来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
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降る雪のうたは結晶 手のひらで溶ける煌めき想ひ滲ませ
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選抜隊いよいよ遠征 門出の門 険しき山の魔獣へ挑み
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温もりぬ冬の日差しに包まれつ 咲きぬアロエの細くあかき花
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君の言う「なんかばっかり」 ナイフです 短歌ばっかり あいすみません
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荒川の冷たい風が吹く中を 彼は一人で何を思った
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真珠貝 信じる者にパールあり信じぬ者は核を持たずに
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水鳥が 朝の川面に 泳ぎおり 凍てつく水に 戦い挑む
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真珠パールにも色と形はとりどりで知らぬ世界は海より深く
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なると巻き切っても切っても「寿」ね 切らずに一本食うべきだったか
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掛け違う 言の葉の海 沈み込む 澱をまさぐる 歌をこじらす
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見慣れない 寝癖つけ走りくる吾子の 涙の跡を見ぬふりし抱く
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「プルルルルッ」予約すっぽけ「ごめんなさい・・」ミスはいざなふ別の未来へ
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許されぬ恋の道にはまりゆく暴君とハグ 民は迷ヘリ
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霜枯れの 大地に根を張る玉葱の 冬を乗り越え春を待てをり 
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変わること変えることなどできないとあきらめたとき親子になった
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天下布武 世界レベルで試みし 王らの夢は一代限り
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楽しいの糸をくるくる手繰ってく何処へ繋がる糸かも知れずに
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だいじょうぶ子どもは育つ歩き出す母の手なんか見向きもしない (元不登校児の母)
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おとうちゃん まだおきにゃいのと ねこさわぐ おとうちゃんはね きょうおやすみよ
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鳥の声 虫の声 静まりぬ冬 遠くより聞こへ来るや予鈴
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スマホってアラーム「止まれ!」もダメなのね ちゃちゃっと改良できないかしら (音声認識で)
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神様は80億を比べつつ念波を数値化スカウターかけ
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悪魔でもあくまでも人間だから勝てるはず「側近ならね」と映画みたいに (世界の独裁者め!)
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見上げてみえる空よりカーテンの隙間からみる空が好き
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旅立とう道連れもなく金もなく明日だけあるあの日のように
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本当は明後日食すものらしき体の暦がしるこ欲しがる
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お気に入り プレイリストは 今もまだ 君が鳴り出し 胸が春めく
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リアタイで連載読んでた漫画とか今更アニメ嗚呼懐かしき/奇面組・昭和55年~
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岐路に立つ 僕らの背を押す 春一番 往復切符 胸に仕舞って
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