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風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
41
モフモフの絨毯に変え炬燵出す なにもせぬ日の夫の居場所
31
帰り際氷のくぼみのところにストロー当てて残りを吸った
22
じゃが芋を黙々と剥くピーラーは二十余年の現役選手
41
秋風に秋明菊の細き身の白花ゆれて散り行く夕べ
35
想い出す時間が徐々に減っていく 気づかないふり今日も明日も
37
昼休み空を見上げて伸びをする守衛さんへともみじ葉の降る
31
嬉しさに 笑顔があふれ 悲しみに 涙 流せる そんな人が
良
(
い
)
い
30
ヒリヒリと痛む寒さの帰り道あまりにクリアな星に驚く
32
風と言う 獣の咆哮 低く流る
夜
(
よ
)
の為に甘き ワイン買い置く
22
一つ石二つ体を寄せ合いて一つ衣の夫婦地蔵よ
34
公園のメリーゴーランド子供らを大人に変えて一人老いゆく
17
エンドウの 苗が日に日に 伸びており 秋の陽差しを 栄養にして
34
迷いおれば 風をはらみて カーテンは 帆を上げる 今、船出をせよと
20
湯たんぽが温め続け待っていた布団の中は愛のある家
31
嫌いだよ好きでもあるよ人なんて完全無欠は息もできない
29
秋冷
(
しゅうれい
)
に負けじと 庭に咲き誇る 見頃の尽きぬ マリーゴールド
33
秋の花色とりどりに無人駅 農高生の手入れし花壇
29
病院で 最期に我の 名を呼びし あの日の母が 忘れ得られず
22
ガラス越し淡く舞い散ることもなく 変わらぬ私 置いてゆく秋
19
さりげなく餅の話題をはさむ母そうきたかって話題をそらす/介護
30
アゲハ蝶 ビオラの花の 蜜吸ひて 西陽に光る 美しき羽
29
青色に ラッピングした 恋という 砂糖菓子の溶け 雲の
掌
(
てのひら
)
24
アパートでこっそり君と十二年 僕の魂 猫色帯びて
20
自分では死ぬことさえも出来ないとベッドに乗せられ管を繋がれ
26
霜月の 高き秋空眺むれば 北から飛び来る白鳥の群れ
25
行きつけの店 バースデーサプライズ 居合はす客からも拍手を浴び
23
今朝もまたルーティンひとつ崩れゆく 生きづらさ的ルーティンの翳
17
城勤め無難な黒は好きなれど不思議と水色効率上がり
22
錆
(
さび
)
色の 切れたネジ山 見て焦る 自分にも開けられなくなっている心
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