息を止め箸で土筆を裏返す採取するのは緑の胞子
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四月来て店内明るく賑わふもウソも混じらぬ値上げのリアル
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萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
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らっきょうを 添えたカレーは 春の味 疲れも取れて ギア入れ直す
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シーズン着ずの冬服断捨離し すっきり整う箪笥と心
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花冷えの夜空ふわりと映ゆる月 風雨忍びし桜讃える
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六段の石垣見事な山城で どれ程鳥声聞きしか城主は
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青々と 次々伸びゆく小松菜の 蕾膨らみ春を告げをり 
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月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
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立ち寄り湯人のまばらな薬湯に知らぬ媼と桜を語る
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西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
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すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
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笑みながら刺す薔薇や知る女々しくもなれぬ女のさだめてふもの
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あゝこんな些細な事に幸せを感じる歳に吾もなりにて
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羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
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譲り合ふ人同士 初対面なれど 会話生まるる 車両の座席
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欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
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夢の中 ぐらい良い夢 見たいもの ピンチ連発 寝ていられない
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待ち侘びし 桃の枝先ほころびて 桃源郷にいざなわれゆく 
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五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
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「だめ」という言葉の数だけ撫でるから僕は夜色のただの猫だよ
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だめだめに飽きたらおいで僕の店黒猫がいる照明店だよ
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蒲公英たんぽぽの群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
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おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
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春嵐ひとときの夢散り残し季節は先にゆこうとしてる
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週末に 雨に打たれし 祭り場は 静寂の時 耐える店員
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「花びらがここまで来たよ!」子の髪を春一番がなでる夕暮れ
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マンションが建つかと思えば自転車店マジかよ神様オレの為かよ
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乗馬テクさながら 犬にまたがりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
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