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風の
音
(
ね
)
にひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
27
ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
22
春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
23
潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
18
この世には限りがあると諭されて今満開で咲き誇る
13
花弁
(
はなびら
)
が 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
45
雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
41
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
35
業務スーパー
(
ぎょうスー
)
で 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
28
桜花に負けじと枝の下にあり艶めき萌えるたんぽぽの花
34
窓開けてけぶる空見る 霧雨の木々の狭間の声は雀か
44
新しきパスワード使いログインす投稿した
短歌
(
うた
)
すべてが
0
(
ゼロ
)
に
31
山の端にゆるゆるのぼる月ありて花明かりもさす私の住む町
30
寛解の揺れる想いは溶けぬまま医師は忙しく
二分
(
にふん
)
の診察
47
葉桜に 新たな明日へ 導かれ 風に
攫
(
さら
)
われ 君にさよなら
16
6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
34
ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
32
消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
20
おでこには冷却シート吾子を抱き加湿器の音 夜間診療
17
ご近所の子供と遊んで洗われる再び汚れるおばちゃんだけど
41
降り止まぬ雨を味方にデイ拒む 義母を抱える私の胸にも雨
18
風冷えの 夜はポトフで 温まり 街も嵐の 熱気に包まれ
33
丁寧に淹れた緑茶の一服にほっと包まれ
一日
(
ひとひ
)
を終える
33
本当はもっとおしゃれで満ち足りたシフォンケーキがよかったのかも
28
今日だけのまじないだから書いとこか虫除け札は逆さまにして/卯月八日に
20
期待値のノルマに届かぬこの僕を 桜のせいにできればいいのに
25
死なないでいるための火を君の髪 ゆれる一瞬ごとに受け取る
22
残り咲く桜の腕を掴んでは放して揺らす名残りの夜に
23
遠巻きの我を
誘
(
いざな
)
ふ桜かな寄れば触れれば歌に酔ひしれ
23
月の灯に白さ消ゆれど仄蒼く道を示せし雪柳かな
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