ぼけ林檎 檸檬と砂糖で煮て旨し 外れアボカドさて如何にせむ
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春の陽に 惚れ狂いしや 徒桜 今は盛りて 待つ花嵐
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六年後私の役目を名乗るならアンタのことが好きなモブ女
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春霞立つ雪の辺の道しるべ来よと振る振る狐の尻尾
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福寿草所望されては母演ず男の我も幸子の世界
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苦しさの先にあるから恐ろしく 果てにあるから救いになるもの
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スワンと人の多さに驚きながら不忍池の桜満開
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満開の桜の木の下ベンチ座る二人映えを楽しむシャッター音
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雨降る日 ラジオ体操 休みなり ほっとするやら 物足りぬやら
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父だった 人のケロリに もて余す 名もなき感情 炭酸で割る
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ここに今 わたしがいると知っている わたしのために篝火かがりびを焚く
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仮面劇にはたれもが左右へへだたりて中央には翼賛図、曲々し
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額買って子どもの描いた絵を飾る 夏が始まる今日を祝って立夏
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老犬キミはもう聞こえてないのね雷が 逃げ回ってたあの頃懐かし
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追伸に 今でも好きと 本音書く 長い手紙は そのためのもの
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追いかけてくれる優しさ期待してゆっくり歩く駅までの道
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ふんわりとおさまの匂いにくるまれる 布団を干して今日は幸せ
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夕空はグラデーションに変化して波打つように星を迎える
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さり気なく身支度何度も確認し 改札口で君を待つ夜
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ドアの鍵 内から閉まる音響き 見送る愛のないことを知る
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熱々の肉まんひとつ君と分け ぶらぶら歩く紅葉の街
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ジャムの香のかすかに残る空き瓶にコスモス挿して秋を愉しむ
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旅に出て過去のこだわり遠ざかる 車窓を流れる景色のように
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耳澄まし森の鼓動に触れてみる木漏れ日の中ゆっくり一人で
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夕焼けの冴えわたる空赤いほど切なさ募り家路を急ぐ
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巧妙な手口はしかの感染はコロナインフルよりも強力
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杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
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大の字に寝っ転がって昼寝する 風鈴チリーン 涼風運ぶ
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永久戰犯數長らへる政権の中枢一家に災禍はあら ず
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朝イチの美しき声はキミだった! ひょいと現る小さなコオロギ
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