右脚の弾痕示し戦争を 語りし父の享年を超え
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ぼんやりと過ごす時間は自分へのご褒美なんだ頑張ったもの
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英雄が歴史のうえにいたならば覇道か王道どちらも英雄
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鉄砲が運動会のピストルの音くらいだと舐めてしまった
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アムロさん 貴方はスターなのだから外子のひとり産んでください。
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ひとり生えの花芽がまもなく芽吹く頃 夫草削るそれを遮る
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振る袖を羽根とぞ広ぐ青き君 舞ひ立つ時を今と知るらむ
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小春日に競って歌う小鳥たち春に恋する喉を整え
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また依頼… 畑違ひの 仕事来て 数字と曲尺かねじゃく 頭はパンク💦
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はちみつの瓶を透かして見る未来濁りも苦味も僕の隠し味
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膝の上 安心しきって 眠る君 今日一日の 無事を感謝す
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わたしから受験やめたらと言われても続ける息子の強さに涙
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許されぬ 恋に落ち逝く運命なら ともに地獄へ行方もしあわせ
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忙しき夫の背中に手を合わす 湯気立つ飯を 絶やさぬ祈り
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バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
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「忘れてた」とはにかむ君を待ってたい空いた椅子にはひかりの座布団
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白紙こそ最強の歌。泥を撥ね生きて戻った俺がキラーワード
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赤い糸 たぐり寄せたその先に 君との出会い あの日の譲渡会
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二の月はハートの行事いろいろで追いつ追われつみんな狩人
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惜別か ブラームス四番シンフォニー 小さき窓越し鳥の声あり
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「義理チョコを今年もあげる」と手渡され そうか今年も 味はビターか
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わたしって広瀬すずだというきみが同じなとこは身長だけだ
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指先を砂糖まみれにして食べるシナモンシュガートーストがいい
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スピードで死に損なった翌日のなんと優しい窓の光よ
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さよならの 言葉吸い込む 皐月の空 また多分君の 夢を見ていた
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雨天無き早春 草木も素肌も乾燥す 雨の有難み知る
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金利差のコンマ一位に幸求め一時間待つソファの固さ
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吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
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紅をさし手鏡うつるおのが顔 口にはさせど頬はおぼえず
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3時間並んで買ったチョコレート三口で食われる、これも愛なの?
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