やっぱりね雑巾にするのやめとこう 家族旅行の温泉タオル
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お世辞でも褒めてもらえぬ身姿の今をけなさぬ人が居るとは
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出来ぬこと徐々に増えてく歳になり「できた」が一つ 今日は良しとす
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筆持たずペンだこ出来た不可思議はお裁縫する指ぬきの跡
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ひと押しで不具合解決 洗濯機 私も欲しいなリセットボタン
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朝六時 いつもの親子「いってきまーす!」ランドセル二つ 元気に駆け行く
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眉毛など整えたあと眼鏡かけ手鏡を見た顔は忘れぬ
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孫が来る 退散するまで待っていよう 朝の掃除が夕方になる
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山背やませ吹く 沸いたお風呂に 浸かったら 底がまだ水 そんな日曜
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頭頂がちょっぴり薄くなってきた 言うのは止めとこ 夫の散髪
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回覧板しっかり握ってヨタヨタと 一才のキミ、何処にお届け?
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鼻つかみ 触って叩いて 一歳児 「どうぞお好きに」老犬寝そべる
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大腸を半分残し命あり治療長くも花を育てる
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「かみのけもぬいていいのー?」五歳児は初めて一人でトウモロコシ剥く
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青虫がひょっこり現わるレタスから キミは野菜の安心マーク
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添い寝して頬のうぶ毛の光る様呼吸する音ミルクのかおり
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母よりも子育て上手にやっている 娘を見ながら懐かしむ日々
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ケイトウの花を贖う天啓は虹の城すら虚空日月
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ソーメンがマジックのように消えていく 食欲旺盛一歳男子
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どこからか万両食べたヒヨドリの運ぶいのちの花に雨ふる
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かっと照る陽射しを受けて朝歩き 小径に一輪ひまわり微笑む
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残年を片手の指で数え得る身となりながらTULLY'Sに居る
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東雲しののめの空明け染める細路地に其の儘のキミ現わると信じ
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恋愛に発展しない自信とはふたりっきりでスーパーへ行く
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猛暑日にミミズ這い出し地獄絵の群がる蟻が野辺送りする
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表情が豊かになる孫 うする母 ああ、歳を取るってこういうことかな
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ごちゃごちゃの資材置き場のわきに咲く白い昼顔待つ人のなく
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ローカルの 駅舎にひなが 待ちおりて 戸は閉めるなと 張り紙のあり
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兄ちゃんのあのブルドーザーが欲しいんだ! ヨチヨチ歩きはあともう一歩
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猛暑日は子供の遊びも奪い取る 歓声消えた寂しい公園
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