Utakata
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赤珠
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長雨は 未だ晴れざる この国は 去年と違う 冷たさ感ず
6
穏やかな レオ翁の語り 耳残し 翁は急往く 秋曇の中
7
三千本 打ちたる勲 太く生き 静かに往きし 秋雨の下
5
今年もか 長袖水着 店並び 肌見るビキニ 店で見ざりし
8
すすき雨 連日降るも 今日晴れて 最後の海浴み 機会ものにし
8
片瀬浜 九月入れど 海浴みて 夏の終わりは まだ訪れじ
5
有休を 消化せしめる 暇貰い されど
次職
(
つぎ
)
まだ 決まらじ震え
4
不採用 またも採られぬ 我が身なり 夏の最中に 心また減り
8
林檎飴 片手持ちたる 少女舞い 母が見守る 七夕祭
4
国揺らし またも肥後の地 襲いたり 麻生やしへの 神罰なのか
6
また黄雲 隅田の花火に 不安なり 見られじの我 されど気を病み
6
豪雨予報 よりによりての 花火の日 隅田川行く 人の無事祈す
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不気味なる 黄雲現る 梅雨明けに もたらされしは 豪雨すさまじ
5
もう死ぬと 告げるユーモア 残したり 五郎教授の 盛夏の旅立ち
16
我が生は 八つで消えてる はずなのに 何故天は 今も生かしたるや
6
設備士の 試験また落ち 心折れ テキスト捨てて 諦める夏
8
面影は あの人に似るか 制服の 美少女見かけ 悔い思う梅雨
5
ありがとう 天に招かれ 旅に往く 後梅雨に聞く ヨイトマケの唄
11
ガッツあり チャンプとなりし 破天荒 迷言残して 梅雨に還りぬ
11
水無月を 迎えて背中 震えたる 値上げ見据えて 次職探さんと
5
ダービーは 苦労人勝つ またしても 加え二冠と 秋に夢見る
5
春暮れに
道化師
(
ピエロ
)
掴みし 樫女王
鞍上
(
やね
)
の女子にも 誉れもたらし
3
若菜摘み
最盛
(
さかり
)
の頃に 悲報聞く 声のわかなの 早き身摘み
7
連休も 変わらぬ仕事 出でたるも 覚悟決めたり 今年が最後と
11
ゲージツ家 天命知りて 別れ告げ 天へ離陸す クマさん見事
13
戌の刻 残業終えて 帰る我 新歓客の 駅前惑い
10
職場去る
難病
(
やまい
)
得りたる 先輩は 足挽くる春 涙零したり
11
智歯
(
おやしらず
)
遂に抜きたる 春さなか 続く
痛痒
(
つうよう
)
されど
変革
(
かわり
)
か
8
高校
(
まなびや
)
を
卒
(
で
)
て
三十年
(
みそとせ
)
も 我迷い 情けなくも 転職始める
6
紋付を 着たる十二の 少年よ 卒業式で 着てよきものか
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