初雁の遅れ啼く聲かれがれに蓬老いたれみそらもろとも
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茜雲あすも良き日になりそうな迫り来るなり燃ゆる黄昏
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大病をせし弟よや健やかに暮らしておるか案じて祈る
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じゃが芋を黙々と剥くピーラーは二十余年の現役選手
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珍しく口から感謝飲んでいる珈琲豆よ育てた人よ
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柿の葉をかき集めては思い出すみなで集いて落ち葉焚きし日
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寒月のうら寂しげのそのままに今年はいかに凍てつく冬か
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檜葉ひばの木の枝の中には遠い土地香りの中に私の中に
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アマリリスと見紛うほど大輪に咲きし花瓶の百合は微笑む
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頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
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フード越し風が鳴るのを聴いている星瞬いて流れて消えて
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なんということもない事なんとなく上手くできないそんな今日です
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うすよごれ てちてちホームをゆくきみよ何を見るよ地に近い世界に
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床の間の無い我が家のテーブルでちょっと場違い迎春の花
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歌で知る 歌しか知らぬ あの人も 良い一年で ありますように
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神様がどこかにおりて松の内 星の光も一際清く
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蜂蜜を紅茶に垂らす一年が穏やかなれと出初めの朝に
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愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
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あくび呑む授業じゃ見えるそのへんをうろついている時の神様
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見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
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日に三度、犬を吸わねば生きられぬ さふいふ身体にいつしか成った /犬好き
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追悼の 灯をもらう時 走りゆく 同じ痛みに 言葉こそなく
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挨拶は 大事と言うが それよりも もっと大事な ひと言がある
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友達なんていないのに、食べやすいからってパーティー開けのポテチ
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冬枯れの 枝這う壁も美しい モールに集う 人の群れかな
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習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ心痛しんつうきわむ
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傷ついて また傷ついて 立ち昇る レモンの香に 心整う
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題:「満員電車」  人溢る  櫃の奥へぞ  押しこまれ  身をば忘れて  息ぞ潜まる
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のこす 黒きレギンス はいてみる 吾のタイツより ぬくい気がする😙 /もったいないのではきます😊
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これからが これまで決める 苦しみを 御恩に変えて 滅度に至る
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