薄墨の 山の端おぼろ 桜散る 雁泣き滴り 春を惜しみて  遊子酒酌み 草枕
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NEWERA まぶたみたいな唇で くだらない終わりにキスをして
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春陽射し 花の木の下 影法師  色は見えねど 桜舞い散る 夢か現か その影消える
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散りぬる 春を惜しみて 酒を酌み 遠来の友来たる
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朝陽射し 緑濃き嶺に 陽溜まりて 陽炎揺るる 満ちる雲海 御来光
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いただきます 何回言うの? いただきます キミの手料理 初めてだもん
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緑葉の 涼風戦ぎ 空碧く 白雲流れ 君に届くや 尽きせぬ想い 幾山越えても 
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この想い キミは知らない ありがとう おやすみなさい もう少し書く
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お前じゃなくて君、俺じゃなくて僕、これで変われる?
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タコの旨煮仕入れてみれば素人のシェフは高値に首を振りつつ(百人一首・四)
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鼻の色は移りにけりな痛さうに杉のこな降り泣く目せし間に(百人一首・九)
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ふんわりと 浮かぶ白雲は 綿菓子か「おやつ」がわりに 甘い雲食べた お題(おやつ)
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薄氷の 弾け砕ける 春日和 淡雪溶けて せせらぎ早し 野山さえずり 木の芽たつ 
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着飾った「愛してる」よりバンTで「大好きだ」とか聞きたいんだよ
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キーパッドの0を押すたび亡くなった祖母の名前がサジェストされる
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今日が昨日きのうになる瞬間リセットできず闇に堕ち漆黒に染まる
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三十一文字 みそひともじをこういう風に分けてみるのも面白いと思って
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神の名で 私情晴らせし 者なりと まぶたのかばねが 裁く法廷
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風を避け若葉マークに尾を振る小江戸の鯉のぼり
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「いちおミニ」 何度も言ったきみのこと  ちっちゃいけれど おっきかったね
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好きだとか 愛してるとか 言えないの? 俺の呪文は 無詠唱だよ
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散り 遠来の友 桜敷く野辺に  坐して酒酌み  春惜しむ
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野辺の花 白陽浴びて 生き生きと 咲き綻びて 旅人独り 果て見えぬ旅なれど  菩薩影透き 遍路道
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誰よりも優しいきみ 私たちが疲れる前に駆けて行ったの?
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晴れ風の運ぶ香りに目を瞑り瞼の母と花を親しむ
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「もみもみ」の 妙なる歌を 携えて 来る人あらむ WEB短歌に /もみもみ:定家卿歌論から
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鳥は鳴く日の清澄のよろこびと風切る羽の透けるひかりを
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あの人に 上着を貸した 恋敵 イケメンすぎるわ 今度真似しよ
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生きるのが罪かのような解を出すシステムバグよデバッグの刑
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地獄さへ創りし我ら人なれば桃源郷は造作無きかな
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