Utakata
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きせむ
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19
過ぎたれば 悲しきことも 苦しみも 想い出となる 人の
勇
(
つよ
)
さよ
13
隙あらば 友の一線 越えたしと
吾
(
われ
)
が心に 好き
這入
(
はい
)
り込む
6
輝ける
暁夕
(
ぎょうせき
)
金星 昼
紅鏡
(
こうきょう
)
夜
青月
(
せいげつ
)
君
何時
(
なんどき
)
も
7
煌々
(
きらきら
)
と
翠葉
(
すいよう
)
照るる 白昼に 光合成する 我が身かな
8
青嵐
(
あおあらし
)
連れて来たるは あの人の
莨
(
たばこ
)
の香りと 新しき情
5
天に向け
気霜
(
きじも
)
を吹きて 時節知る 日射しが白を そっと消したる
5
研ぎ洗い
爨
(
かし
)
ぎて
装
(
よそ
)
う
掌
(
たなごころ
)
握らず結ぶ 丸に三角 /おむすびのうた
9
雨粒の 一つも君に 触れさせぬ 傘を傾け 慕情に濡れる
9
君を
娶
(
めと
)
り 十年が経ち 君想う 心変らぬ
弥終
(
いやはて
)
の恋
9
石清水 指を濡らして 涼を取る
深山
(
みやま
)
の葉擦れ
寒蟬
(
ひぐらし
)
が鳴く
18
都蒸す
木履
(
ぽっくり
)
叩く 石畳 カランコロンと 音色涼しき
10
ざあざあ ぴちゃぴちゃ ぽつぽつと 奏でを指揮す 朧月かな
7
久々に
慄
(
おのの
)
く程の 入道に
炎
(
も
)
ゆる日近し 青天井
11
若き日の 意味なき自負が 今あれば 寄る年波に 勝てる気がする
13
校庭の かつての象徴 金次郎 野暮な現代 尊徳もなし
12
満ち足りる 皆はそれを 望むけど 少し足らぬが 幸せかもな
7
夜五つに 打上花火 君照らす 五本の指の どれか当たれば
4
冥王が 太陽系から 去りし時 勢いありし 日出づる処
6
秋黴雨
(
あきついり
)
軒下二人 笑み会釈 出逢いはかくも
卒爾
(
そつじ
)
なりけり
7