3歳で金と女のよさを知る君は生粋のマフィアだった
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愛してるの嘘はまだ残ってるのに深夜0時の魔法はとけて
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19になった私に「素数だね」理系の君はノート片手に
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白い頬赤らめながら目を伏せる君の秘密の声が聞きたい
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アボガドは好きじゃないって言ったよね部下の女とシュリンプ・サンド
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戻りたくないねとぽつり君が言う 夕暮れ迫る観覧車にて
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宵闇にかさりかさりと音がする降り積もるのは雪だけじゃない
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指先が触れた頬から溶けてゆく動悸酸欠眩暈とともに
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光射す世界にふたりだけでいい気づいてほしい私のきもち
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雲の間に降り注ぐ眩しい光はまるで君の笑顔みたいね
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次の世で生まれ変わるはもう要らぬ痛み悲しみすべて無くなれ
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別れとは予告なく来た方が良い余命知りつつ生きる苦しさ
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今年また誰より早く美しく開花するさくら散る潔さ
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今ならば 笑顔で話せる 自信ある だから逢いたい 初恋のキミ
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この先にどんな困難待ってても 笑顔でいれば道は開ける
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つらいとき自分の気持ち鼓舞こぶをする なんとかなるさ、どうにかなるさ
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パンが好き朝起きるのは辛いけど 「今朝はチョコパン!」浮かべ起きる小さな幸せ
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諦めと ニヒリズムへの誘惑に  負けるな踊れ 心のヘヨカ
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会いたさに 目覚める時刻 早過ぎて 濃い藍色の 夜は明けゆく
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校庭に 明るいきみどり色の筆   樹々を描いて 飛ぶ野良インコ
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私にも守れる世界はありますか そこの世界に君はいますか
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艶やかな光を放つ真鍮しんちゅうふちを見つめる滑らかな色
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ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
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放課後の 声がきこえる 夕涼み タイム・スリップ 夏至の夕暮れ
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降りてきて あちらは今は こうなってて もう行かなくちゃと 云ったらしい
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文字にする 言霊様が きいている できればポジティブ 星に願いを
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ポケモンと寝たい僕を止めるのは起動すらもさせない睡魔
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我々はバスに乗りたるアルマジロ座席の上に丸まりて眠る
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夜も更けて独り寝ころび想うことあなたが何処かで息をしている
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車窓より宇治川は常に轟々と都の果てに人を飲み込む
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