Utakata
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びっこ引き杖突き歩廊独り行く私でもある生きてきた
男性
(
ひと
)
19
言葉って難しいよね意図しない受け取り方をされてしまうし
24
それぞれの孤独と自由の境目が乱反射するアパートの窓
14
吹く空の
白砂
(
はくしゃ
)
の浜に打ち寄せて淡く砕ける雲の波色
15
生きていく意味を誰かに挿してほしい花瓶と僕に落陽が差す
12
さらさらと新緑ゆらす初夏の風ちょっとひんやり春の名残か
15
買い替えたフライパンで焼く餃子いい焼き色はよそよそしくて
12
スペックのより良い機種に乗り換えをされてしまった俺はパソコン
10
ゲージツ家 天命知りて 別れ告げ 天へ離陸す クマさん見事
12
道端に名も知らぬ花凛と咲くしばしたたずむ不意の寄り道
17
炊きたての白きお米の香ばしく 今宵も犬と飯を食ふらむ ※犬にはきちんと犬専用に用意した食事を与えています。
17
夕闇に 消えゆく君へ また明日 振る手の熱を 夜風に乗せて
14
飲み込んだ あの言の葉が 堆積し 今日一日も あの日に生きて
20
読むのが辛くなって閉じた本の重さ からっぽになって笑えた本の重さ
9
ふぃーふぃーと鳴く
鷽
(
うそ
)
の声口笛に似てゐるやうな午後の陽だまり
13
近所の商店街食べ歩き人が多くて われうちごはん
16
猫の目に見つめられてた八時前 僕も撫でてよ愛想悪くさ
8
サボテンの棘が刺さった手のひらで僕の頭を撫でる母さん
10
転がりし賽の目六と沸き立ちてお題に興ず
ひょっと
(
火男
)
この目や
17
愛というかなんというか これが悪でも僕にとっては大切な 唯一の正義
8
立ち枯れし
令法
(
りょうぶ
)
の幹に鋸をひく春土用なれど間日なればとて
8
ウトウトと 仮眠のつもり 少しだけ 横になったら しっかり朝に
14
貧すれば鈍するっていうのかな お金じゃなくて
精神
(
こころ
)
の話ね
13
歓声と悲鳴が同時に起こる我が家の阪神広島戦
9
新宿の 雑踏の中 人間が ありんこのよう 気味悪いかも
6
羽織もの仕舞おうとする日の午前肌寒くって仕舞い損ねる
7
蝶さへも 蜜蜂すらも 吸えぬ蜜 公金裏金 さぞうまからんかし
9
十円を 落として覗く 自販機の 下に転がる 拾われぬ春
13
贔屓目に見てもやっぱりなんとなく パっとしないね昭和天皇(バタフライエフェクト観て)
13
飼うことをあえてしなくてカナカナの羽根をも身をも
生
(
なま
)
でサラメシ(百人一首・四十四)
6
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