「核兵器持つは許さぬ」アンタには言われたくないよとひとりごつ
31
春色に染めたネイルの手の甲は幼き日に見た祖母と同じ手
33
沈丁花 花の香りを 全力で 主張する様 命短く
36
幼馴染と心ほどける居酒屋の隅っこが僕の避難所だった
41
一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
26
初鳴きの鶯の声つたなくて梅も笑って花びら散らす
36
朧月と寄り添うように山々は佇んでいる穏やかな夜
31
痩せなきゃと 言いつポテチに 食らいつく この習性が 修正不能
30
堂々と宣言していた君の夢 成否たづねることもあたわず /2025.02.02
18
湯たんぽを好んだ義母の気持ちなどよわい経てこそわかる気がする
33
厚壁を見つめる我に夢食めと圧をかけるや水槽の亀
32
落とし物 気付かずに去りゆく背中 「待って」のさき声も届かず
30
風吹けば 揺らぐ心は 今消えて 木の下君の 髪結ぶ花
10
雨は髪を濡れさせたい髪は僕に触れさせたい 傘に隠れて
27
すれ違う人みなマスク 顔かくし心隠して己閉じ込め       
17
イスラエル米と結びてハメイニを殺害したるコトの始まり
7
ワイパーは手を振りサヨナラ暗示する 霧雨の中の無言の二人
21
節句の日生まれし君のまなざしは深海のヒカリ天空めざす
12
今日は、一つ、小さな嘘をついたから、まっすぐ前を見て帰ります。
8
パワハラで辞めた会社のCMをぼんやり観てる。生活は続く。
13
米寿まで生きてくれたねお母さんちゃんぽんうどん食べにいこうや
9
君のよこ僕でいいならLet's Goいっしょに走ろう人生ともに
7
愛おしきレモンの日々は遠くなり淡い香りの名残惜しさよ
11
午年は六十九になるけれど三十九の食欲ありて
10
関東は何やら雪が降るようで 降ってないって?まぁ、気をつけて
6
「よく寝れた?」まあと返事をする我はあなたへの殺意とオール明け
4
円安で物価高騰が止まらない一般庶民はエンエンと泣いている お題:「円」
4
悠久を生き延びてただひたすらにあなたのもとに帰りたかった
4
人格がどこに宿るか知らないが早くカスにしてヒトになりたい
4
よわいうた残さないでよ弱がりのわたしが嫌いそう此処に居る
4