若者のすべてというにはまだ足らない 金と愛と少しの焦り
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花見終え模した陶器に手が生えるミケランジェロの名前を借りたい
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久しぶりの週休二日の出勤に生き甲斐おぼゆ。二時間なれど
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「殺人は数によって神聖化される」『殺人狂時代』だよまだ/チャップリン
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故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
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辛口のジンジャーエールと焼きたてのピザで乾杯春の始まり
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言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
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よもぎ摘み 指に残った かおりから  春に邂逅かいこう 今日はい日だ
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保育園 六年間も 行ったのか  い立つせがれ 少し遠くに
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水仙の咲く星があり水仙の咲く春が来て花また咲いて
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断捨離を苦手としてる私には執着というガムが付いてる
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ゴーグルと 鼻に丸めた ティッシュ詰め 仕事の為に 杉山りて🤧 /我きこり
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ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
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心臓よ、 高鳴らないで 今だけは 鼓動が彼に 聞こえちゃうでしょ
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岸壁の風に傾く舟宿のすすけし看板生業なりわいの後
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施設より帰宅の道を探すよに「どやってきたの」と何度も義姉あね
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小糠雨 休憩室の窓外そうがいに 子らの声なき広場の桜
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桜桜さくらさくら 花をいだきて 舞う月夜 永遠とわに散るなと 願いでつつ
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外気冷え車窓を曇らす結露には 人の温度が可視化されをり
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菜種梅雨 散らず桜は したたかに 晴れの日と 見に来る人待ちぬ
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一歩ずつ踏み出す足にいのち載せ幼な子笑むや 春のきざはし
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もうすでに心の中はお上手に顕れてますくれないのきみ
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雨冷うれいては籠って癒す欠く薬どんより縛られ行けぬ病院
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その手すり まだ要らぬと 言いし夫 いまや一番の サポーターとなり
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心をば畳んでみたくなりまして折り目きれいに揃えています
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温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
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もう一度 あなたと見たい 桜の木 花びらひらり 涙と落ちる
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灰色な今日をなんとか変えたくてデルフィニウムとトマトを買った
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内外に 果たす役割 見えてきた 「八十億分の一はちじゅうおくぶんのいち」日本
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いつからか忙しい時の口ぐせよ気合で乗り切るという「悲哀」
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