やまかっぱ
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俵万智さんの「言葉になってない気持ちを言葉でつかまえる」という言葉に感じるところがあって始めてみました。よろしくお願いします。

蒸し暑さに 身体と気力が溶けていく 救いの神かな こおりあずき
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朝八時 既に日射しは厳しくて 「頑張ろうね」と 畑に水撒き
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久しぶり のんびり過ごす 日曜日 父発熱と 連絡入り
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軒先の ツバメ一家が 巣立ってた 一言くらい かけてきゃいいのに
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小四の 背負い込む重荷に 目を見張る 代わりもできず ただ 胸は裂け
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風邪治し やっと合唱参加して また風邪もらい 養生の日々
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かわいくて 子どもらみんな いとおしく  確かに感じる 命の輝き
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沸き上がる 寂しい気持ち 君とともに 過ごせたことへの 感謝に変えて
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皐月さつき晴れ そう言えばまだ 五月だった 晴れ間に感謝 洗濯物干す 
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足裏に やわらかき土踏みしめて にょきっと顔出す アスパラ発見
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ただの風邪 かれこれそろそろ二週間 不甲斐無さに とうとう落涙
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いいかげん どっぷりお風呂に浸かりたい 喉の痛みに 二の足をふむ/ずっと風邪引き
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玄関の 軒先ツバメがリフォーム中 しょうがないなあ 線香炊くか/(蛇避け)
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玄関の 軒先ツバメが リフォーム中 そこは止めときん 蛇が来るから
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苗そろえ 畑耕し 鹿避けの 柵をぐるりに 張り巡らせて
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帰省して 息子は炬燵で夢の国 二十年前の寝顔そのまま
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「けなるい」と言われ笑顔でやり過ごし 後で調べる初耳の方言/三十年も住んでるのに
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チャイム鳴り 「はあい」と返事 ドアを開け あまりの強風 寒さにビビる
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父母がまだ 実家で暮らしているような 離れてるが故に 起こる錯覚
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山里に 待ちに待った春到来 ウメモモ サクラ スイセン レンギョウ
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新職場 図らず出会った先輩と 気持ちの距離が近くなったり
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エアコンも ストーブも使わず快適に こんな日が長く続けばいいのに
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手間だけど 年に一度はやりたくて 黙々と取る 土筆の袴
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せっかくの 春の日射しに外ランチ まさかの暑すぎ 日陰に移動
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やわらかく やさしくしとしと降り注ぎ 木の芽育てる 春の日の雨
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さっきから 家の裏手で雉が鳴く お互い元気で 冬を越せたね
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今年初 夜十一時の浴室で カエルのソロの歌声をきく
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気がつけば 還暦すぐそこ 教え子が 自分の子どもを連れてきており
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ふきのとう お日さま求め背伸びする この茎が美味と 漫画で知った
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珍しく 何も予定の入らぬ日 心と身体を 整えていく
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