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ラベンダー 蕾たくさん 背伸びして 桜のあとの リレーの如く
34
葉桜や川辺をゆけば陽を浴びて
水面
(
みなも
)
を飾る花筏かな
19
さくら花命いっぱい咲きほこり散りぎわみごと夢の如くに
22
別れの日散りゆく花に送られて残り香撒きつ花道去りぬ
35
葉桜に感謝をしよう花びらをつまむ指先おでこに触れた
21
咲き満ちて 零れんばかりに 麗しき 風と戯れ 散りゆく清さ
12
桜
(
はな
)
咲くも 風雨が散らし
形無
(
かたな
)
しに
憂世
(
うきよ
)
を写す
春嵐
(
しゅんらん
)
の候
18
ほろ酔いの花渦まいて桜みち春の嵐に蒲公英の咲く
17
想ひ出も春の嵐に散りゆけばコート脱ぎ捨て光纏はむ
27
輪唱の如 桜咲ひたら
躑躅
(
つつじ
)
咲き 花は順に 春を歌ふ
29
「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
19
鳥の歌いつしかやみて花寒に空の涙の音のみぞする
17
門口に座布団積みて
哄笑
(
わら
)
う
女
(
ひと
)
ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
10
聞き慣れた 値上げインフレ 少子化も 現時点では 序の口という
13
我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
25
この頃は ついぞ見かけぬ カマドウマ 何処に消えたか でもホッとする
16
連綿の 美しき御手(おて) 目に浮かび ひた待つ恋の歌 読み返す
11
ポチ撫でて 寄り添うポチが 朝の陽へ 駆け出すポチも 良いねとポチる
24
死にかけの人が死ぬのを待っている天使がハエのようにむらがり
9
坊さんがお経を唱えはじめたらのたうち回る二匹の天使
8
閉店 蛍の光 流れても まだ終われない 俺は店員
6
閃きが 雲の割れ目に 金を継ぐ 稲妻となりて 彼の地に嫁ぐ
8
コロナから 回復途中 ふざけたら うるさいなあと きつく怒鳴られ
4
5類でも なんだかコロナ 後遺症 全身痛に 洟の流失
4
水道の トリハロメタン 除くため 煮沸10分 我が家の儀式
5
恐怖心 取り去るほどの いい人に 会ってみたいな ほんとにいれば
4
ダメージを 忘れることは 赦すこと 自分自身が 赦されるため
4
夜の中 静かな声が 響いてる
3
目も耳も 体中が 衰えて 悲しい気持ち これが人生
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子供らが 恐怖と怒号 抑圧に 耐えてる姿 戦前ですか
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