二月にんがつの午後に歩かば聞こへ来る公民館より懐かし叙情歌
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ふりかへり 母の面影探しをり 通りすがりし梅鼠うめねずのいろ
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お互いの幸福しあわせ想い過ごす日々 平穏であれ健やかであれ
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きしむよに鳴き交わしゆく冬鳥の白きやじりあかつきの月
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スピードに乗れない吾を急かすなとゆっくり歩む日だまりの道
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診察で上着ぐのを考えて重ね着一枚減らす見え有り
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改めて実感したら「あっそうか」一夜の恋も初恋みたい
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久しぶり再会してはお互いに老いた事実を飲み込んでいる
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ほとりじっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
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加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
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雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
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やわらかな日射しが窓を温めてる 少し眩しく珈琲啜る
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スカジャンの中の 礼儀正しき心 優先者に席譲りぬ紳士
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うっとりと メロンの如く 美しき ひびりたる 失恋も有り
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見たくない物を無用に見る人よ フォロー管理も大変なのだ
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お返しもありがとうもないけれど 今年もキミにMeltyKiss/もう、慣れました笑
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エンドロール 閉じてもひとり 立てぬまま ひたひた寄せる余韻を胸に
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このような春めく二月十四日見たことないと辺り見渡す
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言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
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また一年よろしくと 手製の本命 つまに贈りぬ 二月十四日
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返却はポストでいいからお手紙を出す時みたいにコトリと本を
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加加阿カカオさへすこしき腐りて干さるれば甘きかほりに人は包まれ
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そういえば帽子で足らずマフラーもヘアドネーション気づかぬ理由だ
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飛び出して何かときめくトースター地味でおいしい魚焼きグリル
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待ったなし先遣隊の春が来た 梅干しおにぎり持って行かなきゃ
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英雄が歴史のうえにいたならば覇道か王道どちらも英雄
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仏壇の花 整えながら 今日の予定も整えている 穏やかな朝
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ひさびさの ひにゃたぼっこと 毛づくろい いついつまでも みつめていたい
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このカレー実はシチューのリサイクル働く母が添えるらっきょう
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北国は今日も平和にいとなまれ無事に仕事に戻るしかなく
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