調つき神社(浦和)名物うさぎの彫り物は ちょっとかわいく作り過ぎなり
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失敗を数々刻み林檎剥く このひとときがすべて正解
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はらわたに焼けたハラミをブチ込んで心身満たし己を冷やす
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如月きさらぎに 重ねる君の 外套に 常より顔の 小さく見ゆる
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大根の 鋭利な旨味 一筋ひとすじに  集めてからし かいわれ大根 
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高さこそ突きつけらるる峰の花 霞の中にてとくと見据えん
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ふらふらで何がどうだか解からずに高次脳機能障害者行く
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誇らしき造り花より棘を持ち咲けるサボテン愛でて生きたし
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洗濯機音をたてつつ暴れおりこのまま外へ飛び出す気配
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如月の朝の光は春近し 夜泣きの孫も一年生に
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今、私、ブルーライトの檻の中 夜明けにそっと鳥になりたい
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値上がりで ゆらしゆらして 3杯目 紅茶のパック 破れんばかりに
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生きるって<その時>までのルーティンと詠めば目にふと梅のほころぶ
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冬の街 手を振りながら 小走りで 追いつく母を 笑顔で待つ君(息子)
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推している チームの限定 ユニフォーム 安く手に入れ 心複雑
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散歩道いつものルート公園は傍で演説ちょっとやかまし
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おだやかな日々の暮らしをかみしめる しみじみ思うなんと尊い/平和
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シュレディンガー方程式を解きながら短歌のことを考えている
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いつもならなんてことない夜なのに独りでいるのが耐えられなくて
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北陸の友をおもひて北陸の酒呑む夜のこころの旅路
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満月が右上にゐる信号を左折でむかふ夜明けの世界
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肝心なあの人の心分からないネットでいくら調べてみても
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人生は 舞い上がる時 もなければ 墜落もない 低空飛行
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夏の歌、浴びる北風重なりて黒を纏いしゼノの身で
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組み立てに、必ず二人用意して。ネジを締めたら戻れないから。
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人は皆 知らぬを恐るる わけでなし 知り覆る 今を遅るる
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停止した爺の蠢くパンチパーマ博物誌へと寄稿したまで
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流れ星!あれって流れ星ですよね!?テレビで見るより大人しいですね!
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母殺し 売女と嘲笑ひし御前さん 刃を研ぎ澄み小夜の中山
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誰々が美人シャンで好いと貴方は笑ふ わたくしの方を見ることもなく
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