勉強も部活もゲームも全部嫌 布団の中でポエムを打ってる
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我思ひ 学びしたびに かえりみつ さながら深く 煎りし茶葉かな
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我慢とかしなきゃよかったランドセル ギラギラピンクにしてみたかった
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借景もよく考えたいいねよりボツだっていい自分を詠う
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レコードを聴く喫茶店待ちぼうけ「いい友達になりましょう」から
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彼の国の さながら紅白歌合戦 スーパーボウルよ ゆく年くる年
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星々が笑いさらさらながれ行く そのをなぜかみな知っている
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ゴツゴツと 仏頂面の 山嶺が 薄化粧して はるの前触れ
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白シャツでカレーうどんを思い切り啜るくらいの無邪気さあれば
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汗をかくこともなくなったセラミック製のからだで笑顔の練習
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今日までの閉店セールご自由に空の青さにかなしみ添えて
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バラの香りのハンドクリームを今日も塗る あなたは花が似合う人でした
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応答がないとぴかぴか光る板伏せつつ犬に覆い被さる
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見えぬ糸走りあなたのそばに着く私の声を待っていてほし
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過ぎては忘れ それをブームと 言うらしい 忘れることが苦手な我よ
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墜落か転落なのかだれもかも最期のときを知らずにとんで
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ひむがしに日はまたのぼり冴へ返るコンクリのうへメジロ目をとじ
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ビッグエア あの高さからの回転に 魅了される我 高所恐怖症
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円安で物価は必ず上がるだろう 金持ちだから へいっちゃら?
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買ってから何十年も経って知る家電製品機能あれこれあれあれ?/こんなこともできたんかい!
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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プラレール夢中でつなぐ横顔に幼き頃の吾子を重ねて
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吐く息の白きの見えず夕暮れにゆるやかに春迎えにいくや
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目のやり場困ってしまふフィギュアかな 何もあんなに露出せんでも
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めでたいな そのたび牛が 食われてく 網目に刻む 食物連鎖
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孫来るを指折りて待つ直前にインフル奪う 爺婆の糧
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雪降られ しなる木の葉と 春の日を 待ち焦がれたり 小さな新芽
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地球儀の下についてる天球儀てんきゅうぎ さんかく座とか誰が名付けた
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ハマり台 天井までと ハイエナし 明日の当たりが 出るかも知れぬ
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君にだけ届く想いを乗せたくて祈るみたいに名前を呼んだ
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