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粗大ゴミ置き場置かれた姿見に映る私に見覚えは無く
54
本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
47
明け方の雨の雫を葉に残し薄陽の中に蓮匂い立つ
26
直接は話さず話せず触れられず緑の通知が私の明かり
8
ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
45
空を飛ぶ夢など見たことないけれど自転車からはいつも落ちてる
8
依存せず、期待をかけず、受けいりて
術
(
すべ
)
を覚えし
歳月
(
としつき
)
の果て
41
「三人で来たかったね」と逝きし
妹
(
こ
)
を偲びつつ行くコスモスの道
40
頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
21
動かざる思ひ知りたる雨の歌ひとり受けたし
歩
(
あゆみ
)
静かに
30
父さんの
お母さん
(
おばあちゃん
)
から僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
50
こたびこそ根雪ならむと思ひしに
三度目
(
みたびめ
)
の雪もはや融けにけり
14
便りあり支えなき父歩けぬと冬柿の枝さぞ細かろう
32
独り身の寂しさ煮詰めたかのようなレトルトカレー食む寝正月
27
初雪に錯覚ごとき起こりつつ木々に花々咲かせおるなり
17
蜂蜜を紅茶に垂らす一年が穏やかなれと出初めの朝に
62
いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
46
止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
29
白い空をじいっと眺めている猫のうしろ頭をにんまり眺め
23
見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
50
高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
33
一筋の祈りみたいな名前やね「のぞみ」私は東京へ発つ
23
肌と肌触れ合うことの滑らかな心地の中で夜溶けてゆく
55
行った店 歩いた道に観た映画 記憶の花が咲き誇ってゐる
14
嵩高に積まれる雪を眺めては大きイチゴをひと口に食む
35
エアコンの温風ならずフィルターを開けてビックリ埃の山で
18
晴れ空に老若男女集う日の美よ美のままであれ航空祭
14
平行線交わらぬまま居心地の良き安寧の日を静かに重ね
33
目を見張る艶髪であれど床の上落ちてしまえばぞっとしかせず
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来世とか あるとしたらば 犬かネコ 木とか花とか クジラがいいな
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