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満ちる月 炬燵に入りて 羊かんを 栗の寄りしぞ君へと分けむ
25
くしゃみして 不意に漏れちゃう季節だし 吸水ポリマー必須なんです
27
フルーツの付かないトマトに稀にある「まるでフルーツ」当たりのトマト
23
張り詰めた背をさするだけガンバレもだいじょうぶよも言えないでただ
33
いや違うオレの真意はこれこれと言うも全ては後の祭りか
18
返信は「傘がないから」 それだけで恋の終わりを知ってしまった
18
われの政治に沈みゆく午後の選挙車へ冷たき瞥を送る
19
面並べる演説臺のたれかは嫉み読みて辿りぬわが闘争を
17
東雲の庭に降り来し冬鳥の黒き
眼
(
まなこ
)
に日の映りおり
20
一億の國民たる日を逃れ得ず國家のひとつの家に喀く血も
24
「天使」だの「春」だの言ってる口すべて雪で塞いでしまいたい夜
29
億に一つ生まれる僕らは超幸運みんな持ってるラッキーの種
24
退勤の空が明るいこんなにも雪積まれても春立ちにけり
33
ヒヨドリがほうれん草を食べに来る デイ友言いし如月の朝
32
我が髪をグルーミングす 愛猫の肉球と 甘噛みの感触
29
遊園地
回転木馬
(
メリーゴーランド
)
の回るごと 昔を今に 為す
由
(
よし
)
もがな
24
どんどん上がる 承認欲求 褒められる それで言いなり それだけは嫌
13
雲やぶれ差し込む
希望
(
ひかり
)
つかもうと越えて行く山 山そして山
26
その花を咲かせる種はどこにある? 追い求めても見つからぬまま/②
30
干上がって 茶色だらけの ダムの底 いにしえの村 姿寂しく
33
春近し幼さ抜けて駆ける馬 咲けよと願ふ先陣の風
21
いつになく長引く会議は気もそぞろ
仲間
(
とも
)
まつランチに息弾ませる
24
喧嘩して、仲直りして、ご飯食べ。家族という名の終わらない恋
24
さぁ寝るか「ギギーグガガー」線路から どんな悪夢になりますことか
12
蹲
(
うずくま
)
り風の唸りに
苛
(
さいな
)
まれ 哭いた夜すら
明日
(
あす
)
は待たない
12
君の目の光が消えるその前に僕ならずっとここにいるから
14
肉球を押し当て マッサージをす如 母想ひ 布団を踏みぬ猫
24
幼かった私に贈る指定席「大丈夫」という切符握らせ
30
昨晩の吹雪は去りて幹の間の
一音
(
ひとね
)
放つるヤマガラの
朱
(
あか
)
19
ねこたちや ことしはだんごに ならぬのか あしたさむいよ ひとつどうですか
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