必ずや 新大阪で 立ち寄って たこ焼きうどん 勝負めしなり
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蝋梅ろうばいの 花芽迎へし 山寺に 母の手引きて 歩む石段
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寒さ増し 形見の衣 まとふ冬 妻の帽子と 父のジャンバー
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悔しいな真面目なあなたのわがままな部分を引き出せなかったことが
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地獄には落ちたくないと思えたのなぜならあなたと会うだろうから
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「障害者」「生保」の札を付けられて「私」の個性堂々生きる
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生きているそれが奇跡のあなたとかちっとも心に響いて来ない
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朝四時の アラームを無視 二度寝する 猫に耳たぶ 噛まれて起きる😓
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どんぱちと遠くで聴こえる帰り道解けたあなたの帯結ぶ夏
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浜辺にて 君の名を書く 僕の指 打ち寄せる波 君が消えゆく
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雲のない夕暮れの山その奥にそびえるあの山クリアに捉え/冬の晴れた日限定
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加湿器の 水の分だけ 飲み込んで 渇きを癒やすか 冬籠りびと
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ケアをすること業にする人たちをケアできたならと密かに思い
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卒業の記念壁画の剥落に あの子が描いた虹は無傷だ
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忽然と姿を消した台布巾💦 昨日見た時机上にあった
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雨間あまあいの午前 つまと眺む車窓 土手に枯れすすき 深まりぬ冬
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目の前で机を叩かる不快さは された者には消えることなし
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鳥かごに冬の日差しを閉じ込めて蜜柑の皮を剥けば香し
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満月の 光欲しいと 祈っても 見ることだけが 世の限界で
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障害者、生活保護も以前には身体と心を壊して稼いだ
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降り積もる雪の夜の月 花のごと静寂を連れて窓に輝く
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水面に揺蕩う 波紋のような日々 愛おしかったと思うのだろう
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幸せを願って 我が身を後退り ただ後ろ手に崖を持ちつつ
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このゴミが入れば明日は辛くない一回壁に当たって入る/ゴミ箱
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おいおいおい思い切ったのっ込むなぁ攻めてきやがる小僧のくせに (言われたい)
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「おはよう」とあなたが笑うとこしえに続く朝日のごときまぶしさ
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安売りの値段につられ毛糸買うも 編み辛過ぎてはかがいかない
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雪時雨 孤独ひとしお 胸を刺し 心の血ハートのなみだ 溢れかえれリ
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代わり映えしない毎日送りつつカリポリかじるピリ辛らっきょう
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あぁダメだ!こんなうたなど恥ずかしい!すぐに消しちゃう編集しちゃう
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