傘鳴らす 雨音は腑と しづまりて 凍へる夜さり 初雪の帰路
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中道と聞けば仏陀のお悟りを思ってしまう誠実であれ/政治
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夢はまだまるめたままで胸の中かなうはずなどないから…夢
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宗教的な虐待配慮せずに無期はなんで生い立ち影響否定
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久しぶり会ってするのはあの会話 次に会うのはまた夢の中
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おそらくはバイオリズムが下降線 わかるアナタとわからないキミ
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火蓋切り駆けて溺れて掴むあし 戦は対岸 茂み掻き分け
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腹痛は 休めと神の思召し すこし休んで また走り出せ
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雪を踏みキュッキュと鳴らし翔ける君 その背の白き羽を震わせ
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窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり
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ねこたちは はしりまわるよ といれあと といれはいだよ あおんとなくよ
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元気ですお陰様と言われても私が何かした訳じゃなし
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傘寿超え新年会も最後かな「また来年」と中締めしたが
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休肝日明けはよく酔う宵の口いよいよならむ君の麗し
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私も!と 土産交換 する一コマ 通じ合ってる 思い嬉しく
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寒中の水垢離の様見て思う 私はやらない頼まれたって
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困ったり うまく行かずに 落ち込むも 君だけじゃない 我受け止める!
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冬の家事 動き出せない朝 まずは熱い紅茶で内からぬく
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ぬか漬けで 白飯を食む 冬の夜 漬けたわけでは ないんだけれど
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若き日に収監されし友は今介護の仕事に日々を頑張る/学生運動にのめり込み
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庭のに黒く汚れど溶け残る あの雪みたく私れたら
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穢された記憶は消えず白かった 過去の光が私を殺す
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ほろ酔いに茶葉ほどけゆく数分の 『リンダリンダ』全力で聴く
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ありふれた元素四つの構造美テトロドトキシン解毒を阻み (炭素、水素、酸素、窒素だけ・短歌の美にも通じて)
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あと五分 まどろみ夢の冬の朝 二度寝邪魔するアラームの音 
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小雪舞う 深夜の路地は 寂しげも 自販機の が ぬくもりたたえ
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画面越し 勉強中の 君の瞳 「きゅっ」ってなるのは なんでなのかな
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題:「今朝の風景」  光る板  指でなぞりて  世と接ぎ  あさけの駅に  風ぞ立ちゐる 
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ふがいない自分まるっと愛せたら最強になるそんな気がする
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シェーバーのかろき振えに肉挟みなおかろやかな油断の朝よ
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