「わたしってつまりなに」崩れて再構築する赤外線または火星のくしゃみ
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猫がいた/いないで変わる世界線にまぶしいという語が死を持つている
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セロテープの拒絶する面に祝福を背負わされた白蛇のような雲が写る
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テーブルの上に座って暇つぶす留守番中の些細な反抗
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はつのひは はらはらたゆたうはちみつの たれるみたいにとろけてゆらゆら
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東京神田秋葉原ランとスキップ御徒町岡持ち握ってお饅頭
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カチコチ、ぼぉん、回転、落下! 遠近、何方? ダリだかヨミだか知りはしないが!
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一晩を 身を寄せあって 隙間なく 埋めつくしても 孤独な息吹
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ドバドバと砂糖溶かして飲み干した エスプレッソは苦い思い出
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点ほどの 狭い視点に 限られた 無知と暗黒 一つのリング
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子育てに 苦労してる 母親が 大泣きしても 為すすべもなく
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美しく 綺麗に過ごす ことよりも 泥に塗れて 汗水流せ
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あれもこれも俺に与えられるべきなのにと踏んでいるそれをよこせ
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日本の未来はWOWWOWだったのに今は世界を羨むばかり
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神仏に現世のぐわんかけおきし たまなぞ無用 消ゆ、泡となりて
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一同卓へ、紅茶で乾杯本日の議題 笑ふ帽子屋 騎士にふさわしいか?
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横になり横になったまま日が過ぎる 時々起き上がって水を飲む
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発芽して 茎を伸ばして 葉を広げ 花を咲かせて どんな実がなる
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どんな色 どんな果実を つけるのか 人の未来は その人次第
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嫌な人 嫌いな人は 目立つもの 好きな人ほど 気づかないもの
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嫌な人 嫌いな人を 避けるため 心が狭く 盲目になる
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正直に 親と話せぬ 現実を 仕方ないとか 当たり前とか
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雪姿 霊廟参りのおみやげは おじさんガイドの常長のエリ
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今さっき掃除機かけたばかりなの散らばる菓子に眉をひそめる
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太平洋って出た瞬間、頭に浮かんだのは大泉洋
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吐き出して返った墨に覆われる ならば出さねばよいとも思えず
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疫病と氷河に呑まれ恐竜も絶滅するよな今の若者
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すごく好き、そのままでいて、なんて贅沢言えないから
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鐘の音で魔法が解けてかぼちゃひとつそういえばハロウィンはいつだったかしら
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グロリアの帆先に栄華の王冠架り零れたキャラメルマキアート
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