化石
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277

いったいどういうことなんだ?

届かない言葉を胸に眠るより涙の意味を探して生きる
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どきどきは「動悸」が由来の言葉だと思い至った夏の日ぐらり
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一色で己を解って欲しいなど三千年みちとせ生きてお言いになって
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極彩のロングショットの合間には染み出してきたあの日の陰り
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蓋を閉めないといけない夜だった もう日が昇ることのない丘
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窓の枠越えたならさあ愛の国 好きや嫌いは飴とおんなじ
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出かかった言葉は息にすらなれず瞳を少し回して果てる
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いつのまにあなたは夢のなかのひと 褪せゆくものは色だけでよい
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心臓に白いフリルを縫い付ける 汚れた羽根はちぎって捨てる
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呼ばれたらいつでも側に走るのに 許されたならすぐに泣くのに
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上知らず下を見ずには生きられぬ溜息ひとつ色は紫
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どうですか 前より上手くなったでしょ 息継ぎ漏れて散らばるあぶく
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永遠は記憶の中で息をする もうじき終わる冷たい夜更け
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切先が通って緑の花のいんたしかに私ときめいていた
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特別に招待状をあげましょう「みんな」に入れなかった君に
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息せききって周りは見ない呼吸だけ星が落ちたら弾けちゃうから
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舌の上甘く転がる風邪薬 頭を撫でる子どもの私 
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三拍子はやくはやくと急かしてはひとみ爛々かかとを愛撫
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もう少し前に進むと落ちそうでついと目をる白い輝き
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顔の見えない君ならば安心だ 今にも言うよほら「泣かないで」
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遠い国 ゆきのつもったペンギンの羽の確かさ見つめて生きる
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相手には抱きしめることが愛だけと信じてやまぬ愚かな魚
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ねえ聞いた? 静かな声のあの人は、誰かを救う歌になったと
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生きるにないと思ったこんなこと 君のマントを羽織るよ見てて
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着ぐるみに愛想笑いをする子供 人は愚かと地をつつく鳩
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震えても飲むのは 冷たい水がいい 雨 本質を見透かして 雨
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辿り着く場所はこことは言わねども光は決して偏りはせぬ
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すべてには軸があるだけ あなたにも生き抜くための軸があるだけ
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貯蓄庫がないから何も入らない 顔をぬぐってそれでぎりぎり
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挟まったまま取れないでいる粒のどれか一つに君はいますか
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