おそろいが好き お昼は塩ラーメンにしよう 遠く別々の場所で 
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過ぎ去って「そんな人もいたな」の中にわたしを並べる未来予想図
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図書館のサラダ記念日❤️ハートおお!恋のかたちはひとつじゃないから
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改札を越えた2人は眠らない。東京は多分、いま午前2時
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朝ホーム第一声がムカつくのセーラー服へホットミルクを
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さよならの日に限ってこの街の空は刺すような青。僕は戻らない。
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静寂が僕を酔わせて夕暮れの雨の雫にロマン感じる
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桜月いっきに変わる日常を想像したり壊してみたり
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薄紅の花びら乗せてくんくんと友の来た道われの行く道
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連休中 働く人は 少ないね 空いてる車内 心のゆとり
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お経より ボレロがいい と言っていた 父の墓前で 15分間
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息をつく間も無い毎日いつの間に季節進みて山菜並ぶ
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言の刃を ふりまわしたい気分の日 斬ったら切れていたのは自分
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三十一みそひとにせまる陽気ようき夕餉ゆうげなる冷奴ひややっここれ百薬ひゃくやくちょう
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こころって突然限界が来るの あれって何で?
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悩んでる そんな時でも腹がへる ぐうとお腹も唸ってくれる
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荷を下ろし フリーと共に 柿の種 ゆるりとつまむ ビューティフルサンデー
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受験生 徐々に本番 これまでの 相手サンクス おやすみピアノ
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詠み人は 孤独を綴る星の人 今日も素数を探す旅する
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「一」足して「辛い」気持ちが「幸せ」に 「一」欠片を探し旅する人生
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この竹は定めたらんや空のはて 駆け昇るさま ただひたすらに
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風に立ち波に揺蕩たゆた若稲わかいなは内緒話のこどもらに似て
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芝ととも刈り倒された除虫菊泣き出しそうな空に白、凛
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薄黄色モッコウバラがはらはらと 降り積もる降り積もれ幸せ /娘の誕生日に
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我を越え三児の母となったは ネイルでおしゃれ 嗚呼まぶしいかな
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うたかたにオフ会あらば楽しけり 老若男女で歌人当てゲームし
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眩しいなパンジーの花の目はきっと100キロ先の海も見渡す
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紅花と満天星躑躅ドウダンツツジが生けてある 一から十までうつくし蕎麦屋
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古絵本過ぎし年月いとおしく繕ったなら我も癒され
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かわいくて 子どもらみんな いとおしく  確かに感じる 命の輝き
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