化石  フォロー 0 フォロワー 4 投稿数 163

いったいどういうことなんだ?

現世うつつよに煙が紛れて染みたよでちょいと御手手を繋いでほしい 

あのひとの髪の長さはいつのもの 夢から過去を検索してる 

抱きしめて浅い呼吸を繰り返す 呪いの影が寄せては引いて 

共感がほしいわけじゃなく適当に笑ってほしい事がらがある 

柔らかい物言いすれば騙される、そういうところが狡くかわいい 

身体からついに離れた後頭部 快適ですか俺と違って 

人間は「救われること」しかできぬ「救うこと」とはいつも幻 

そんなのは世界が滅びてから言え「お前がいればどこでも」などは 

白々と燃ゆる怒りが必要だ 水を汲み上げ全て飲み干す 

気の遠くなるほど長く細い管を抜けて穴はテープで塞ぐ 

最果てに何かがあるという夢を笑わず聞いてほしいだけです 

軋む音 聞こえぬふりで誤魔化そう 滲んだ夜は難易度が増す 

いつの日かうなじの辺りが裂けるはず よれた翼で空を飛ぶのだ 

迷わずに観客席を指さしたどこも舞台と知ってるきみを 

価値がないところが俺の意義であり、見出されると溶けて無くなり 

逍遥の主題奪った薔薇でさえ教えてくれぬ 自分の在り処 

板の上全てわかるのまた全てスポットライトの塵と踊るの 

心奥しんおうの毛細血管染み付いた何処の旅路白く煙りて 

来た道が失せても泣いたりしないのだ 夢の中では常識だから 

本文を読み切る前に脚注の数に辟易 生きるは昏い 

まず名前次に立場の表明を 天使の踠き清く賢く 

画家みたい死後に初めて価値が付く炎の色はさながらロココ  

躊躇いに気づけるほどの聡さならけんけんぱして離れるが吉 

撥水の頬はさながら雨合羽 滑稽なほど弾かれる粒 

紙袋お付けしますか ホトボリがまだ熱いので、有料ですが 

諦めに気づいてくれとは言わないし一昨日買った桃もあげるし 

胃の中で大海知らず溶かされる 会話途中で飲んだどうぶつ 

着ぐるみに気をつかうときの笑い方成長しても治らなかった 

耳寝せた君が慌てて横切ったとんびがひゅるり啼きつるらむと  

天候が崩れた日だけの特産品 ぐっすり眠る古い巻貝