業務上過失致死容疑の罪で禁錮二年を求刑しよう
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路地裏の 街灯の下 本を読む カレーの匂い 叱られる子
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葉っぱより  先に花咲く  黄花あり 色味少なき  時季を彩り
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日昇りて 晴れゆく嶺に 陽溜まりて 陽炎揺るる その影菩薩かな
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釣り上げておいて食わぬし餌やらぬ それはあんまりじゃないんですか
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冬の朝 地に落つる間に 牡丹雪 独りゆく 雪の足跡 振り返り
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雪吹雪 枝垂れる 寒椿  花の舞い散り くれない滲む 雪の間に
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朝起きて裸眼で古い歌集読む我をカーテンの隙間から見ている あなただあれ?
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大切にしたいと願うあの人の水晶玉を壊して眠る
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三日月の 古池の上 松の影 池の鯉跳ね 山静けしや。 鈴虫鳴き松風騒ぐや秋の夕暮れ。、味わい深い。
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自転車の たみも移民申請し ながらスマホが 合法下のジム
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春だから新しいことに挑戦だ! まずはひとりで歩くことから
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母の日に のっぺらぼうの 母を描き 小学校で 問題になる
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ほんとうにこれがあなたの骨ですかこんなにほそくしろくつめたい
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よく笑う この期に及び 何かしら 面白き事 幸いなりや
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君も又 いなくなるのか 尋ねられ いるよと言えば 安堵の笑顔
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ピーラーを知らない君が淀みなく 剥く大根はナイアガラとなり
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老犬はよく食べよく吠えよく眠る脚さえ動けばキミは若者
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しょっぱいのーその目玉焼き、君のさが。いっぺんここらで心にあまみを。
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カンダタの夢の中だけ観覧車振り落とされてなお夢の中
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水滴を 吸い付くように吸い尽くす ニトリのマイクロファイバークロス
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風吹けば 揺らぐ心は 今消えて 木の下君の 髪結ぶ花
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「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
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原発にふるさと追われ民去りし荒野に芽吹く沈黙の郷 (3/11)
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まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上む 母をみつめて
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くしゃみして春こじ開ける君とぼく その断面を分けあうルタオ
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バナナとかミカンであるとかブドウとか手だけで剥ける果物が好き
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回る寿司 店の出口に鹿しし威しおどし財布のひもの弛みを打てり
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守られていた頃思い出したくて自分のための絵本を選ぶ
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もし明日命尽きてもそうするか正しさよりも愛おしきもの
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