Utakata
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赤珠
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冬極み 車窓に見ゆる 富士の山 国の若きに 気張れ語るか
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寒風が 肌刺さりたる 成年日 されど見ざるは 振袖袴
9
日が明けて オートサロンは 現実夢 今我見れば 苦闘の身なり
4
またも行く オートサロンに 電車にて いつか全日 見たき願いて
6
西船で 四季島見たり 睦月の日 幕張向かうに 良き気分かな
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七草に 降りしきりし 初雨は 土砂降りなりて 帰りを阻む
13
街濡らす 仕事初めは 雨予報 乾きし日々も 和らぐと見て
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巳の年が 始まる年始 電車中 やはり見ざるは 振袖の
女
(
ひと
)
14
我若き 頃に試用で 切られし社 晦日で見たり 未だありきを
8
古守り 返しの
途中
(
みち
)
の 教会は 変わらぬまでも 活気失くせり
12
古守り 洗礼受けたる 我が身には 不要なるもの 晦日も返し行く
13
歳末に 古守り返す 大師前 初詣備える 露天屋見つつ
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骨納め 父休ませる 帰り道 冬至の道は 和らぎしかな
20
南瓜
(
かぼちゃ
)
煮る 普段のおかずと 母言いし されど気付かじ 今日は冬至と
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冬至り 完済知らせ 届きたり 長き戦い 終わるよろこび
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愕然す 初冬の訃報 ミポリンの 遠き街への 何処旅立ち
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コート着て 闊歩するのに サンダルと 裸足の男は いとすさまじき
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兄母も 強く言いたる 職訓やれ されど生活 憂う初冬に
8
仏具屋に 若者見ざる 秋の暮れ 神仏はなきか かの者たちは
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晩秋の 寺町歩む
洗礼者
(
クリスチャン
)
仏具屋並び 異界感ずる
8
寒き朝 零キロ標が 述べたるか 汝の旅路 気をつけ行けと
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セール期は 我が身酷使し 身をやつす 休日出るかを 悩む朝なり
11
現代っ子 洒脱似合いし 北の富士 力士なし得て 天往く初冬
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二十億 光年にアトム 詩を記す 谷川翁は 果てへと向かい
14
父去りて 明けに訪ねし 礼拝で 父の冥福 願う晩秋に
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兄の妻 我驚し その方は 母が裂きたる 元部下なりと
7
代替わり
従兄弟
(
いとこ
)
ふたりも 代わりたり 加わらじは わが身のみなり
4
涙雨 父の旅立つ その朝は
何故
(
なにゆえ
)
か寒き 秋の半ばに
10
父の死で 喪服取り出し まず端に クリーニング頼む 晩秋の夜に
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川口の 花火の音が 響きたる 父への手向けと 祈る立冬に
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