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ひよっこが 意味わからずに 歌わされ あの素晴らしい 愛をもう一度
13
寒緩み買い物帰りにセカストで明るき色のコート手に取り
18
遠き日に 思い描いた 夢多く 白髪混じりて「夢」夢となり
38
春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
21
宵闇に散り際を急く花ふらし ゆく春惜しみ並ぶ歩早む
21
運命の残酷はしみじみとした共感も脅かす凶器だ
18
青空へ白木蓮のつぼみ立ち再起の君へ春を祈りぬ
40
ピンクから黄色に変わりし店先の居並ぶ花に頬ほころびぬ(再考)
20
夕方は
菫
(
すみれ
)
色してまほろばの如く優しく染まる街角
50
寒々し 風吹ける中 空冴ゆる 耳を澄ませば 時の足音
10
詰んでいる寒くて辛く悲しいと言うあてが無くなるとはこれか
16
春を編む文字の飛び込みはっとすは闇夜に詠みしやさしこころね
16
ワンランク、ダウンダウンの化粧水老けも速まる物価高にて
30
諧謔
(
ユーモア
)
と
忠恕
(
おもいやり
)
さえ あればいい 世界平和は かくも易きに
19
こころから自分を恥じて振り返る白木蓮の忍耐強さ
24
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
40
震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
29
雨雲が虹を内包するように君への憎悪も恋の病だ
8
聞こへ来る門出の歌はどれもみなシニア世代の
吾
(
あ
)
をも励ます
38
まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上
歩
(
あ
)
む 母をみつめて
48
特番の「風の電話」に涙して震災の日の夜が過ぎてく
27
春浅き傘交う窓の縁なぞり雨垂れるまま君を待ちおり
21
落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
20
若人
(
わこうど
)
よ
無闇矢鱈
(
むやみやたら
)
を 恐れるな
倫
(
みち
)
を守れば あとは自由だ
17
人としてどうよ!と叫ぶ衝動と何かがあったと思う憐憫
20
木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
41
求めても求めてもまた求めても与えようとせぬ君のプライド
14
悲しみて戦地の鳥は見るだろか そこで傷つく大地と人を
51
残雪の庭にはあれど日向にはすでに福寿草一輪あらはる
17
「誇り高き下等動物」君のことそう呼ぶことで怒り鎮めん
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