電話置き空のけはひを伺へば凍つる奥羽の雪解ゆきげは遠く
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断捨離は家族ゐぬ間に指と指のあひだすり抜けバラ色の日々
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うまさとは温度だらうと揚げ焼きの春巻かじるけふも独り呑み
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白雪を 梅に喩える 平凡な 君に恋する 平凡な僕
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余白だけ 句読点すら ないままに バレンタインに 指先が揺れ
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貴方がね 少し屈んでくれるから 好きだと囁きそうになる
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貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
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先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
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車にて すごい速さで 抜かされて でも信号で 結局並ぶ
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想い出すこともないまま花の香に不意を突かるるきさらぎの夜
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諦めろって言ったのに。青い空 雲の形が私を笑う。
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捨てられたわたしが沈む暗い底 イルカの背に乗り貴方が今
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21グラム程度あげたって私の気持ち伝わんないし。
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立ち上る 湯気の向こうに 宝島 バスタブ号の ジャックスパロウ
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うしろから 視線を感じ ふりかえる やはりお前か リビングのG
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子がハマる 昔のライダー 評するは 大きな友達 「子供に媚びすぎ」
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人はまた 現金なもの 愛おしき 底を流れる 自律と他律
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怠慢を 見透かすように お米跳ね 一粒一粒 拾いあげたり
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会長が 俺のデスクの チョコを取り 黙って食べる バレンタインデー
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メダリスト 感謝コメント ばかり言う 立派な人が 試合を制す
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負け犬は 感謝が足りず 恨み言 こぼすたんびに 背中が曲がる
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未だなほ 文意不明の 愛である
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歩けども 逃れられない ひとの矩
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恐怖心 打ち勝つために 練習を 積み上げてきた 伝説の人
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少しずつ 慣れてくるたび 難しい 技もできたり 度胸もついて
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スノボーや スキースケート できるのが かっこええなと 素直に思う
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名声を 求めて止まぬ 人間の 心が集う オリンピックに
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下々の 小さき言葉 集めては 枯葉と共に 燃やしてしまえ
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空間に 浮かぶ一つの 点だから 何も知らない 無限の宇宙
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逃げ足を 早く素早く していれば 危険は回避 チャンスもドロー
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