見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
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習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ心痛しんつうきわむ
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雪にさす 朝陽あさひの色は 生成り色 忘却の彼方かなた 竹を編む人
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ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
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AIが 瞬時に提示 夕飯の レシピを頼り ピンチをしのぐ
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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山茶花の花びら積もる坂道をのぼりつつ聞く鳥の囀り
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名言の「めんどくさい」を言いたがる妻は女子する暇があり過ぎ
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婚前に 君にもらった ミントチョコ 潤むまなこで 遺影に供へ
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口紅も 着けない君の 佇まい どこかに忘れた 裸のココロ
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やはらかな小春日和のぬくもりに 眠る氷河は空を夢見る
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プランタを 花咲か婆ちゃんから もらい 花より野菜のタネ 選ぶ 孫
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はちみつの瓶を透かして見る未来濁りも苦味も僕の隠し味
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忙しき夫の背中に手を合わす 湯気立つ飯を 絶やさぬ祈り
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コーヒーに「昨日」を溶かしてはちみつの厚い光で今日をはじめる
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人生が汚れ裂かれて台無しで子供の私に声をかけたい
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浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手幼き紅葉
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マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
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「安全」と「必要」と有った震災まえ古き広告よぎる朝かな/柏崎原発試験的発電開始に
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浮き雲に寝ている心地 ごめんねと言えてすべてが軽くなりけり
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枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
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僕たちが 不動と信じ すがるのは 昨非今是の 正義に過ぎぬ
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何回も動画見ながらリハーサルボンボンショコラは無事に納まる
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透明な高次脳機能障害ハンディキャップに包まれた重さに倒れ誰も気付かぬ
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涙星 泣きたいときは鳴けばいい いつかは渇れて 忘れてくから 
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羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
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月面のゴルフボールが見えたとて人のこころの襞は見えない
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懸案の債権回収成功し やれやれやれとロング缶呑む
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「母さんがちゃんと手作りしてたから」 料理男子息子のお褒めの言葉
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冬と春 行ったり来たりの 境目が 幻想的な 夜明けの時刻 
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