オペ室のライト点くとこ見たかった全身麻酔夢すら見ない
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友と会い 酒を交わして 気づくのは 虹と見紛う 宝石の時
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鼻の奥涙の波が寄せることバレたくないから夜を呼んだの
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花の無き 季節に枝に 灯をともす 梅花ばいか可愛や 春浅く満つ 
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好きな色変わったんだね 覚えてる ずっとずっとあなたを見てるし
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年暮れて 有象無象の 声なき声 包んで降らん 新雪の夜
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ゆりかごからブランコへ。帰り道、少し線香の匂いがするね。
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フライパン振り上げたい日もあったのに面会人はやさしく笑う
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かじかみぬ手をり合はす 帰路の宵 ねぎらふ如し 上弦の月
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年の瀬の気配とどかぬ病室で正月準備考えており
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伊達巻の作りかた知る余白かな正月料理をひとつなまびて
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ふるさとの 色を集めた 我がフォルダ 3MB ただいまの色
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さぁ古代を掘り返す時。うん、よく浸かってる。祖母の手と重ねる。
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一年を振り返ってみたところ今年の抱負が思い出せない
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ねぇ、暖かいね。雲だね。ねぇ、ゆりかごの時に言ってくれた言葉。
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白と赤、ピンクは六つにぎやかに薬が喉を落ちてゆきます
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笑うとて 「そこ」に見えるは 何者や 己は知らぬ 泡沫の果て
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白き画布に 向えば百鬼夜行する 未知のイメージ 徐々に現る
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鳥はみな 味を知るのか 手つかずのまま 枝でれゆく 渋柿か
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差した日に 重い目開けて 手元見る 未送信の 『おやすみ』ひとつ
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手を繋ぎ 頬染める君 浮かべては 指先冷やして 君を待つ冬
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クッキーが本当にたまに食べたくなる輸入お菓子の甘いクッキーが
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散らかって調和のとれぬ中に居て落ち着けるのが我が家と知りぬ
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「お正月どこから来るの?」母さんは黒豆吹いて笑ってたっけ  
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今朝はもう初日となりて輝けりすごいねわれも負けてられない
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「おふくろの味に似てきた」もしかして褒め言葉だと思ってますか
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初春の 霜を踏みつつ 行く先は 樹海か都会 果てはその先?
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結婚の報せを見ると年末と年明けがすぐやってくるから
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瘡蓋かさぶたになったからもう大丈夫泣いて笑って乗り越えたよね
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新しい空気を吸うとそれだけで生まれ変わった気持ちになって
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