きせむ
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来世らいせでも 君を伴侶はんりょに むかえたい  思える事が 現世げんせ果報かほう
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和々にこにこと 咲顔えがおでいれる 大人には  なれそうもなし 今日好天こうてんなり
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蘭奢待らんじゃたい 臨終りんじゅうまでに 聞きたしと  英雄の夢 われ伽羅きゃら
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月見ても 心動かぬ そんな日が  少なくなれば 人は幸せ
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追いし事 追われし事も 何もかも  今となっては もやかすみ
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たまにしか 会えぬあなたの 声聞けば  たまにの良さを 忘れてしまう
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君想う 気持ちを出せず 時が過ぎ  いつか出せると 今もおもえり
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まなこから ひかりを入れて 生を知り  言葉をまなび 死を知ってゆく
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風花かざはなの 磐梯山ばんだいさんに 別れ告げ  積もらぬ雪に 会津あいづおも
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瀬にながる 笹の葉一つ 目で追えば  難事なんじも全て 乗せて行きたる
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妄想でも 三十一の 音の中で  夢が見れる そんな頃々
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来る来ない 乙女おとめの如く 花びらを  千切ちぎりて来たのは 雨だった
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一目惚れ 一緒に住むなど 夢の夢  今同じ家 同じ部屋に
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東雲しののめは 過去の記憶を 呼び起こす  後悔たちが 朝に焼かるる
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アディショナル ここで全てを くつがえす  空費が奇跡に 転じ始める
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幼子おさなごが きし多彩な 抽象画  値千金あたいせんきん 我が家の家宝
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六花りっか咲く むはあたわず もりゆく  つのりゆくのは 恋の花なり
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今朝けさすずし 叢雲むらくもゆえか こう変わりしか  なにはともあれ 心地ここちよきかな
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青き春 すべてうるわし あの日々は  記憶の中で なお美化される
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ラムネ瓶 淡き水色 透ける夏  鬱憤うっぷんたちが 泡と消えゆく
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考えも 心もすべて 枯れ果てて  それでも見ゆる 朝焼けの月
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愛と憎しみ 表と裏と 言われども  つづまる所 同じものなり
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子と二人 ポケモンカード 開ける時  われの心は 子と同い年
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あらわす 三十一さんじゅういちの 言の葉は  詩か歌かなど 愚問なりけり
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学童期 公私をぜぬ 小生は  宿題などは やったことなし /子に言えぬ詩
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星流る 願うきよさ 今はし  叶える術は 血と汗涙あせなみだ 
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かねてより 何か足りぬと 思ってた  今の日本は じょするが足りぬ
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月輪がちりんに 雲が掛かりし その様は  団子のさかなに なりにけり
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掌紋しょうもんは 運命決める ものでなく  過去の辛苦を 越えたる証
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川太郎 見つけて挑む 草相撲  皿が乾きて 仕合しあい流るる
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