星空馨(ほしぞら けい)
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絵を描きつつ短歌を作っています。2019年に癌の告知を受け、それから闘病中です。その間に最愛の母も、心臓病で亡くなりました。母は最後まで私の癌のことは知らずに死んでいきました。小さい頃に父はなくなり、それから母と2人きりで生きてきたから、とても寂しいです。母を偲んだ歌も多いと思います。
尚、相聞歌に関しては妄想もちょっぴり入っています。お許しください。
皆様のお歌が大好きです。笑ったり共感したり私の大切な交流の場です。ですからフォローは100%お返ししています。多作ではありませんが 宜しくお願いいたします。

ただ眠り 眠りたやこの たましいの 漆黒の闇に 浮かびまろびつ
11
グラス満たす ワインに酔ひて 庭に出でれば かいなくぐりて しじみ蝶 飛ぶ
23
ちかちかと 自鳴琴オルゴオルのごとき 音かなで 満天の星 夜風よかぜ冷えゆく
18
焼き上がりし 写真映りの美しく 日がな嬉しき ナルシスのごと
22
不如帰ほととぎすは 哀しからずや 托卵たくらんし 我が子の顔も 知らず旅だつ
24
天の川 青と銀との 星雫ほししずく 浴びて河原かわらに ひとたたず
26
不如帰ほととぎす 短い寝言に 起こされて 眠れぬ森の ひととなりたる
28
荒荒あらあらと うつし世と共に 滅びゆく 芙蓉ふようの如き 女言葉おみなことば
25
紅薔薇べにばらの 天蓋てんがいくぐり 水瓶座 指し示す人の 白き横顔
26
霧雨は きららの粉と 降り注ぎ 鬱々うつうつと行く 影のかせ引き
24
星明かり ガラスの花の 咲く森の 遠きチェロの音 君を思ひぬ
32
桃色の 花弁かべん優しき 夕化粧 誰に見せむと 紅つけて
26
ローレライ 君舟を出せ この胸に 深くてあおき 水の底見せむ
27
母の名を やまいして つぶやけば 日の暮れゆきて 不如帰ほととぎす鳴く
32
花月フラワームーンの ただ嬉しくて 照るを待ち 月光浴げっこうよくす オパール色に
29
若草の 野辺にもまず 行く黒き 猫よお前は いつも絵になる
39
吹き荒れて 逆巻さかまく炎の うずのごと 風の吠えたる ゴッホの糸杉
27
燦々さんさんと 灼光しゃっこうの雨 腕を刺し すみ塗りめたる 影の路地ろじ
25
生業なりわいと ならぬ絵ばかり 増えいきて アトリエは夢幻 宇宙と化しぬ
32
青葉え 風は薫りぬ 影も濃き 皐月さつきは我を 花と誘ふ
26
美神(ビーナス )の乗り たまいしホタテ 貝に似た マドレーヌ焼く 西風吹く日  
27
宵闇よいやみを 君待たすなかれ 月は満つ サフラン色の空のうたげ 
30
よわい重ね 「鏡のうとまし」 と言う人を 思い出しつつ 髪梳かみすゆうべ
34
鶯は 我が身の二倍も あるひなの 口にえさ入れ 我が子と疑わず
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ふくろうが 近くで鳴きぬ 湯に入れば 水音たてず しばし聴き入る
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座りたる 美女にたとえし 牡丹花ぼたんばな 雨は涙か 泣きて散りゆく
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薄茜うすあかね 徐々に染まりて 今日といふ 新しき空を 与えられし
35
鶏の 声に目覚めず きじの鳴く 哀しき声に 朝焼けを知る
34
熊蜂くまばちが 蜜吸う羽音はおとや 藤の花 庭にでれず 盛りを過ぎぬ
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花を食べ 暮らさむとせしが 愛らしき エディブルフラワー食用花  花瓶に生けぬ
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