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人間に 裏の顔など 有りはせず 表の顔は 裏の顔なり
5
線切れのライトを繋ぎ 映す灯で 夜の人守る 自転車の旅
5
乱れたる 心と体 整える
「バッハ」
(
★
)
の調べ 指なぞらえて ★ =
Johann Sebastian Bach
(
ヨハン セバスチャン バッハ
)
5
いつの間に ウイスキー瓶 空になる 我が世の命 カウントダウン
5
三高と
(
★
)
いわれた時代 あるけれど 未婚既婚は まだ謎の中 ★=バブル期 (高学歴高収入高身長)
5
潔癖者 知らず知らずに 招いてる 貴方の肩に 死に神の手が ★ - 自分の事です 生きにくいし辛い
5
ようけ呑み路上で寝るには良え季節 枯れた桜の花弁も愛しい
5
春らしい 服装するも 帰宅する 時間次第で 冬の装い
5
風音が 見えなき黄砂 予見させ 大陸の余波 風下の国
5
無神経な言葉の暴力吐く奴は他人の怒りに気付きもしない
5
悔しくてのたうちまわる時でさえ奥底には冷めた眼光あり
5
二十四度
(
にじふよど
)
の最高気温に岩木山の雪形ちぢみ初夏モードなり
5
イヤホンの接続無効オバさんの耳から漏れる中森明菜
5
ガラスペン 割れないように あのひとに 今日も出せない 手紙を綴る
5
雪景色 君への想い 降り積もる 春の訪れ まだ先にあり
26
山奥の家屋の隅に白き鳥とまったような辛夷の花見つけ
28
ランドセルがスキップしてる、筆箱をドッちゃんガっちゃんさわがせながら
41
たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
43
雷雨去り纏わる湿気の重たさに春の先なる季節が
過
(
よ
)
ぎる
37
私はソメイヨシノと声上げる高速道路の
雑木
(
ぞうき
)
の中で
27
春鬱
(
はるうつ
)
(
)
ゝ
(
)
頓服
(
くすり
)
で
眠
(
ねむ
)
りに
落
(
お
)
ちてゆくそれでも
飲
(
の
)
まねば
自
(
みずか
)
ら
弔
(
とむら
)
う
38
青天に応える如く銀杏木のちっちゃな若葉 愛らしく萌ゆ
31
足元に花のひとひらくるくると吾と遊べり風の
音
(
ね
)
になる
36
いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
30
エレガント、ハードボイルドどれも無理「ふつう」という名の仮面をかぶる
25
一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
26
日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き 平和よ
永遠
(
とわ
)
にと
21
つり銭を人が手渡す一瞬に触れる手と手の微弱な電気
27
若きより 人の視線の 減りてゆく 装ひてなほ 装ひて生きむ
28
ストーヴの石油も尽きて仕舞ひ頃 兜を飾る相談をして
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