春冷えに白く膨らむ花たちを束ねて行かむ清き風待ち
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「一」足せば「辛い」気持ちは「幸せ」に 下は向かない前に進もう
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天下布武覇道で制しあぢきなく王道ものはすぐ消してよい
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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粉砂糖ふりかけたごと朝の雪昼には溶けて雛飾り出す
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見上げれば 雲ひとつなき 青空よ 今日の善き日を 告げる朝かな
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朝まだきすさぶ心と通院へ闇をぬければ白雪の富士
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この街に 何年ぶりかの 雪が降り 小5の僕が スマホを翳す
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ツムツムと言の葉つむぐ僕の色 降ってくるかな?掴んでストンっ
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脳みそがないクラゲたち傷つきもしないのならばいっそ来世は
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ペダルこぐ 青年ひとり 声弾む 見えぬ誰かと 繋がっている
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行列や現世利益の祭神に 忍耐力を競ふがごとく
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音無き寺 静かにながるる読経の中  父の生き様に思いを馳せて
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「一」を足したり引いたり繰り返すのが人生なんだろうな/釋愛翔様 ありがとう
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セラピーになろうとしない 解決もしようとしない 聞く シェアをする
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ぽたぽたと軒下で鳴る音を聞く ずっと騙して もう春だって
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創作は 稼ぎにならぬ 趣味なれど 知らぬ人との 虹の架け橋 / 「虹の架け橋」 俗な表現ですが
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降りかかる 数多あまたの試練 凌ぎつつ 果たし遂げなむ ふたりの夢を
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寄り過ぎた足もと少し戻り立つはかりの針の揺らぎおり/改
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爛々と光る猫の目夜の風アスファルト上二匹並んで
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あおぞらにじめんからとびこんできえてしまうとりをくしゃみせずみた
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花小屋の おばあちゃんの あかぎれを 春めく風が  やさしくなぞる
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凍える朝 連なるつらら 軒の下 つらさに漏れた 小声の波形
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師遺せし 「本質以外は柔軟に」 春日のような 言葉と笑顔
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駅舎出て 荷物抱えて 五十分 辿り着き我が家 手足が痛し
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虫よろしく 日々を蠢く 僕の眼は 鳥のように 魚のようにと
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股引や古き縫ひ目のほつれにもなほ余りある昔なりけり /本歌取り
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「日本はスゴい」はとても気持ちいい 汗も努力も不要なりけり
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白妙のひらみ袖染むる秋夕映 うつつなき君触れん手は伏せり
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耳心地 よい風音が 突として 軍歌に支配 されてみなさいよ
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