学生の 思春期のうた 微笑まし 若き翼に 託すutakata
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天国より越え来し小鳥軽やかに虹の彩り縷々と響かす
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チーズ食むひとときパリのアナトールわが自尊心ゆき惑へるに
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エアコンに役目奪われ風鈴はうなだれ見入る涼し朝顔
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ここに来て 身長一センチ 伸びて オーラが少し 強くなったか
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日中は宿題なのか買い物かここ何日かあの子と出会わぬ
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一玉のすいかもぺろりと食べれそう種を一気に除ける切り方
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変身だ!スマホを左手に握り、改札にかざせ!OL戦士
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豪雨来る予報外れぬ昨今に君の住まいの低さ気になる
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寝室の羽根回る音最速で湿度高まる雨の部屋干し
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木・金(木星・金星)と 月が寄り添う 朝の四時 オリオンも見へ うつろふ季節
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受付にパンダを握る小さな手 百日紅咲くガンセンの夏
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誰にも愛されていないことを思い出す ひぐらしと 暗い部屋で
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頑張って「あったらいいね」を叶えたら心変わりの小悪女なんだ
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子供とはどんな大人になるだろう?予測と期待と恐ろしさもある
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この子にも未来が選べる国であれ死後も私の自由を捧げた
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税金で血が抜けるほど支払った支援の感謝は過去の私へ
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神様も仏様すら居ないだろう信仰たるは「偶像崇拝」
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炎天下 花火の為に 除草工 作業した我 観ること出来ず…
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目が合えば声出し笑う赤ちゃんの癒しのパワー何にも勝る
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炎天に 蝶追いかける 子らの声 永遠とわに響けと 切に願いし
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ミンミンとカナカナ蝉の合唱が消される街路みちに酷暑の哄笑
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NHKラジオ第二をパソコンでながせば書斎で世界一周
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お街では 祭りと花火 楽しかろ 蚊取り線香 見ながらビール
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亡き妻の チョット焼き過ぎ ハンバーグ 思い出しつつ マルシンを食む
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「LINEこれ…」思わぬ恋の進展に 息を殺して ひとり悶える
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病院の車椅子やめ杖と行く廊下の奥に海の広がる
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「耳障り」その一言に飲み込まれ望まぬ夏が閉じようとする
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軒先の金魚鉢から仰ぐ空 ラムネの瓶のビー玉の色
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グランドに熱き球児の声は消え カラスが一羽 涼む風の音
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