栗羊羹
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炬燵出し 籠に蜜柑 皮を剝く 当たりと願う 冬、山茶花
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記念日に 親孝行にと 花束を くれたいろいろ 少しは返せた?  
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背後母 兄弟たちで ゲームする 皆こんなに 大きくなったよ
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聳え立つ 頂上出づる 日の出背に 鷹の麓に ナスの煮浸し
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帰り道 友と古着屋 来てみれば 安値だけが 目につく私
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悲しさとは 笑顔があるから あるのです 世界が途方に 暮れてしまっても
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昔した どんぐり拾い わいわいと 持ち帰ったのは どんぐりじゃない
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猫来たる 無理くりのるね ご飯中 邪魔じゃないけど ちょっとどいてよ
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まっさらな 空の息吹が 頬に沁みる 青の絵の具に カルガモひとつ
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晴天の 銀杏並木の ふもとにて ひらひら落ち葉 頭に乗せて
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ぼくはくも とりさんなかで およいでる そらさんきょうも いいいろですね
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小雨降る 軒下に籠 ひとつあり 二匹重なる ごろ寝三毛猫
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枯れ木林 空を昇る 白吐息 見上げる紅葉 踏みしめ進む
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どうしたの 戻れないのは 知ってるわ 全くほんとに あなたは馬鹿ね
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ああ、海よ おおらかな海よ 潮騒が なんと楽しげで ございましょうか
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薄明に アネモネ愛でて 待つあいだ 雨上がりの 木漏れ日の下
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そういえば 声は忘れて しまったな 笑い顔なら 思い出せるのに
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いってきます 鍵握りしめ 笑いながら ドアを開けたら 何か変わるかな
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肉まんが 温まるのを 待つあいだ 何もできない それでいいのだ
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暗いけど 分かるもんだね 君の顔 そんな顔 しないでいてよ
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夏の瀬に 線香花火 握りしめ なかなかつかない マッチを擦る 
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好きだよね? 分からなくても もういいや 君の「好きだ」は 僕のものだから
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うずくまり 空白吐いて 今更に 君の手のひら 掴めないのに
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俄雨 初めて通る 通学路 水面に浮かぶ 桃のひとひら
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