Utakata
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川辺村道
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ただ飄々と
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幕下の五枚目までは上がってた 郷土力士の引退を知る
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脚色の目立つ噂を聞きながら硬いトマトを噛んでるランチ
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あの頃は幸せ過ぎて友だちを失くしたのってきみはほろ酔い
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離陸したきみのジェット機 雨雲の上の世界に突き抜けてゆく
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選り抜きの豆で淹れようコーヒーを飲むとぐっすり眠れる君に
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ミステリーを読み
耽
(
ふけ
)
るきみ 黒薔薇の一輪挿しのように静かに
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やっつける道が見えない
碁敵
(
ごがたき
)
は悪手を打った顔つきなれど
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校章をはじめて知ったのはたぶん卒業式の退場のとき
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今週の乱高下する血圧はひとまず忘れカラオケに行く
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注射後にアウアウ鳴いている犬を宥める獣医のやわらかな声
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逆向きの席の電車でぐんぐんとバックする先 旧友が待つ
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リングアナのように名前を叫びたい 夜勤に向かうあなたの勇姿
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闘病を支えてくれる診療所 紙のカルテは地層のごとし
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チグハグな今日のダメ押し 牛乳が余ってタマゴ買い忘れてる
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親友がインターホンに映ってる カメラ目線でモデルのポーズ
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体調の良くなさそうなドクターにお大事にってささやいた母
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おおきにと言われた市バス ご夫婦が隣り合うよう席を替わって
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甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
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さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
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付き合いが苦手で海の大好きな祖父は夢見た灯台守を
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月面のゴルフボールが見えたとて人のこころの襞は見えない
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浮き雲に寝ている心地 ごめんねと言えてすべてが軽くなりけり
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ころころと笑うあなたの手料理の熱々ポトフにまろき芽キャベツ
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笑わずに教えておくれチケットを買うところから離陸するまで
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「雪だべ」と祖母に微笑むドクターのさくら色した往診カバン
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図書券の礼を言いつつ現金がよかったなってこどもごころに
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進まない会議に見やる窓の外 雪は元気に吹き上がってる
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説明図まるで解らず 事務椅子の組立てにもう二時間経過
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代役は良いチャンスだと言われても飛躍するのはわたし以外で
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あの人に惹かれ過ぎてる 輪唱で同時に歌い終わるみたいに
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