待望の1号4番候補なら期待は大に「あっ目が覚めた」
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因縁の対決は大盛り上がりだったカメラじゃなくみなスマホ
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巧妙な手口はしかの感染はコロナインフルよりも強力
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昼下がり炊事に片付けお洗濯私はちょっとしたマエストロ
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無機質に暖められた教室の日暮れの速さに感じる寂しさ
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偉くなど 成らなくて良いわ 風を浴び ぬくい光に くるまれてたいの
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観覧車 空とハートにタッチする 今がてっぺん 一瞬の夢
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万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
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爪切りに小さな教会描かれて師走なればとしばし眺むる
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恥ずかしい 誰もいない家 ハミングをやめる必要なんてないのに
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人数分お菓子を買って来たのにさ 一人に全部食われて悪夢
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三十年ここで寝たんだ このベッド あるじ無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
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芽生えたる 夢を忘れる その前に。 命短し 挑めよ我ら
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『目には目を、歯には歯を』とか 言うのなら わたしの手には きみの手添えたい
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内側に残るレッドに先ほどの口づけ思うマスク生活
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崩壊は 偶然に見えて必然で 乗り越えられない作りをしてる
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北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉をほどいてくれる
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クリスマス前に旅立つ人看取る業務の心うち如何許り/介護士
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久方の 雨の早朝 鮮やかな カイヅカイブキ 緑濃く伸び
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壁に揺れる光の網を綾取りで取って取られて朝のうたかた
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真っ白なまが玉のような形して茶の花咲けり初霜の朝
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「大丈夫?」やさしい顔のこの言葉 どんなときでもイエス一択
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まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
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必ずや 新大阪で 立ち寄って たこ焼きうどん 勝負めしなり
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透き通る 飴細工の虹 渡り行き まほろばの星で めぐり逢いたし
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海馬かいばてふ語を聞くたびに目に浮かぶ光る海原駆けゆく天馬てんま
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蝋梅ろうばいの 花芽迎へし 山寺に 母の手引きて 歩む石段
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「キャンセル」の陰気な語感いとわしく 「風呂スキップ」と我は言ふなり
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風呂桶を少し擦って洗ったと 威張り赦されるの小五まで /五十の大家は掃除もできぬ
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いつしらに施設の暮らし一年に義姉あねの肌着の名前薄らぐ
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