待ちあわせ 早く家出て 寄り道をしたら見つけた 欲しかった本
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再生機 製造中止 思い出の あの曲もみな 幻となり
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ごみ置場整え小さなボランティア黄の水仙が吾を見ている
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目的地目指し まっすぐ行くはずが いざなうか如しの 分かれ道
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祖母の家 木目の天井 眺めては 猫に見えたり 鳥に見えたり
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開花待つ 月下美人は 霜焼けの如 葉の先を 紫に染め
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「おいしい」と 手料理を褒められるごと「いいね」と評価いただく短歌/感謝を込めて(^^)
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昼も夜もひたすら眠る十六歳(愛犬) 「散歩行くよ」とそっと抱き上げ
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支えられゆっくりゆっくり散歩する 懸命に生きるキミは励みだ
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明日からは2桁気温並んでる みんな待ってる春はすぐそこ
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思い出す時間が徐々に減っていく それでも貴方きみを想い続ける
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ながら見をしながらいつも刺し子する 今日は実写の岸辺露伴きしべろはん
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アマプラにシリーズ全部上がってます 森山未來の「くしゃがら」が好き/刺草キロ様
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同じ事繰り返してる日々だけど それってとても幸せなんだね
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抱きしめて頬ずりをして 兄ちゃんら 奪い合いです 妹誕生
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壁にある 小さな点も つい一瞬 虫かと思い ただのシミでも
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愛犬と歩いたこの道この階段 思いを馳せる 戻らぬ日々に
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すきあらば貴方きみの笑顔が浮かぶので すきのない女を演じなければ
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図書館の 棚で偶然 目があった 私を見ていたような 背表紙
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風邪をひく子供のわたしひざ小僧うわんうわんと泣きたくなるよ
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リビングの窓際まどぎわひとり陣取って 陽光の下刺し子進める
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植物を 愛する人の 真心に 応えて花は 美しく咲く
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泣き出すと走って駆け寄りナデナデす 愛を振り撒く兄ちゃん二歳
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雨雲に 陽は覆われし 寒そうに 細く閉ざした 酢漿草カタバミの花
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古木にも生きる芽のでる力ある 逝く冬みつつ風光るなか
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もう一度 君の言葉を 聞きたくて 七秒前に さかのぼれたら
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結婚記念日きねんびに夫がくれたシクラメン 最後の一輪 可憐に開花
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ようやくに返信届き胸を撫でスマホを閉じる 長い一日
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コチコチと 静かな部屋の 秒針の音だけを聴き 眠れぬ夜は
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なるようになるさと言えることもまた勇気なのだと弥生の駅舎
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