化石
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いったいどういうことなんだ?

人間は「救われること」しかできぬ「救うこと」とはいつも幻
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そんなのは世界が滅びてから言え「お前がいればどこでも」などは
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白々と燃ゆる怒りが必要だ 水を汲み上げ全て飲み干す
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気の遠くなるほど長く細い管を抜けて穴はテープで塞ぐ
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最果てに何かがあるという夢を笑わず聞いてほしいだけです
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軋む音 聞こえぬふりで誤魔化そう 滲んだ夜は難易度が増す
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いつの日かうなじの辺りが裂けるはず よれた翼で空を飛ぶのだ
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迷わずに観客席を指さしたどこも舞台と知ってるきみを
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価値がないところが俺の意義であり、見出されると溶けて無くなり
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逍遥の主題奪った薔薇でさえ教えてくれぬ 自分の在り処
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板の上全てわかるのまた全てスポットライトの塵と踊るの
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心奥しんおうの毛細血管染み付いた何処の旅路白く煙りて
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来た道が失せても泣いたりしないのだ 夢の中では常識だから
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本文を読み切る前に脚注の数に辟易 生きるは昏い
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まず名前次に立場の表明を 天使の踠き清く賢く
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画家みたい死後に初めて価値が付く炎の色はさながらロココ 
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躊躇いに気づけるほどの聡さならけんけんぱして離れるが吉
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撥水の頬はさながら雨合羽 滑稽なほど弾かれる粒
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紙袋お付けしますか ホトボリがまだ熱いので、有料ですが
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諦めに気づいてくれとは言わないし一昨日買った桃もあげるし
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胃の中で大海知らず溶かされる 会話途中で飲んだどうぶつ
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着ぐるみに気をつかうときの笑い方成長しても治らなかった
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耳寝せた君が慌てて横切ったとんびがひゅるり啼きつるらむと
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天候が崩れた日だけの特産品 ぐっすり眠る古い巻貝
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金色に鈍くまなこは反射するどうか教えて鱗の色を
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暗闇に梯子を下ろす 足元は扁桃体であれは眼窩野
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蜂蜜を舐めて胡蝶を演じますですから早く目を醒まさせて
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大惨事 原因はあの脇役の気弱な男 あれも私だ
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耳鳴りに腐れ茸の崩れ落つ音を聴いたよ 世は儚いね
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此処でない何処かの希求と渇望は驟雨の如く形を持たず
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