学校で 揉まれ揉まれて ジャングルを リングに変えて 鍛える思惑
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天井がなければオレの頭には降り注ぐだろうクソ
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雪溶けて 冬リフレクション コレクション
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砂たちや 舞って我が目に 小シロッコ
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寒響や 一歩の音を 二歩に聞く
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テーブルの上に座って暇つぶす留守番中の些細な反抗
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陰茎を咥えたその口で晶子を罵倒しないでほしい新婚の公務員へ
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はつのひは はらはらたゆたうはちみつの たれるみたいにとろけてゆらゆら
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東京神田秋葉原ランとスキップ御徒町岡持ち握ってお饅頭
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カチコチ、ぼぉん、回転、落下! 遠近、何方? ダリだかヨミだか知りはしないが!
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一晩を 身を寄せあって 隙間なく 埋めつくしても 孤独な息吹
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ドバドバと砂糖溶かして飲み干した エスプレッソは苦い思い出
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点ほどの 狭い視点に 限られた 無知と暗黒 一つのリング
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子育てに 苦労してる 母親が 大泣きしても 為すすべもなく
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美しく 綺麗に過ごす ことよりも 泥に塗れて 汗水流せ
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あれもこれも俺に与えられるべきなのにと踏んでいるそれをよこせ
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日本の未来はWOWWOWだったのに今は世界を羨むばかり
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神仏に現世のぐわんかけおきし たまなぞ無用 消ゆ、泡となりて
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一同卓へ、紅茶で乾杯本日の議題 笑ふ帽子屋 騎士にふさわしいか?
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塩っぱいと お湯で薄めた 味噌汁を ぜんぶ飲んだら 塩分同じ
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どんどどんっ流れる風に笛ひゅるり 町の餅つき 心で「ヨイショ!」
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人類で 薄めてあおる なさけなさ 主語自分 では 濃くて飲めない
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ニンジンの 新芽の横でニンゲンも 朝日を浴びて水を飲む今日
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眠たくて 首もげそうなこの人に 右肩を貸す 次の駅まで
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降る雨の 奏でる音色 背景に 一心不乱に パズル解く我
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梅雨空に 古疵痛み 年齢とし思ひ 慌てて布団に ダイブする我
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此岸から 御祖(みおや)を送る 稚児橋の 灯りの糸は 絶えることなく
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年表の どこかに線を 引くならば コロナの前か コロナの後か
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見つめてた ソースの着いた うすい唇 今ではなぜか 思い出せない
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桃の香が ページをめくる 7月の 僕の歳時記 夏が来たなと
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