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床の間の無い我が家のテーブルでちょっと場違い迎春の花
39
大晦日 暇持て余しブックオフ 行ってもやっぱセールまだだし
13
オンラインクレーンゲームでぬい十個 眠れぬ夜に獲ってやったぜ/⋯店より獲りやすい
29
病む父の横に座りて毛糸編む指もかじかむ大晦日の夜
32
臆するな誰もが他人に興味無し だから背筋を伸ばし歩けよ
19
苦は楽に 痛みは鎮め 嘆き
已
(
や
)
め ただひとときは このひとときは
23
明けやらぬ厨に白き湯気のたち日の出を待ちて両手に包む
28
薄明かり 初日の出を待つ控え室 外で焚き火にふーと吹く音
10
こんなキャンプしてみたかったとはしゃぐ父 おでんとあったまったどぶろく
11
昨年の暮れより引きずる動揺は急なる旅にて一時忘れて
26
風生まれ そら舞うたてがみ 技ならぬ業より出づる つよき足音
15
街白み 休むひまなく降る雪を花にたとえる人のやさしさ
16
ひなたにて読む新聞のインクの
香
(
か
)
邯鄲
(
かんたん
)
の
夢
(
ゆめ
)
遠き正月
22
壊したい明け方四時に鳴き出した鶏どものスヌーズ機能
26
踊り場はそういう意味じゃないのだが そういう意味ならずっと素敵だ
10
「頑張れない」という言葉さえ頑張ってひねり出してるたぶん、無理です
21
高層のホテルの壁はミラーにて日毎の空とビル群映す
27
御佛
(
みほとけ
)
と 笑いあう夢 この年は 何があっても 乗り越えられる
29
ごみ出しで「
12
」の数字と 目が合へば 何故か寂しい 年始の捨て場
22
心より体の方が正直だ悲鳴をあげた肋間神経
18
励ましはときに気力をうばうもの友に伝える言葉をさがす
19
家族五人 笑いまくった正月を 静かに閉じて 進む日常
24
風を受け
飛砂
(
ひさ
)
積もる道ペダル漕ぎ 稀有なる千鳥に頬温まり
16
「ご飯だよ」呼ぶ声さえもさえずりに聞こえる朝は奇跡と思う
27
あと五分 まどろむ時間 恋しくて 夢と
現
(
うつつ
)
を 行き来する朝
34
言えますよ春の七草すらすらと秋の七草 はてススキとか
24
共存のすべは何処にも無いものか母ゆえ思う待ってる仔熊
27
明日から 冬将軍の到来とか 小春日和に 歩きに出てみる
17
靴底の溝に嵌まって出てこない どれほど我をおもうか
こいし
(
小石/恋し
)
22
咲くことの 無きクリスマスローズに 言葉かけ
三年
(
みとせ
)
を経れば 今日
蕾
(
つぼみ
)
持つ
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