「月が綺麗ですね」を待つきみの横顔は月
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膝の上 ねこの体温に 思ふこと あの日を生き延び 今があるから
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捨てられぬ 古き手紙の 薔薇色に 変色すまで また仕舞い置く
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帰り際 手を振るお子の良い笑顔 またねと言えぬが辛いところ /クリニック受付
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皆眠る 刻はつとめて 書を開く このひとときは 我が財宝たからなり
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貴方には、輝く銀が良く似合う 金でも銅でも無い、貴方は銀
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百均の毛糸じゃ上手くならないと言われて気付く解けゆく撚り
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手のひらは何かを掴む為なのか柔らかき頬包むためなのか
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齢二十歳取り柄はないがのうのうと生きてる僕はたぶん景品
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シュートって腕より足と股関節?学ばず痛めた肩が疼いて (🏀 テキトーでも楽しいから困る・歌も同じかなぁ?)
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幼日の 温もり恋し湯たんぽの 布団の中で触れ合う指先 
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「がんばろうこうべ」を腕に巻きしめてイチロー打てり希望を空へ
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縫いぐるみのお猿を乗せてカート押すばあ様お茶目な幼女になりて
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幼日おさなびの学友と 影踏み遊び 思ひ出の 故郷ふるさとの公園
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細胞のひとつひとつが翳りつつ祈りばかりが透きとおるなり
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寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あのを 追うか待つのか
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ロトリガてふ薬名ひとつぽつねんと 残されているスマホメモ
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誕生日ケーキは要らぬと キミの言ふ 明日で同い年 また同い年
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しばらくは身に馴染むまで諍いが続く着たての服と身体
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「今や癌は二人に一人」その一人自分だなんて思いもせずに
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冬枯れの 枝這う壁も美しい モールに集う 人の群れかな
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湿疹の粒は掻いてはいけないと言い聞かせつつ掻く、日曜日
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ニッポンの治安は良いと夜遅く帰るエレンに ダメダシセネバ
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「0と1」大きな違いやっと恋愛されて今心を開く
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タバコ臭 炭素に集まり髪シャンプー消えぬ臭いが職場の悩み (隣のチーム喫煙者多すぎ・・)
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傾いた陽にてらてらと光る雪これどう見ても春なんじゃね/堅雪の景色
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なんでやねんアル中だめならニコ中もいっそアウトでええんとちゃうか
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習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ心痛しんつうきわむ
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ねこたちが ゴハンおくれと やってくる 夕暮れ時よ うろうろうろうろ
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アンテナは五感、六感、エンパス感共感脳 敏感センサー刺激に疲れ
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