まってくれ 愛を込めて花束を その歌ぼくに こうかはばつぐん
5
デスクトップ 緑と青と僕から出る 俺を壊したシステムと数
5
1番若手が出社しました コラ 挨拶が小さいぞそこの上司
5
月爆ぜて欠片が踊る遠い国 食べきれそうにないオムライス
5
過ごすうちに空いたところも埋まっていくと 思いながらも不意に崩れて
5
守るとか守られるよりガラス製の靴と天井一緒に壊そ
5
朝茜 山紫に 水澄みて 深山入るや 嶺谺する 日昇るや 山嶺影射す 菩薩像 
5
真夜中に歯みがき粉切れて、ものすごい勢いで口をすすいでる顔。
5
三月は 環境変わる タイミング 新生活も 今との別れ
5
暴言を吐いた本人雲隠れ 謝る上司誠意感じず
5
便利でも明るい街に住む不便 不便でもここでいい
5
ひよ叫ぶカラスの群れに身を隠し去ればすぐに絶叫再開
5
社員証入れるケースにキティちゃんのシール貼ってるあの子はハタチ。
5
言葉尻嘘か真か見極める嘘で固めた言葉は不要
5
ウメジロー 枝から枝へ 蜜の味 風薫る 梅の香こぼれ 春隣
5
白と灰色の格子で僕たちは透明色を幻視している
5
マスクして人目を忍び細めた目笑顔と断じ笑む赤子よ
5
春を呼ぶ 陽射し艶やかに 紅梅の ほの香漂ふ 日溜まりの
5
うまいこと 思い通りに ゆく率は ppmの オーダーらしい
5
ぐるぐると 地球は回る 今日もまた ホルムズ海峡 タンカーはなし
5
卒袴 彼女は彼と 並び立ち これからを話す 弥生中
5
やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
48
人の世と 猫の世つなぐ 縁側で 冬用毛布をたたんで くしゃみ
47
自虐風自慢を頭の中で吐き空に歌えば、新しい今日
22
洗濯機回っているけど洗剤を 入れたかどうか思い出せない/歳なのか、最近の良くあるある…
38
気を抜いた背中の写る一枚にどこの老婆と目を疑いし
37
殺すなと 描いた太郎の 缶バッジ 見かけて少し 泣き面に 春
36
畑 終はたおへて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
42
追徴の 確定申告 決定し つまと見上げる 喰われゆく月 / 皆既月蝕
50
のそのそとわらじ虫出で明後日あさっての啓蟄しらすや夫に捕わる
37