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さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむ
終
(
つひ
)
のひとひら
17
まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
7
本当はすべて綺麗だ 狭量な僕の認めぬ歌があるだけ
14
雨やみて 窓に張りたる 花びらに
季
(
とき
)
儚きを 想ひ知るかな
20
朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
9
空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
27
アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
23
楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
52
幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
13
いつだって手を伸ばしたら触れられる 夢の中でも温かい君
36
春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
33
花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
16
曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
24
満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
19
大丈夫サンタのいない子供たち僕もこうして何とか生きてる
16
トランプにハラスメントのカードなし僕の手札に切り札がない
9
雨後の
夜半
(
よわ
)
雲を払ひし
温風
(
ぬるかぜ
)
に当たり 星影望む ベランダ
41
戻らばや花かんざしの
童女
(
わらはめ
)
の姿包みし春の夕暮れ
15
風の音で目覚めた朝は手を伸ばし毛布のなかに春を連れ込む
42
ハナミズキ 晴天の下 花開く 白やピンクに 空を染め上げ
42
春鬱
(
はるうつ
)
(
)
ゝ
(
)
頓服
(
くすり
)
で
眠
(
ねむ
)
りに
落
(
お
)
ちてゆくそれでも
飲
(
の
)
まねば
自
(
みずか
)
ら
弔
(
とむら
)
う
39
あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
13
イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
32
鮮やかな山吹咲いた畑の隅
黄金
(
こがね
)
の塊輝いて見ゆ
26
パンツルック
流行
(
はや
)
りて街に 活気あり
背
(
そむ
)
きて揺らげ スカートの花
29
やりとりがあった
証
(
あかし
)
の既読とはきっとまぼろしだったのだろう
37
むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと
19
足元に花のひとひらくるくると吾と遊べり風の
音
(
ね
)
になる
36
レコードにフィルムカメラに拘りのオジンはスマホ音痴やっぱり
29
日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き 平和よ
永遠
(
とわ
)
にと
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