Utakata
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川辺村道
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ただ飄々と
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糖衣錠を舐めてるような生活と分かっていても飲み込めなくて
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「赤だよ」とあの子に腕を掴まれた 村に信号出来た日の朝
35
ぬいぐるみの猫がウサギの被り物していてぼくを混乱させる
20
卒業の記念壁画の剥落に あの子が描いた虹は無傷だ
22
飛べぬままこの部屋を去る オリオン座めいた画鋲の跡を残して
32
思い切りボケるあなたに光速でツッコメた日のおでんが旨い
29
愛犬の逮捕に走る 転がったワインのコルク咥えて逃げた
34
監督の喝よりずっと効果あり タイムアウトで君を見つけた
25
うっかりと同じ文庫をまた買って微糖のコーヒーなんだか苦い
30
「もう少し考えさせて」断わると決めてるきみの優しい演技
30
ババ抜きを一度も負けず終えたけど 運は仕事にとっておきたい
24
「健康」は
刃
(
やいば
)
の上で回る
独楽
(
こま
)
その危うさに気付けなかった
32
今週もきみに会えない 残薬が少ないように心細い夜
24
秒針と分針ズレているような違和感のまま終わった会議
26
今年から歌を詠むきみ「自分だけ違ってるってむしろ素敵だ」
19
再来年のチケットが来たミュージカルどんな私が観に行くのやら
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疲れてるのに眠れない 路地を行く人のくしゃみが聞こえる凍夜
27
リア充にこだわるなって言うようにカピバラたちは目を細めてる
33
ダンス部のショーの名残りか講堂の隅にひとひら黄の紙吹雪
28
良い歌があなたに降りてくるというトリートメントの放置時間に
19
熱帯に育ったバナナ冷やすなと異動の君が
呷
(
あお
)
るバーボン
18
仕事では目視点検してるけど見えてなかったあなたの悩み
27
とりどりの薬飲む母「ジェネリックさまさまやな」と元気な声で
28
適当に運動会をやり過ごし代休こそがイベントだった
21
置き配の荷物のように待つわたし きみの心の扉は閉じて
27
叱られた遥かな記憶 耳掃除している祖父のそばで暴れて
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公園にひとりしょんぼり立つぼくは氷雨に濡れる日時計みたい
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首かしげスマホを睨む母さんはやっぱり紙のチケットがいい
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反論を飲み込んだ日のスーパーで長ねぎグッと折り曲げている
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手術後の犬の呼吸を感じつつじっと添い寝をしている夜長
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