きせむ
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平成一桁生まれです。

東国が 残花となれば 陸奥みちのくの  花はさかれる 舞う桜花さくらばな
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春山の 色はにぎわい 気はおどる  消える屈託くったく こころざし
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はな咲くも 風雨が散らし 形無かたなしに  憂世うきよを写す 春嵐しゅんらんの候
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新生活 心と身体からだが 揺れる時  どうかいたわり 過ぎて下さい  
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梅散るも 人と人とに 花が咲く  弥生吉日やよいきちじつ 天神の市
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飛梅とびうめの さくに結びし 『吉』神籤みくじ  『大』がつくまで 引いてみようか
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保育園 六年間も 行ったのか  い立つせがれ 少し遠くに
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悲哀とは 幸福たちの 存在を  証明し得る 唯一のもの
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陸奥みちのくの 花の盛りを 見ぬままに  時は過ぎ去り 十五年
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豚こまを 醤油とねぎと 大蒜にんにくと  炒めこしらう 即席の薬
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よもぎ摘み 指に残った かおりから  春に邂逅かいこう 今日はい日だ
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若人わこうどよ 無闇矢鱈むやみやたらを 恐れるな  みちを守れば あとは自由だ
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玉の緒の 果無はかなきことを 忘れゆく  身を置く処 満ち足ればこそ
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諧謔ユーモアと 忠恕おもいやりさえ あればいい  世界平和は かくも易きに
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月もなく 猪口に映るは 闇ばかり  ひらりとりし 花びらを呑む
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真っ白な 私を染めた 絵の具たち  毀誉褒貶きよほうへんが 色鮮やかに
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サラダなど 『らぬ』とはなち 二十年  ドレッシングは 薄味の今日
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嗚呼ああうみに 心が流れて 行くような  こんな日にこそ 君に会いたい
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
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寒九雨かんくあめ 此花このはな散らし 香誘こうさそう  濡れたるみきに 触れるてのひら
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鬼は外 多様性の この時代  鬼も内にと なる日も近し
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大根の 鋭利な旨味 一筋ひとすじに  集めてからし かいわれ大根 
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子への愛 気恥ずかしいな 何故だろう  けたる愛が 足りなかったか
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『抱っこして』 十年経てば 言わぬのに  してやらぬわれ 今日はしようか  
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あかつきの たなびく雲を 目で追って  たばこくゆらす あなたの色香 
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松雪草スノードロップ 白く儚き 君なれど  少し怖いな 花言葉がさ
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寒中は 生きていること 思い出す  凍えた両手 包む両手に
21
にゃあと鳴き たまに現れ すっと消え  気ままに見えて 思慮深き君
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可惜夜あたらよは 可惜夜あたらよ故に  早くけ  初恋故に 破れて可咲おか
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青い春 頬杖ついた 君を見て  シャツのぼたんに なりたいと思う 
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