きせむ
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色なき風 金木犀キンモクセイの を乗せて  鼻腔びくうから 秋が始まる
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育ち良き 口悪くとも 気品あり  麻生閣下は 最後の貴族
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中秋月ちゅうしゅうづき 真円形しんえんけいとは 限らない  けしところに 風流ふうりゅう
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の色が からだいだい しゅへ変わる  秋の深みが かきうつりて
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ごおごおと 風と鉄塔てっとう かなでたる  季節うつろう 音がする
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秋色あきいろに 染まりて気付く 葉緑はみどりの  とうとさまるで 夫婦めおとの心
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極楽寺ごくらくじ 権五郎ごんごろうの 力餅ちからもち  波の如くに うませたり
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薄荷油ハッカゆを 身体からだりて とこる  そんな季節が 今年も終わる
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渦巻香うずまきこう 蚊を落としたる そのついで  祖父母の家を 思い出したり
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変わりしは 君の想いか こころ  今はただ わかれてぞ
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秋風あきかぜが うたうたえと さその  そらかりし 小望月こもちづきかな
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野山錦のやまにしき 桜の葉さえ あかくする  赤黄褐色あかきかっしょく 天下秋なり
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女神めがみでも 女帝じょていでもいい この国を  苗から瑞穂みずほへ あらたたまえ  /『女性初』なんて野暮な言葉
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あかき葉を きていたる 焼き芋に  オーブン越えの 期待すさまじ
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すがらの 篠突しのつく雨が 手を引いて  夏の残りを 連れてゆくかな
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端的たんてき汎用性はんようせいあわせ持つ『メロい』はまさに至上しじょうの言葉
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雲の色 花の香りと 鳥の声  違いが分かる 今が幸せ
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くずれゆく 天をあおいで みずからに  雨粒当てた 思春期のこう
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てて 可愛かわいげ捨てた 子供達  社会はそれを 大人と呼んだ
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裏切りは 手錠を掛けても 直らない  時代変われど 色は変わらぬ /『あゝ無情』 昨日聞きました。
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むなしいと 空など見るから そう思う  むなしいときは 生き物を見よ
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恋衣こいごろも 寒き季節に 着たくなる  人肌などと 恰好かっこうつけて
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逃げ方は 死ぬだけじゃない まだ早い  まずはそこから 遠く離れよ
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夢破れ 立ちすくみたる 若人わこうどよ  そこがスタートラインだよ /人生はいつもマイナスから。意外とそれがうまくいく。
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高きそら 蒼色あおいろが 海原わだつみと  一つになりて 秋は来たりぬ
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運動会 棒立ちだった 君は今  目で追えぬほど 踊りくせり
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セピア色 染まる向日葵ひまわり とがる種  涼しい風に 冷める赤日せきじつ
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人思わざれば 己豊かに なり得るも  人己から 離れ行くなり
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心はね 壊れる音が しないから  休ませ過ぎる くらいがよろ
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吾思われおもう 涼風一陣すずかぜいちじん 心地良し  細君さいくんう 少し寒いと
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