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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
46
海月
(
うみつき
)
と書いて
海月
(
くらげ
)
と読むような月ぼんやりと春の霞に
58
パン、トマト、チーズ並べて新しい4月の朝は異国の如く
38
この雨は 涙 隠すに
丁度
(
ちょうど
)
良し 頬 打つ雫
温
(
ぬ
)
くき春雨
29
バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
60
春はもう此処に在らずと知った時紫陽花の葉の緑色濃く
10
言い訳をしないところが似ているね まるで僕の過去みたいな君
4
もうすぐで自分の家に着くけれど 君の横にはずっと居たいし
8
月ごとに
1
キロづつと 減っている 腕が細いよ 言葉少ない /特養の義母の様子
14
来る夏の衛兵のごと門前に立ちて優しい立葵かな
40
何も損は していないのに 言っただの 云われたなどと
申
(
さる
)
と
戌
(
イヌ
)
たち
23
華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
28
「ねぇパパは保育園どこいってるの?」帰宅のパパへ素朴な疑問 /吾子二歳
59
あさひかわ 菓子博なんか やらないで 饅頭一個 しか食べられない / PR短歌
22
通夜席の 御膳の固形燃料に チャッカマンにて 火付けてまわる
33
見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
47
雨が降り 晴れの日よりも嬉しそう そんな紫陽花 元気をくれる
36
十六年キミと続けたごみ拾い キミのおかげよ もう立てぬ
老犬
(
キミ
)
44
雨予報 外れて晴れた 日の朝は 得した気分 カーテン洗おう
30
ネガティブに構えすぎると運下がる 幸せのため希望信じる
17
愛犬の病が少し悪くなり 長生き、元気、切に信じる
14
X
(
エックス
)
は無自覚ないじめっ子だらけ 普通の言葉もすぐ標的
12
苔むして
蜩
(
ひぐらし
)
の声 降る森の 山頂に立ち 山並み遥か
33
久しぶり娘に洗髪してもらいあなたを産んでホント良かった
21
「行って来まーす」ふと振り返るベランダに淋しそうな
愛犬
(
キミ
)
の姿が \ 若かりしキミ
35
幾筋の ひこうき雲の その先に 夕焼け色の 街が広がる
33
何回も茅の輪をくぐりお祓いす半年の罪多く積もりて
18
一条の
蚊遣火
(
かやりび
)
星に みえますか 天の川瀬で ひとり待つきみ
/
もうすぐ七夕
38
その昔 母の日
贈り物
(
ギフト
)
のマグカップ やっぱり捨てれぬ 欠けてはいても \ 断捨離してます
36
うっかりと落としてしまったシュークリームみたいにとける夏の猫たち
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