降りてくる言の葉をこの両の手で 受け止めんとし 空へと伸ばす
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午前3時 お腹の重みで目が覚める 君は爆睡 我は眠れず 
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火曜までみじんこだったふりをするうそもほうべん 千本桜/折句
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定数削減越しにみる 対立と独裁体制 声もなく
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看取られず 死に至ること 稀ならず 仮に同居し 家族なれども
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設定を 3度落として 温みたる 陽射し入り込む 家ド真ん中
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吾れ見つめ 顔近づけし 蒼瞳羊駝アルパカや 想いがあふれ 笑顔もあふれ
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明け方に川鵜の群が空覆ふ ヒッチコックの「鳥」を思ほゆ
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君のいる 朝まで少し バスを待つ ただ君想ふ 頬に春風
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無意識に沈んでたのかこの俺は?ふた親おくり幾星霜も
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哀しみも笑へば軽くなると言う笑うてみむか顎外るとも
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商品を取れと促すセルフレジにそう急かすなと言いたかりけり
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ひとときの ぬくもりもとめ ぐつぐつと 鍋をみまもる おでんもうすぐ
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黙れ黙れ田舎爺の分際でと悪代官は批判ゆるさず
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一二三ひふみあり六七八ろくしちはち九戸きゅうのへは あるが四戸よんのへもうないらしい
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二次元の推しあの人に買って捧げるチョコレート 愛に比例し肥えゆく己 /自分で食うしかねぇもんで
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春先によくいる変な人いいえ私はエンドレススプリング
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好きならば証拠見せての一言に昔もらったのど飴一つ
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それぞれが今日一日を無事終えて家路に向かう4時過ぎが好き
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あっ今日は 13日の 金曜日 気付いた時は 言ってるような
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十五年 癒してくれた 黒羊駝アルパカよ 写真の君は あの頃のまま
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青空にミモザ彼より便り久しのときめき二年後の迷い
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夢に見ゆ愛しの人の面影は明くる朝には露に消えにし
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とくも掻く手も 届かぬ君へ 口をつく 「楓」の歌詞は 「変わらないもの」
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「離婚って悪いことなんですか?」片親が語る誰かの常識
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天気図に並ぶ気圧の高低はちょっと似ているカーリングの石
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メダリスト 感謝コメント ばかり言う 立派な人が 試合を制す
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負け犬は 感謝が足りず 恨み言 こぼすたんびに 背中が曲がる
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未だなほ 文意不明の 愛である
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聴いたのは 織らないひとの笑ひ声丈け 間違い電話のやうな出生
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