震災後 溝があらわに福島県 震災長者 主なき家
6
春陽さす温室のやうな書斎にてパソコンにむかひ短歌うたうつ幸せ
6
炊きたての熱いごはんに塩たらこ 海苔で包んで頬張りたしや
6
親四人看取りしあとの暮らし向きいずれは終わる穏やかな日々
6
ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
19
春らしいひかりが僕の自転車に反射している きみに会いたい
45
忘れてた 窓うつ雨音あまおと 目がさめて 凍土をとかす 歓喜の水の
46
体調の良くなさそうなドクターにお大事にってささやいた母
36
本を読み 針糸通し 爪を切る 老眼鏡は 我の相棒
35
暮れていく西の空は茜色 雨の1日結ぶいろど
35
春雨が 叩く梅の しょんぼりと 明日は晴れるよ さぁ…顔上げて😊
32
濡れくすむ河津桜と梅を見て足元濡らして傘を濡らして
26
親友がインターホンに映ってる カメラ目線でモデルのポーズ
30
失った命のためにできることあなたがちゃんと幸せなこと
34
来年度 新たな組織 改定に 頭悩ます 適材適所
25
揺るる車両 言の葉編みぬ その最中さなか 微睡まどろみて 夢に消ゆ推敲歌すいこうか
31
時は今天下を制しいつぬかな寺に押し寄せ是非に及ばず
22
人殺す武器の輸出で金儲け泥の道行く美し日本
27
悶々の雨がやんだら折りたたむ上手く折れない心の傘は
26
どす黒い 闇の衣に包まれて こころも体も まっくろくろだ
23
早寝して丑三つ時に目が覚めて 毛布の暑さに春の煩悶
28
旧暦と新暦の差のひと月は 季節のずれた並行世界パラレルワールド
22
雪解けの水滴りて落つる音 春待つ君に笑顔を運ぶ
16
春風が吹いて香りと思い出の切ない化学反応起こす
16
聞きやすく整えられた表現の削り取られた部分を思う
18
花明かり 灯る夜さえ まだ暗く ありし温もり クリスマスまで
10
掃除する 健気なロボの ご褒美は 充電満タン それでいいかな
16
ストレスで 身動きとれぬ 時もある 今さら変われぬ 己れの生き方   
14
英雄の惨殺オイル垂らしころしかたなど教へてやりし は
12
最敬礼のこころに星条旗楯てぬ新愛國婦人會長を 撃て
10