降りますと ボタン押そうと した瞬間 誰かに押され 視線気にする
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さあ何処へ行くというのかベランダの毛布に雀前傾姿勢
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寝かしつけようと何度も口開き母の歌声呪詛っぽかったな
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秋日和 梢に残る熟柿小鳥啄みしきりに唄う
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この世の寂しさ辛さに耐えるため歌を詠み今日もなぐさむ
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花が好き夢がまたすき一番は君と一緒にうたを唄うこと
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揚げ雲雀ひばり天に届けと空高く唄声え響かせ春はたけなわ
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ひとことの祈り 心に響きたる 牧師先生 ありがとうございます
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旅先で増えた目方が減らんけどそれも一つの旅のお土産
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えいやっとアプリの英和辞書を買いloveを調べる日曜の午後
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呼ばれたと何故か思えるこの町に光る水面に僕は映らず
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静けさに帰りたくない午後五時半君がいたから死ねなかった
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幸せにしてやりたいと願ったが口先ばかり あぁ俺は。
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恒例の淡い花火と夏祭りもう今年から行かないだろう
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だんだんとみかんの味が変わってく季節も冬にだんだん変わる
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後輩にもらった絵だけ持ってきた 知らない土地で星を探した
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「大会で行けないごめん」「仕方ない残念だけど」残念だけど❤️/返事の返事
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キリンには入場者より月影のアンドロメダが一番近い
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フォローしているけど特に興味なくただ流れゆくタイムラインを
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涙ぽとり 虹がかかると 意味がない 泥々溢れて 強くなる
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ぬばたまの月夜のしづく背を待つと 我立ち濡れぬ月夜のしづく/なんちゃって本歌取り
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唇が梅花のようだ いたずらに 君のウインク、心がこぼれた
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おしえてね からだに蒼い砂満ちるきみのきれいな最期を見たいの/『砂時計』
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疑問一 いつから花は白くなり私と似た葉を見せるのか
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持ちきたり ことだに忘れし 美容液  撫づるほどに  顔に纏はせ
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生まれ出て 老いて最後に 死を迎え 当たり前だが 凄いことだぜ
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人の子の いふや宝の持ちぐされ くさる宝を 宝とやいふ
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五年目の独りとあなたの離陸後の一人じゃ二人になれないでしょう
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毒のある けばい人ほど 楽しそう この世はちょっと 地獄の気配
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ゲームとか ネットにはまる この世代 ついていけない スマホも持たず
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