改めて実感したら「あっそうか」一夜の恋も初恋みたい
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久しぶり再会してはお互いに老いた事実を飲み込んでいる
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ほとりじっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
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加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
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雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
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スカジャンの中の 礼儀正しき心 優先者に席譲りぬ紳士
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うっとりと メロンの如く 美しき ひびりたる 失恋も有り
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見たくない物を無用に見る人よ フォロー管理も大変なのだ
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お返しもありがとうもないけれど 今年もキミにMeltyKiss/もう、慣れました笑
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エンドロール 閉じてもひとり 立てぬまま ひたひた寄せる余韻を胸に
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笑わずに教えておくれチケットを買うところから離陸するまで
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このような春めく二月十四日見たことないと辺り見渡す
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言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
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また一年よろしくと 手製の本命 つまに贈りぬ 二月十四日
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見ない間に 変わっちゃったね 君の表情かお 私が恋した 貴方じゃないのね
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加加阿カカオさへすこしき腐りて干さるれば甘きかほりに人は包まれ
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そういえば帽子で足らずマフラーもヘアドネーション気づかぬ理由だ
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飛び出して何かときめくトースター地味でおいしい魚焼きグリル
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うたの星 選挙一票 清き短歌うた「おぉ」と唸らす者が王なり
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鉄砲が運動会のピストルの音くらいだと舐めてしまった
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ガサガサであかぎれの手が癒えたなら春と思えるまだもう少し
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振る袖を羽根とぞ広ぐ青き君 舞ひ立つ時を今と知るらむ
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稲妻が秋の田金に色づかせ雷鳴乗って妻に会えれば
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衣更着の一枚ぬぎて澄みし空桜の枝は葉芽か花芽か
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きさらぎのゆるき光に微睡めば朧のかなた缶蹴りの音
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義理でもなく 特別愛でもないけれど チョコは 勝手に  笑顔を運ぶ
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膝の上 安心しきって 眠る君 今日一日の 無事を感謝す
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何人なんぴとも自由と権利有するが我子わこに口出すおろかな私
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わたしから受験やめたらと言われても続ける息子の強さに涙
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許されぬ 恋に落ち逝く運命なら ともに地獄へ行方もしあわせ
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