吐き気がするのよあんたの顔見ると さっさとわたしを殺してちょうだい
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お金を払って初めて許される わたしがここにいてもいいということ
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ささやかな色をのこして紫陽花の花 夏の陽に乾きゆくころ
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人生が200個あっても足りない!と 君が飛び散るビル12階
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夏が死に秋を殺して冬と死ぬ 春もそぞろにまた夏を待つ
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何者でもないわたしを生きること 焦燥・加齢、解放となり
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昼前に刈り払い機の音響く外を見やると一瞬の夏
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鶏肉と半端野菜を鍋にくべ待つ「この恋が実りますよう煮」
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コンタクトも化粧も落とさず背中越しに ポツリと「わたしいましあわせなの」
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公園の便所の床を這い回る雀蜂を見て僕だと思う
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生きていて"ごめんなさい"と"よかった"を反復横跳びしてる僕たち
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幸せという字は手枷の形から出来た われてみたい夜がある
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感情は言葉にして吐き出さないと 勝手に出口を見つけてしまう
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地獄だと自覚があるだけ褒めてよ。生きてるだけで大惨事でしょ。
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じゃんけんが好きな君のその指と私の小指は繋がりますか。
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もう誰も「よき倫理を!」とは言わないし 神は死んだと嗤う声も無し
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ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
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無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
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連日の熱気 はらりと夢になり 9ここのか過ぎれば ここも秋です
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モコモコのスウェットに袖通したら 秒で治せるタイプの鬱病
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ここに今 わたしがいると知っている わたしのために篝火かがりびを焚く
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父母ちちははとむかし泳いだ海街で 獲れた蜜柑を我が子に与う
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おたよりが通じることのありがたさ 心の便秘 しませんように
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「分かるよ」と絶対容易く言わないで でも君だけは きっと分かって
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鳥籠の中で産まれた鳥は皆 飛び立つことを病気ビョーキと思う
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帰り道、雪に埋もれた路地裏は 何処とも知れぬ 白いまぼろし
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そこにある 風じゃない声 耳澄ます 人差し指で評する前に
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亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の白梅シラウメ今年も咲いて
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君のそのふざける癖をやめないと薬指ごと噛み千切るから。
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こんなにも貴方の色に染められた。傷んで価値が消えた髪の毛。
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