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孤高なるお花畑の駒草に寄せる思いの
政
(
まつりごと
)
あれ
26
ナチス廣報戰略大臣ヨゼフ・ゲッベルスの群柏の拍手
19
動員へ傾る水晶前夜ナツィストへ語る未來に虐殺の譽
19
誰もが皆 心優しい 世界なら 大声も
我
(
が
)
も 張らずにいれる
44
雪の下 たんと蕾を芽吹かせて 春を待つかなレンギョウの花
40
雪だるま並んで浴びる如月の日差しよ僕も溶かしておくれ
52
一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
餌
(
え
)
に
15
辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
19
坂道をのぼり終えつく溜息や流るる雲をしばし眺めん
40
木の芽月 陽射し日ごとに力付け グリーン吊るすや明るき窓辺
45
お互いの
幸福
(
しあわせ
)
想い過ごす日々 平穏であれ健やかであれ
34
枯れ草の動き静かな小春日は鳥声聞きて歩かば楽し
42
スピードに乗れない吾を急かすなとゆっくり歩む日だまりの道
31
診察で上着
脱
(
ぬ
)
ぐのを考えて重ね着一枚減らす見え有り
27
「雪だべ」と祖母に微笑むドクターのさくら色した往診カバン
30
久しぶり再会してはお互いに老いた事実を飲み込んでいる
38
セルフレジ もっと単純化してくれよ 昭和世代をいじめないでよ
32
独り占めしたい景色を長靴に詰めるみぞれが降る日のために
9
加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
25
雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて
24
雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
29
ひなたには 満開の梅 見つめつつ 桜と喜び 孫がはしゃいで
28
やわらかな日射しが窓を温めてる 少し眩しく珈琲啜る
14
介護用電動ベッドは引き取られ そこだけ青い足跡のい草
23
うっとりと メロンの如く 美しき
罅
(
ひび
)
の
入
(
い
)
りたる 失恋も有り
28
冬日差 葉牡丹凛と葉を広げ色鮮やかに道を彩る
36
青空に枝を広げる大木のそれぞれ抱く宿り木まろき
30
恋愛が生の始まりそんなことつまらないのが我が身の結果
19
残雪を 押し上げ開く福寿草 温む大地に命を灯す
27
三十七度六分の熱に寝込みつつ息子が鳴らす家事音愛し
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