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朝からの雨は昼には雪となり追い越し車線を行く車なく
34
初恋をまたしませんか絵手紙は妻の弟子だが不倫じゃないよ
10
風邪に臥し身動きとれぬ日を過ごし師走の晴れに布団干し、さあ!
19
自転車でコンビニ着いて気がついたクリスマスってすぐそこなんだ
29
選り分ける
掌
(
てのひら
)
の上の黒大豆 酷暑の夏を二人語らう
26
きみに会う予定がわたしの睡眠剤 やわいときめきかかえて眠る
15
父さんの
お母さん
(
おばあちゃん
)
から僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
50
イブイブにデートしたから気が抜けてお風呂キャンセル界隈と化す
16
氷点下十一度という予想気温思い出せない夏の苦しみ
24
冷えた朝鼻から
勢
(
せい
)
よく吸い込めば粘膜凍るの知っている人 ︙居ますか?
18
降り止まぬ雨の暗きを詫びるごと 束の間灯る茜雲かな
31
都市部でも大粒の雪低迷でらしさ失い明日は大雨
17
病室の壁があまりに白すぎて何かぶつけてやりたい夜更け
19
壁に穴母の眉間に皺ふたつ少年たちは大人になりぬ
12
『宇宙には文明を持つ生命体……』たちの実験場なる地球
18
急いでも仕方がないことあるんだよベルを無視して終活休み
20
あの窓もこっちの窓もほの明かり眠れない人この指とまれ
14
針の目を たどるがごとく 街路樹の 背高ノッポの コニファーの列
32
核家族などで習慣「大掃除」薄れる「やった」過去最低か
14
のみこんだことばの欠片?のどのおく癌かもしれぬ石ころひとつ
13
幸せは看護師の手の温かさ眠れね夜も痛みの朝も
24
子らの来ぬ二人きりの年の瀬は気楽ねなんて ちょっと強がり
27
眠れずに父よ母よと呼びてみる吾に降り積もる愛(め)ぐし面影
27
眠れずに想い出降り積む年の瀬にうたかたの友愛してやまず/らいとしょっぷより
28
負け越しの年と思えり年の瀬に「
B.J
(
ブリジットジョーンズ
)
の日記」で憂さを晴らせし
13
高層のベランダからは憧れのキキの魔法が翼を広げ
18
もう少しあと少しだけ光ってて 今年最後の夕日が沈む
19
初茜
(
はつあかね
)
詠みたいところ やはりグレー
天
(
あま
)
翔
(
か
)
ける馬 まなうらにあり
/
元旦
38
病み上がりなれば訪う人もなし正月だけが静かに来てた
20
めぐっては消えないままの後悔が午前三時にわたしを起こす
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