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浴室に波の音目を閉じ聞き入れば私の癒し貸切露天
4
飲み会の 幹事を務めて 酒を注ぎ
二次会
(
同期飲み
)
からは 記憶さよなら
4
ゴミの山カラスの群が誇らしげ宝の山だと陣取り続け
4
死して尚 満ちることなき胃袋や 顕世に留まり止まぬ潮騒/映画『ゴースト・シャーク』
4
来ぬ人を 長く待ちつつ
寝息
(
ねいけ
)
はく 富士のこずえに 白が消えつつ
4
青き空 柔らかく浮く 白き雲 秘めた
霹靂
(
へきれき
)
晴れを
霞
(
かす
)
ませ
4
正月の 気分すっかり 抜けてきて 大晦日さえ 昔の話
4
不眠症また載ったんだ夢見たいのにまたもボツだしまあいいか
4
捨て尽くせ眠りも夢も生も死もたったひとつの信ずるものも
4
万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
51
『目には目を、歯には歯を』とか 言うのなら わたしの手には きみの手添えたい
30
父さんの
お母さん
(
おばあちゃん
)
から僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
41
未来
(
あす
)
思う いいことばかりじゃ ないけれど 続ける日々が 層になるまで
24
大またを 開いて今年を のぞき込む 一年の兆し 大吉と見えたり
27
笑い声絶えぬリビング窓外に小雪の舞えど寿ぎの春
39
理不尽なことを言われて受け入れる暇があるからいけないの暇
28
お雑煮や おせち食べない 孫たちの 食卓飾る 唐揚げポテト
40
ご立派でご長寿なのに幸福か皇居で暮らす盆栽に聴く
34
ウロウロとサイト迷子の日々過ごし
短歌
(
うた
)
の作り方忘れた年末
16
言えますよ春の七草すらすらと秋の七草 はてススキとか
23
明日から 冬将軍の到来とか 小春日和に 歩きに出てみる
17
花園でトライを決める若き獅子冬陽の中に友を重ねり
28
七草が 嫌いな我が家 粥はでず せめてスープに 入れて楽しむ
27
咲くことの 無きクリスマスローズに 言葉かけ
三年
(
みとせ
)
を経れば 今日
蕾
(
つぼみ
)
持つ
22
深呼吸 腹にくくるは 命綱 仕事初めは 大木の松
30
塚口の ホームでヒロタの シューアイス 疲れた体 癒しの思い出
23
許しとは私のなかのピストルをそっと野原に置いてくること
28
ちゃんとしたバレンタインの再燃を燃え上がらずも考えても良い
22
止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
25
知らぬまに
手術痕
(
きずあと
)
撫でて眠るくせ夢の中では母の手だった
18
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