往く
42
夜八時 シーリング切れ 慌て買い ヤマダで買いて いと感謝せり
8
我ミスを 犯して今は げんなりと 木枯らし吹きて 日々悔いて居り
13
遠過ぎずだが近くもないこの恋に
5
ヶ月焦れてる私を見てよ
15
厳かに ソナタ奏でて 昇りゆく 月の丸さの 不可思議な夜
25
渋柿を干して安堵の秋の昼 色変はる頃冬は来るなり
51
わが
庵
(
いほ
)
は木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
14
行く秋の陽だまりの中さわやかに空色朝顔風に揺れおり
30
ふかし芋もはや多くは口にせずなお父へ湯気届けたくあり
33
山を見て空を仰いで足元の
小
(
ち
)
さき花愛で歩く日々なり
42
短歌部の友へのメール「小生」を使ってすこし文士の気分
27
バイキング 麻婆豆腐は 禁止にしないか お前がでてくるからおかしくなるのだ
14
週一のデイ送迎の車窓より深まる秋の町並みを見る
40
愛猫は
二十年
(
はたとせ
)
を生き秋の日にニャンと一声そと旅立ちぬ/五年前幾匹も居た最後のこ
35
朝の度植物たちに霧を吹くこれも一つの祈りの形
58
訃報欄思い出深き人の名をしみじみ眺む秋深き日に
38
原宿にクレープ食べに行くようにおやきを食べに信濃へ行くか
31
また
一歳
(
ひとつ
)
歳をとりたる 我が身かな 初冬の風に 節々痛む
18
重ね着た罪を一枚ずつ脱いで見せる裸も公然猥褻
5
檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
44
くるくると回る落葉で気付くんだ風ってこんな姿なんだね
27
我は
汝
(
な
)
が あばら骨より 生まれたるか 広き胸に満つ 創世の海【聖書の創世記・アダムとイブより】
18
祝失恋 泣きたいけれど 恥ずかしい 後輩なんかに 奪われるなんて
9
ふわあっと 見上げた空に オリオン座 去年ぶりだね お久しぶりです
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