知っている君の憎みを理解り得ぬ不器用だから世界にきれる
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尻の穴 舐められたいし 舐めたいだろ 俺はそうだぞ お前はどうだ
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JKの 隣を狙い プットイン 端に詰めても 追いかけるかな
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空きコマは 遊びで埋めて いざ授業  行かずに帰る 私の美学
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今月はホワイトデーの月だから君に贈らん短歌を数首
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みんなから祝ってもらった誕生日アッという間の 一年間に
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嫌なヤツは 顔も名前も 忘れちゃう 向こうはそうでも なさそうだけど
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部屋のすみ加湿器のイルミ変わる色慰霊の母は癒をもらえと
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我歩く動かぬ車連なりて 見えた先には横転した車
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忘れずにご苦労さんと呟けば迷惑メールひと休みかな
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ゆずりあい 言ってるヤツは ゆずらない ゆずってるとこ 見たことがない
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「あの件」と一行のみのメールには余白に語るにべもなし 恋
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エーアイと幕末談義に花咲かせ 気付けばすでに一時間経過
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久方の光に染める影なれば濃き紫の移ろひもなし
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甘酒の麹の粒を噛み潰し苦虫の味中和させてる
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ラーメンを食む君のメガネが曇る 何なんだろうこのときめきは
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聴こえたの だからわたしはここにいる きみよ見つけてはやく気づいて
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あな素晴らしきシタタかさ 何れの時に 御身をホフる矢となりし
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旋律に乗せて今しかない声を放て 夢中で 忘我の先で
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Aiが  搭載された  ドローンが  世界平和を  人を損なう
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コイン精米の明かりを恃みつつ消えたいくらいただ帰り途
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真夜中に 月と密会 したことは 家族に内緒の 銀の耳打ち
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貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
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振る袖を羽根とぞ広ぐ青き君 舞ひ立つ時を今と知るらむ
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バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
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眼裏まなうらに浮かぶ何かに呼びかける返ること無い返事を待って
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それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
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彼方から始発が響きまっさらな今日の端っこ解(ほど)かれてゆく
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黄砂来て薄汚れたる雪原を 染め直せるか如月の雪
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桜もち思いがけずに賜りて小さきひいなをそそくさと出す
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