血溜まりは春の季語です花びらが怖く思えて二人で避ける
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概念を見掛ける度に買ってしまう 「好きなんですか?」「はいまあそうです……」
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概念を飾って散りばめ あちこちに 潜んでる推し謎解きみたいに
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消すまえのラジオから押し出された尾崎紀世彦より歌は下手だがいくぞカラオケ
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満点の空で笑顔の一番星 火点し頃 あの子も孤独に灯る
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さっきから 着信あるのは わかってる いま出られない ニュースを見てくれ
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宝物みたいな言葉 ずずずっと頭の中を塗りつぶすまで
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原っぱに 取り残されて 俺は言う 演技指導が 厳し過ぎたか
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僕の中で幅を効かせる暗闇を飴玉みたいに食べちゃってる君
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まだ寝るの掃除も終わってないのにと 昼にわたしを蹴飛ばすわたし
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ポテサラと涙のにおいで満ちる部屋
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謙遜で 何もわからぬ 人間が ちょっとわかると 鬼の形相
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もう役に立てそうにないから切って落としてぜんぶ忘れてくれよ
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暖房ももう一人分でいいの、だからぬるくもならないアイスコーヒー
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あきらめず 思い貫け 砕けても 天に広がり 煌めく星に
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泣かないで、地獄は僕が瓶詰めに パンに塗って食べちゃうからね
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小指立て愛しと云ふて微笑せば ラット漂ふ六畳間燃ゆ
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最初から 批判ありきの コメントに 哀しみを超え 憐れに思う
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完全に 泣き腫らしたと 思う目の 受付けの子に 説明を聞く
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人として生きて暮らしている人の存在に揺らされてぐらぐら
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呆気なく古い繋がりほどけてて あぁもういいのかと肩すかし
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嫌な人 嫌いな人が 増える度 嫌いな人が 普通に変わる
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君の音を耳の奥へと携えて 最期の時まで側にいてね
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バスボムの終わりかけを握りしめ 砕いて星にしてるの内緒だよ
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思ってもいないことばっか言わないでよ 愛だと錯覚するから
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恵方巻 向く方角の パターンは 四種類 意外と少な
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オクテット則その過不足を考えて昼過ぎのカフェ •レストラン
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そしてまた この島の あちらこちらで 恋人たちの うたが聞こえる
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星に願うと 希望を疑わず歌う星達 眩しすぎて今は目をそむく
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攻略をよく知らないまま同じとこ周回しても面白くあれ
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