熱いよね痛いよねごめんねと泣きながらずっと強火で炒飯を作る
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メンズリブ教会にいる ぼく 牧師 乗ってる車? そりゃあヴォクシー
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いつからか 自分自身の 立ち位置を 瞬時に決める 癖がついてた
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短歌詠む、瞬間を又切り取りし此の頃の僕、永久機関
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過ぎていた  花盛りから  来春に  心寄せたり  葉桜かな
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ポン酢ない買い置きあったはずなのに ただの物忘れだと信じたい
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真っ暗な闇が明けて見えるのは 太陽浴びた黒蒼瞳羊駝あの子らの姿
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サイゼリア オニオングラタン スープには 勝ててないけど 負ける気もしてない
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積もる雪 枝を透かして 木立影 白一色に 白銀眩し 心澄みゆく
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今国を 救えるのは誰なのか 勇者たちは 待っている 自分の力使わずにして
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三月が 来るというのに 言い知れず 心は虚し 君しあらねば
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春一番 背中押されて 道開く
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静寂に 低き声聞く 猫の恋
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ほどほどが 出来ぬ己れが 恨めしい グレーゾーン 耐えがたし
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触れられぬ君のしっぽを追いかけて大体の問いかけに「ワン」と鳴く
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夢現 冬の想い香 燻って のぼる煙に 君をみる
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寝てるとき 幸せなワケ 知りたくて 人の存在 失くす春先
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アイフォンを鞄に入れる 今日だけは迷い悩んで自分で決める
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ミサイルの 誤爆はなしや カンドヴァンの 土産の帽子 取りて撫でつつ /ダブリーズ近郊
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住んだ街二十年ぶり訪れてまだ在る本屋看板見入る
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畑終へて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
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コイン精米の明かりを恃みつつ消えたいくらいただ帰り途
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集まり後いまだ一人の反省会 損だと思ふこんな性格
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噴水が落ちる間際に映し出す街は眩しく崩れていたり
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習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ心痛しんつうきわむ
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ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
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AIが 瞬時に提示 夕飯の レシピを頼り ピンチをしのぐ
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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山茶花の花びら積もる坂道をのぼりつつ聞く鳥の囀り
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掃除機をかけてないこと黙ってる旦那には黒は決して着せない
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