ねこケロり しんぱいのこる あさである おかあちゃんと いっしょにねよう
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休めという 思し召しなの 神様の 雪苺娘が おやつに待ってる
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雪の花 舞いこぼれゆき 年明けて 垣根に灯る 南天の真っ赤まっか
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こんな夜はもうないはずの傷あとがちりちりちりと痛む気がして
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子どもらが それぞれ車で帰省する 送迎の手間も 一つ無くなり
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母子登校トンネルの中を歩くよう自立を信じそっと手握る
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腹筋を済ませただけで 我偉い あとはのんびり お茶でも飲んで
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寒さゆえ 自販機のお汁粉 求めて出るも 売り切れ表示よ
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どうしても 今日はベッドとお友達 やむを得ないさ まだ一日目
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必要とされていることの幸福をわたくしは抱く 湯あがりタオル
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初夢は終わったころにやってきてほんの少しの勇気をくれる
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「まぁいいか」呪文のように唱えては完璧主義の呪縛をほどく
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自己肯定 顔を埋めた日陰脈ってほんとにあったんだね
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再生利用夢か現実かの曖昧に甘えて君に縋る
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瓦斯灯にそぼ降る雨の浪漫かなチェリーの紫煙に竜柄ジッポ
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薬漬け 心の鼓動が脳を打ち 死にかけなのにああ生きてるな、と
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何事も 初〇〇はつまるまると 言ってみる 楽しみ増える ちょいお得感
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今日もまた あたためますか? よろしくと 家のレンジで あたためている
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叫んでた「ここにいるぞ!」と実在を 遊芽ゆめ公園の遊具の上で
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好きな人は犬派であって交われないよささやく春
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ダウンの袖がラメでキラキラ!早く死にたい
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あれやこれ 選手のフォーム いじくって あいつはダメと 愚痴を言うコーチ
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真夜中のチュッがしたくてスマホ「あっ既読ないいい友達だった」
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わからない バレバレのウソ つく意味が へぇそうなんだ それはスゴイね
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へたくそな遺書も歪んだ生き方も四の五の言わずこっちへ寄越せ
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この想い 隣にいても 言えないな 心の距離が 近すぎたから
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てきとうに書けというからてきとうに書いた答えでバツもらうとは
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真昼間のライトブルーに背を向けて私は私の濃い影を引く
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はじめての孤独を告げるまだ暗い午前の居間は青に充たされて
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熱を出しこの子が家にいる今日は我が家が知らぬ家の顔する
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