僕の中 あるかわからぬ 恋心 拗れに拗れ 頬伝う露
16
定位置で すやすやねむる ねこを見る キッスもしよう ちいさな額
28
バス停のベンチに座り来ては行く電車の音を聴きて わびしや
17
ミニスカで同僚女史の登場に 目のやり場にも困る冬の日
23
迷っては雪で半分隠れてるこの候補者に入れてみよかと/ポスター
22
海岸を白く染めたる鰊群来ニュースが告げる春の訪れ
22
屋根の雪溶けて垂れては固まって暖冷の冬ツララがデカい
25
除雪車の積み上げた山登り見る今が限定パノラマ景色
22
飛行機よ頼むよどうか飛んでくれ俺を家族に会わせてくれよ
17
何事も基本は型の暗記から分かっちゃいます!頑張ってます!
15
お腹空く頭が上手く働かないきっとそのはず食べちゃいなって
14
微笑みや涙のわけを探したら…曖昧模糊を枕にごろ寝
17
同じ時間に目が覚める体内時計は健在だ 今日に感謝
15
だれと呑むなにを呑むかと如月のじゃんけんぽんが木魂する居間
12
降り積もる雪は世界の輪郭を白くてまるいものに変えてく
11
朝顔と目配せしたり人として扱うことに慣れなかったり
6
何故君は 他人事かと 問うよりも 俯瞰的ぞと 褒めてほしけり
7
平日の暗闇の中 反射した顔が轢かれる先頭車両
7
人に怯える人のこと馬鹿にして犬には涙ながすくせして
6
謙遜で 何もわからぬ 人間が ちょっとわかると 鬼の形相
5
もう役に立てそうにないから切って落としてぜんぶ忘れてくれよ
5
暖房ももう一人分でいいの、だからぬるくもならないアイスコーヒー
5
あきらめず 思い貫け 砕けても 天に広がり 煌めく星に
5
泣かないで、地獄は僕が瓶詰めに パンに塗って食べちゃうからね
5
小指立て愛しと云ふて微笑せば ラット漂ふ六畳間燃ゆ
5
最初から 批判ありきの コメントに 哀しみを超え 憐れに思う
5
完全に 泣き腫らしたと 思う目の 受付けの子に 説明を聞く
5
呆気なく古い繋がりほどけてて あぁもういいのかと肩すかし
5
嫌な人 嫌いな人が 増える度 嫌いな人が 普通に変わる
5
君の音を耳の奥へと携えて 最期の時まで側にいてね
5