明日から 冬将軍の到来とか 小春日和に 歩きに出てみる
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晴れ渡る 日柄良き日に 思うこと 穏やかな日が あるだけでいい
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あかぎれや ひび割れ痛く 血が滲む 指先からの 流血に泣く
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白菜が 食べたい冬の 街道で 天理ラーメン 看板嬉し 
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外飼いのワンコ陽なたで大あくび 逞しきかな寒晴かんばれの庭
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天災も原発事故も戦争も来るなと思う生きてる間/不穏
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寒空に 甘みを蓄へ春ほ待つ ほうれん草は深き緑に 
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有るはずの小豆が無くて小豆茶の煎った小豆で煮る小豆粥
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寒夜にて心許こころもとなき水流のシャワーに打たれ今日も生きてる
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止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
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知らぬまに手術痕きずあと撫でて眠るくせ夢の中では母の手だった
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背を丸め 行き交ふ人の 白ひ息 冬空くらし 宵の街中
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ちま猫ちゃん おこめすいなんて こうぶつよ とぎじるは おはだ つやつやになる
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一日にりんご一個で 医者いらず 福クッキーも 今日こそ食べる
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来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
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滝の如 溢るる作の浮世かな 滝よ凍れと術に励んで
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六角の冬は結晶 春は溶け桜は五角 薄紅うすくれない
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選抜隊いよいよ遠征 門出の門 険しき山の魔獣へ挑み
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元日の相棒見ながら ぐったりと 布団かぶって 体力温存>明日病院ふたつ
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ねこたちは おやつもらって まんぞくよ それぞれのばしょ ねんねするのよ
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君の言う「なんかばっかり」 ナイフです 短歌ばっかり あいすみません
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荒川の冷たい風が吹く中を 彼は一人で何を思った
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水鳥が 朝の川面に 泳ぎおり 凍てつく水に 戦い挑む
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誰彼に扇動されてく人の渦 掲げよ胸に己に旗を
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朝寝坊「四〇秒で支度しな!」ラピュタのドーラ脳内過ぎる
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夢に向かい ただひたすらに 突き進む ステージ衣装を 洗濯せねば
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プチプラがプチプラじゃなくなる時が来たらわたしはむになっちゃうよ
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僕はただ 夜空見上げて 願うだけ あの星のよに 届かぬ願い
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何もない 平凡な日が 特別で 大事なことと 改め想う
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正月七日ありがたきかな残した仕事の山に言ふことなし
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