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細い月 光の筋に 見えるほど 寒い夜空を 優しく照らす
30
選挙後に改憲の風高まりて事前は忖度マスコミの罪
25
夕月夜 なれにし袖の梅の香を標とぞせむ 夢の通ひ路
18
吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
23
集まり散じて人が変われば 仰ぐ理想は流転するもの(赤茄子日本翁へ返歌)
17
シャンプーの泡に流して
解
(
ほぐ
)
れたら浮きて心は歌に染められ
22
「ヒマラヤのお塩ですよ」と自慢顔 雑味が旨さと知らないままに
17
この愛を脳細胞に刻みます海馬老いても忘れない!多分
14
癌なんてよくある事と言い聞かせつ 結果待つ日々 不安高まり
19
子育ては ハラスメントに 似たるもの 受け手が決める 愛の正しさ
14
靴箱を 整理しスキマ 作ったら 空いた空間 心のゆとり
28
隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
22
遠ざかる 勇気はなくて 立ち止まり 君の体温
(
ねつ
)
だけ いまは灯火
(
しるべ
)
に
11
好きなんて嘘って言ってるそばから 爪の先すら溶けて混ざってく
11
あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
23
怪我を越えタイトル賭けてあと一歩ドックンドックン馬群よ開け
14
田の雪は毘沙門天か野仏かやらずの雨に童心溶けて/折句
20
日替わりでセンター飾ったネクタイは今や不動の箪笥のセンター
21
大勝利
納
(
おさ
)
めた総理の演説は
要所
(
ようしょ
)
に「そうだ」の
合
(
あ
)
いの手も付く
22
親といる限られた日は短くて元気なことはありがたいこと
14
真夜中にからだを浸すみずうみの深さであの子の涙を知る
10
背伸びした 海辺ドライブ 烏帽子岩 普段はサザン 今はエドシーラン
5
花束の大安売りと相成りてスイートピーを百円で売る
6
ねえ、好きよ。あなたが雲に隠れまた現れるまで瞬きしない
5
お茶濁し 核心突けぬ 原発報道 虚しき時が過ぎていく
6
認知症 扱う番組 増えたけど 深刻な事態には触れられず / 校正しました
9
「ボルジア」も 「アントワネット」も 消え去りて 金に食われる 人待ち望み / 校正しました
8
もぎたてのぶどうを反芻するような純米吟醸の爽やかさ
9
我が指を 咥えるのは
蒼瞳羊駝
(
きみ
)
からの 信頼の証 だったら嬉しいよ
5
舌根が苦くて甘い 深夜二時 唾液に溶けた睡眠薬で
5
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