娘等が 巣立った後にタイマーの ありがたさ知る夜更けの帰宅
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ありふれた元素四つの構造美テトロドトキシン解毒を阻み (炭素、水素、酸素、窒素だけ・短歌の美にも通じて)
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「ご自由に」と柚子と橙並べ置く今夜だれかのおふろに浮かべ
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懐かしき亡母の甘露煮 金柑のたわわなる実は冬天に映ゆ
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豪雪で家に籠もりて幾日か 食料尽きかけ いざ買い出しへ
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罪人の刑場跡の桑の実を恐れず食んだ子らも大人に
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羽田にて夜景横目に着陸し忘れたものは空飛ぶ心
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水面にビッシリと氷 藻の蔭でメダカは ひたすら 遠き春を待つ
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顔中にご飯くっつけ笑ってる幼よいくさ知らずに育て
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連日の吹雪を止める手立てなく今朝この街も降り始めたり
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雪かきの苦労なき冬 後にした町より届く雪の風景
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冬の道あなたの足跡追いかけて共に歩める喜び噛みしめ
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寒さゆへ時すら縮むと思ふ日々 むつむ間もなく睦月は過ぎて
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梅の木に毎年花が開くのはあたりまえではないと知りけり
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下向いて笑ってるよなやぶ椿風にゆられて春を待ちます
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勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
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川べりに 一羽の鳥が 悠々と 夕陽を浴びて 伝えし自由
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大雪の知らせに動けぬ人の群れ何年経っても変わらぬ景色
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今までの 歌を見返し 思い出す 喜怒哀楽と 日々のあれこれ
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学級の 隣の席の 子も知らぬ 我の一面 Utakataここに隠せり
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ふかふかの雪は五寸を越すほどかサラサラと落ちスコップに残らず
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重なって乱れた髪に櫛入れる君を見つめた月のある夜
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行っていい?娘にすいとん汁を出す「これって・・・」覚えてくれていたんだ
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折り紙で箱と受け皿作り出すユーチューバーの魔術を盗む
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雪の舞う義母ははの忌日の墓参りローソクの火も早々に消え
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関係はないと言ってはみたものの トゥルーマザーの影がちらつく
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プラマイがゼロになるよう神様が 与えてくれた私の余生
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優しさを 持ち合わせたる 君の目に 映る未来を 共に生きたし
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願いごと叶えず吹雪に佇みて涙の地蔵に雪はふりつむ
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老梅の萎えし枝にも雪積もり 冴え冴えと立ち大寒迎ふ
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