都合のよい民意ばかりが宙をとび忖度政治ははじまっており
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「過ぎたるは及ばざるが如し」とふ 今こそ襟を正せよ宰相
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コンビニで朝刊を買う 天声人語に頷きながら この国想う
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ベランダに積もりぬ粉雪を払ひ 柵より舞ふ風花かざはな美し
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カリスマの成るを見ている民草の ああ、独国のあの頃の轍/『期待を抱き』つつ戒めとして
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文句あるなら選挙行けベランダの垂れた氷柱は親指のよう
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庭の雪に巨大な氷柱つららを突き刺して「勇者の剣!」と異世界ごっこ
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道凍り 実家の母は ゴミ捨てに 行けず諦め 杖が危ない
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「なんとかの小足」なるらし我なればひとつ靴にて君と歩まん
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黙々と 歩く姿は 徘徊か エキササイズか  ほくそ微笑む我
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驚くなこれが民意だ身を任せ坂を転がる石になれよと
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逝きし人より託されし 会計のくすみ色したページをめくる
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深雪の中に残った雪だるま子供の無事を祈る夕方
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権力、お金、名声 持たずとも 日銭追っかけ これもまた一興
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道端の日陰に固まる残雪は雪に似ている別のなにかで
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我忘れ 学びしうちに 我のこと 良しも悪しもぞ ましておぼゆる
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子どもらが バラバラにした ミニフィグを 元のカラダに 組み立てる午後
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夜明け前窓辺のうつる月影の何に似たるか冷やかなさま
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人間って 付き合ってみなきゃわからない その人となり 政治家も同じ
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どこまでも、一緒に行けたらいいのにね 「星が綺麗」とあなたが笑う
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星々が笑いさらさらながれ行く そのをなぜかみな知っている
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死にたさは隣に座るパートナー私が死ねばずっと一緒ね
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Tell a lie運命の人は僕じゃないうつむく背中に忘れる魔法
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宇宙の果て 何十光年先に君 触れる頃には弾けて消える
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死ぬもんか 失明なんか するもんか 医者がキリスト 神様のよう
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30歳 顔を洗っても 30
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眼球にキスも友情になってるし愛がそのまま朽ちれば良いのに
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なにもない ありふれている 一日が 最初で最後の 一日となる
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君にだけ届く想いを乗せたくて祈るみたいに名前を呼んだ
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失って 初めて気づく わけじゃない ペトリコールに 吐き気を添えて
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