きせむ
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平成一桁生まれです。

令和7年9月3日事始

『花の粉』 文字は風情が あるけれど  吾が鼻腔には 文字さえ辛い
26
東国が 残花となれば 陸奥(みちのく)の  花は盛(さか)れる 舞う桜花(さくらばな)
21
春山の 色は賑(にぎ)わい 気は躍(おど)る  消える屈託(くったく) 出(い)づ志(こころざし)
18
桜(はな)咲くも 風雨が散らし 形無(かたな)しに  憂世(うきよ)を写す 春嵐(しゅんらん)の候
19
新生活 心と身体(からだ)が 揺れる時  どうか労(いたわ)り 過ぎて下さい  
20
梅散るも 人と人とに 花が咲く  弥生吉日(やよいきちじつ) 天神の市
18
飛梅(とびうめ)の 柵(さく)に結びし 『吉』神籤(みくじ)  『大』がつくまで 引いてみようか
20
保育園 六年間も 行ったのか  生(お)い立つ倅(せがれ) 少し遠くに
21
悲哀とは 幸福たちの 存在を  証明し得る 唯一のもの
15
陸奥(みちのく)の 花の盛りを 見ぬままに  時は過ぎ去り 十五年
18
豚こまを 醤油と葱(ねぎ)と 大蒜(にんにく)と  炒め拵(こしら)う 即席の薬
14
蓬(よもぎ)摘み 指に残った 馥(かお)りから  春に邂逅(かいこう) 今日は佳(よ)い日だ
20
若人(わこうど)よ 無闇矢鱈(むやみやたら)に 恐れるな  倫(みち)を守れば あとは自由だ
18
玉の緒の 果無(はかな)きことを 忘れゆく  身を置く処 満ち足ればこそ
16
諧謔(ユーモア)と 忠恕(おもいやり)さえ あればいい  世界平和は かくも易きに
19
月もなく 猪口に映るは 闇ばかり  ひらりと入(い)りし 花びらを呑む
20
真っ白な 私を染めた 絵の具たち  毀誉褒貶(きよほうへん)が 色鮮やかに
9
サラダなど 『要(い)らぬ』と放(はな)ち 二十年  ドレッシングは 薄味の今日
9
嗚呼(ああ)、洋(うみ)に 心が流れて 行くような  こんな日にこそ 君に会いたい
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
20
寒九雨(かんくあめ) 此花(このはな)散らし 香誘(こうさそ)う  濡れたる幹(みき)に 触れる掌(てのひら)
16
鬼は外 多様性の この時代  鬼も内にと なる日も近し
20
大根の 鋭利な旨味 一筋(ひとすじ)に  集めて辛(から)し かいわれ大根 
21
子への愛 気恥ずかしいな 何故だろう  享(う)けたる愛が 足りなかったか
16
『抱っこして』 十年経てば 言わぬのに  してやらぬ吾(われ) 今日はしようか  
20
暁(あかつき)の 靆(たなび)く雲を 目で追って  莨(たばこ)燻(くゆ)らす あなたの色香 
11
松雪草(スノードロップ) 白く儚き 君なれど  少し怖いな 花言葉がさ
16
寒中は 生きていること 思い出す  凍えた両手 包む両手に
20
にゃあと鳴き 偶(たま)に現れ すっと消え  気ままに見えて 思慮深き君
24
可惜夜(あたらよ)は 可惜夜(あたらよ)故に  早く明(あ)け  初恋故に 破れて可咲(おか)し
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