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隠し事してはイヤよと医師に言う 祖母はお茶目な少女みたいに
38
あの暑い夏はまぼろしアナ雪のアトラクションへと向かう玄関
23
ニラレバと 餃子で友を 偲ぶ夜 震災前の 笑顔懐かし
35
寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あの
娘
(
こ
)
を 追うか待つのか
12
朝採れで 白菜手にし 仕事場へ 存在感は ダルマ以上で
38
目を覚ますことなき母の髪
梳
(
す
)
けば庭の梅には鶯が鳴く
29
共テ前 前泊の子らのグループの 楽しげな声に 心で「頑張れ!」
17
片付けて 額に汗の 冬日向 はちみつ紅茶 ひと息入れる
36
娘
(
むすめ
)
との 夜のデートは 本山で 旦那の愚痴を 肴に飲んで
33
雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
34
「死ね」と言い「死ぬか」と返してそののちの梨の白さを君に剥くなり
24
「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在てくれること深く頷く
27
手拭いのユーモア格言
可笑
(
おか
)
しくてフレーム探しに自転車で百均
36
白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
21
ルリビタキ 一度この目で 見てみたし 幸せを呼ぶ 青い鳥かな
23
あの人が受賞するよう 裏山のちいさなちいさな滝に祈った
24
なにもかも集中できない 君のせい 頭で君が踊っているから
8
元気かな 気になる人が 順番に 夢に現る 睦月の夜に
34
エリートはある日突然転落す 精神疾患告げられた日から
27
精神病かかえ社会の片隅でひっそり生きる人生はアリ?
30
寒い冬ポッケに手を入れてくれるから 苦手な冬も好きになっちゃった
8
偉そうに のけぞる父の手のひらの震え思えば怒り溶けゆく
28
雪のしずく競うごと落つ賑やかさうたた寝の午後ふいと目覚める
29
負けるまで続けてやると言いたいが一度も勝ったことのない古希
24
大寒の朝に 暖房1℃上げ だあれも風邪を 引かないように
33
我が田舎 還暦間近は 若い衆 吾より歳下 三人だけで😅 /内一人は吾の息子
31
わがうちに家族(いえ)焼きつくす火を飼いて何食わぬ顔で夕餉を運ぶ
27
題:「満員電車」 人溢る 櫃の奥へぞ 押しこまれ 身をば忘れて 息ぞ潜まる
19
消費税 物価高の中頑張ってる スーパーの悲鳴 聞こえる気がして
22
軽くなる 背中に翼生えた如
時間
(
とき
)
に鎧を脱がされていく
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