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ズタズタの心に塗られた塩を取りお前の致命傷に送る
2
出演の依頼も許可も出してない 君が夢に出て泣いてる朝四時
1
葬れるものならとっくにやっている 夢も希望もその片想いも
1
ひとことで僕を殺せる君の威力 好きと嫌いを間違えないでね
4
埋葬費をりしもてなぐさみに染む罌粟防火壁のもとに額づけ
2
放蕩の返済が果追はれつつ葡萄
圃
(
)
に裸婦は序する福音、鳩卵
2
小
約翰
(
よはね
)
まぎらはしくも謄本へ添ゆる洗礼名さへみわけがたかり
(
)
1
娼婦私生児しかれども父祖に
肖
(
に
)
てはなやかなる頬
実
(
じつ
)
を衒ひて
1
スーパーは隣町まで行ってます会ってもどうせ目をそらすんで
7
久々に目覚まし鳴るまで寝た時はなんだかふわふわ調子が悪い
10
夜が明ける 空の黎明 紫に 蓮咲く頃 はや目を覚ます
8
コーヒーのお湯沸かしてる間 早く出しすぎたアイスをながめる
5
梅雨の末街の向こうに光がさす 多分あそこに夏がある
5
コロナ禍よ早く過ぎろとAmazonが届くたびマスク探すこの手間
6
座布団のいつから上
によんしい
(
4C
)
のリフィル歯欠けのマルチな不幸
1
バナナならプロセス違えウォシュレット皮から逃げてああ水の中
2
不自然なもりもり写真ゲップ出てしゃーと一声威嚇してみる
3
諦めて捨ててしまえば気が楽になるばかりではない逃亡者
3
加減速装置忙しそれぞれの部屋の時計の
指示
(
針
)
従えば
1
災厄の起きるときには居合わせてなにかせざるをえないバグある
4
たぶん居てほしいのだろと見えたのでいてみて功徳積むことにする
2
よし尻尾ひっこぬいたら一日の始まりだよと携帯おこす
3
お嬢ちゃんこりゃおしゃかだよって言われ眉八の字にして嬢ちゃんは
3
雀蜂は怖い雀の顔も怖いすずめはさほど怖くない
2
トイレットペーパーのベロ揺らすカーボンヒーターの上昇気流
1
締切の躙りて寄れば賽の目の殘骸置ゐて冬の月影
3
くの字なる擬體まなこの見る色の白きひかりと燃やせし障り
1
災いにここを先途と騷ぎ立て轉じて福を招き込む才
3
窓際で傾ぎ凭れる円筒の転けぬ際なる技の絶妙
2
指穴の歪んだ楕円右左顔に見えなくなくもない虚
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