盲目に なってもいいの もし君が 私の両目 覆いたいなら
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うまくない 血を入れ過ぎた チョコみたい 短歌のふりした プロパガンダは
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彼岸より戻りし切り身に繁栄を 鮪に成りて 男は望む/映画『デッド寿司』
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北向きの 玄関先に立つ梅の 固き蕾は これからひらく
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紙パック 交換される日 待ちわびて 今日とてルンバ壁に佇む
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「友達と遊べるのって最高だね」 公園の子よ どうかそのまま
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いまはまだ「他国や財務省のせい」 やがて言い出す「国民のせい」
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ユリの木は枯れ花つけて空に立つ春を忘れずかすかな芽吹き
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新しいケリケリ猫に渡したら猫喜んで蹴りに蹴りけり
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うっとりと メロンの如く 美しき ひびりたる 失恋も有り
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青空に枝を広げる大木のそれぞれ抱く宿り木まろき
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切りたての君がショートの襟足よ 春空仰ぎ吾頬赤め
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真っ白なレースのカーテン揺らしつつ 春風ふわり 部屋へ迷い込む
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飲み会だ!またはぐれたぞ!余ってる飯を食べるぞ!また行きたいぞ!
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幾春いくはるを 越えれど 未だ芽吹かざる 蕾の秘める恋よ 何色
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福豆を年の数だけ喰む夕べ膝で微睡む猫大あくび
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萎れたるポインセチアの花殻を摘みて春光注ぐ如月
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海の街 淡き海月くらげの 幻か ビニール傘が 連なりて行く
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夫逝きて三年みとせ目の春紅梅の咲きて嬉しや命の満ちる
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味もなき白湯をすすりて酸ひ甘ひわが身の内の塩梅を知る
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さよならの 言葉吸い込む 皐月の空 また多分君の 夢を見ていた
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弟は確かな手つきで淀みなく描く弟みたいな図形を
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飲み明かし ムソルグスキー 想起する 絵が重なりて 門が開きたる
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吾妻山 冠れし雪が 形変え 衣を少し 脱ぎたるように
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明け方の 夢に出て来し 通学路 我が母も師も この世に亡きに
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ケ・セラ・セラ明日は明日の風が吹く 気楽にいこう空は澄んでる
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明日から 期末テストの 筈だった インフルBで 自宅療養
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まどろめば 携帯電話の ベルの音 鈴虫のごとく 飛び交う車窓
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後悔はしないで最期迎えたい 私の人生私のものだ
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前世ではスパイをしてたらしいから その分派手な口紅を塗る
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