一枝(ひとえだ)の 雪のこぼるる 静けしや  やまね( 山音)泣き濡れ 雪一色の
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横向きで 目を見開いて 眠る蒼瞳羊駝きみ 見た目怖いが 一番のリラックス
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いつまでも 続くと思う ことなかれ 時が移りて 人も変わりて
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歌ならば中村三郎になぞらえん野見山朱鳥肺病みて死す /2月26日朱鳥(あすか)忌
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人間は 作物作り 働いて 食っていくもの 基本の基本
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全速で歩道を走る自転車のカッコ悪さよ世界に届け
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住民が全員出るまで終わらない 祈ったところで進みませんよ
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山歩き 左に進めば 迷ひ道 我が足止めた 蒼瞳羊駝きみの笑顔
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楽器屋潰れ 補聴器屋に成り 片田舎
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おまへの声が気に喰わないと 精いつぱいの告白を聴く 後朝の床
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四百字!? 少な過ぎるわ、貴方には十万文字はゆうに超えるわ
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応援と 寂しい気持ち 葛藤し 誰にも見せない 零時の涙
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眠い朝 目に鮮やかな みどり色 菜花の里に 春隣はるとなるなり
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毎日が ただなんとなく 過ぎてゆく 苦がないだけ ありがたいかな
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ああそうか木の葉は小さな翼だね散るまで羽ばたく季節の風に
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噴水が落ちる間際に映し出す街は眩しく崩れていたり
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ひまわりのような恋なら古希だって「あのね」「介護じゃないよ」「うふふよ」
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十七の君に渡したチョコレート パッケージ褪せアルバムにあり
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立春を十日過ぎても真冬日の桜もちだけ唯一の春
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先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
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絶景の桜にかぶせしキャッチコピー駅構内で春につかまる
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束の間の暖気来たりて肩ゆるみ 上着の前を開けて歩きぬ
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「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
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マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
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酒片手にネイルケアーのリール見て時を弄する幸せが在る
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ふとふ 二文字ふたもじの中に 綺羅星きらぼしと 風と泉と 夜櫻よざくら
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ゴッホ展に娘も誘い予約する たのしみを待つことの幸せ
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またひとり友が逝ったと嘆くなれ八十歳やそとせ生きればそりゃぁあなた
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僕たちが 不動と信じ すがるのは 昨非今是の 正義に過ぎぬ
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放課後も解けぬ問題 青ペンは数式よりも君の名なぞる
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