Utakata
登録
Login
サイトのご案内
化石
フォロー
0
フォロワー
18
投稿数
277
いったいどういうことなんだ?
« 最初
‹ 前
…
5
6
7
8
9
10
次 ›
最後 »
気を抜くな 最大火力で向い撃て 弱点は黄土色の尾翼
0
揺れた尾に恥に鰓の艶めきに目を瞠っては叫ぶ「マシェリ!」と
0
諦めの上手いお前のことだからそのまばたきも愛しく見える
1
金属の囁く声を織り交ぜた過去の結晶 偏光の檻
1
寸分も狂わず射抜いて見せようか 君の頭上の恐れと果肉
1
拝啓のすぐあと一行目に使う初めましてを言った声色
1
「人間の心はどこにありますか?」胸を押さえた君を愛そう
1
走りゆく君の睫毛の燦然と光る様真似びて星が有る
1
唯一の我が希望こそニャアと鳴き丸く小さな牙を隠せし
0
昨日から具合が悪いちょっとだけ 青い記憶で手がべたつくの
0
頬杖も嘘もあなたがつくことで意味が生まれてまばゆく光る
1
眠れない 右が窪んだ四角形 左が浮き出す三角の夢
2
その鍵で全てを解き明かしてくれ 尾っぽにあるから失くさないだろ
0
鼻先を掠めてはやし最上川 舌先三寸うわ言の妙
0
この歌はお前とお前がその昔仄かに浮かべた笑みに捧ごう
1
俺と見た景色をそのまま切り取って小瓶で流す手の清らかさ
0
書物のような顔をして、日向夏、お前も爆発してはくれぬか
3
もう恨んでないと言えば嘘になる 湖畔で一人あひると暮らす
2
最後まで踊っていたいただひとり 靴が脱げてもでたらめに踏み
2
月影と ラング・ド・シャの足触 まだまだ遠い天竺までは
1
天秤に命とかけたオピオイド おやオピオイドが二グラム重い
1
知らぬ星の知らぬ砂漠で名も知らぬあなたと 私、踊りたいのよ
3
お客さん、それは夢だよ瓶詰の。開けてみるかい? はは、やめとくの。
2
しゅわしゅわと口にしたとき 擽ったい口の感じが春に似ている
1
はらはらと泣ける君が妬ましい 綺麗で嫌だ、もう会いたくない
2
何もかも別にいらないけどいつか聴いた音楽と嘘を頂戴
1
「僕が今朝、食べたの何か当ててみて?」「また魚でしょ」「ううんカモメさ」
1
キャンバスの傷の一つをなぞっては可哀想にと泣く画家たちよ
1
もしあの日見た偶像があなただと知っていたとて見捨てたでしょう
3
走ってよ!追いつかれたら終わっちゃう!あたしはこんなに幸せなのに
1
« 最初
‹ 前
…
5
6
7
8
9
10
次 ›
最後 »