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息子から 少し早目の 贈り物 幾つになれど やはり嬉しく
29
あくび呑む授業じゃ見えるそのへんをうろついている時の神様
20
棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
51
日に三度、犬を吸わねば生きられぬ さふいふ身体にいつしか成った /犬好き
23
追悼の 灯をもらう時 走りゆく 同じ痛みに 言葉こそなく
15
挨拶は 大事と言うが それよりも もっと大事な ひと言がある
7
友達なんていないのに、食べやすいからってパーティー開けのポテチ
9
冬枯れの 枝這う壁も美しい モールに集う 人の群れかな
14
習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ
心痛
(
しんつう
)
きわむ
16
傷ついて また傷ついて 立ち昇る レモンの香に 心整う
11
題:「満員電車」 人溢る 櫃の奥へぞ 押しこまれ 身をば忘れて 息ぞ潜まる
21
妻
遺
(
のこ
)
す 黒きレギンス はいてみる 吾のタイツより
温
(
ぬく
)
い気がする😙 /もったいないのではきます😊
35
これからが これまで決める 苦しみを 御恩に変えて 滅度に至る
15
教室で 私に微笑み かける君 好きバレしたら どうしてくれるの
17
傷つけて傷つけられて子育てはたぶんホントは親育てだね
24
曇天をかき分けてゆく白鷺の 羽毛の如き初雪ひらり
30
君が夢に 出てきてくれる それだけで 両想いまで あと一歩かな
20
穢された記憶は消えず白かった 過去の光が私を殺す
15
題:「今朝の風景」 光る板 指でなぞりて 世と接ぎ あさけの駅に 風ぞ立ちゐる
19
寒空や雲間にぽっかり青い空そこだけ春が来ているようで
21
川べりのお地蔵さんに赤い花似合わないよと照れてるみたい
24
「ご自由に」と柚子と橙並べ置く今夜だれかのおふろに浮かべ
27
寒さにも三年越しの胡蝶蘭 花芽をつけて光へ伸びる
22
年明けに 隅で人待つ スノードーム 笑うサンタは 見向きもされず
21
この苦悩いつか笑える日を待ちて すごろくのコマは 1回休み
28
胸の上の猫のゴロゴロ聴いている 重くて熱い命というもの
36
枝切られいびつになるも空目ざす枯れ木の夢は
風花
(
かざはな
)
のなか
33
朝の陽に蓮を咲かせる泥水の熱おび深く命そそげり
22
「好き」という 言葉が全て 不釣り合い 君は「like」で 僕は「LOVE」なの
15
感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
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