風光る 花の木の下 桜散る  目には見えねど 匂い爽やか 春風薫る 夏は来ぬ
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春霞 山の端映える 若葉の香  目には見えねど 匂い爽やか 春風薫る 夏は来ぬ
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朝ドラをカリカリ付きで見るまでは腰のタコにはブレぬ白猫(百人一首・三十一)
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人買いがモロミとシラスふるさとのアマゾン川のカニに届ける(百人一首・三十五)
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七つほどサバ読みながらあけすけなクマに五十路と突き止められる(百人一首・三十六)
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不忍しのばずの池にデリバリわが鯉は高野豆腐をヒモのノルマで(百人一首・四十)
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塗り箸を 紙ナプキンで 拭いてから 使う俺見て 一瞬止まる
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ごろごろと 光る雷 ゴロゴロと だんだんキミは 俺に近づく
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私の一張羅をケバいって言ったあいつは理屈が好きなのに
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カフェオレとカフェラテの違いを調べて改めてラテ派を称する
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またどこか、運命見たく会えたらね。それはそうとさ、君は可愛い。
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「〇〇からの返信:(なんでもないはなし)」この家が一戸建てでよかった
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チートして 無敵になって クリアして 死ぬることとは 生きることと知る
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現首相 抗議のデモの 報道が なされぬ理由ワケに ただただあっきれた
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来世とか あるとしたらば 犬かネコ 木とか花とか クジラがいいな
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ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
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まだ君と さよならできそうにないから すこしさ 春泥棒になってしまおうか
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締切と 雑務に追われ ひと月が 過ぎて気づけば 花香る春
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桜咲く 春に、早いと友が言う 青い春だね 君が笑うと
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お互いに 云いたいことをぶつけ合い 吐き出してもう赤の他人さ。
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空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
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桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも ふと花見とや はしゃぎゐるらむ
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どんななメロディだろか春風に揺れるネモフィラ奏でる音は
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私はソメイヨシノと声上げる高速道路の雑木ぞうきの中で
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「ただいま!」と母に抱きつく一年生 登校三日目 桜満開
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込むいもいまいまし
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着飾って 見え方気にする よりずっと 素直なほうが 可愛げあるじゃん?
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新緑に皐月の花の咲きめて青空仰ぐ紅ぞあざやか
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オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
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信号が青と気付けど膝痛でダッシュ出来ない吾は老人おいびと
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