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誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
60
傘の下耳を澄ませて聴いている降っては積もる雪の衣擦れ
44
カーテンの隙間からさす陽の光 私の闇夜も照らしてくれれば
15
こんにちは、僕らの夢まで行きましょう。手を繋いで、ほら駆け出して!
8
足元を 雪にとられても この桜 咲いてみせると 花芽膨らむ
37
また一つ冬を超えたね
掌
(
たなごころ
)
皺に塗り込むハンドクリーム
53
履歴書の特技の欄にいつか書く「自分の機嫌 取るの上手いです✴︎」
12
右頬に ぽつんと
面皰
(
にきび
)
ただひとつ 何をいまさら 夢を見てたの
40
四千キロメートル北へ行く旅の途中の白鳥
(
かれら
)
そっと見守る
20
雪女郎
(
ゆきじょろ
)
の この踏ん張りが すぎゆけば 春風が吹く 彼の岸からの
36
雪解けて道幅広くなった帰路春を思えど不馴れな景色
24
一晩で春には成らぬグラデーション嵐の夜の風音を聴き
20
戦争の 反対は 趣味 儲からぬ それでも豊か 歌も平和も
35
天空から 呼びとめられて ハッとする 陽を
跳
(
は
)
ね渡る 四羽の白鳥
/
一番乗り着ました
33
一塁
(
ファースト
)
はポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
42
ツツピー と 求愛の声 高らかに ヒトも素直に 好きと言えたら
59
ビブラートきかせて叫ぶ愛の唄 あなたの胸を震わせられたら
8
レコードの 傷で 針先 飛ぶ様に まぶたの奥で よみがえる日々
22
もう父に 届かぬ歌を 詠む夜道 去年の桜は今年もそこに
53
寒き日も 言葉の灯り あたたかく 明日を潤す 桜雨かな
59
本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
47
ごめんなさい。桜の季節に 十センチも 雪降らすよな 歌詠んじやって…
29
静寂な 田舎の夜は 淋しくて
雨東風
(
あまこち
)
の
音
(
ね
)
と 秒針の音
30
毎朝を ニューバランスの ステップで 東へ向かう
夫
(
つま
)
を見送る
45
桜の樹の下には何が埋まってる?私は「君の努力」に一票
8
花はまだ まだ先のはず 駐車場の フロントガラス 花びら一片
27
子の歩む速度で木々の
間
(
ま
)
を行けば卯月の枝に
早
(
はや
)
蝉の殻
47
氷雨ふる みる間に根雪の かさは減り 白い十字の 紫陽花を買う
35
海外で ツ と シ は笑顔の記号だと 知ってから見る ツツジ にっこり
54
我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
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