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二月
(
にんがつ
)
の午後に歩かば聞こへ来る公民館より懐かし叙情歌
34
ふりかへり 母の面影探しをり 通りすがりし
梅鼠
(
うめねず
)
のいろ
16
お互いの
幸福
(
しあわせ
)
想い過ごす日々 平穏であれ健やかであれ
34
軋
(
きし
)
むよに鳴き交わしゆく冬鳥の白き
鏃
(
やじり
)
や
暁
(
あかつき
)
の月
18
スピードに乗れない吾を急かすなとゆっくり歩む日だまりの道
31
診察で上着
脱
(
ぬ
)
ぐのを考えて重ね着一枚減らす見え有り
27
改めて実感したら「あっそうか」一夜の恋も初恋みたい
21
久しぶり再会してはお互いに老いた事実を飲み込んでいる
38
池
畔
(
ほとり
)
じっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
36
加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
25
雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
29
やわらかな日射しが窓を温めてる 少し眩しく珈琲啜る
14
スカジャンの中の 礼儀正しき心 優先者に席譲りぬ紳士
30
うっとりと メロンの如く 美しき
罅
(
ひび
)
の
入
(
い
)
りたる 失恋も有り
28
見たくない物を無用に見る人よ フォロー管理も大変なのだ
17
お返しもありがとうもないけれど 今年も
夫
(
キミ
)
にMeltyKiss/もう、慣れました笑
26
エンドロール 閉じてもひとり 立てぬまま ひたひた寄せる余韻を胸に
18
このような春めく二月十四日見たことないと辺り見渡す
24
言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
14
また一年よろしくと 手製の本命
夫
(
つま
)
に贈りぬ 二月十四日
28
返却はポストでいいからお手紙を出す時みたいにコトリと本を
30
加加阿
(
カカオ
)
さへすこしき腐りて干さるれば甘きかほりに人は包まれ
19
そういえば帽子で足らずマフラーもヘアドネーション気づかぬ理由だ
28
飛び出して何かときめくトースター地味でおいしい魚焼きグリル
30
待ったなし先遣隊の春が来た 梅干しおにぎり持って行かなきゃ
19
英雄が歴史のうえにいたならば覇道か王道どちらも英雄
18
仏壇の花 整えながら 今日の予定も整えている 穏やかな朝
17
ひさびさの ひにゃたぼっこと 毛づくろい いついつまでも みつめていたい
27
このカレー実はシチューのリサイクル働く母が添えるらっきょう
16
北国は今日も平和に
営
(
いとな
)
まれ無事に仕事に戻るしかなく
13
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