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人の無い夜中の街で一人きり雪に残った靴跡を追う
20
いつの日かダイヤモンドとなることを今日も願っておやすみなさい
13
一晩中 雪の明かりに 照らされて 白夜なのかと
見紛
(
みまご
)
うほどの
47
気が狂う ほどの激しい 静寂が 君と僕の
間
(
ま
)
横たわっていた
28
未来
(
あす
)
思う いいことばかりじゃ ないけれど 続ける日々が 層になるまで
27
健康でありますように本年がよい一年でありますように
24
初春の 明けの明星 はく息は 白く彼方へと 静かに消える
13
神様がどこかにおりて松の内 星の光も一際清く
49
いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
35
止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
27
息子から 少し早目の 贈り物 幾つになれど やはり嬉しく
29
情熱
(
パッション
)
は人並み以上と自負してる ごめんあそばせ
丙午
(
ひのえうま
)
なの
36
粉雪が開けた窓より舞い込んで外は真白く塗りかえられていく
28
棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
50
あちこちと ガタくる身体
予告なし
(
サプライズ
)
メンテしながら 1マス進む
31
もう何も いらないと思う その次にアレ欲しこれ欲し 波間におぼる
/
思秋期
35
高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
30
青空に溶けて蝋梅咲き薫る寒の緩みも今日までらしい
33
もう後も ないまま告げた 別れにも 彼女は一人 背を向けていた
11
上階で移動させてる家具の音再び家の建具が開かない
21
朝焼けのビル立ち並ぶベランダで嗅覚動く猫の眼哀し
15
寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あの
娘
(
こ
)
を 追うか待つのか
13
背伸びしてどんな自分に見せたいの? そのままでいい私は私
36
幾たびの 心変りを 重ねても 星をひき連れ さざ波はあり
39
痩せたいは仲間を作り 太りたいは敵に回す どちらも切実
15
だれもゐない朝の工場闊歩するおのれひとりの冬であらねど
19
白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
21
正しさは宇宙に任せて僕たちは自由意志でキモくなろうよ
8
けんけんと 声を響かせ 春告げる 梅の花より 鮮やかな君
17
時おりに伊吹おろしの吹く川辺 カモ数え往く小春日の日は
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