業務上過失致死容疑の罪で禁錮二年を求刑しよう
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路地裏の 街灯の下 本を読む カレーの匂い 叱られる子
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日昇りて 晴れゆく嶺に 陽溜まりて 陽炎揺るる その影菩薩かな
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冬の朝 地に落つる間に 牡丹雪 独りゆく 雪の足跡 振り返り
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大切にしたいと願うあの人の水晶玉を壊して眠る
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自転車の たみも移民申請し ながらスマホが 合法下のジム
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隊旗持つ鬼の信頼裏切れぬ命を懸けて守り抜く所存
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人の名を 忘れてしまい がっかりと 言われてヒント おねだりします
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殴る蹴る 人を人とも 思わぬか やられっぱなし ひどい仕事よ
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おもしろい 話をしている ハズなのに まだ一回も 笑わないキミ
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味噌汁をふーふーするのとおんなじで この関係にもに意味はない
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主君しゅのために戦い朽ちて地に帰る それが武士の義、人としては
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夕焼けの 銀の矢射し 夏終わる 引いては寄せる貝殻ひとつ 拾いてこぼれ 独り戯れ
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ファミチキが冷めてしまいそうな気温だから、自販機の陰で立ったまま食べる。
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ありがとう 返信残して 沈む君  僕は遅れて スタンプで釣る
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指先も鼻も瞼も唇もすべて使ってみているあなた
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白霜の ろうのかげそふ ふゆの夜に 遠くにほへり うらもえのはな
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強き武士ひと波乱に満ちた人生の終焉は静であって望しい
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春雨の戦場ヶ原で目を閉じる 命を賭けた戦いがそこに
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あさもやの 薄墨流し 春時雨 はこべ咲くや 朝露に濡れて 玉の露
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三日月の 蓮池の上 松の影 池の鯉跳ね 松風騒ぎ  鈴虫鳴き  あわれなりけり
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先輩は 次から次と 消えてゆく 高齢者向け 仕事の場合
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朝陽射し 眠る山嶺 白銀の 影朧立つや 君の横顔 春のまぼろし
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転職は 年齢制限 ない仕事 這いつくばって 働くつもり
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仕事とは お金のためと いうよりは 他人と関わる 喜びのため
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イラン人 ホルムズ海峡 封鎖しろ ベネズエラ産 石油が売れる
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忘れたい 忘れたいなら 忘れよう 忘れたいなら 忘れることさ
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風の音に なぜか苦しくなる胸も 色づく頬も きっと夏のせい
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待つあいだ 店の情報 知りつくし テンション下がり 食わずに帰る
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彼らの軌跡を辿る人達は何を考え何を思うのか
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