星空馨(ほしぞら けい)
55
56
投稿数
219

絵を描きつつ短歌を作っています。2019年に癌の告知を受け、それから闘病中です。その間に最愛の母も、心臓病で亡くなりました。母は最後まで私の癌のことは知らずに死んでいきました。小さい頃に父はなくなり、それから母と2人きりで生きてきたから、とても寂しいです。母を偲んだ歌も多いと思います。
尚、相聞歌に関しては妄想もちょっぴり入っています。お許しください。
皆様のお歌が大好きです。笑ったり共感したり私の大切な交流の場です。ですからフォローは100%お返ししています。多作ではありませんが 宜しくお願いいたします。

あかつきに 寝覚めて 十首詠みて恋ふ 雲と見まごふ 白き花枝はなえだ
32
花前線 桜前線 恋前線 開花の時は 待つ恋に似て
29
満開の はなのもとにて 我もまた 息絶えてみたし 望月の頃
31
音曲おんきょくに 詩歌に絵にと うたわれし 桜は生きむ 時代を超えて
31
桜桜さくらさくら 花をいだきて 舞う月夜 永遠とわに散るなと 願いでつつ
29
にぎにぎと はなのもとにて 宴持たむ 花も人世ひとよも はかなくあれば
31
夜桜が 風にさざめく 根もとには 美しき魔が ひそみ誘う
26
これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
28
近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えしはな
26
光含み 魔物のごと咲く 白き花 桜よ今年も 我は惑えり
26
咲きめば 心乱せし 桜花さくらばな 花吹雪はなふぶく前に 胸にとどめむ
27
桜色の 夢見しばかりに ゆうべ まで 乙女心の 封印を解く
25
残り雪の 暖められて 昇天す 陽炎かげろうの消えて 飛行機の雲
23
忙しや 春告げし後 鶯は 時鳥ほととぎすの子も 育て旅立つ
30
何思い うつむきて咲く 菫草すみれぐさ 淡き一世ひとよを 陽だまりの中
35
らさずに 5秒を超えて 見つめり 人群の中に 君を知り
25
紫の 星のかけらの 散りたるが 朝日を得れば すみれと咲けり
35
派手やかに 咲く花よりも 紫の すみれ恋しき 春浅き野は
33
手をかざし 守りていたき すみれぐさ 人知れず野に 春げて咲く
38
天空の 宮殿の鳥 鶯は 春をつげむと 舞い降りて
29
忘れたる 箱よりでし 大小の 小花のピアス 春は来にけり
33
母の肩 めば上手うまいと 褒められり 亡き後に残る 感触寂し
31
雪洞ぼんぼりの まろあかりに 伏す君の 手弱女たおやめの如き 長き睫毛よ
29
盃に 身は冴え冴えと 蒼く燃ゆ 内裏だいりに似たる 君と差し向き
29
雪洞ぼんぼりに むつみて座る 人形の 頬の白さの 妖しき花冷え
31
王朝の 恋、桃の香に 重ねつつ 千歳ちとせ懐かし 雛の貴人あてびと
28
鉛筆画 モノクロームに 色彩を き想像さする 事の豊かさ
27
星屑と 雪の結晶 合わさりて せせらぎ流る 冬の銀河は
31
吊り花の 皆一様に 首擡げもた 曇天突き抜く 飢えるごとく
28
見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
30