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東雲
(
しののめ
)
の空明け染める細路地に其の儘のキミ現わると信じ
9
人の和に入るも入らぬも人の
儘
(
まま
)
椋鳥もよし百舌もまたよし
11
絆
(
きずな
)
友
(
とも
)
家族
(
かぞく
)
仲間
(
なかま
)
とかまびすし 独りで居るがそんなに変か
7
犬猫を殺して喰えば罪ならむ牛豚鶏はさまで言わねど
6
児の増ゆる南の国のあり様を 児の減る国は範とせぬかは
5
児の増ゆる昭和の頃のあり様を 児の減る今の範とせぬかは
9
この夏の流行りならむと胸張るも 男の日傘顔隠しゆく
15
浅間山 北に噴煙 たなびきて 我の心を 導く矢印
16
ネット猫 勝手に
ミックジャガー
(
ミック
)
と 愛でてたら サブローだった ミックだってば
13
クセ強の つわ者どもは カヤの外 云えば噛みつく 云わねばのさばる
22
子のもとへ 車走らす オホーツク 途切れぬ山の みどりは豊か
38
手を貸すと
いーよ
(
嫌よ
)
いーよ
(
嫌よ
)
と怒られる 吾子は一人でズボンが履ける
42
麦の穂を 自由自在に 遊ばせて 光をうつす 風のマエストロ
47
恥ずかしい思い出ばかりが甦る 恥を知らずに生きてきました
40
夏祭り 歩き雨降り 濡れ始め 萎える人々 いい気味音頭
5
気に入りのクッキー缶に本年の七夕飾りしまい納涼
40
夏休み静けさの中出勤す 校庭には
早
(
はや
)
工事の足場
43
風鈴や蛙の合唱舞う蛍この街に無い夏の憧れ
27
温い風、肌灼く日差し、蝉時雨 ぼんやり歩く真夏の街路
14
五輪祭 地続きで鳴る銃声よ
79
年の広島忌
哉
(
かな
)
36
行きつけのドラッグストアはチョコミントアイスないけど卵が安い
13
ノートルダム寺院。青年戴冠式に侯はば受け賜らむか 御旨
8
祖国なし 埃及出自浅黒き橄欖樹へ暗紅の實はふふらまず
8
洗礼名ヨハン・シュトラウス ドナウは昏く靑きゆゑにうつくし
11
朝餐ののちは死化粧 鏡臺へ姉妹の十姉妹が嫌に悲しき
7
田園交響樂さびて明るしいもうとは家系図譜へと贖 は る
10
朝起きて空見上げれば赤トンボ 信濃の朝はもう秋かしら
35
気がつけば靴も鞄もTシャツも電車柄だね二歳のわが子
40
「兵器には自由があってころしてくれるぼくたちの敵に 自由は?」
6
志願せる少年兵はためらはず窃盗、強姦、虐殺す けふのことだよ
8
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