蒲公英の綿毛と蜂の舞う中で割られし鏡に笑むのはたれ
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原初の火 今に灯台の比喩を為し 消えかけた君の世界を照らす
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なにげない"I LOVE YOU"が歌になり、星になり、もう取り返しつかない
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春の陽に草木踊らす風一つ海から潮の音が聴こえる
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死にかけの人が死ぬのを待っている天使がハエのようにむらがり
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年少の見知らぬ少女がジャージはき寝床に闖入する夢を見た
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ニャアと鳴く 古株の我が パートナーくん 新たな家族に 先輩風
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この雨がふいに桜を写すとき いつも見上げたあなたを思い
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広い部屋になり テレビを見ていて後ろに 広がる音と寂しさ
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君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
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小松菜の種をパラパラ庭の隅ほんのささやか我の菜園
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春のよの あさき夢にし君が影 満ちゆく月にかかる薄雲
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菜の花は今茹で上がり厨には蒼き香りと春が拡がる
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出会えずに闇夜の空を見上げては春の満月恥ずかしがりや
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AIにの歌の意味尋ねれば吾も気づかぬ真意答えぬ
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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遠くから愛でるだけもう散っちゃった桜にきみに触れたかったな
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西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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パンパンな ボンボンドロップ シール帳 石油なのでは 有事なる今
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フィンランド発のスポーツ「モルック」の魅力にしばし時を忘れて/デイケアでやった😄
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譲り合ふ人同士 初対面なれど 会話生まるる 車両の座席
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バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
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無言人ぬっと現れぬっと去る持ち去るようじゃ猿かも知れず
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待ち侘びし 桃の枝先ほころびて 桃源郷にいざなわれゆく 
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見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたかよこしまな風
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蒲公英たんぽぽの群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
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業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
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君まさば 妙なる和歌を 詠みなむを なくて淋しき 佐保川の花
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稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
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取り合わせ 少し矛盾が あるらしき 歌の評価を 避けて次読む
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