昼下がり真ん丸お目々で爪をとぐ貴方に一矢報いるために
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買ってから何十年も経って知る家電製品機能あれこれあれあれ?/こんなこともできたんかい!
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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華やぎもきらめきもなく歳重ね観照のみを道連れにゆく
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プラレール夢中でつなぐ横顔に幼き頃の吾子を重ねて
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吐く息の白きの見えず夕暮れにゆるやかに春迎えにいくや
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目のやり場困ってしまふフィギュアかな 何もあんなに露出せんでも
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めでたいな そのたび牛が 食われてく 網目に刻む 食物連鎖
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お父さんうるさいですと言われてもイビキなんぞをした覚えなし
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この白い紙には白い字で「白」と書いてあるってだれもが言うが
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地球儀の下についてる天球儀てんきゅうぎ さんかく座とか誰が名付けた
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ハマり台 天井までと ハイエナし 明日の当たりが 出るかも知れぬ
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君にだけ届く想いを乗せたくて祈るみたいに名前を呼んだ
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失って 初めて気づく わけじゃない ペトリコールに 吐き気を添えて
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偶然を紡いで一つの糸にしようそしたらそれを運命と呼ぼう
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雪空に あなたと二人 肩寄せ合い 幻想的ねと 微笑んでみる
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「飲みたいの」 咄嗟に反論 したのだが 結局渋々 折れたのは僕
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表にいるのが生きていること それなら裏はしんでいること?
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励ましにつかない既読、三十分 あなたはわたしを求めてないね
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雪が降る 積もり溶けたり 凍ったり 多くなければ 多くなければ 
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一人立つ景色を見つつ少しだけ 置いて離れた地を懐かしむ
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今までとこれから先をそれぞれに眺められてる今ここに立つ
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うれしきはイチナナパー(17800円)でパソコンを手に入れしこと。中古なれども
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「原発」は 瀕死の中で 叫びたる 「皆逃げろ!」 「さっさと逃げろ!」と
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粉雪は 祖父が降らせて くれたのさ みな大好きな おじいちゃんよ
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突然の 奇襲の如き 衆院選 「1941」 思い出したる
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熱狂が 苦悩を超える 人達の 蜜啜りたる 息が絶えても
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現代の 経済格差 表出す オリンピックは 差別の祭典
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永遠に 同じ空間 過ごしたい 塵になりたる 命なれども
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国のため 自分のために 生きる世に 人の未来は 消えてありなむ
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