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別れを一気に飲み込もうとしたが あまりに辛すぎて涙出てきた
4
まただ! また、季節がグラデーションのように移り変わった。見逃したまま。
4
うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めいて 残り香残して 立ち去りぬ 春の薄墨
4
木立緑葉 涼風戦ぎ 空碧く澄み 白雲流れ 幾山越えて 果てなき想い 届かねど 独り佇む 薄墨たなびき
4
トーストは人の生き方ふわふわでもちもちだけがいいわけじゃない
4
ヘッドホンしたまま粉薬を飲む初めてのコトまだあった春
4
その人の語ることには想ひ出を手放すにはまず深いものから
4
ひらひらとまた
一葉
(
ひとひら
)
と己が手で散りぬる花をすくいたまへや
4
手向くるは
強酒
(
ストロングゼロ
)
の空き缶や笑ひし夜をここに偲びて
4
勝ち負けが
吾
(
あ
)
の人生を変えないが 何故にうれしいカープの勝利
4
貴方への想いは確かに愛だった、恋と見紛い壊れた友愛
4
なぜだろう捜索始めて二週間 聞こえてこないご家族の声
4
ゆっくりと回るマンション 五号室のきみと目が合うのは午前ニ時
4
再会は 昔の私が建てかけた
幸
(
さいわい
)
のほうを指す
道標
(
みちしるべ
)
4
移ろいの旬の素材に触れて湧く綴りし文の果て無き旅へ
4
焼き肉を食べて微笑む遺伝子に馬蹄目狩る先祖の在りき
4
潔き 人として在れ 短命の 桜の教え 見るたび怖き
4
スーパーは隣町まで行ってます会ってもどうせ目をそらすんで
4
ハイハイの孫に不要のベビーチェア老犬介護に大活躍
11
もう父に 届かぬ歌を 詠む夜道 去年の桜は今年もそこに
56
愛してる つぶやいてみても 叫んでも 抱きしめるほうが あったかかったよ
10
月
灯
(
あか
)
り むせび泣くよな 虫の
音
(
ね
)
は 夏のおわりを 告げる絶唱
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いなり寿司けんちん汁に串揚げを作り孫待つ猫とじゃれつつ
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一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
35
朧月と寄り添うように山々は佇んでいる穏やかな夜
33
言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
57
老木の ひなたの桜 満開で パワーもらいし 五十二の春
32
死ななくていいんだよって
理解
(
わか
)
らせて機械になりきってきた身体に
8
卒業を見守る親の列長く親の歩みも一段落か
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「うたかた」の色取り取りの生活を眺めておれば今日も安穏
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