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ネガティブに構えすぎると運下がる 幸せのため希望信じる
15
X
(
エックス
)
は無自覚ないじめっ子だらけ 普通の言葉もすぐ標的
11
この頃は、体がいちばん謎です。微熱は出るわ体重減るわ
11
きたないもきれいも全て薪にして 煤の中でも歌ってよ、スター
7
水飲むとずっしり重くなる胃が好きだ 人ってただの筒と思えて
13
うたいびと色んな流儀あり過ぎてシェイカーの渦中ヘナヘナ回され
14
痛くない傷に限って誰からも見つかりやすい場所についてる
23
久しぶり 秋の畑に立ち寄れば 白菜の葉が レースになりおり
24
気にするな って言わない人のやさしさに 育ててもらった 歌詠む 気持ち
51
神の旗増えゆく駅傳の選手に振りつ國民の傲りたるも見ず
21
にんげんのことばがつうじないまちでにんげんとしてくらしています
10
歌の宿命とはおもふ有明の月蝕旅館から仇敵の余名出づ
14
大病をせし弟よや健やかに暮らしておるか案じて祈る
21
金魚妻 わたしの鉢はちいさくて 今は自由に游いでいるか
19
国会のテレビ中継見入りつつ行方を案ず
政
(
まつりごと
)
かな
17
風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
45
登山してるときに元気に挨拶するやつ街ではそれをしない
26
じゃが芋を黙々と剥くピーラーは二十余年の現役選手
46
かわいそう? 餌になっても言えんのか 生きるもの皆 必死なんだよ。
19
秋が来る 息子殺した秋がくる 落葉のよに 踏みつけた道
14
多摩川を渡り彼の地で酒盛りや ななとせの縛り介護を終えて
27
気にかける親のもう居ぬ
故郷
(
ふるさと
)
の天気予報をついまた見てる
26
バスツアー波静かなり大洗たまの遠出に幸せ覚ゆ
16
最期だけ自分の声で泣くことを許されているガラスの欠片
10
彼
(
か
)
の
岸
(
きし
)
のふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
22
オリーブの
深緑色
(
ふかみどりいろ
)
空き瓶に薔薇生けてみて勤労感謝
44
偉くなど 成らなくて良いわ 風を浴び ぬくい光に くるまれてたいの
25
檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
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犬を抱き小雨の中を早歩き 師走の足音から逃げるごと
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亡き父へのダイレクトメールまだ届きとりあえず生きていることにする
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