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聖夜待つ 笑顔の
都会
(
まち
)
は 楽しかろ 田舎淋しく 哀楽格差
30
ふたつめの持病完治を目指す
手術
(
オペ
)
二月と決まり安堵と不安と /夫
27
夫好きな小豆たっぷりかぼちゃ煮を供えゆるりと吾は柚子風呂へ
30
迫り来る月に与えた笑撃は しゃべくり一本の装備のみ
8
湯の中で 柚子をクルクル 転がして 楽しみながら 厄除けする夜
25
今年最後に逢う人はキミがいい 毎年想いいつも叶わず/夢
25
『だし昆布多いと美味しい』こんぶ茶は予防食だと知ってて褒める
24
反省し スマホのアイコン 削除した チックトックも ようつべも
6
達郎と まりや流れて クリスマス ケンタッキーが 脳裏に浮かび
20
ゆらゆらと レースカーテン 煌めいて 木漏れ日眺む イブイブの朝
20
今晩の玉子のおかずは何とでも店で迷うはやはり
明日
(
あす
)
のイブ
18
病棟の枝分かれしてく夜たちを引き止めようと非常灯淡く
20
子に会えぬ 淋しさ募る 仕方なし
他人
(
ひと
)
の命を 救う為なら
30
友人がばあばとなりぬ嬉しそなLINEを見れば妬ましくって
25
午後六時 教会の鐘 鳴り響く 聖夜を前に 子らははしゃいで
24
プリンター年末だけは忙しなく八十五円に込める「おめでとう」
20
冬ざれの野にふりかかる粉糖と赤い実似合う 甘くない朝
26
公園の枯芝に降る朝霜の静けき白で始まる
一日
(
ひとひ
)
27
能登の地で育ちし米を縁者より購いて食む 味わい深し
29
十字架
(
クルス
)
抱く「お春」の影の沁む石のオランダ坂に鐘の音哀し
28
街なかのオルガンの音に足を止めふと溢れだすパンドラの箱
18
選り分ける
掌
(
てのひら
)
の上の黒大豆 酷暑の夏を二人語らう
25
頂いたどら焼きおすそ分けしたら別ルートからまたどら焼きが
23
クリスマス 雪じゃないのと 雨の中 クスリと笑う 健やかなイヴ
14
立ち塞がる城壁のような霧の壁 首都消失ごっこで突入
13
忙しなく予定を埋めて 冬季休業(ふゆやすみ)待つ間の空の蒼き冷たさ
27
クリスマスカラーに仕上げし具沢山ミネストローネでほっこりとイブ /トマトの赤にさやいんげんの緑
27
きみに会う予定がわたしの睡眠剤 やわいときめきかかえて眠る
14
カリカリとポッキーの如頭からししゃも食む
曽孫
(
ひこ
)
四才
男子
(
おのこ
)
28
サンタさん信じる幼い弟へ 口裏合わす兄の優しさ /思い出
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