コートまとひ 凍て返る通勤路行かば 氷雨ひさめに打たるる散りし紅梅
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ひたすらに 下腹あたたむ 月数日 ときどきねこも 乗ってくれたり
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三十一みそひとに 個々の想ひを 吹込みぬ 替ゑ歌かえうた作りに似通ふ短歌
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ガチャよりもクレーンゲームはスリルある 金が尽きると努力もゼロに
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一秒の景色を逃さず写し撮る心のシャッター広角レンズ
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「ご無事でね」東京四時に春星はミルクになって今日へ溶けてく
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靴下が意外と派手なことを知る。何気なく組み替えられたその脚。
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履歴書に貼った写真は笑ってた。その時は未来を知らなかったから。
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雨音は されど水しぶき立つ道路 大小兼ねた交響楽
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今朝はまた気圧配置に救われた昇る朝陽よ我の援軍
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枯れ草の 生い茂る地に 風吹きて 復興の種 蒔かれたりおり
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見たくない 聞きたくもない 世のごうを 知り尽くせり タワマンのうい
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信じてる 信じてるふりしてるだけ その区別は 神のみぞ知る
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ひたすらに 天を仰ぎて 弛まずに 義を行えば 悩むことなし
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くだらない お題参加に タグ祭り 相互読み合い フォロバ100
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ケチャップの下手くそな豚 泣くな俺 いや泣くわこれ 愛してる!
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しくじった 正論述べて 口論に 時と状況 まずかっただけ
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図太いぞ 雑草のよう 醜くて 生存競争 勝ち残るため
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単純で 子供のように か弱くて それでもいいか 性格だもの
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理想とは 額に飾って 拝むもの それがわからず 苦労が絶えず
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見納めに愛を押し売りしたいから明日は屹度キスを頂戴
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君を待つ駅でおぼする4五歩いつかの戦火で暖を取る冬
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人間の五分の三を過ぎたなら希死と疲労の区別がつくか?
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怖いくらい眩い世界に戻ってもエントロピーは減ってくれない
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霧雨の しとしと街で 待ちぼうけ この恋は湿気た マッチ棒か
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自転軸を君のピルエットに定めます 23・4度を0度に
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殺し屋です、孤高のプロです、踊れます。そんな俺たち、スペシャルズな5人。
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気づいたら泣いてはいけない歳になり冷たい缶が肌に張りつく
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雨温み 風緩み 空の碧 霞かかるや 薄墨流し 朝まだき 夢か現か 春はそこ
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遠き君唯一無二の自分用代えられる筈無かったと知る
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