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人の和に入るも入らぬも人の
儘
(
まま
)
椋鳥もよし百舌もまたよし
11
絆
(
きずな
)
友
(
とも
)
家族
(
かぞく
)
仲間
(
なかま
)
とかまびすし 独りで居るがそんなに変か
7
犬猫を殺して喰えば罪ならむ牛豚鶏はさまで言わねど
6
児の増ゆる南の国のあり様を 児の減る国は範とせぬかは
5
児の増ゆる昭和の頃のあり様を 児の減る今の範とせぬかは
9
この夏の流行りならむと胸張るも 男の日傘顔隠しゆく
15
ごちゃごちゃの資材置き場のわきに咲く白い昼顔待つ人のなく
25
ネット猫 勝手に
ミックジャガー
(
ミック
)
と 愛でてたら サブローだった ミックだってば
13
クセ強の つわ者どもは カヤの外 云えば噛みつく 云わねばのさばる
22
吹く風にこころまかせて雲を見る梅雨のもどりの気まぐれの
涼
(
りょう
)
31
子のもとへ 車走らす オホーツク 途切れぬ山の みどりは豊か
38
麦の穂を 自由自在に 遊ばせて 光をうつす 風のマエストロ
47
二度咲きは小さく可憐 夏空に薄紫の藤の花咲く
29
夏祭り 歩き雨降り 濡れ始め 萎える人々 いい気味音頭
5
星ならば 見えて届かぬ あたりまえ 君との間
30
光年
26
どしゃ降りが上がって一気に蝉時雨 この声もやがては懐かしくなる
23
頑なに夏は綿と思ってた 確かに涼し エアリズム着る
32
行きつけのドラッグストアはチョコミントアイスないけど卵が安い
13
ノートルダム寺院。青年戴冠式に侯はば受け賜らむか 御旨
8
祖国なし 埃及出自浅黒き橄欖樹へ暗紅の實はふふらまず
8
洗礼名ヨハン・シュトラウス ドナウは昏く靑きゆゑにうつくし
11
朝餐ののちは死化粧 鏡臺へ姉妹の十姉妹が嫌に悲しき
7
田園交響樂さびて明るしいもうとは家系図譜へと贖 は る
10
朝起きて空見上げれば赤トンボ 信濃の朝はもう秋かしら
35
「兵器には自由があってころしてくれるぼくたちの敵に 自由は?」
6
志願せる少年兵はためらはず窃盗、強姦、虐殺す けふのことだよ
8
万国旗 ゆめのやうなる朝の空へ人は手をさしのべてをりぬ へ
6
われわれは優生学の黄昏に未來過去へのプルトンの鐘を負ふ
7
夏草へうづもれゐたる兵數多。骨晒れて芥子色の帽垂は
7
泥濘の河亙りみな殺められし。ひとつぶの石骨壺へ収め
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