何もかも、馬鹿らしくなる二十四時 貴方がつくった習慣だから
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抱かれたい 俺は聞こえぬ フリをして 肉まんを買い 半分をキミに
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寝ちゃったの 俺は聞こえぬ フリをして ムニャムニャムニャと キミを抱きしめ
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雨降りて決断の時手に入れろ今こそ此処で繰り出す雷鳴
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資本主義、豆まき恵方巻喰らひバレンタインには恋も商売
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きっと嘘 きみの言葉は み空色 はく息白く 刺さる溜息
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歯磨きも 入浴もせず 一日中 海を眺めて 暮らしてみたい
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穏やかな 紳士のような 人物に なれると思う こんな心で
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悲しみを 背負いて生きる 人々は 報われる日に 勲章を受け
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融け馴染む メルティステラと薬指 きみのいたあと さよならのあと
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このままでいいのだろうかと立ち止まる 尋ねる先は我が胸の内
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君宛てのルーズリーフの書き置きの余白に託す語りえぬもの
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部屋に置いたBluetoothスピーカーはエールをくれる僕の友達
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかにサンタは 届けてた 愛
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雨降らば茶色く濁る泥川の河辺に咲ける白き水仙
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床の間の無い我が家のテーブルでちょっと場違い迎春の花
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病む父の横に座りて毛糸編む指もかじかむ大晦日の夜
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未来あす思う いいことばかりじゃ ないけれど 続ける日々が 層になるまで
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夏に着る服をもらった お年玉としてだと言う君のやさしさ
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いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
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朝ごはん 富士山望むリビングに ちょっと優雅な気分に浸りて
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団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
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数学の授業じゃ見えるそのへんをうろついている時の神様
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粉雪が開けた窓より舞い込んで外は真白く塗りかえられていく
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棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
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あちこちと ガタくる身体 予告なしサプライズ メンテしながら 1マス進む
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布団という安全地帯に包まれて 外の嵐も遠い響きに
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目的をクリアに持てば大丈夫思考も晴れてまた歩み出す
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薄っすらと雪積む道を中学生白い息吐き追い越し急ぐ
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