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限りない星また星の中一つ僕に向かって光る星あり
20
ニット帽母の手作り喜ばぬ私であった後悔と逢ふ
35
空き缶のフタ外さなきゃ資源ゴミ外せば不燃ゴミになる謎
13
いい母になってるのかな?亡き母に問えば揺れたる線香の煙
19
麦茶煮て残り少ないティーパック一袋買う?答えてよ、夏
25
花ニラの 白き
帽子
(
シャッポ
)
の 後ろから 百日草が
頭
(
こうべ
)
を
撫
(
な
)
でる
24
颯爽と走る若者つい見とれ 背中を見送る私と老犬
26
画面には笑顔溢れる
娘
(
こ
)
と孫が 心によぎる会えない寂しさ
24
サルビアはまた恋をして散ったとて風に舞っても紅を忘れず
33
目覚めると空から銀の糸流れ秋雨といふ罪に打たれて
27
かき氷味を覚えた一歳は 大きなあーんで兄の後追う
27
清らかな流れのままに笹舟の精霊バッタの姿寂しい
18
賑やかなさえずり声に見上げれば 豊作の柿でヒヨドリ宴会
33
窓の外夜毎に通う三匹のヤモリ確かめ夫は寝床へ
22
半月は 夜露の虹に つつまれて ななめ上向き 十五夜の夢
32
一言も行くよだなんて言われないでも選んでる君の好物
27
あんなにも偉大で大きかったのにこんなにも小さき壺に
入る
(
いる
)
母 /13回忌の母
20
雄大な桜島へ向け桃色のフェリーは湾を貫いてゆく
22
アコーディオン蛇腹の吐息でうらかなしユーチューブより切なさが飛ぶ
20
どうしたら 浄土へ着くか 今年あと
三月
(
みつき
)
と半分 ストーブ
点
(
つ
)
ける
30
よく乾き衣類畳めば不思議なる吾は吾の香母は母の香
39
一日
(
ひとひ
)
だけ笑みのこぼれる桃色の芙蓉の花と背くらべする \ 敬老の日
19
煎茶から焙じ茶に変え香ばしい色と香りに秋が近付く
21
灯り消し 月の光に
佇
(
たた
)
ずめば わが身の影の 濃さに
慄
(
おのの
)
く
45
「まだ読むの?」疲れた兄ちゃん逃げたいが 一歳あと追う「もういっかい!」
25
やっぱりね楽しさ倍増アンサンブル フルートの醍醐味仲間と味わう
23
二十年ここで寝たんだこのベッド 嫁ぐ日近し涙あふれる\思い出
23
「受かったよ!」弾んだ声が忘られぬ 電話口に見た息子の笑顔\思い出
22
帰り際こっそり小遣いくれた
義母
(
はは
)
微笑む写真を今日も眺める
34
お彼岸が近づいて来て
曼珠沙華
(
ヒガンバナ
)
今年も変わらず頭を出した
31
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