人間に 裏の顔など 有りはせず 表の顔は 裏の顔なり
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線切れのライトを繋ぎ 映す灯で 夜の人守る 自転車の旅
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乱れたる 心と体 整える 「バッハ」の調べ 指なぞらえて ★ = Johann Sebastian Bachヨハン セバスチャン バッハ
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いつの間に ウイスキー瓶 空になる 我が世の命 カウントダウン
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三高と いわれた時代 あるけれど 未婚既婚は まだ謎の中 ★=バブル期 (高学歴高収入高身長)
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潔癖者 知らず知らずに 招いてる 貴方の肩に 死に神の手が ★ - 自分の事です 生きにくいし辛い
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ようけ呑み路上で寝るには良え季節 枯れた桜の花弁も愛しい
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春らしい 服装するも 帰宅する 時間次第で 冬の装い
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風音が 見えなき黄砂 予見させ 大陸の余波 風下の国
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無神経な言葉の暴力吐く奴は他人の怒りに気付きもしない
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悔しくてのたうちまわる時でさえ奥底には冷めた眼光あり
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二十四度にじふよどの最高気温に岩木山の雪形ちぢみ初夏モードなり
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イヤホンの接続無効オバさんの耳から漏れる中森明菜
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ガラスペン 割れないように あのひとに 今日も出せない 手紙を綴る
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雪景色 君への想い 降り積もる 春の訪れ まだ先にあり
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山奥の家屋の隅に白き鳥とまったような辛夷の花見つけ
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ランドセルがスキップしてる、筆箱をドッちゃんガっちゃんさわがせながら
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たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
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雷雨去り纏わる湿気の重たさに春の先なる季節がぎる 
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私はソメイヨシノと声上げる高速道路の雑木ぞうきの中で
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春鬱はるうつ頓服くすりねむりにちてゆくそれでも まねばみずかとむら
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青天に応える如く銀杏木のちっちゃな若葉 愛らしく萌ゆ
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足元に花のひとひらくるくると吾と遊べり風のになる
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いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
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エレガント、ハードボイルドどれも無理「ふつう」という名の仮面をかぶる
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一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
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日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き  平和よ永遠とわにと
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つり銭を人が手渡す一瞬に触れる手と手の微弱な電気
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若きより 人の視線の 減りてゆく 装ひてなほ 装ひて生きむ
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ストーヴの石油も尽きて仕舞ひ頃 兜を飾る相談をして
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