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クリスマス 何をもらった? 訊いてみた サンタクロース 信じてました
4
人類の 歴史はすべて 数々の 意見の中の 正解探し
4
犯人は君が言うには 余りにも ポップが過ぎた僕の躁鬱
4
ぼくはくも とりさんなかで およいでる そらさんきょうも いいいろですね
4
クリスマス ケーキが子供の頃より多く感じる はぁ、取り分け皿も包丁も必要ないか
4
プレゼントとかいらないよ サンタさん、しんどい気持ち消していってよ
4
心臓を射抜く銀なら弾丸なんかよりもその髪と眼がいい
4
題∶朝、家人が皿を洗うのを見て 「帰宅後に 確かにしまった はずなのに 何処(どこ)ぞへ消えし ケーキを偲ぶ 」
4
石けんも飴も鯛めしも 気がつけば シュリンクフレーションの波音
4
巧妙な手口はしかの感染はコロナインフルよりも強力
15
丑三つに やるせなさ持ち 乗るバイク 風が凍てつく 妙に鋭く
21
霜月の
晦日
(
みそか
)
のAEON 人にもまれ 焦がれる静謐
伽藍
(
がらん
)
の
御堂
(
みどう
)
36
哀しみに刹那打たれて落丁の次第に増えし人生を生く
41
ぬばたまの 暗き心に あなたの手 そっと撫でると 勘違いする
14
神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
28
万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
46
爪切りに小さな教会描かれて師走なればとしばし眺むる
42
三十年住み慣れた家を後にする また新婚ね 小さなアパート
37
三十年ここで寝たんだ このベッド
主
(
あるじ
)
無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
38
まだわたし道を聞かるる人にあり冬海岸にほのと
南風
(
はえ
)
立つ
47
冬を耐え花を咲かせよ林檎たち陸奥に明るい春を呼ぶため
39
娘
(
こ
)
の机使ひて思ふ引き出しの何処に悩みを仕舞っていただろ
58
北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉を
解
(
ほど
)
いてくれる
39
春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
24
窓帷
(
カーテン
)
を開ければ 冴へり 冬の朝 細き残月 見ゆる青空
36
ほんとはね おまえにガツン いいたいが 胸の内にて みそひともじに
22
裸木
(
はだかぎ
)
になりぬ 初冬の
百日紅
(
サルスベリ
)
牡鹿の角の如
美麗
(
びれい
)
なり
33
打ち合わせ 終えしカフェの ツリー見て 珈琲一口 パソコン向き合い
28
親からの しらせといえば 金がない 入院したい このふたつのみ
10
病みあがりリハビリジムの笑顔にも立てば千鳥の震える枯野
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