水仙の咲く星があり水仙の咲く春が来て花また咲いて
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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嬉しきは鳥の囀ずり聞く朝と狭庭に開く花を見し午後
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一人背負しょい二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
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猫を撫で コーヒー淹れて ウタカタを あとは天気が 上がるのを待つ
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夜桜が 風にさざめく 根もとには 美しき魔が ひそみ誘う
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五分咲きの 桜の下の ベンチにて 缶コーヒーで 心をリセット
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にぎにぎと はなのもとにて 宴持たむ 花も人世ひとよも はかなくあれば
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
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命日は春爛漫の花の頃笑顔の似合う君が決めた日
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涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
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手につかみ 口に入れたい 孫三女 満面の笑み 見とれる時間
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「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
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「今ここ」の 感覚がなく なりそうな 優しく白む ワシントンの桜
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みどり濃し湯に泳ぎきる菜の花よ熱燗酌みて早春を知る
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車座で何を語るや若き人 花ぼんぼりに明かりを取りて
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吾の膝で ウトウト眠る 愛しきみ 無邪気なようで 悟りのようで
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何もない日が幸せと言えるほど 良い環境に置かれてみたい
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聞こへ来るエンジン音さへ春の音 冷気ほどけし朝の向こふの
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私にも家庭と離れる日が来るの朝霧夕霧たつ北の街
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窓側で赤ベコのように揺れながら寝てる息子をインストール
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ひっそりと アイコンと名の アップデート 作風変わるか 初心者ン年目
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朝靄に身を浸しつつ思ひをり 旅立つ私は一人でいいと
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あかつきに 寝覚めて 十首詠みて恋ふ 雲と見まごふ 白き花枝はなえだ
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心痛の夫の食欲戻り来て庭にも一歩 せなに春の陽
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散り桜 逝きし誰かれ そこ此処に蘇りしも言葉交わせず
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五00キロ 離れし友を訪ね行くプチ家出だと高一の孫
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母の負を父のいさおで拭ひ去り 私は独り介護あしたを編めり
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中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
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