窓外の月が凍ると気付く夜君が嘘つく煙草の残香
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親友のような顔して近づきぬ カラスに諭す自分でさがせと
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森七菜の 演技に惹かれ ひらやすみ 岡山天音 読み方知らず
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猫二匹トイレが3ケどのようなローテーションか全部ご利用/日々掃除
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「さようなら。またいつの日か出会おう」と買取査定されていく本
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洗いもの山積みとなる冬季うつ幾日ぶりかのスッキリキッチン
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筋肉をスクリューにする小舟たち区民プールの大うなばらに
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冬の陽は 丸くやわくて 優しいのに 冬の空気は つんざく厳しさ
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夕焼けのバスに乗り実家へ向かうよ暗闇の中急ぎ歩く道
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トンネルを抜けて抜けてもその先も一面の白雪国の冬
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音立てて雪を踏み抜く長靴であちこち昇る吐息が白い
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死なないで 生きてよなんて 言えるその きみの鈍さに 殺されてんの
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雲割って店の奥まで射した陽にこちらを見ている眼鏡の光る
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寒い寒いとお前らはやかましいしうるさいしでもぼくもそうおもう
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さがしもの 夜はあんまり 向かぬけど ライブの支度は そろそろ限界(2週間切った!💦)
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悴んだ 指の付け根が 真っ赤っ赤 レンガ作りの あのお家みたい
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東大が 7対6で うっちゃった
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ズレズレに なるママにして その日暮らし
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玄米は 消化に悪く 精米し 栄養犠牲 おいしいわけよ
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爺婆が 覇権争い 気持ち悪 頑固な余り 反省もなし
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アイガード ちょっときついが 寒風が 当たらぬように 眼圧下げて
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年寄りに 良いも悪いも 区別なし 中身は消えて 姿露わに
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移ろって 橙満ちる この帰路も 北風吹けば 影も細くて
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スクワット 教えていたら 立てなくて お父さんの背 おんぶで帰る
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子供でも 尊敬できる 人もあり 年を老いても 幼い始末
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体など 動かぬ時が 来るだろう 心臓止まる その日その時
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面倒は いじけてみても 仕方ない ちょっと頑張れ 軽くクリアー
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でもいまは あなたはいない それでもね どんなときでも あなたいつまでも お題:でも
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奪いたい 長い指先 白い肌 妻子いる友 僕見つめるのみ
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今はただ 番の客見ゆ 深夜更け 炊煙上がらず 売上も上がらじ
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