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獣らも恋人たちも陽だまりでつがいで暖とる3月の
ZOO
(
動物園
)
20
また来年 雛人形を 片付けて 弥生も半ば 陽の向き変わり
37
飯事
(
ままごと
)
に
乙女椿
(
ヲトメツバキ
)
を洋菓子に見立て ケーキ屋営む幼日
37
我が子への幾多の淋しさ与えたるこんな私を母さんと呼ぶ
37
白無垢の祈りを包む木蓮のつぼみ食らわれ亡骸の空
41
携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
29
電車内 見知らぬ
人
(
外国人
)
が会釈する 牧師の夫に何かを感じて?
39
陸奥
(
みちのく
)
の 花の盛りを 見ぬままに 時は過ぎ去り 十五年
18
熱心に 神を拝める 実家かな 家族の絆は とうに枯れ果て
22
日々眺む開花の時を急かすよに ソメイヨシノは我関せずと
27
ため息をいくつついても減らぬ雪 彼岸の入りの桜の便り
36
桜色の 夢見しばかりに
夕
(
ゆうべ
)
まで 乙女心の 封印を解く
24
おづまげでべんとこたないでいっちみんべ花っこさぐじぎそんまが来るんて
(
お洒落してお弁当持って行きましょう花の季節はもうそろそろね
)
30
ファインダー覗く世界は 変わりゆき モノクロームからフルカラーへと
15
春彼岸 息子の隣ちょこんと正座 ちさき手合わせ神妙な
孫
(
きみ
)
20
並ぶほど愛くるしいは雀なり後光を受けてわれにおはよう
22
入居前のお隣さんと 笑顔を交わし 嬉しい繋がり始まる予感
19
土手沿いに開花3輪見つけたり 長い眠りの 心地よい目覚め
19
駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
24
理不尽
(
りふじん
)
な
孤独
(
こどく
)
を
溶
(
と
)
かす
看護
(
かんご
)
の手
胸襟
(
きょうきん
)
開き
絆
(
きずな
)
を
信
(
しん
)
ず
18
心持ちほころび
初
(
そ
)
めし桜花 咲けよ咲けよと優し雨降る /
催花雨
(
さいかう
)
29
二年経ち 君 追う様に ミモザ枯れ 温む春風 遊ぶ残り葉
33
ランドセル 登校最後 君の背が 大きく光る 六年の時
28
花びら追い はしゃぎ跳ねてた樹の下に 袴姿の君 凛と立ち /卒業の日の孫へ
20
友の
娘
(
こ
)
の 花嫁写真 白無垢の 可憐な姿 木蓮に似て
30
えいやあとメンコ投げつけひるがえすその行為すらトランプには無い
25
大企業 あなたが見せた 強さとは 「南無阿弥陀仏」 「南無妙法蓮華経」 ※「日本の大企業はそのようなもの」
11
有明の空うす白くなりゆけば鐘のひびきに夢ぞ破れぬ
11
駆けてきた 人生綴る 終曲は 「ありがとう」 「ありがとう」 全てなり
11
舌先に口内炎がずっと居り ことはなはびの据わりの
悪
(
わろ
)
し
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