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普段なら なんてこと無い 距離なのに 真冬になると 近くも遠い
5
挽回へ加速出遅れ順番を考え最後には笑いたい
5
冷め切ったコーンスープを吸う我を誰が待ってる誰を待ってる
5
雪道をスパイク付きの長靴で夫婦そろってデンタルケアへ
5
ブリトロかあおさの味噌汁あたりなど廻りて来たり幸せスイッチ
5
雨降らば茶色く濁る泥川の河辺に咲ける白き水仙
30
公園の隅の厠に臘梅の
一枝
(
いっし
)
隠れて春を呼びおり
41
やっと来た群れ作らずも良き時代 至福となりや一人の時間
41
父母
(
ちちはは
)
と布団に
包
(
くる
)
まれホッとした 息子に残る三歳の記憶 /忘れない。阪神淡路
37
畦に立つ翁笑顔で「温いけな」モンキチョウ飛ぶ冬の菜園
34
早朝のコメダで憩う人々は 目覚めた顔とこれから寝る顔
30
上階で移動させてる家具の音再び家の建具が開かない
21
「お母さん、ごいりょくってなんの威力?」持ってる全ての語彙でうんちく
31
ニラレバと 餃子で友を 偲ぶ夜 震災前の 笑顔懐かし
35
片付けて 額に汗の 冬日向 はちみつ紅茶 ひと息入れる
35
報われぬ思いを抱え帰る日は鯛焼き買っていちごも買って
34
雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
34
天
覆
(
おお
)
ふ 毛布の様な 星空は 新月前の「♫星屑のステージ」/♫チェッカーズ
25
「死ね」と言い「死ぬか」と返してそののちの梨の白さを君に剥くなり
24
「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在てくれること深く頷く
27
ひたむきに家族守りし歳月(とき)の波 刻みし皺もわが愛の地図
30
吾が作る 醤油の染みた玉コンの 湯気の向こうに冬晴れの空
28
耐えゆけば枯れ野の果ての陽だまりに食欲めばえおでんの香り
31
足腰に力入らず お座りも儘ならぬ
犬
(
きみ
)
寿命乗り越へ
28
気力ある時に作ったシステムは気力ない今役に立たない
24
大寒と律儀に寒波来るらしく今からおののく居すわる
報
(
ほう
)
有り
29
とはいえど数えたくなき悔恨を
現世
(
うつつ
)
の
涯
(
はて
)
に捨てるもかなし
17
幾重にも覆えど疼く胸ならむ ふり切れば朔 君待ち月の
19
精神病かかえ社会の片隅でひっそり生きる人生はアリ?
30
偉そうに のけぞる父の手のひらの震え思えば怒り溶けゆく
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