星空馨(ほしぞら けい)
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絵を描きつつ短歌を作っています。2019年に癌の告知を受け、それから闘病中です。その間に最愛の母も、心臓病で亡くなりました。母は最後まで私の癌のことは知らずに死んでいきました。小さい頃に父はなくなり、それから母と2人きりで生きてきたから、とても寂しいです。母を偲んだ歌も多いと思います。
尚、相聞歌に関しては妄想もちょっぴり入っています。お許しください。
皆様のお歌が大好きです。笑ったり共感したり私の大切な交流の場です。ですからフォローは100%お返ししています。多作ではありませんが 宜しくお願いいたします。

幾重(いくえ)にも、巻きて開かぬ 内(うち)の花 春立つ今朝は 意地を捨て解かむ
25
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ 明日(あす)は立春
30
むずかりて 泣く子の声に 似る冬の 風を抱きて 眠る夜(よ)の月
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朝昼と 陽だまりの庭で 食事せば パン屑拾う 鳥の目丸し
31
如月(きさらぎ)に 重ねる君の 外套に 常より顔の 小さく見ゆる
27
冬越せぬ 花の骸(むくろ)を 土に埋め 来春にまた 逢はむと願う
34
嘗(かつ)て来し 森の温室 夜は冷えて 君の名付けし 星灯草(せいびそう) 咲く
25
独(ひと)りだと 墓も建てれぬと 聞かされ 母の遺骨を抱(いだ)き 戸惑(とまど)ふ
28
石畳(いしだたみ)の あの道のカフェが 恋しくて 窓際に座り あなたを探す
28
外に出ずる 気もなく窓に 添い見れば 碧空(あおぞら)すらも 雲重く見ゆ
27
幾年月 古りても思う 紫の 長き君の影 金色の野も
19
野苺の 野で初めて 君に会いし朝 良きことで今日が 埋まる気がして
23
冷え冷えと モノトーンの野に 捨てられた 片方の靴に まぶす粉雪
24
雪の屋根より 滑り落つ音の 轟きて 暫し休める 編み針の先
28
前世の 記憶を垣間(かいま) 見たような 霧と光を 絡(から)めたる風
26
病みて臥せば 枕は砂漠の砂となり 埋(うず)もれ星と 眠り落ち行く
27
捨てられぬ 古き手紙の 薔薇色に 変色すまで また仕舞い置く
24
星屑の 銀の階(きざはし) 昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
26
君の来ぬ カフェで飲むホット チョコレート 帰れぬうちに 雪は吹雪ぬ
29
甘き色 洋菓子のごとき 薄桃の 薔薇に頬寄せ 爪を塗る夜
25
ぽっかりと 心の内を 空(から)にして 海見ていたき 日がな一日
28
終わるとは 思わざりけり あの頃は 月の夜道で サルサ踊りて
27
花の名など 教え合いつつ 来し道の 別れて明日は 遠ざかり行く人
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咲くことの 無きクリスマスローズに 言葉かけ 三年(みとせ)を経れば 今日蕾(つぼみ )持つ
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馬の尾の 顔払いたるを 叱りつつ 蹄油(ていゆ)塗り終え 仰ぐ落日(らくじつ)
26
不従順を 叱りて鞭を 当てし事 悔やめば馬の 背を長く洗う
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空見上げ 馬の目遠くを 思うごと 青き泉を 深(しん)と湛(たた)えり
26
あらたまの 年を祝いて 飲む屠蘇の 去年(こぞ)より酔ひて ノンアルに替え
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なます刻む 音のみ聞こゆ 小夜更けて ひととせ速し 除夜の音(ね) まぢか
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白き画布に 向えば百鬼夜行する 未知のイメージ 徐々に現る
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