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トビは群れ滑空飛行す悠々と 目星つけたか降り立つ大地
36
「心配と 心遣いは 違うのよ」 この仕送りは 生存確認
35
キラキラのゴールドラメの指先が吾を気取った女にしてる
26
ごみ出しで「
12
」の数字と 目が合へば 何故か寂しい 年始の捨て場
22
ばけばけの魔王とマグロ株に沸き民の痛みの影は地を這う
23
お弁当箱に詰める係やります、あなたは洗う係をどうぞ
12
ウロウロとサイト迷子の日々過ごし
短歌
(
うた
)
の作り方忘れた年末
16
好きなこと、 なりたいものを 笑われて 何がしたいか 分からなくなった今
19
排水溝から立ちのぼる白い湯気ゆるまぬ寒さ初春月よ
17
息子よ、ごめん。完璧じゃないから「お母さん」を一緒に育てていこう
23
寒さうに見へる
裸木
(
はだかぎ
)
陽を浴びるために 枯れ葉を脱ぎて
越冬
(
えっとう
)
25
洗濯機回る真っ白「ねぇ、こっち」幸せなんてたぶん二拍子
22
輝きの幕の向こうの君の顔 戸惑いながらまばたきもせず
15
日記帳 今日を過ごした人たちは いつか届かぬ過去になるのか?
7
服着ても暖房つけてもまだ寒い 開いてる窓には翌朝気づく
10
忙しない時が私をクズにして レジに並んだ老婆を憎む
11
蟲が沸く 新年早々脳腐り アイツの性器切り落としたい
7
やめていく 人間たちを バカにして 働いている 俺も人間
5
わたしって 鳩胸なのよと キミが言う 俺は固まり キミは笑った
4
肉体と 魂という 選択を 迫る質問 回答困る
3
生き甲斐は あって様々 如何様に 生きていこうと 自己の責任
3
愛よりも 優しさよりも 人間を 幸福にする 気持ちを知らず
4
大抵は 年を取るほど 頑なに 扱いづらく なってゆくもの
3
子供らが ゲームばかりに 熱中し 時間費やす 亡国の危機
3
いつまでか こうして生きて 死んで行く いつまでだろう 時は終わらず
3
何気なく 弁当袋 動かせば さっと戻した 七色の虹
3
朝早く 職場近くの 駐車場 ポールを下げる 凍てつく作業
3
年初から 小さき者らを 恐がらせ 大きな指に マリッジリング
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パソコンを 二台並べて 何をする 異常を来す 老いぼれ爺
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学校で 揉まれ揉まれて ジャングルを リングに変えて 鍛える思惑
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