座る人エサくれるかと寄って来る鳩の可笑おかしいその急ぎ足
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かすむ目で 震える脚で 支えられ それでも歩く 生きてるから /老いた芝犬に想う
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デコピンの始球式後にホームラン!ペットも賢く全て出来過ぎ!
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飛び出すな! 車は急に 止まれない アンチロックで 少しはマシに/なにこのやっつけ仕事
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03ではじまる電話番号であなたがここにいないと気づく
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両親が早めの避難をしてくれて安全確保でホッと安心
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福井さん 友美ゆみか?友美ともみか?知らぬまま 二度と叶わぬ Doutorデート/個人情報ダダ漏れやな(笑)
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いつまでもふたり踊ろうどちらかが骨になっても塵になっても
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窓際で外に向かって最敬礼 思わず笑みがこぼれた 豆苗とうみょう
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イタいと 笑うな手首の傷痕を 吾の腕を見て 震え上がれし/両腕ともに洗濯板状態メ/////メ
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なぜ切った 痛む心を 麻痺したく 麻痺していたのは 理性なのに
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知らぬ間に 自炊の腕を 上げし子の 優しい料理 病に効いて
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分からないことがうれしい 老いた後拾えるものが増えていくから
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お水だけ置いた私を見上げる眼。借家住まいで連れて行けない
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仔猫より少し大きくなったんだミャーの鳴き声子供だけれど
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ぜいたくに育つ子猫は煮干し食い頭と骨をそのまま残す
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遅い夏汗ばむ頬にそっと風 秋を探して空を見上げる
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懐かしむ真冬の暗いアパートで毛布にくるまり夢見てた日々
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母親を施設に預けひと安心 ちょっと読めない台風進路で/(介護)
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日本にっぽんの 国土を全部 丸洗い 天が決めたか 遅き台風
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大雨が 少し途切れた午前中 洗濯物出す  セミも鳴き出す
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溜めた愚痴吐き出し爽快も束の間で 言い過ぎ後悔すぐ自己嫌悪
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のんびりとゆっくり行かずに早よ行ってしたの都合なんぞ野分けは構わず /一週間か
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台風の進路予想はいつ見ても大きくなると錯覚をする
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検査して診察までの二時間半 読みかけの本きっちり読了 /夫の通院
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いけないと知っているのに見つけたら素通りできない野良猫のちゃあ
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口下手な吾ゆえ今日も短歌うたを詠む わかり合えそな友いるウタカタ
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火炎瓶や人を投げる田舎者 「真犯人は?」だいぶそっちのけ /『スリー・ビルボード』
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映画では 鉄板設定 父子家庭 なんで母親 蚊帳の外なん?
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カラフルな 衣を纏う 熱帯魚 ふるさと恋しと 尾で水漕ぐ
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