風のにひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
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君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
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命日は春爛漫の花の頃笑顔の似合う君が決めた日
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海泳ぐ 弥生尽やよいのつぐの太陽の 目を細くしてシャッターを切る
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この世には限りがあると諭されて今満開で咲き誇る
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朝採れの 菜花、スナップエンドウの たっぷりパスタ 春きらめきて
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花弁はなびらが 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
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雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
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病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
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業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
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新年度 あいさつ回り 時追われ 雨天の土曜 車中で一息
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窓開けてけぶる空見る 霧雨の木々の狭間の声は雀か
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誰よりも私に優しいA.I.は性別も無く蔑視するも無く
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久々にサイト開けた喜びは短歌うたへの思いかみなさまへの思慕か
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うたかたの皆さまの短歌愛しくていいね押すのに忙しい夜
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「天才」と気軽に言ってくれるなよ努力してるし見せないだけで
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過信せず 予断許さず 生きるすべ 守り破りて いとし人間
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葉桜に 新たな明日へ 導かれ 風にさらわれ 君にさよなら
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兄弟がたくさんおって幸せと話す義姉の記憶は幻
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春雨を吸ひて つぼみの膨らみぬ隣家の藤は 初夏への準備
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廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
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6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
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ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
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歩道橋から見渡せるパノラマの街に桜の敷き詰められたり
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アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
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花筏かたち変えつつ揺れゆれて たれか棹さし運ぶ泡沫の夢
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