いっそのことザーザー降りになってくれ 運動会に天気悩まし
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深層で 天使と悪魔 せめぎ合い 夜空は映す 赤いプラズマ / オーロラ
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寒がりははや懐かしむ暑き夏 冷え込む朝に靴下を探す
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秋風に枯れ葉まるまりカラコロと杖ののもと鳴きてころがる
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里芋の葉っぱに転がる朝露で書いた短冊 七夕懐かし \羊の皮を被った山羊さまへ
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早き死と気付かず友は逝ったのか今年初めてストーブつける
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ふんわりとおさまの匂いにくるまれる 布団を干して今日は幸せ
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週末は息子が当番皿洗う 指図さしずはしないが平和の秘訣
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家路へのももいろの空夕暮れの育ちゆくかな上弦の月 
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純白に 衝撃はしる 秋色の 刈田翔びたつ 白鳥の群れ
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思わずに「うわー」と叫んだ 箱の中シダに包まれ松茸あらわる
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住み慣れた街を離れて一年余峠に雪のニュース見てをり
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点滴の続く夜にも満月の透き通る秋の光に浸る
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運動会 上手にくるりと前回り ポーズも決まって にっこり五歳
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母の手を優しく引いてる 息子かな? 二人の姿 我に重なり
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発表会 一年続けた猛練習 あっさり流れる 選挙のために
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イヤイヤ期の扉を開けたか 一歳半「やーだ」「やーだ」とママを困らす
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同じ身の宵待草と語らひて待てば海路に月のあらはる
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キョロキョロと 置いてきぼりに気づいたか  白鷺しらさぎ 一羽 仲間の後追う
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スッキリと枝切りされた柿の木々 実りを終えて青空仰ぐ
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杖ついて庶民の怒りを票にこめ一揆を起こした民の心情
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三人で 笑って食べて た 夕飯を 息子と二人 君に供える…
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嗚呼こんな時もあったよね 姉妹きょうだいで 母の遺影の写真を探す
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終焉の時が近づき母想う 夏の再会 も一度かみしめ
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うたごころはや死にしかば現實の實ももたざるはなごろもかな
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雪花ききづたへなる聖靈の耳霜灼けてなほ靑かりしかども
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やっちゃった! 気が弛んだか ぎっくり腰 嗚呼また始まる 動けぬ日々が
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カメムシくん いつからここにいたのかい? 衣替えする半袖シャツに
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やっとこさ寝返り出来たと喜んで でも起き上がれない 嗚呼ぎっくり腰
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頬杖ほおづえをついてふと空見上げると 口角上がる柔らかい月
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