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昨日今日、バナナとプラム茹でた芋ゴリラと同じ朝食を摂る
18
朝顔の花も葉もなお揺れており風のかたちを触れず見ている
18
湧き上がる寂しさあるがさらさらのタオルケットに夜はくるまる
19
図書館に行こうとするとジーンズがグズって行けぬ
P
М
一時
19
うっかりと君に触れたら感電死するかもしれぬ暑い浜辺で
19
夕膳に笹舟にのる豆腐ちくわの穴を覗けばふるさとの海
21
親と子が 孫とひ孫の顔になり ひいじいちゃんの思い出話
35
世界一自分勝手なクワガタにきゅうりとゼリー甘やかす ぼく
26
復活祭へにがき蕗煮ていもうとはロザリオなどゆめかけざらむ
6
世の人に媚びへつらわず正直にそんな母娘を救う人あり
18
呪はるる國民たるを耐へず戰争の責任転嫁さる 死者へ
8
菊の花一つ座席に忘れられ誰が乗ったの丘行きのバス
21
抱き上げた爬虫類展のパイソンは舌で何度もピースを見せる
15
この街の夜の終わりを告げるため終電バスが扉を閉める
23
触れたくて触れられなくてほおずきはやわく包んでおそらく少女
23
知らせ受け
義兄
(
あに
)
の葬儀の準備する 近づく台風 不穏な朝に
27
蝉の声 嵐の前の静けさか 手持ちぶさたにシフォンケーキ焼く
22
ぎっくり腰これも気圧のイタズラか 台風一過そろりと散歩
24
ブログにはどこまで書いて良いものかどこまで嘘を流してるのか
17
約束は破られた方の負けだから。夕立降って傘貸したまま
21
メロンパン袋破ればバターの香 食べる楽しみ香る楽しみ
17
拭いつつメガネのレンズ今日は何汚し汚され過ごした日なの
18
「まけとくよ」その言葉にも断れず買ったあなたの桃がやさしい
27
期せずして三度帰省のこの夏に 悲しみの中にも故郷は嬉し
34
イヤホンは
寝歌
(
ねうた
)
聞かせる人の無い私の側でずっとやさしい
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八月は虫の音色がかわりだす幾万年の星の夜の下
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八月は透明な青と口にする花と木くぐる風に吹かれて
17
Amazonの段ボール箱溜まりゆく僕の物欲ごと潰したれ
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ハッとした 能面のよう母の顔 もう一度見たいよ昔の笑顔
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繋がった蜻蛉運河をじわじわり海に向かうか逆流しつつ
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