きみのみる未来にぼくがいることを願い寄り添うシングルベッド
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「ち」だけでも 無声音「k」だけだって 作れば意味に飲み込まれてる
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業務上過失致死容疑の罪で禁錮二年を求刑しよう
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路地裏の 街灯の下 本を読む カレーの匂い 叱られる子
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日昇りて 晴れゆく嶺に 陽溜まりて 陽炎揺るる その影菩薩かな
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冬の朝 地に落つる間に 牡丹雪 独りゆく 雪の足跡 振り返り
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雪吹雪 枝垂れる 寒椿  花の舞い散り くれない滲む 雪の間に
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大切にしたいと願うあの人の水晶玉を壊して眠る
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三日月の 古池の上 松の影 池の鯉跳ね 山静けしや。 鈴虫鳴き松風騒ぐや秋の夕暮れ。、味わい深い。
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自転車の たみも移民申請し ながらスマホが 合法下のジム
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隊旗持つ鬼の信頼裏切れぬ命を懸けて守り抜く所存
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よく笑う この期に及び 何かしら 面白き事 幸いなりや
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人の名を 忘れてしまい がっかりと 言われてヒント おねだりします
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殴る蹴る 人を人とも 思わぬか やられっぱなし ひどい仕事よ
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そしてそしてそして名前のない色があったのでしょう 目の下に隠した夢は
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コンビニの雑誌の棚は揃え悪し高還元のクレカ使えず/コンビニ8%
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一生のその先も共にいたいけど 君は地獄に行くだろうから
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笑顔で『背』 送り出した せき切れて 芽吹めぶく桜道 ひとり散り急ぐ
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起き抜けにプリン蜂蜜ラズベリー目覚む命に瞳つむって
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ポロポロと 悲しい雨音 聞いた夜 カップボートに ココアを探す
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枝垂るるは逆巻きに立つほむらかな 武蔵の国の東郷寺、春
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花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
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敷きたての黒いマルチがつやつやと朝日を返す葉野菜のはた
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老犬はよく食べよく吠えよく眠る脚さえ動けばキミは若者
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しょっぱいのーその目玉焼き、君のさが。いっぺんここらで心にあまみを。
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カンダタの夢の中だけ観覧車振り落とされてなお夢の中
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さよならの 言葉吸い込む 皐月の空 また多分君の 夢を見ていた
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風吹けば 揺らぐ心は 今消えて 木の下君の 髪結ぶ花
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夕方はすみれ色してまほろばの如く優しく染まる街角
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「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
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