きせむ
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平成一桁生まれです。

鶏汁とりじると ラタトゥユもどき 大鍋へ  リメイクカレー 卵でつつ
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人の世に 人が一番 必要で  人が一番 わずらわしくて
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野分のわきにて 庭の鳥糞ちょうふん すすがれて  見て見ぬふりも 許す初夏昊しょかぞら
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恋は恋 破れて消えて 終わっても  あなたの笑顔 まぶしいままで
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郊外の やみあかりに 火取虫ひとりむし  都心うごめく 人よりきよ
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風薫る 時季はたちまち 過ぎ去りて  舗装がける におい立つなり
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少しずつ 移ろいゆくのが この国の  季節であった しばし前まで
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沈む陽が 沈む心を みちづれに  してくれたのか そんな気がした
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死ぬる日は すべての者に やって来る  今日一日は もうやって来ず
12
酢漿かたばみの 黄色といが 連れてきた  青き炎天 もうすぐそこに
22
『花の粉』 文字は風情が あるけれど  吾が鼻腔には 文字さえ辛い
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東国が 残花となれば 陸奥みちのくの  花はさかれる 舞う桜花さくらばな
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春山の 色はにぎわい 気はおどる  消える屈託くったく こころざし
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はな咲くも 風雨が散らし 形無かたなしに  憂世うきよを写す 春嵐しゅんらんの候
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新生活 心と身体からだが 揺れる時  どうかいたわり 過ぎて下さい  
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梅散るも 人と人とに 花が咲く  弥生吉日やよいきちじつ 天神の市
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飛梅とびうめの さくに結びし 『吉』神籤みくじ  『大』がつくまで 引いてみようか
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保育園 六年間も 行ったのか  い立つせがれ 少し遠くに
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悲哀とは 幸福たちの 存在を  証明し得る 唯一のもの
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陸奥みちのくの 花の盛りを 見ぬままに  時は過ぎ去り 十五年
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豚こまを 醤油とねぎと 大蒜にんにくと  炒めこしらう 即席の薬
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よもぎ摘み 指に残った かおりから  春に邂逅かいこう 今日はい日だ
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若人わこうどよ 無闇矢鱈むやみやたらを 恐れるな  みちを守れば あとは自由だ
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玉の緒の 果無はかなきことを 忘れゆく  身を置く処 満ち足ればこそ
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諧謔ユーモアと 忠恕おもいやりさえ あればいい  世界平和は かくも易きに
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月もなく 猪口に映るは 闇ばかり  ひらりとりし 花びらを呑む
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真っ白な 私を染めた 絵の具たち  毀誉褒貶きよほうへんが 色鮮やかに
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サラダなど 『らぬ』とはなち 二十年  ドレッシングは 薄味の今日
10
嗚呼ああうみに 心が流れて 行くような  こんな日にこそ 君に会いたい
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
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