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縄文の人も食いけむ栃餅や土器のまわりに笑みのあふれり
31
「親友」の言葉を舌でころがしてとけないことを確かめている
18
土下座とか父が求めたその日から フランチャイズの暴力癖が!
5
僕だけが固執されてる月たちに 君が愛とか込めちゃうせいで
8
膝乗りて 触れなば逃げん 天邪鬼 君の前世は 猫じゃなかろか
10
捨てられた残飯(つまるところの夕焼けではないか)
小さき文字
(
夕焼け。
)
になる テスト~テスト~test
6
夏の瀬に 線香花火 握りしめ なかなかつかない マッチを擦る
8
暗いけど 分かるもんだね 君の顔 そんな顔 しないでいてよ
8
僕たちの羽はまだすこし短くて飛べない壁の前で手を引く
17
肉まんが 温まるのを 待つあいだ 何もできない それでいいのだ
10
いってきます 鍵握りしめ 笑いながら ドアを開けたら 何か変わるかな
10
名も知らぬ愛する誰か夢に見た 枕に染みる輪郭のひと
8
あの世こそ みなの末後の 行先よ 月の光も 終ぞ届かぬ
10
逢ふことの 揺れぬ恋路の 今日なれば 二人の
よ
(
世、夜
)
には
かかる
(
罹る、懸かる
)
雲無き
7
そういえば 声は忘れて しまったな 笑い顔なら 思い出せるのに
11
能登の地で育ちし米を縁者より購いて食む 味わい深し
30
火葬場の 骨の白さに 雪まじり されど地球は まわるまわるよ
8
日常の 泥の中から ときめきの ことばにのせる 三十一文字
11
薄明に アネモネ愛でて 待つあいだ 雨上がりの 木漏れ日の下
9
どうしたの 戻れないのは 知ってるわ 全くほんとに あなたは馬鹿ね
6
枯れ木林 空を昇る 白吐息 見上げる紅葉 踏みしめ進む
10
好きだった駄菓子が僕より先に死に 先月癌で母が、死んだ
6
もうちょっと話せばよかったあの人と勝手に一人で失恋気分
10
地球はね今この時も回ってる されど人生上手く回らず
13
声重ね
午未
(
ごび
)
に
宵
(
酔い
)
にと 移ろへば 名さへ忘るる 欠けし逆月
10
カリカリとポッキーの如頭からししゃも食む
曽孫
(
ひこ
)
四才
男子
(
おのこ
)
29
クリスマス今年は平日クリスマス気楽にケーキだけ食べよう
10
甘い目へ 六〇センチと 白い息 「君が好きです」 夢想かさなむ
7
雨と鐘 うたれうたれる 湖畔には 水にはなれぬ 僕とリナリア
9
雨あがり
人気
(
ひとけ
)
の無い路地 イブの夜に 南天の実が 一粒手に落ち
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