星空馨(ほしぞら けい)
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絵を描きつつ短歌を作っています。2019年に癌の告知を受け、それから闘病中です。その間に最愛の母も、心臓病で亡くなりました。母は最後まで私の癌のことは知らずに死んでいきました。小さい頃に父はなくなり、それから母と2人きりで生きてきたから、とても寂しいです。母を偲んだ歌も多いと思います。
尚、相聞歌に関しては妄想もちょっぴり入っています。お許しください。
皆様のお歌が大好きです。笑ったり共感したり私の大切な交流の場です。ですからフォローは100%お返ししています。多作ではありませんが 宜しくお願いいたします。

忙しや 春告げし後 鶯は 時鳥(ほととぎす)の子も 育て旅立つ
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何思い 俯(うつむ)きて咲く 菫草(すみれぐさ)()() 淡き一世(ひとよ)を 陽だまりの中
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逸()らさずに 5秒を超えて 見つめ居(お)り 人群の中に 君を知り初(そ)め
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紫の 星のかけらの 散りたるが 朝日を得れば 菫(すみれ)と咲けり
35
派手やかに 咲く花よりも 紫の すみれ恋しき 春浅き野は
33
手を翳(かざ)し 守りていたき すみれ草(ぐさ) 人知れず野に 春告(つ)げて咲く
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天空の 宮殿の鳥 鶯は 春を告(つげ)むと 舞い降りて啼(な)く
29
忘れたる 箱より出(い)でし 大小の 小花のピアス 春は来にけり
33
母の肩 揉(も)めば上手(うま)いと 褒められり 亡き後に残る 感触寂し
31
雪洞(ぼんぼり)の 丸(まろ)き灯(あか)りに 伏す君の 手弱女(たおやめ)の如き 長き睫毛よ
29
盃に 身は冴え冴えと 蒼く燃ゆ 内裏(だいり)に似たる 君と差し向き
29
雪洞(ぼんぼり)に 睦(むつ)みて座る 人形の 頬の白さの 妖しき花冷え
31
王朝の 恋、桃の香に 重ねつつ 千歳(ちとせ)懐かし 雛の貴人(あてびと)
28
鉛筆画 モノクロームに 色彩を 描(か)き想像さする 事の豊かさ
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星屑と 雪の結晶 合わさりて せせらぎ流る 冬の銀河は
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吊り花の 皆一様に 首擡げ(もた) 曇天突き抜く 飢えるごとく
28
見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
31
髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
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まどろめば 携帯電話の ベルの音 鈴虫のごとく 飛び交う車窓
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明け方の 夢に出て来し 通学路 我が母も師も この世に亡きに
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恋(こ)ふと云(い)ふ 二文字(ふたもじ)の中に 綺羅星(きらぼし)と 風と泉と 夜櫻(よざくら)が棲(す)む
31
海の街 淡き海月(くらげ)の 幻か ビニール傘が 連なりて行く
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夕映えに 潮(しお)は満ち行く 七度(ななたび)の 転生せむと おみなでいたし
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うっとりと メロンの如く 美しき 罅(ひび)の入(い)りたる 失恋も有り
31
病みて枯るる 早春の野に 一番星 水仙の花 光一筋
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昼の月 凍らせ蒼(あお)く 吹く風の 膨(ふく)ら雀の 胸毛返せり
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パートナーの 無き円舞会 裾(すそ)の舞う フリルも哀し 佇(たたず)む影の
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暖かく 陽だまりのごとき 母の部屋 うつらうたた寝 亡き母の夢
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遊園地 回転木馬(メリーゴーランド)の回るごと 昔を今に 為す由(よし)もがな
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君と乗りし ジェットコースター 絶叫し 笑い合う日々 今は帰らず
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