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横向きで 目を見開いて 眠る
蒼瞳羊駝
(
きみ
)
見た目怖いが 一番のリラックス
5
さめざめと 滴り落つる 雨雫 奥ゆかしく 身繕ひせり
5
いつまでも 続くと思う ことなかれ 時が移りて 人も変わりて
5
人間は 作物作り 働いて 食っていくもの 基本の基本
5
老木の洞(うろ)が奏づる虎落笛(もがりぶえ)聴くかに遠し尺八の音
5
恥ずかしきしくじりごとの一つにて宿のシーツに染みを残しき
5
全速で歩道を走る自転車のカッコ悪さよ世界に届け
5
お惣菜 屋のオーナーは 紛れもなく おばちゃんである と追記しておく
5
あ〜プッツンですこれはもう限界ね 鈍色の空を向く矛の先
5
あらかじめ今日の授業で使う式覚えておいた君が好きだから
5
噴水が落ちる間際に映し出す街は眩しく崩れていたり
26
言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
17
ひまわりのような恋なら古希だって「あのね」「介護じゃないよ」「うふふよ」
29
十七の君に渡したチョコレート パッケージ褪せアルバムにあり
40
立春を十日過ぎても真冬日の桜もちだけ唯一の春
42
貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
20
絶景の桜に
被
(
かぶ
)
せしキャッチコピー駅構内で春につかまる
49
束の間の暖気来たりて肩ゆるみ 上着の前を開けて歩きぬ
33
バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
31
うたかたが僕の心臓消えるまで何度でも灯る愛のスペアで
26
マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
35
酒片手にネイルケアーのリール見て時を弄する幸せが在る
14
恋
(
こ
)
ふと
云
(
い
)
ふ
二文字
(
ふたもじ
)
の中に
綺羅星
(
きらぼし
)
と 風と泉と
夜櫻
(
よざくら
)
が
棲
(
す
)
む
29
ゴッホ展に娘も誘い予約する たのしみを待つことの幸せ
29
またひとり友が逝ったと嘆く
汝
(
なれ
)
八十歳
(
やそとせ
)
生きればそりゃぁあなた
31
僕たちが 不動と信じ すがるのは 昨非今是の 正義に過ぎぬ
21
放課後も解けぬ問題 青ペンは数式よりも君の名なぞる
25
羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
21
知らぬ間に流行り廃れる人たちの有象無象の欲が舞ってる
23
乗り合はす
女性
(
ひと
)
の
鞄
(
カバン
)
に吊るされし マスコットのシマエナガの視線
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