雪積もり踏み出すザッと響く音深夜の車道2km先まで
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公園の梅には花が咲いてるが鼻つまってて香りわからん
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美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
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猫拾い別生物がやってきて異次元の動犬と驚く
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アルパカの チャームポイント 前髪が 切り落とされて ラマに見えるよ
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肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
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人集まれば とんがり帽子 丸くなり 老若男女 果実食べ / 新政権への危惧や不安 淡い希望や期待
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貧乏で なにもやらない 父親に 息子の批判 グサリと刺さる
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未だなほ 流異譚の積もりで眺むる ひとの群れ
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目覚ましの アラーム音が なる前に 必ず起きて アラームを消す
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資源ゴミ 捨てにいったら 寒すぎて 丸まる背中を グンと伸ばした  
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 寒桜 春疾風はるはやてに 吹かれよと ひょうひょうとして ブレることなく
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老羊駝 のんびり暮らす 小屋の中 天寿全う 心から祈る
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シャンプーの泡に流してほぐれたら浮きて心は歌に染められ
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「人は人我は我」胸に歩みつつ 不意に顔出す羨む感情
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神の手を滑り落ちたる金メダル 女神は掴み星に掲げる
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「ヒマラヤのお塩ですよ」と自慢顔 雑味が旨さと知らないままに
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この愛を脳細胞に刻みます海馬老いても忘れない!多分
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ありがたいお経のありがたいところ探したけれどよく分からない
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ゆきどけに水面はあり冬舗道ひかりを受けていずこにも空
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ゆび先の 当たるつよさは 不安定 だけど気持ちは ショパンかリスト
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球体の破壊あるいはたんぽぽの綿毛をとばす 遠くへ あるいは
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簡単な人でありたい薄い雲ばかり行き交う夏空のもと
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この町の駅舎えきのライトに照らされてひとりにひとつずつ影はある
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逆光のなかにある街 清水の舞台の傾斜たしかめながら
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みみうしろ やわらか猫毛 もふもふし 思い出すのは 子猫の時代
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綿毛の塔に風やわらかく吹き込んで崩れ去るにはまだ早いから
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芥子の花ひとすじ伸びて吹きわたる風つよければ折れそうなほど
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揚羽蝶の翅おだやかに振動し何かが始まろうとしている
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しじみ蝶は絡みあい離れあいながら草々のさきにふれてはなれて
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