落雷だかなり近いなどこだろう ぼくにまっすぐ落ちてきたきみ
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それぐらい 許してあげなよ キミは言う 俺はダメだと 電話を切った
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午前2時 水晶玉の濁るように瞼が落ちた 三日月と僕
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海の果て 古代の王者は巡り合う 人が造りし鉄の王者と/映画『メガシャークvsメカシャーク』
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列王に名を遺すてふみづからの榮代の後までいくさせむ
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治世淘汰のいきさつを感極まるに「Great State Great Again,」
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安らわむ 硝子の月に 息をかけ 貝の小舟で 眠りの海へ
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気が狂う ほどの激しい 静寂が 君と僕の 横たわっていた
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感情を表すことが不得意で真っ直ぐ言える人が眩しく
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はからずも連れて帰った参道の 玉砂利たちは靴底におり /「初詣」
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団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
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雪の紋 貼りつけ走る 車窓から 大雪山だいせつざんの 気高き稜線
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「ごめん」より「おやすみ」と言う大学生 許されているのは私のほうか
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ひび割れた 吾の手のひらの ぬくもりで いやせるものが 有るのだろうか?
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見慣れない 寝癖つけ走りくる吾子の 涙の跡を見ぬふりし抱く
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明けた空キラリ微笑ほほえむ月がいて 微笑み返す今日は記念日
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白い空をじいっと眺めている猫のうしろ頭をにんまり眺め
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くれないの実の鮮やかが目に沁みる 我が難(病)転じてくれるか南天
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年始から 残業続く 吾の身にも 福は来たりと 半月の言ふ
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暖房の部屋の窓際ピキピキと氷の城のような冷気よ
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不安でも一日ずつを生き延びて 詠み返す日に泣けますように
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大家らの寝静まる朝ひとときの 安寧求めジャズなど流す
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タイムマシーンあればあの日の僕の背を 叩いてやりたい「傲慢だよ」と
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悪くない情緒不安定は君じゃないその原因が君じゃないから
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なぐさめも励ましもまだ受け取れぬ貴方の胸の閉じたグローブ
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髪を梳く髪を洗って髪を干す落ちた私の一部だった髪
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束ねたる規定の髪は一尺を超えて初めてウイッグになる
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白みゆく凍てる道行く車にはあからむ富士のあしたが乗りぬ
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木枯らしの冷ややかな音響き渡る 寒空続く静寂な朝
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「泣けるわ」とスマホを閉じて見上げれば三十一文字の空広がって
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