僕たちは 毎日せっせと 食べる 食べる 今日もせっせと 薪を、焚べる
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おれ人間向いてないやバッタとか良いんじゃないのとどこぞの二人
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長いこと生きてる気がする 僕だけど。ばあちゃんと並び月を見ていた
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白鷺は細きあしして草を分けひょろ首伸ばし川面覗きぬ
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湯の川を揃ってゆったり魚たち群がるところが湯の湧くところ
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珍しく口から感謝飲んでいる珈琲豆よ育てた人よ
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蜂蜜を紅茶に垂らす一年が穏やかなれと出初めの朝に
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あくび呑む授業じゃ見えるそのへんをうろついている時の神様
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棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
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白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
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「うるさい」と言って言われて日が暮れて明日の朝は笑うのだろう
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いつの日か風になる日がきたならば君のうえではやさしく舞うよ
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肌と肌触れ合うことの滑らかな心地の中で夜溶けてゆく
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エアコンの温風ならずフィルターを開けてビックリ埃の山で
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川べりのお地蔵さんに赤い花似合わないよと照れてるみたい
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原発の疑念残した再稼働あの福島の教訓生かせ
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畑よりつま持ち帰る冬の菜を鍋に煮込みて一日ひとひに感謝す
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とつくにの痛みを想うこの友の隣に居られる私でいたい
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祭り也吾が屋根の上をすれすれに轟音立てて飛行機の飛ぶ
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うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
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朝の陽に蓮を咲かせる泥水の熱おび深く命そそげり
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顔中にご飯くっつけ笑ってる幼よいくさ知らずに育て
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いい歌をつくり作ったその手柄誰かに取られクソ炎上
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降る中を朝の散歩の柴犬は雪が似合うね目を輝かせ
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オレンジの皮を前歯に貼り付けてキャッキャッ笑って日曜日なり /吾子三歳
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冬の朝まるで雪中寒すぎる毛布をかぶってもう無理だ
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さようなら手を振りその場過ぎ去ればぽつんと終わった速すぎだろう
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コミカルに 介護続ける 親友の 基本姿勢は 恐らく愛情
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雪だるまの周りの足跡から聞ゆにぎやかな声楽しい時よ
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目を見張る艶髪であれど床の上落ちてしまえばぞっとしかせず
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