ついたてに 秘めた想いも隠されど 「見えなくなったね」 君もそうなの?
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モノクロの 古き乙女の 写真から 初恋乗せた 馬車の音きこゆ 
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赤っ恥晒して生きる我が身には 新芽青々 心ひいら
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宣ひし貧しきものぞ幸はひの証を問へよ楼閣王に
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けだるさを かこちてなまけ すぐすまに はなのさかりぞ すぎてはかなき
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わが好む 写生の歌と 異なれど 幾たびも読む かの人の歌 
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一年をおいた再会それぞれがそれぞれの一年を思い笑いし
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オーディブル 行き合う単語に 気を取られ 歌の種を得、 話棒に振る
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醜さと汚れ滅ぼす時迫る人間たちへくだす大鉄槌
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なんとなく自分離れる感覚は似たり寄ったりおそらくみんな
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日焼け顔麦わら帽子がよく似合う亡き父想う命日の春
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ひそやかに小さな本棚組み立てる 幼子眠る土曜日の午後
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夜桜の 狭間にみえる 星粒も 君が存ぬ今 散りゆく雫
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弁当の 青菜はゴマか 塩コブか 聞くため出待ち 朝の雪隠
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雨だれが 海の景色を 呼んできて 奇跡のように はじまる呼吸
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路地脇の緑葉の中青柿が顔のぞかせて夏の陽を浴び
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散らかって調和のとれぬ中に居て落ち着けるのが我が家と知りぬ
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風のにひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
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この世には限りがあると諭されて今満開で咲き誇る
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花弁はなびらが 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
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雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
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にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
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朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
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業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
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桜花に負けじと枝の下にあり艶めき萌えるたんぽぽの花
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新しきパスワード使いログインす投稿した短歌うたすべてが0ゼロ
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