「ヒマラヤのお塩ですよ」と自慢顔 雑味が旨さと知らないままに
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この愛を脳細胞に刻みます海馬老いても忘れない!多分
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癌なんてよくある事と言い聞かせつ 結果待つ日々 不安高まり
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
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靴箱を 整理しスキマ 作ったら 空いた空間 心のゆとり
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隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
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遠ざかる 勇気はなくて 立ち止まり 君の体温ねつだけ いまは灯火しるべ
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好きなんて嘘って言ってるそばから 爪の先すら溶けて混ざってく
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あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
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田の雪は毘沙門天か野仏かやらずの雨に童心溶けて/折句
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日替わりでセンター飾ったネクタイは今や不動の箪笥のセンター
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年々のならいの如く今年また春節際の獅子を見に来つ /神戸南京町
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あどけなきかほを見せつつ足下あしもとはわがものとせし悪茄子かな
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くたびれた癌ができたと苦笑ふ五木寛之九十三歳 /中咽頭癌ステージ2
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強い国?虚勢は要らぬ富めずとも心豊かに暮らせればいい
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無辜の民万と死なせてぬくぬくと生きし中将を豈忘れめや /インパール作戦
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さようなら赤い煌めき胸に抱き いつかどこかで旅路の先で
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数々の遣る瀬無さをも取り込みてやり過ごすことうまくなりゆく
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中国の 雑技団と ロボットが   一糸乱れぬ カンフーパフォーマンス
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旗袍(チーパオ)を着て二胡を弾く小姐(シャオチエ)を人垣の隙ゆ垣間見にけり /民族楽器隊華蕾
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くゆる火の あをあをとして いとむすび よりてふりむく からめてしせん
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もうろくを 発表すれば 哀れみを 受けられるとか 甘い考え
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耄碌と 漢字で書いて 読める人 もうろくしたら それも読めない
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天高く メジロさえずり 梅の園 川青く冴え 梅の香こぼれ 春隣
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深山ゆけば 水の音のみ 夏深し 清水湧き落ち 早瀬渦巻き 水しぶき
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雪吹雪 足跡絶えて 静けしや 空くれないの  凍つ峠解け 夢か現か 君の影
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嶺ゆけば 風の音のみ 冬深し 雪なだれ落つ 山の背渦巻き  陽炎立つや ひとり影
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騒音で かき消されても 大切な 心の叫び 聴き耳たてて
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この涙 人知れず泣く 勇気なく 枯れた心に むせび泣くよう
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愚かなる 人の思いと 望みとは 叶えば地獄 計算違い
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