年の瀬に 風邪の神さま ひょっこりと お蕎麦もお節も 無い年末年始としこし
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朝カレー してみたかったが 年内は 無理かもしれぬ 今朝はアップルパイ
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いよいよ明日 年の瀬となり おせち来る 冷蔵庫内 スペースあるか
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はじけたり 小晦こつごもりは 突然に 嬉し悲しき 孫晦まごつごもり
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蛙くん井戸の桶から外界へ人の手すり抜け「さぁ冒険だ!」
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雨ならば 積もらないから降ってよしと 口では言うが やはり冷たい
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年末感無いねと 呟き合いながら 寒椿咲く 道を帰るなり
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吐く息が白くなるのは魂が呼気に混じっているからだとか
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冷蔵庫の ハムとしめじは 救出し レコ大を待つ この夕暮れや
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本を読む横顔で知る 僕以外でも物語は進んでいく 
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目標は「来年から」と逃げ腰でホントは今からやればいいのに
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またひとつ壇の隅に植える種 新種の夢に日の芽なくとも
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庭にあるセンリョウ切ってわたすから暮れの近所は愛想がいい
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正月の料理も少しは覚えろと去年も聞いた親の小言よ
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カメラから視線の逸れた瞬間があの日の記念写真に残る
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可愛いかよりはしっくりくるの化粧顔 普通になれない普通になれない
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感情も私のものかがわからない 同じ顔持つ興奮と鬱
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嘘つきのあなたはとても正直で だから私も嘘をつけるの
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めちゃくちゃしたいよ 結婚を
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寝たいのに寝付けないから人生は 願った夢の叶い難さよ
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商店街を抜ける間 僕たちが見れなかったクラッカーのような初雪 
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信号待ちレッサーパンダ立つ動画から目を逸らせば横断歩道を走るじじい
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鼻なぞる 空気の匂いも 見慣れてる 風景さえも 年の瀬ならでは
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コンビニで 買い物を済まし 帰り道 これだけ買ったら 袋は要るなぁ
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ローカルCMを見て あの日を偲ぶ 寝正月 ひとり微笑む
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要するに どんな願いが 叶うのか 叶わないのか 調べる手立て
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魂の 苦悩がなくて 文学は 人間として 親しみ持てず
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神様も 涙を流す ことがある 人の子らの 反逆の故
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愛すれど 愛されぬこと ままあれば 耐え抜くことも 神の御心
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再生利用夢か現実かの曖昧に甘えて君に縋る
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