きせむ
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青嵐あおあらし 連れて来たるは あの人の  たばこの香りと 新しき情
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天に向け 気霜きじもを吹きて 時節知る  日射しが白を そっと消したる
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研ぎ洗い かしぎてよそたなごころ 握らず結ぶ 丸に三角 /おむすびの詩
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雨粒の 一つも君に 触れさせぬ  傘を傾け 慕情に濡れる
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君をめとり 十年が経ち 君想う  心変らぬ 弥終いやはての恋 
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石清水いわしみず 指を濡らして 涼を取る  深山みやまの葉擦れ 寒蟬ひぐらしが鳴く
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都蒸す 木履ぽっくり叩く 石畳  カランコロンと 音色涼しき
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ざあざあ ぴちゃぴちゃ ぽつぽつと  奏でを指揮す 朧月かな
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久々に おののく程の 入道に  ゆる日近し 青天井
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若き日の 意味なき自負が 今あれば  寄る年波に 勝てる気がする
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校庭の かつての象徴 金次郎  野暮な現代 尊徳もなし
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満ち足りる 皆はそれを 望むけど  少し足らぬが 幸せかもな
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夜五つに 打上花火 君照らす  五本の指の どれか当たれば
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冥王が 太陽系から 去りし時  勢いありし 日出づる処
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秋黴雨あきついり 軒下二人 笑み会釈  出逢いはかくも 卒爾そつじなりけり
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