うらめしやあ 正しさに射落とされて落ち武者スタイル
4
虫やらを 避けて通るは 初夏の道
4
ひとときの 甘美を終えて 苦に沈む
4
髪の毛も皮膚も脊髄も溶かしてさ、あなたと一つになれたらいいのに
4
割り切った 関係なんだと 思ってた 子どもをあやす 俺に向かって
4
枕投げ ひつじ雲見て キミは言う やぶけた枕 覚えてないの?
4
会社では 犬猿の仲の 俺たちが 恋仲にもどる 夕暮れのアパート
4
旅の空 朧月夜の 花の下 幾山越えて 大海渡り 枯れ野巡る 春の夢 
4
プロジェクト エックス見たら 何もかも 劇的になる 野球少年
4
飽きたのに介護のいらぬ虎を荒み我が衣手は血に塗られつつ(百人一首・一)
4
派手すぎて厚くてケバい白壁の頃のホステス 尼になるかね(百人一首・二)
4
奥様に揉み手する訳泣く部下に乞われたからよ あげる風呂敷(百人一首・五)
4
ガマの腹切り裂き見れば春日屋の三笠が山と出でてツキかも(百人一首・七)
4
わが甥は琵琶湖のマスにシカトされ嫁にうじうじ人の言いなり(百人一首・八)
4
やっぱり私 きみのこと嫌いなんて言うけど きみは羽音程度でしか無いのね
4
薄墨の 山の端おぼろ 桜散る 凍つ山嶺やまね越え 雁泣き滴り 秋の夕暮れ 
4
春陽射し 花の木の下 影法師  色は見えねど 匂い酔いしれ 歌を詠みつつ その影消える
4
今日が昨日きのうになる瞬間リセットできず闇に堕ち漆黒に染まる
4
薄墨流し 山の端おぼろ 散る桜 野辺に坐して  遠来の友 春を惜しみて 酒酌み交わし 朧月
4
走る骨太 蹴る骨太 カラムーチョ食べる岡部が友達
4
漆黒の闇の先が地獄でもこのままでいい灯りはいらぬ
4
会合で はじめましてと 挨拶し デジャヴを感じる 名刺交換
4
雨の日は記憶の残像薄暗く黒い煙りが指に絡む
4
目の奥におおきな海がすんでいてたまには会いに来ることもある
4
前を行く若い女性がムリと言う 続く青年うつむいたまま
4
晴天のながれる車窓にはこぶのは千の足取り千の思い出
4
頑張って一番きれいに光るから真砂の中から僕を見つけて
4
帰ったらしようと決めた悪口も全部忘れて俺は幸せ
4
咲くまではあんなに頑なだったのにふと見上げればもう夏仕様
4
甘言に 寛厳なること 還元を 諌言たりし 管弦楽か
4