予感してカーテンさっと開けてみる 白い世界が広がっていた❄️
45
電磁波の海を漂う魂に冬がWi-Fiのように刺さる
24
二十年前はたとせの歌はあの日を連れて来ぬ 若気の至りふと苦笑い
24
雪玉を食らったような木々の幹 除雪車達を恨まないでね
15
凍える夜 融雪剤を撒く凍結防止剤散布車きみを 我 ヒーローと呼び讃えたい
14
雪の上をスノーボートと共に行く 昔吾子乗せ 今ゴミ出しへ
16
人の世の 如何なる言葉 より君の たつた二文字ぞ いかに嬉しき
25
静寂を破りて急ぐサイレンを 無事であれよと見守る明星みょうじょう
26
初冬より空き家の庭の寒桜 満開近しと主待ちをり
42
満たされた同じ時間を過ごしてるようで違った目の向く先は
26
ダージリン 疲れた体 染み入って 香り佇む 夜の事務所に
27
手を繋ぎ初詣ゆく若者の我らにはなき作法まぶしき
27
使うたびライトがついて動き出す北窓に向く健気なミシン
32
愛人に合格出来ぬは見た目よりおしゃべり好きで秘密にできない
23
日に三度、犬を吸わねば生きられぬ さふいふ身体にいつしか成った /犬好き
21
厳寒に 餅花飾る小正月 五穀豊穣願ひを託す 
23
飛び立たせたくて放てぬこの腕かいな母という名の檻を編む日々
29
算数か哲学なのかいまひとつ割り切れなきや 離合集散
19
いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
24
消しゴムの 角がまぶしい 今夜だな 努力はすでに 答案にいる
22
我が妻ををんなとおもふ寒の入り夜のとばりの窓をうつ風
18
積雪の歩道に残る足跡と同じ歩幅で歩くいずさよ
18
わたしからはなれていった心臓が健やかに鳴り続けますように
15
綺麗事口にしていた恥ずかしさ『心はカネで買えないじゃない』
29
そうだよねよく解ったよ心まで動かすものが札束なのかい
21
あなたがさ別れる前に待ったのは『慰謝料いらん.!』の言葉だったか
25
お金では私の傷は治らないこのトラウマも脳障害も
28
怨み節直球投げても良いのなら数多飛び出す堪忍袋
29
「ごめんね」を言えぬまま積む言の葉の 尖りて母を、僕を、傷める
34
肋間に貼りしホカロン寝てる間に腰をも癒しルンバのごとく
17