何もかもおしまいみたく思える日 変わらずにあるセブンイレブン
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大きけりゃ大きいほどに映えるけど ベランダ鯉も龍を夢みる
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八雲立つ出雲大社に詣でたる皐月朔日今日は大安
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あの人にお辞儀をされた雨の日をラベンダーなら知っているかも/折句・青嵐
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おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
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初夏はつなつの風になびけば天人が舞うかと見える白藤の花
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木漏れ日に桃の消えなば花は葉に 吾にも萌黄もえぎぞ春を貫き
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ゴールデンウィーク疲れ溜まる日の一番風呂の湯舟にしづむ
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人はみな高き星見て その横の 名も無き星は 忘れ去られし
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逃げ水の向こう側見むとする 極地に落つる太陽歪みをり
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歯ブラシの 替え時さえも 持て余し 日がな一日 旗日が終わる
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親指ほど らしいよヒトの 魂って 一寸五分の 虫すごくない?
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こどもの日ふと思ひたち草取りす墓石もなき終の棲家で
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歌うこと好きなんだって takataのルール変わっても一度思う
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春風が 野花にさわり 雅楽なり びわも実るか たいこの越天楽
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二本の火 ゆらりと揺れて 重なりあう まだ消えないでと 薪を足す吾れ
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日々増える身体の不調に目を瞑りこれが普通と信じて暮らす
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みぞれ舞うサイクリングはびしょ濡れで二人は笑う罰ゲームかと
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荷造りを終えてしまえば母さんの「おかわりは?」すら胸に刺さるな
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窓を開け夜風を頬に受けながら遠く見やれば海に月影
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はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
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軒下に 燕飛び来て巣作りの 風の優しき初夏は来たりぬ 
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朝焼けに映える水面は穏やかで水平線は空と解け合う
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「ぼく」と「オレ」の攻防戦 定まらない一人称に黒いランドセル
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テント泊癒えぬ疲れを逆撫でる有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし /030/100/壬生忠岑
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運命だ 夢で落とした左手を君が拾って来てくれたこと
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じゃがいもの旨さにハッと気付かされ さみしい気持ちと その解消と/見送りの駅で買ったベーコンとじゃがいものパンが美味しい!
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不意に意思持ちたる寝癖SOソー CUTEキュート惰性がボブに昇格した日
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千載ちとせ経ど 恋路こひぢに惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
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満々と水をたたえた四万十の沈下橋潜り屋根舟がゆく
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