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雨だれが 海の景色を 呼んできて 奇跡のように はじまる呼吸
38
路地脇の緑葉の中青柿が顔のぞかせて夏の陽を浴び
24
間違いか正解かとかいうよりも別の答えが出てくる人生
23
三十年ここで寝たんだ このベッド
主
(
あるじ
)
無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
47
この部屋の座椅子の窪みばあちゃんが生きてた証小さな重み
40
散らかって調和のとれぬ中に居て落ち着けるのが我が家と知りぬ
18
貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
25
先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
18
萎れたるポインセチアの花殻を摘みて春光注ぐ如月
28
吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
14
まだ君と さよならできそうにないから すこしさ 春泥棒になってしまおうか
21
かすむ名を召しあげとかす今日の青 胸をつらぬく三月のそら
22
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
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携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
36
駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
18
五時の鐘 二度と戻れぬ場所にいる気がして不意に詩が生まれる
17
上向いて落ちる椿の見るものはまばゆい空か蕾の子らか
31
花弁
(
はなびら
)
が 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
45
本当はすべて綺麗だ 狭量な僕が認めぬ歌があるだけ
14
雨やみて 窓に張りたる 花びらに
季
(
とき
)
儚きを 想ひ知るかな
19
満開の桜が告げる新年度 気分一新それぞれの春
19
雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
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にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
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朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
9
業務スーパー
(
ぎょうスー
)
で 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
28
新しきパスワード使いログインす投稿した
短歌
(
うた
)
すべてが
0
(
ゼロ
)
に
31
山の端にゆるゆるのぼる月ありて花明かりもさす私の住む町
30
6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
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身一つで 武器も持たずに 生きている
愛猫
(
きみ
)
は強いね そして優しい
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