Utakata
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きせむ
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平成一桁生まれです。
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鶏汁
(
とりじる
)
と ラタトゥユもどき 大鍋へ リメイクカレー 卵
茹
(
ゆ
)
でつつ
10
人の世に 人が一番 必要で 人が一番
煩
(
わずら
)
わしくて
27
野分
(
のわき
)
にて 庭の
鳥糞
(
ちょうふん
)
濯
(
すす
)
がれて 見て見ぬふりも 許す
初夏昊
(
しょかぞら
)
11
恋は恋 破れて消えて 終わっても あなたの笑顔
眩
(
まぶ
)
しいままで
13
郊外の
闇
(
やみ
)
の
灯
(
あか
)
りに
火取虫
(
ひとりむし
)
都心
蠢
(
うごめ
)
く 人より
清
(
きよ
)
し
16
風薫る 時季は
忽
(
たちま
)
ち 過ぎ去りて 舗装が
灼
(
や
)
ける
匂
(
にお
)
い立つなり
10
少しずつ 移ろいゆくのが この国の 季節であった
暫
(
しば
)
し前まで
23
沈む陽が 沈む心を みちづれに してくれたのか そんな気がした
11
死ぬる日は
凡
(
すべ
)
ての者に やって来る 今日一日は もうやって来ず
12
酢漿
(
かたばみ
)
の 黄色と
酸
(
す
)
いが 連れてきた 青き炎天 もうすぐそこに
22
『花の粉』 文字は風情が あるけれど 吾が鼻腔には 文字さえ辛い
26
東国が 残花となれば
陸奥
(
みちのく
)
の 花は
盛
(
さか
)
れる 舞う
桜花
(
さくらばな
)
23
春山の 色は
賑
(
にぎ
)
わい 気は
躍
(
おど
)
る 消える
屈託
(
くったく
)
出
(
い
)
づ
志
(
こころざし
)
19
桜
(
はな
)
咲くも 風雨が散らし
形無
(
かたな
)
しに
憂世
(
うきよ
)
を写す
春嵐
(
しゅんらん
)
の候
19
新生活 心と
身体
(
からだ
)
が 揺れる時 どうか
労
(
いたわ
)
り 過ぎて下さい
20
梅散るも 人と人とに 花が咲く
弥生吉日
(
やよいきちじつ
)
天神の市
18
飛梅
(
とびうめ
)
の
柵
(
さく
)
に結びし 『吉』
神籤
(
みくじ
)
『大』がつくまで 引いてみようか
21
保育園 六年間も 行ったのか
生
(
お
)
い立つ
倅
(
せがれ
)
少し遠くに
22
悲哀とは 幸福たちの 存在を 証明し得る 唯一のもの
16
陸奥
(
みちのく
)
の 花の盛りを 見ぬままに 時は過ぎ去り 十五年
19
豚こまを 醤油と
葱
(
ねぎ
)
と
大蒜
(
にんにく
)
と 炒め
拵
(
こしら
)
う 即席の薬
14
蓬
(
よもぎ
)
摘み 指に残った
馥
(
かお
)
りから 春に
邂逅
(
かいこう
)
今日は
佳
(
よ
)
い日だ
21
若人
(
わこうど
)
よ
無闇矢鱈
(
むやみやたら
)
を 恐れるな
倫
(
みち
)
を守れば あとは自由だ
19
玉の緒の
果無
(
はかな
)
きことを 忘れゆく 身を置く処 満ち足ればこそ
16
諧謔
(
ユーモア
)
と
忠恕
(
おもいやり
)
さえ あればいい 世界平和は かくも易きに
19
月もなく 猪口に映るは 闇ばかり ひらりと
入
(
い
)
りし 花びらを呑む
20
真っ白な 私を染めた 絵の具たち
毀誉褒貶
(
きよほうへん
)
が 色鮮やかに
9
サラダなど 『
要
(
い
)
らぬ』と
放
(
はな
)
ち 二十年 ドレッシングは 薄味の今日
10
嗚呼
(
ああ
)
、
洋
(
うみ
)
に 心が流れて 行くような こんな日にこそ 君に会いたい
15
子育ては ハラスメントに 似たるもの 受け手が決める 愛の正しさ
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