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公園の敷地半分削られて なんとか残った遊具のパンダ
28
母さんが土砂降りを君に降らせては晴れた後から虹が痛くて
25
「あなたには無理」の呪文を噛み砕く 塩味強め母のおにぎり
28
読み違え一太歯ぎしり足元で小川ながれるせせら笑って
11
奇妙でもこの言葉たち紡がせて 伝わらなくてもいいからどうか
10
明けた空キラリ
微笑
(
ほほえ
)
む月がいて 微笑み返す今日は記念日
37
積読の中に埋もれたあの頃のアイデンティティと出会い沈黙
33
初春も癌の治療の始まる日 枯れ野の径に白き水仙
41
あの人に一票入れて一年ですこうなるだろうと思ってましたか?
19
膝で寝て 口チュパチュパしニヤリ笑う 夢でも君の 母ちゃんでいたい
9
七福神めぐりて引いたおみくじの短歌を胸に今年も一年/大吉
29
紅
(
くれない
)
の実の鮮やかが目に沁みる 我が難(病)転じてくれるか南天
31
年始から 残業続く 吾の身にも 福は来たりと 半月の言ふ
31
歯が痛む 激しく痛む うわ!ヤバイ 左の顎がぷくっと腫れてる💦
26
口開けて良かつた歌を思ひだしこそぎ落され歯垢とともに
12
丁寧に愛情込めて育てても伸びぬ実らぬ咲かぬ子もある
28
「当たり前!」若い頃の 生意気が 今は懐かし
言霊
(
ことだま
)
の
覇気
(
はき
)
10
『この世なの?』 『あの世なの?』 言葉遊びで
更
(
ふ
)
けてゆく夜
9
お年賀の 焼酎の栓 開ける夜 芋の薫りが 気持ちを癒す
28
時雨来る予感のあたる冬夕焼け 着膨れて行く五分のポスト
37
静かなる炎を抱きて闘いし タイ緩むるを背中で感ず
11
削れゆく鉛筆走る音さえも染みゆかむかな 雪の白さに
18
靴下を左右揃えて干すうちに 飲み頃すぎてゆく一杯(ひとつ)あり
22
叫んでた「ここにいるぞ!」と実在を
遊芽
(
ゆめ
)
公園の遊具の上で
4
毎日の晴れて乾いて冷え込んで
相
(
あい
)
も変わらずただ冬らしく
27
嬉しくて少しさみしい コミックの全巻セット大人買いして
29
「わたしのお母さんはおばあちゃんです」ちょっと恥ずかし次女の作文
27
日々追われ中途半端な子育ても
姑
(
はは
)
の愛にて子等健やかに
28
寒けれど 寒さの中に 風情あり ため息一つ
気霜
(
きじも
)
に変わる
17
花そよぐ ふとした先に 君がいる この街ごと好きに なっちゃったかも
8
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