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笑ってて笑って欲しくて無茶をして 失敗してまた傷つけてばかり
5
小春日和 微睡む
黒羊駝
(
アルパカ
)
頬を撫で 寄りかかられて 嬉しき想ひ出
5
思い出の始まり 花屋で交わした無彩色の話題、弾んで
5
離れゆく恋を見送る
泪
(
なだ
)
ほろり 鏡写しの雨と消えゆく
5
正解が 出ないことも あるんだと 大人になってりゃ わかってるはず
5
元彼の 何日続く 未読無視 遺品 スマホの パスワード
5
処方箋まだ書けないよ私にはもっと訊かせてなにがつらいか
5
涅槃西風(ねはんにし)吹く日の午後を谷町の能楽堂に琵琶聴きに来つ 筑前琵琶演奏会
5
かのひとを思いて花を選びしがその良し悪しをわれは知らずも 筑前琵琶演奏会祝花
5
「幸せの形は仔犬」と言うあなた 「仔猫」の私じゃふさわしくない
5
ゆっくりと 二十数えて 温まる 気づけば二十 超えて幾年
5
目の前を ずぶ濡れの人が 歩いてく 晴れるのを待つ 僕らの前を
5
偉人さえ時が変われば暴君で見方変われば英雄となる
5
切り捨てて 痛まぬ心の鈍感を 冷静と呼び 鬼もこごえる
60
全容の分かっていない細胞を何十兆も抱えて生きる
34
太陽も星もコンパスなるらしき 春待つ
白鳥
(
はくちょう
)
シベリア思ふ
38
陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
24
部屋干しで みるみる上昇 湿度計 洗濯日和に お日様ゴメン \ 関東はカラカラです
40
あの人に惹かれ過ぎてる 輪唱で同時に歌い終わるみたいに
31
地吹雪のやみて鳥らは眠れるか宵闇の
灯
(
ひ
)
に光る粉雪
23
隙あらばガチャが出来てるストリート またかなんてはヤボな話ね
22
子供等は雪を望んで大人等は雨を願って明日を待つかな
28
動員へ傾る水晶前夜ナツィストへ語る未來に虐殺の譽
17
われはきさまが朋なるゆゑ白骨街道に敷かるを指揮せる
21
見殺しぬわが獨裁の尖兵も靑少年も祖國も振る襤褸の旗
23
なぜだろう幸せになる四葉がなみつける奴は幸せなのか
16
学びの場「言の葉日和」と名付けたり笑顔の湧きて二時間を過ぐ
30
山城が 静寂の中 雪化粧 水鳥が飛び 墨絵の世界に
32
説明図まるで解らず 事務椅子の組立てにもう二時間経過
27
「ただいま」と猫耳に触れ水洗の僕の心に灯がともる五時
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