エアコンの作った空気が苦しくて冬の夜風に消えたくなった
14
淹れたての コーヒーの香りは 時を止め 秋空の雲を しばし見送る
22
人の無い夜中の街で一人きり雪に残った靴跡を追う
20
いつの日かダイヤモンドとなることを今日も願っておやすみなさい
13
一晩中 雪の明かりに 照らされて 白夜なのかと 見紛みまごうほどの
47
気が狂う ほどの激しい 静寂が 君と僕の 横たわっていた
28
未来あす思う いいことばかりじゃ ないけれど 続ける日々が 層になるまで
27
健康でありますように本年がよい一年でありますように
24
初春の 明けの明星 はく息は 白く彼方へと 静かに消える 
13
神様がどこかにおりて松の内 星の光も一際清く
49
いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
35
止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
27
息子から 少し早目の 贈り物 幾つになれど やはり嬉しく
29
情熱パッションは人並み以上と自負してる ごめんあそばせ丙午ひのえうまなの
36
粉雪が開けた窓より舞い込んで外は真白く塗りかえられていく
28
棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
50
あちこちと ガタくる身体 予告なしサプライズ メンテしながら 1マス進む
31
もう何も いらないと思う その次にアレ欲しこれ欲し 波間におぼる / 思秋期
35
日に三度、犬を吸わねば生きられぬ さふいふ身体にいつしか成った /犬好き
23
高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
30
青空に溶けて蝋梅咲き薫る寒の緩みも今日までらしい
33
もう後も ないまま告げた 別れにも 彼女は一人 背を向けていた
11
朝焼けのビル立ち並ぶベランダで嗅覚動く猫の眼哀し
15
寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あのを 追うか待つのか
13
背伸びしてどんな自分に見せたいの? そのままでいい私は私
36
痩せたいは仲間を作り 太りたいは敵に回す どちらも切実
15
けんけんと 声を響かせ 春告げる  梅の花より 鮮やかな君  
17
「生きている しくみがわかる 生理学」 タイトルに惚れ買った医学書
29
我が田舎 還暦間近は 若い衆 吾より歳下 三人だけで😅 /内一人は吾の息子
32
身体冷え 立ち食いソバの ありがたさ 春菊天も 味わい深く   
44