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私はソメイヨシノと声上げる高速道路の
雑木
(
ぞうき
)
の中で
27
ハナミズキ 晴天の下 花開く 白やピンクに 空を染め上げ
42
夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
38
イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
32
鮮やかな山吹咲いた畑の隅
黄金
(
こがね
)
の塊輝いて見ゆ
26
足元に花のひとひらくるくると吾と遊べり風の
音
(
ね
)
になる
36
核見えず 通せんぼする海と陸、意地悪捨てて和ぎ給えよ
21
エレガント、ハードボイルドどれも無理「ふつう」という名の仮面をかぶる
25
一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
26
日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き 平和よ
永遠
(
とわ
)
にと
21
階段を下りる膝の痩せ ひと足ごと
吐
(
つ
)
く息にせめて
短歌
(
うた
)
を乗せんと
19
春の陽にひときわ映えし
花蘇芳
(
はなずおう
)
日々楽しめというが如くに
36
ストーヴの石油も尽きて仕舞ひ頃 兜を飾る相談をして
27
山吹の 一重と八重のありしこと 知らずを詫びる 咲き満つ花に
21
添い寝する我の傍らにじり寄り片手を預け愛猫は去る
26
土瀝青
(
アスファルト
)
の片隅
小
(
ち
)
さき名も知らぬ白き草花 健気に咲く春
26
順番は桜の次に
桜桃
(
さくらんぼ
)
咲いたものだが園地は
廃
(
すた
)
れ/後継者無く
22
「コメ黒」の コーヒーの香を 嗅がせけり お目々ぱっちり 木彫りミミズク /コメダ珈琲北大路店「コメ黒」
13
空仰ぐ落花の上に傘の花見え隠れする枝の恋しき
14
一年の 悲喜こもごもを 知りもせず 昨日のごとく 燕が戻る
19
道端に放り出されてたヘルメット拾って見たら実が詰まってた
18
屍は衆人環視の荼毘に付し 川に流して輪廻に託す
20
命から 剥がれた軽さ ひとひらの 旅は水面か 輪廻の大地か
12
絞り出す«ちゅ~る»付着す我が指を
嘗
(
な
)
むる二匹の舌こそばゆし
28
運ちゃんが消えたらもっと怖いだろ走行中に客消えるより
16
春風に 誘われペダル 踏む
我
(
(
われ
)
)
は ひとり追い越し ふたり追い越し
22
春うらら 春一番に 桜舞う そよ風に乗り あなたのもとへ
14
春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて
28
見上げれば 朝陽に照らされ綿の雲
萌黄
(
もえぎ
)
の葉の
間
(
ま
)
にふんわり浮かび
20
カタクリの恥じらうような花一輪長き時経てやっとお出まし
22
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