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吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
14
まだ君と さよならできそうにないから すこしさ 春泥棒になってしまおうか
21
風の
音
(
ね
)
にひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
28
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
45
はい!と言い 卒業証書を 受け取って 毅然と礼した 涙腺崩壊
11
一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
10
すすり泣く 生徒父兄に 感化され こんなん泣くわ答辞の言葉
10
潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
18
五時の鐘 二度と戻れぬ場所にいる気がして不意に詩が生まれる
17
無花果の枝の武骨にそよそよと水仙の白 病める身の春
23
三つ折りに
焚
(
た
)
かれ燃え
居
(
を
)
る線香も うちのひとつぞ
独
(
ひと
)
り尽くらめ
20
上向いて落ちる椿の見るものはまばゆい空か蕾の子らか
31
本当はすべて綺麗だ 狭量な僕が認めぬ歌があるだけ
14
満開の桜が告げる新年度 気分一新それぞれの春
19
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
36
桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
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朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
9
業務スーパー
(
ぎょうスー
)
で 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
28
新しきパスワード使いログインす投稿した
短歌
(
うた
)
すべてが
0
(
ゼロ
)
に
31
山の端にゆるゆるのぼる月ありて花明かりもさす私の住む町
30
6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
34
消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
21
桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも ふと花見とや はしゃぎゐるらむ
14
幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
13
春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
33
術もなくニュース見つめる白鳩の口に咥へし反戦ポスター
40
遠近
(
おちこち
)
に残る雪山飛び越えて旅だつ白鳥鳴きかわしつつ
40
丸美屋のたまごふりかけかけたならミモザの花がご飯に咲いた
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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
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ピーという電子音こそファンファーレ干し終えたなら春へ飛び出せ
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