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朝焼けのビル立ち並ぶベランダで嗅覚動く猫の眼哀し
18
白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
25
陽だまりの丘を目指して駆け登るただひたすらにヒラメ筋トレ
20
うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
39
雪害の あちらこちらの 滞留は わが脳内の 仕組みに似たり
43
勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
32
ウイルスは稀に網膜惑わして街のカラスが青く見えたり
21
へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
45
君の横 すでに女の 見えつらむ 無駄と知りせば 恋せざらましを
26
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ
明日
(
あす
)
は立春
29
食事なら何でも合うのがビールなら月に合うのは純米吟醸
19
「ほんとはね」きみの気持ちを知った夜やさしい言葉がわたしを包む
40
陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
24
弱き支配到る處に晒されて候補の顏がよごれて立てり
24
笑ってるだけで幸せ感じてる きみに会えた日心はぬくい
31
会合を 終えて事務所に 戻る夜 貴女のチョコは 残業食に
28
デイケアに見知らぬ人の集い来て会話弾みぬ学びの場かな
17
玄関に立てば「おかえり」亡母の声 幾年経れど忘れえぬ声
39
君の目の光が消えるその前に僕ならずっとここにいるから
15
こんな
時季
(
とき
)
「しやっこい水ではかわいそう」日向で温め鉢に移す妣
31
生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
36
ナチス廣報戰略大臣ヨゼフ・ゲッベルスの群柏の拍手
18
見殺しぬわが獨裁の尖兵も靑少年も祖國も振る襤褸の旗
24
なぜだろう幸せになる四葉がなみつける奴は幸せなのか
16
暖かく 陽だまりのごとき 母の部屋 うつらうたた寝 亡き母の夢
29
学びの場「言の葉日和」と名付けたり笑顔の湧きて二時間を過ぐ
30
隣国へ冷たき
眼
(
まなこ
)
の習い越え敬意を運ぶ春風よ吹け
23
納豆と カレーを頼む 一時に 唐揚げ追加 茶色ランチだ
28
※閲覧注意 「治るより首吊る方が早い」って この考えが
正
(
まさ
)
に鬱です
15
雪国に暮らす息子の雪情報つい見てしまう一日何度も
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