月は銀 太陽は金で 銅は金星 やっとわかった バイメタルなきみ
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我という者消え彼になる演技者に まだまだ青き哉「我」
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この街に 何年ぶりかの 雪が降り 小5の僕が スマホを翳す
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洗濯物 どこに隠して 溜まりたる 任して下さい 息子です
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強い国?虚勢は要らぬ富めずとも心豊かに暮らせればいい
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絶え間なくきらめく愛が本物か 問えば問うほどわたしは歪む
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衿を開け 雲一つない 道を行く 東の山は 少し霞みて
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文学の過剰摂取は眠剤を飲んだあの夜と一緒だから。
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炭酸の泡みたいには上がれない。貴方の腕にしがみついても。
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その昔 母の日贈り物ギフトのマグカップ やっぱり捨てれぬ 欠けてはいても \ 断捨離してます
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久々に うたかたの森 わけ入れば あまたの歌に 心癒され  / 皆さま ありがとうございます。
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散瞳し 検査後霞む 風景は 白く眩しく 切なく見ゆる
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椋鳥の大群賑やか大宴会 味をしめたか柿は食べごろ
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十七年たくさんの幸せ有難う! 愛犬キミのお家よ 骨壷を置く
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三十年住み慣れた家を後にする また新婚ね 小さなアパート
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頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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動かざる思ひ知りたる雨の歌ひとり受けたしあゆみ静かに
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こたびこそ根雪ならむと思ひしに三度目みたびめの雪もはや融けにけり
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便りあり支えなき父歩けぬと冬柿の枝さぞ細かろう
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思い出が まだ とんがっていて入れない 部屋の中にも 午後のお日さま
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友達なんていないのに、食べやすいからってパーティー開けのポテチ
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朝焼けのビル立ち並ぶベランダで嗅覚動く猫の眼哀し
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白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
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木の枝の何処に潜みし寒すずめ一斉飛び立ち空色変へし
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陽だまりの丘を目指して駆け登るただひたすらにヒラメ筋トレ
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畑よりつま持ち帰る冬の菜を鍋に煮込みて一日ひとひに感謝す
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うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
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雪害の あちらこちらの 滞留は わが脳内の 仕組みに似たり
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勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
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