さくらんぼ檻の中でも堂々と我こそがぬし張る枝太し
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C2の輸送人席百余り座ってみたい機会ないけど
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#ハッシュタグどんぶりの丼見まちがえどれがどっちを引き寄せたのか
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難しいことは知らない本当に兵器がフィクションになればいい
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十時にも似あわぬ空の雨深く明けのバスに残っているよう
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手の平も壊れた蝶は治せない命儚く烏が渡る(夢)
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両腕を広げたほどもあるのかと朝の光をさらう烏は
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草の青日に日に強く逞しく空に明るい未来みたいだ
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中翼なかよくはめんどくさくて右左  傾きながらどこへ向かうか
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諦めと ニヒリズムへの誘惑に  負けるな踊れ 心のヘヨカ
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ああ言えば よかったというわだかまり コップの茶渋と一緒にこする
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校庭に 明るいきみどり色の筆   樹々を描いて 飛ぶ野良インコ
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いつだってつらい 笑顔の犬だっておんなじ気持ちでいると思うよ
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わーって言う、今それ以外言うことがないから元には戻れないから
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性格の悪さが顔に出てるわねファンデーションじゃ隠せないわね
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前よりも性格悪くなった気がするけどもしや昔からでは?
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熱帯夜 今夜死んでもいいような気持ちで一人膝を抱える
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いつか見た悪夢の中のあの人の外反母趾の親指の爪
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嘘をつくこともなかったまだ君を知らないままの世界線では
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もし君がこの世にいると知ってたらもっとまじめに生きてきたのに
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言わなくていいことばかり言った気がしている 既読スルーのライン
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美しく産まれた人を見る度に何十万円いくらかかるか考えている
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それなりにとりつくろってやってきたアスファルトさえ溶ける真夏も
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髪の毛を梳かす束の間みつめあう他人のようなあなた 誰なの
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絶対にこんな夫婦になりたくはないな 一人が正解でした
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水たまりはしゃいでわたる 何事もはじめのうちが一番だから
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根拠なく「大丈夫だよ」と口にすることがあなたの最善でした
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わたしたちみんなちがってみんないい 家の時計はすべてズレてる
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壊れたら二度と元には戻れない休職明けの非常階段
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薄皮を剥ぎ取るときのさみしさの中で退職届を綴る
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