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頂
(
いただき
)
を 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
33
春を編む文字の飛び込みはっとすは闇夜に詠みしやさしこころね
17
諧謔
(
ユーモア
)
と
忠恕
(
おもいやり
)
さえ あればいい 世界平和は かくも易きに
20
落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
21
目を閉じる願いはひとつお互いが 幸せな日々送れますよう
37
朝方の夢に追われて庭に出ず
一叢
(
ひとむら
)
の水仙ありて
呼吸
(
いき
)
ととのひぬ
15
かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
16
陸奥
(
みちのく
)
の 花の盛りを 見ぬままに 時は過ぎ去り 十五年
18
今日もまた足を踏まれることだけが世間とぽくのコミュニケーション
9
有明の夢とぞ憶えし逢瀬なら月満つるまで夜桜に泣く
23
歴史上生まれた人の総計は千百七十億人といふ
21
並ぶほど愛くるしいは雀なり後光を受けてわれにおはよう
23
クシナダは 春の陽を浴び プラチナの 光りを放つ
剣
(
つるぎ
)
のような
42
満開のカワズ桜をLINE送 雪積む庭の写真が返る
27
病窓に朝を告げ来る鳥の声見上げる空に朝焼けの雲
31
霜柱立たぬ乾いた冬を終えやっとと思いの春彼岸入り
27
幕下の五枚目までは上がってた 郷土力士の引退を知る
30
咲き
初
(
そ
)
めば 心乱せし
桜花
(
さくらばな
)
花吹雪
(
はなふぶ
)
く前に 胸に
留
(
とど
)
めむ
27
二年経ち 君 追う様に ミモザ枯れ 温む春風 遊ぶ残り葉
35
菩提寺の墓の間に間に風遊ぶ夕には春雨そぼ降るらしき
46
空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
26
母の膝 若手の医師の 手はマウス
翁
(
おきな
)
の医師は 患部触診 /
意志
(
医師
)
の違ひ
30
春彼岸義父母の墓へ菊の花 我関せずの夫は誘わず
25
「姉ちゃんは…」と六十過ぎの弟に意見しているふるさとの午後
33
春なのに
愁
(
うれ
)
ひをまとひ 淋しそう うつむく姫は クリスマスローズ
39
淡々と全てを置いて進むだけ黄色水仙咲く場所で咲く
26
情報をすぐに共有する仲になって半年またラブレター
18
お隣の
木瓜
(
ぼけ
)
の花々 咲き誇り
芳
(
かぐわ
)
し香り
分けて頂き
34
あの頃はヒロシマだった広島の戦後八十年も戦前
22
木立打つ雨音枕辺に迫り 澱みたる悔いの念立ち現れたり
15
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