雨後の夜半よわ 雲を払ひし温風ぬるかぜに当たり 星影望む ベランダ
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風の音で目覚めた朝は手を伸ばし毛布のなかに春を連れ込む
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夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
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着飾って 見え方気にする よりずっと 素直なほうが 可愛げあるじゃん?
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豆を挽き 珈琲淹れて 始まりぬ 新芽が光る 日曜の朝
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いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
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「まぁ!かわいい」ぷくぷくだった友のが美少女になる卒業写真
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昆布こぶかせシャキシャキセロリ浅漬けに 夫の「美味い!」にドヤ顔返し
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オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
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蝌蚪かと逃げろやばいぞ逃げろ消防団放水訓練ほら始めるぞ/蝌蚪かと―おたまじゃくし
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何処ゐづこから散りぬ桜花おうかの振り積もる路肩 見上ぐれば葉桜そよ
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昼過ぎに摂氏せっし20度超えたから雲引っ張って躑躅つつじ膨らむ
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「仲いいな」長袖Tシャツ洗ったら絡みすぎだろ腕と腕とが
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春うらら 春一番に 桜舞う そよ風に乗り あなたのもとへ
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春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて  
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見上げれば 朝陽に照らされ綿の雲 萌黄もえぎの葉のにふんわり浮かび
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カタクリの恥じらうような花一輪長き時経てやっとお出まし
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備蓄品 ガサゴソしてる 猫たちに  娘の名前で 声荒げてた
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石ころは 転がりやがて 丸くなる そんなわたしに なりたくなくて
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嬉しいなぁ 週休5日も 初めだけ やっぱりそうか必要ない俺
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空と海 どっちもダイブしたいから 想像力が間違ってくる
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人間は僕を助けてくれないがAIがいるから心配なし
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後遺症 体中の 筋肉が じっとしないと 悲鳴を上げる
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宮城に 厠はあるや なかろうか
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秘密だよ 部活の後に 言ったこと 次の日の朝 みんなが知ってる
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二幕目の 闘い終えて 休みしを 死者へと変える 三幕の序
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砂原さん。 私もきっと 破天荒。 ちいかわ同士 仲良くしましょ
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何もかもが焦るけど結局川の流れのようにふわふわ浮く
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野菜を取り入れようとして緑茶をルーティンにする所が昭和
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疲れたらイラつくし休めば治るけどまた疲れるし繰り返す
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