八十やそ過ぎて飲めなくなった昔ほどされど楽しみ日々の晩酌
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陽だまりの丘を目指して駆け登るただひたすらにヒラメ筋トレ
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枯れ草の中で見つけた白い花スルーが上手小さきチサキはこべら
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そうきたか 番狂わせの人生に 笑う俺こそ最強スーパー主人公ヒーロー
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長靴がいらない街に慣れていく 都会の冬の風に吹かれて
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返信のメールを開き首ひねる送りしメールそう読まれたか
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年明けに 隅で人待つ スノードーム 笑うサンタは 見向きもされず
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窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり 
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この苦悩いつか笑える日を待ちて すごろくのコマは 1回休み
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うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
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学年で 一位のはずなのに わからない 僕の気持ちも 君の気持ちも
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枝切られいびつになるも空目ざす枯れ木の夢は風花かざはなのなか
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朝の陽に蓮を咲かせる泥水の熱おび深く命そそげり
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顔中にご飯くっつけ笑ってる幼よいくさ知らずに育て
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アラームが 何処か遠くで ないている 炬燵の中に 猫とスマホが…😓
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鳥の声途絶えし朝の吹雪なりわが家の芯をスープでてらす
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焼き魚ここまで綺麗に食べるとは匠の技だ 弟子入りしたい
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感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
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枕辺にその時立っててほしいのはなんだかんだで諧謔の神
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凍る月眺めファンタを飲む部屋は二十五度設定。夏の展開
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大切な言葉が尽きた サイダーのような色した空が見たいよ
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イエスマン 「良い人だよね」の問いかけに 心の中で「いえ、すまん」
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缶ココア片手に 友と語り合ふ 交はりぬ互ひの白ひ息
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「そのバッグまだ持ってたの?」ママ友よ一生出汁巻き失敗してろ
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息子から「面白いよ」と差し出さる本で温もる家族の時間
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リメイクの作務衣と併せソウルフード小包の中はゆりちゃんだらけ
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二晩で一升瓶を空にする 女房三合私は七合
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見るだけでマンガのような熱海富士 敗けたら敗けたでかわいい笑顔
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のこりなどつゆほどおもひもせぬうちにいつしかそれのつゆのひぬまに
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大関の蒼い眼の先思ふのは 母国に残したパパとママのこと
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