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板の間に素足をのせる冷たさで 秋の終わりが足の裏から
28
秋の句に収まりの良き語彙探す時間かかりて雲流れ往く
42
夜八時 シーリング切れ 慌て買い ヤマダで買いて いと感謝せり
8
我ミスを 犯して今は げんなりと 木枯らし吹きて 日々悔いて居り
13
遠過ぎずだが近くもないこの恋に
5
ヶ月焦れてる私を見てよ
15
厳かに ソナタ奏でて 昇りゆく 月の丸さの 不可思議な夜
25
渋柿を干して安堵の秋の昼 色変はる頃冬は来るなり
51
わが
庵
(
いほ
)
は木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
14
ハミガキ粉 ミントの名前が多すぎる 僕もいくつか考えたい
10
行く秋の陽だまりの中さわやかに空色朝顔風に揺れおり
30
ふかし芋もはや多くは口にせずなお父へ湯気届けたくあり
33
山を見て空を仰いで足元の
小
(
ち
)
さき花愛で歩く日々なり
42
陽が昇り食べては寝るの繰り返し俺の人生とてもシンプル
14
公園の梢の奥に百舌鳥の声 紅き桜葉秋空に映ゆ
37
短歌部の友へのメール「小生」を使ってすこし文士の気分
27
バイキング 麻婆豆腐は 禁止にしないか お前がでてくるからおかしくなるのだ
14
日の暮れて窓辺に立てば街灯りさざめき揺れて空に金星
39
愛猫は
二十年
(
はたとせ
)
を生き秋の日にニャンと一声そと旅立ちぬ/五年前幾匹も居た最後のこ
35
朝の度植物たちに霧を吹くこれも一つの祈りの形
58
訃報欄思い出深き人の名をしみじみ眺む秋深き日に
38
「二人なら美味さも倍」と独り言 土産の銘菓食み茶をすする
31
原宿にクレープ食べに行くようにおやきを食べに信濃へ行くか
31
また
一歳
(
ひとつ
)
歳をとりたる 我が身かな 初冬の風に 節々痛む
18
重ね着た罪を一枚ずつ脱いで見せる裸も公然猥褻
5
檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
44
くるくると回る落葉で気付くんだ風ってこんな姿なんだね
27
我は
汝
(
な
)
が あばら骨より 生まれたるか 広き胸に満つ 創世の海【聖書の創世記・アダムとイブより】
18
デイケアでおしゃべりはずむ女性陣寡黙な小数男性陣よ
27
祝失恋 泣きたいけれど 恥ずかしい 後輩なんかに 奪われるなんて
9
白菜の葉から葉へと紋白や ぬくき陽が差す午後の菜園
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