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雪害の あちらこちらの 滞留は わが脳内の 仕組みに似たり
43
勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
32
ウイルスは稀に網膜惑わして街のカラスが青く見えたり
21
へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
45
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ
明日
(
あす
)
は立春
29
食事なら何でも合うのがビールなら月に合うのは純米吟醸
19
最期まで ごはんを炊いて 味噌汁を つくって食べる 老いさらばえても
/
立春の朝
44
「ほんとはね」きみの気持ちを知った夜やさしい言葉がわたしを包む
40
陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
24
干上がって 茶色だらけの ダムの底 いにしえの村 姿寂しく
33
会合を 終えて事務所に 戻る夜 貴女のチョコは 残業食に
28
デイケアに見知らぬ人の集い来て会話弾みぬ学びの場かな
17
ただいまと 帰れば
猫
(
きみ
)
が お出迎え 一緒にうたた寝 優しい時間
33
玄関に立てば「おかえり」亡母の声 幾年経れど忘れえぬ声
39
君の目の光が消えるその前に僕ならずっとここにいるから
15
「
寒みいから ひゃっけぇ水は 掛けねぇよ
(
寒いから 冷たい水は 掛けないよ
)
」母がつぶやき 墓石乾拭き /父月命日
40
こんな
時季
(
とき
)
「しやっこい水ではかわいそう」日向で温め鉢に移す妣
31
見殺しぬわが獨裁の尖兵も靑少年も祖國も振る襤褸の旗
24
なぜだろう幸せになる四葉がなみつける奴は幸せなのか
16
暖かく 陽だまりのごとき 母の部屋 うつらうたた寝 亡き母の夢
29
学びの場「言の葉日和」と名付けたり笑顔の湧きて二時間を過ぐ
30
隣国へ冷たき
眼
(
まなこ
)
の習い越え敬意を運ぶ春風よ吹け
23
納豆と カレーを頼む 一時に 唐揚げ追加 茶色ランチだ
28
※閲覧注意 「治るより首吊る方が早い」って この考えが
正
(
まさ
)
に鬱です
15
雪国に暮らす息子の雪情報つい見てしまう一日何度も
30
小雪舞う 老いの一票投じ来る 願いは一つ平和な暮らし
32
投票所 通常業務 並行し 来客多し 息つく暇なし
27
黒豆の 茶を飲み干して 立ち上がる 明日も家族を支えようじゃないの
28
耳たぶの冷たさをなで身をすくむ 君乗るバスを待つ停留所
19
普段とは 違う弱気な 君と会う 目元に滲む マスカラの黒
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