春鬱はるうつ頓服くすりねむりにちてゆくそれでも まねばみずかとむら
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いつの間に肝っ玉母さんになったよ 三児の母は我が目にまぶしく
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春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
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むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと
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エレガント、ハードボイルドどれも無理「ふつう」という名の仮面をかぶる
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一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
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日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き  平和よ永遠とわにと
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小鳥遊たかなしさへづりと南風はゑ 開け放つ窓をすり抜け 頬撫ぜる朝
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流れてく川に放すは軽き舟 四季の花びら乗せる折り紙
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つり銭を人が手渡す一瞬に触れる手と手の微弱な電気
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山吹の 一重と八重のありしこと 知らずを詫びる 咲き満つ花に
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混じりなき 静寂しじまの中の 賢きに 頭を預け また身を預け
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朝陽浴び 桃色シャワー降り注ぐ 日中線の桜トンネル 
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まう初夏の風か 監視員となり子らのボールを眺むビール呑みながら
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復讐に 別れを告げし 公園の 鈍色(にびいろ)の空 トレードセンター  
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歯磨き粉がえくぼをつけて見てくる。生きてこられた生きていかなきゃ。
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ふるさとの 青空跨ぐ 雲の嶺 時代は駆ける 踏みしめる 今日を刻みて
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都行き 惑う大人の 雛鳥よ 見送る風が 翼を撫でる
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いつも来るお店で少し背伸びして。初めて頼むあの子のカスタム
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ローポリの雪を見ていた 世界には恐れるものは何もなかった
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緑葉の 涼風戦ぎ 空碧く 白雲流れ 幾山越えて 尽きせぬ想い 届かねど 恋しふるさと  暮れなずむ
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中トロよ 赤身もいいね イカいかが ふたりで刺身 分け合った夜
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人権の 教育受けた 大人らが ホイッスル吹き 静かにしろよ
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泥水に 角砂糖を 入れたとて。 それが珈琲に なる訳ないじゃん?
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ゴタつく事のひとつひとつのダメージがデカいし切り替えて笑いたい
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荷物は出来るだけ軽い方がいいけどなんだかんだで多くなる
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話して話して話して一期一会を通り過ぎてまた話すよ
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右にも左にも決めないで真ん中でバランスを取り続けたい
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加湿器はそろそろしまおうかの季節なのにめちゃんこ乾燥する
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おもんないのは罪じゃないけど教養を免罪符にするのは罪ぞ
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