ひまわりのような恋なら古希だって「あのね」「介護じゃないよ」「うふふよ」
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白い蕎麦、人見知り猫、冷の酒。僕を愛する準備はできる
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振る袖を羽根とぞ広ぐ青き君 舞ひ立つ時を今と知るらむ
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やはらかな小春日和のぬくもりに 眠る氷河は空を夢見る
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バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
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歌詠まぬ日々を重ねて帰りつく「ただいま」という一番の歌
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うつむきて 震えるつぼみ陽を浴びて 薄紫のカタクリの花
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「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
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浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手幼き紅葉
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マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
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味もなき白湯をすすりて酸ひ甘ひわが身の内の塩梅を知る
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枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
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一日ひとひごと 寒暖差感づ如月 押しくらまんじゅうをす 春と冬
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宵の車両 キャリーケースに 赤福の土産持つ人 旅の帰途かな
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手弁当レンジでチンの昼めしも 箸は自慢の津軽塗なり
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羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
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始めれば素早いのだが動かない動きたくないスイッチは何処どこ
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フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
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夕焼けを見るたび今日も想い出す 君の温もり煙草の匂い
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ケ・セラ・セラ明日は明日の風が吹く 気楽にいこう空は澄んでる
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遊び着のままで舞うよな氷上の十七才のファンキーな笑顔
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窓辺から聞こえてくるは車の今夜も誰か今を生きてる
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手を尽くし誰もが解けぬ知恵の輪を最後に解くは力技のみ
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ふと思う もう7年か 片想い 嫌いになれない ただ1人だけ
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米国に 「諂って諂って諂って諂って諂って」 日本
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君の声は雨が宿るよく寝れそうだし泣いてもバレない
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連絡をあの子に入れて背を丸めケーキ雨宿りさせつつ帰る
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打ち出の小槌振りたれば 大店があぶく銭出す 「のらりくらり」と
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どこが好き君の内側だったのに君の皮すら愛せぬ如月
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にんげんが あばれています ここにいる ここにいるんだ きづいてくれよと
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