銀行の辻に人波たうたうと 資本の熱のめぐりは止まず
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「家に居る」悪いことではないのだと 今更気づくふっとほほ笑む
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プライムの ドラマ観ながら 途中で「ん?」  2度目と気づき  可笑しき不安
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ここに来て もどかしくとも 乙なとこ 想いのルビは 個々に委ねる
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七年間、君と過ごしたこの街で 空の青さに驚きもせず
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大海を 渡るためにぞ 舟を編み 小さき光 すくい集めむ
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いつの日かあなたの隣に立った時 がんばったねって頭を撫でて
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いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
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のこす 黒きレギンス はいてみる 吾のタイツより ぬくい気がする😙 /もったいないのではきます😊
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厳冬に 麹扱う 味噌造り 仕込期間は 納豆厳禁
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簡単にクレゲで獲ったぬいよりも掴みきれないわたしのハート
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にゃおーんと ねこの呼ぶのに 返事して まったり過ごす 日曜日かな
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外に出ずる 気もなく窓に 添い見れば 碧空あおぞらすらも 雲重く見ゆ
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降る中を朝の散歩の柴犬は雪が似合うね目を輝かせ
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凍空に 遠く聞こえし鉄の音 始発電車に一日ひとひ始まりぬ 
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止めどなく 垂れては冷ゆる 鼻の奥 息するたび 冬をのみこむ
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味噌汁の汁の旨味の疲れとれ落ち着きこころさといもあるか
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息が合い肌を重ねて来た証拠上手夜明けのコーヒー旨い
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受話器持つ指の震えをそのままに 友の笑い声もう還らぬ
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寒さゆへ時すら縮むと思ふ日々 むつむ間もなく睦月は過ぎて
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希死念慮 浮かぶのは夜だからだと 言い聞かせながら ふとんにもぐる
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受験生 子に持つ親が選ぶのは 政策よりも当確候補
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厳冬の宵 暖求め 我が膝に丸まりぬ猫 命のぬく
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通話する 君の声まだ 聞きたくて 充電切れに ハラハラしながら
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凍てつく夜 猫も同時に もぐり込み 布団のあたため 一役担う
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やけ食いは 誰も幸せにしないけど プッチンプリンくらいはいいよね
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赴任より息子戻りて側に居るただそのことで深く眠る夜
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目を見張る艶髪であれど床の上落ちてしまえばぞっとしかせず
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祖母を連れ春を見に行こ 右の手を繋ぐかわりに巻く金時計
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麻痺よりも恐いことはね麻痺してることに気付けぬ人の仕組みよ
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