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経済に ぶち壊される 「人の世」を 起ち上がらせる 老若男女
6
買ったもの 食わずに捨てる 贅沢か? 食うべき物と 食えない物と
6
仏壇の蔭に身を寄す蜘蛛の子よ まわれ右する掃除機の先
27
無花果の枝の武骨にそよそよと水仙の白 病める身の春
23
三つ折りに
焚
(
た
)
かれ燃え
居
(
を
)
る線香も うちのひとつぞ
独
(
ひと
)
り尽くらめ
19
朝露に にじむ街の
灯
(
ひ
)
宝石など 持たないだろう うたかたの人
35
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
34
空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
24
寛解の揺れる想いは溶けぬまま医師は忙しく
二分
(
にふん
)
の診察
47
兄弟がたくさんおって幸せと話す義姉の記憶は幻
30
消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
20
日曜の 挨拶まわり 小旅行 桜吹雪に 見送り受けて
31
花筏かたち変えつつ揺れゆれて
誰
(
たれ
)
か棹さし運ぶ泡沫の夢
20
コローの絵の 如き森なり
金色
(
こんじき
)
に
霞
(
かす
)
みて暮るる この夕雲も
28
悪女とはすごい美人と限らないとっても悪い女ですもの
26
離れても 逢えると願ひ 萌ゆ二人 ありて流るる 恋の川かな
31
きみ包む毛布の手ざわり確かめてそっと伸びする日曜の朝
27
取り囲む山並み雲に溶け込んでとろり鈍色梅の白冴え
26
1首詠み吾の機へ送り受信して吾を振り返る詰め込む明日
23
バンザイで新入生を迎え入れ白き花咲く梨の木々らは
17
諦めた。次の冬には
インパクトレンチ
(
インパクト
)
要るなと思うタイヤ交換/あちこち痛いし
20
母と妻のアッシー君を済ませたり 眼科へ耳鼻科へ歩けや、歩け
18
見られること飽きたわけではないけれど「もうそろそろ」と
桜
(
はな
)
は散りゆく
14
花筏 枝からこぼれる幾日を
(
難波潟 短かき蘆の 節の間も
)
逢はでこの世を 過ぐしてよとや 19/100 伊勢
11
桜の花びらが風に舞い上がるように わたしはいきたい
9
髭剃りの泡が足りずに剃りにくい似た失敗をしてきたけれど
8
白コーデの日のハヤシライスの緊張感 獅子座の
1
位が試されるとき
9
葉桜の言葉に余る気持ちさえ紫煙たちが解いてく
8
食べたことないかえるが鳴いてる飲んだことない水たまりの中で
5
二時間四十五分の軟禁ただ君思うことしかできず
5
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