ぼんやりと過ごす時間は自分へのご褒美なんだ頑張ったもの
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まくりするほどぬくし如月の めぐむ大地を吹き抜ける東風こち/萌む=芽吹く
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振る袖を羽根とぞ広ぐ青き君 舞ひ立つ時を今と知るらむ
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ケースの中 48色の色鉛筆 春の彩り 足りるだろうか
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「お先に」とまばたきを一つ交わすとき雪の狭路は白くふくらむ
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歌詠まぬ日々を重ねて帰りつく「ただいま」という一番の歌
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まだ暗い 部屋にひとりの呼吸音 宇宙そらとわたしの 秘密の時間
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二の月はハートの行事いろいろで追いつ追われつみんな狩人
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扶桑なるゆずりはの葉や 歯固めのゆりかごゆれて きよらけき雪/折句
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不屈なる自由の炎に立ちて野合の果てのマル道険し/折句
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指先を砂糖まみれにして食べるシナモンシュガートーストがいい
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私もう信じるからと言いわたし心の渡し断ち切るわたし
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白妙の無印良品店内で静かなぼくが静かに暮らす
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紅をさし手鏡うつるおのが顔 口にはさせど頬はおぼえず
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「お綺麗なお名前ですね」と褒められた 面接官も負けてなかった
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ゆっくりと 後ろに下がり 手をたたく ごきげんさんが よちよちあるく
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酒片手にネイルケアーのリール見て時を弄する幸せが在る
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五時間目船漕ぐ君の肩つつく 期間限定僕の特権
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今日の蒼瞳羊駝きみ ご機嫌斜め 目も合わず 触れ合い出来ず 虚しく帰る
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来年は 手作りチョコに するからね そんなことより そばにいてよね
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後輩に 可愛いだけじゃ ダメですと 言われたけれど 我可愛いの?
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そこかしこ 光あふれる この街は にぎやかすぎて 星が見えない
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こんな夜酒で流せばいいのかな そうはしないよ持っていくから
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「ウィンウィン」 よく分からぬが それもあり 彼 「我」を知り 我 「彼」を知る
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オドロウゼ!きみが真ん中に立っている そんなジャケ写を夢見てたのよ
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採点に 難癖付ける 解説者 安藤美姫の 鉄の心臓
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華やかな 祭典の中 人知れず 流した涙 いかに尊し
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人生は 一人一人の 晴れ舞台 金メダル取り 表彰台へ
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辛いこと 悲しいこと 苦しさも すべて報われ 表彰台で
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目が見えず 妻に連れられ 帰宅して 感謝も言えぬ 日本男子
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