星空馨(けい)
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画家。絵を描きつつ短歌を作っています。皆様のお歌が大好きです。笑ったり共感したり私の大切な交流の場です。ですからフォローは100%お返ししています。多作ではありませんが 宜しくお願いいたします。

手をかざし 守りていたき すみれぐさ 人知れず野に 春げて咲く
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天空の 宮殿の鳥 鶯は 春をつげむと 舞い降りて
30
忘れたる 箱よりでし 大小の 小花のピアス 春は来にけり
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母の肩 めば上手うまいと 褒められり 亡き後に残る 感触寂し
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雪洞ぼんぼりの まろあかりに 伏す君の 手弱女たおやめの如き 長き睫毛よ
29
盃に 身は冴え冴えと 蒼く燃ゆ 内裏だいりに似たる 君と差し向き
30
雪洞ぼんぼりに むつみて座る 人形の 頬の白さの 妖しき花冷え
31
王朝の 恋、桃の香に 重ねつつ 千歳ちとせ懐かし 雛の貴人あてびと
28
鉛筆画 モノクロームに 色彩を き想像さする 事の豊かさ
29
星屑と 雪の結晶 合わさりて せせらぎ流る 冬の銀河は
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吊り花の 皆一様に 首擡げもた 曇天突き抜く 飢えるごとく
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見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
30
髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
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まどろめば 携帯電話の ベルの音 鈴虫のごとく 飛び交う車窓
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明け方の 夢に出て来し 通学路 我が母も師も この世に亡きに
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ふとふ 二文字ふたもじの中に 綺羅星きらぼしと 風と泉と 夜櫻よざくら
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海の街 淡き海月くらげの 幻か ビニール傘が 連なりて行く
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夕映えに しおは満ち行く 七度ななたびの 転生せむと おみなでいたし
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うっとりと メロンの如く 美しき ひびりたる 失恋も有り
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病みて枯るる 早春の野に 一番星 水仙の花 光一筋
26
昼の月 凍らせあおく 吹く風の ふくら雀の 胸毛返せり
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パートナーの 無き円舞会 すその舞う フリルも哀し たたずむ影の
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暖かく 陽だまりのごとき 母の部屋 うつらうたた寝 亡き母の夢
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遊園地 回転木馬メリーゴーランドの回るごと 昔を今に 為すよしもがな
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君と乗りし ジェットコースター 絶叫し 笑い合う日々 今は帰らず
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幾重いくえにも、巻きて開かぬ うちの花 春立つ今朝は 意地を捨て解かむ
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白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ 明日あすは立春
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むずかりて 泣く子の声に 似る冬の 風を抱きて 眠るの月
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朝昼と 陽だまりの庭で 食事せば パン屑拾う 鳥の目丸し
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如月きさらぎに 重ねる君の 外套に 常より顔の 小さく見ゆる
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