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掃除機をかけてないこと黙ってる旦那には黒は決して着せない
12
やわらかな日射しが窓を温めてる 少し眩しく珈琲啜る
15
物なんていらない君の言の葉が もらえるのならそれで十分
31
賑やかなる足跡語る姿見ぬ生き物たちの訪問経路/積雪
28
笑わずに教えておくれチケットを買うところから離陸するまで
29
言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
15
白い蕎麦、人見知り猫、冷の酒。僕を愛する準備はできる
38
贅沢と車所有を禁じられ移動手段がタクシーな矛盾
40
ころころと笑うあなたの手料理の熱々ポトフにまろき芽キャベツ
30
やはらかな小春日和のぬくもりに 眠る氷河は空を夢見る
21
桃色の 花を飾りて 春が来る 長き冬の日 忘れるほどに
35
「お先に」とまばたきを一つ交わすとき雪の狭路は白くふくらむ
28
眠れぬ夜に抱きしめられて聞くサイレン知らぬ誰かの
運命
(
さだめ
)
を祈る
28
人生が汚れ裂かれて台無しで子供の私に声をかけたい
34
朝の浜もう桜貝は拾えない流れて来るはプラゴミばかり
21
浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手幼き紅葉
19
一日遅れなれど、満面の笑み浮かべ 受け取る君 ウイスキーボンボン
11
田の雪が少なくなれば遠征を止めて近所に現る白鳥/嬉しい
29
浮き雲に寝ている心地 ごめんねと言えてすべてが軽くなりけり
27
処方箋まだ書けないよ私にはもっと訊かせてなにがつらいか
12
「お綺麗なお名前ですね」と褒められた 面接官も負けてなかった
9
暮れ急ぐ空のひかりを惜しみつつ 鴨と並びて影を重ねむ
16
細月
(
ほそつき
)
のやみ夜にもがく人を見て 病まず我が
軸
(
じく
)
持とうと想う
19
白鷺が 凛々しく立ちて 月曜を 労うように 明るく照らし
32
ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
14
挨拶に「父」と呼ばれてこそばゆし モノクロの子のあどけなき日々
26
偉人さえ時が変われば暴君で見方変われば英雄となる
17
髪を切り隠す訳では無いけれど何か気付いて欲しかったかな
27
一夜
(
ひとよ
)
明け 咲夜の散財蘇る 自責の念に苛まる朝
21
アラ古希の働く人の七割がリア充らしい そうなんですか
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