いつもとは 髪型違う 君の笑み 目に刻まれた マラソンの日
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ビル影の日に日に際の目立ちゆく春告草のやさしきにほい
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読みやすさは正義とおもう言葉派とか人生派とか超えて俵万智
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プラレール夢中でつなぐ横顔に幼き頃の吾子を重ねて
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リベラルな教育受けた若者も いま歳老ひて題目唱ふ
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吐く息の白きの見えず夕暮れにゆるやかに春迎えにいくや
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目のやり場困ってしまふフィギュアかな 何もあんなに露出せんでも
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あんなにも高いとこから飛び降りて 良い子は真似をしないでスノボ
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仏頭にさき傷あり境内けいだいの庭の日陰に斑雪はだれ残れり
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お父さんうるさいですと言われてもイビキなんぞをした覚えなし
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数年前 迎え来たかと 覚悟した 老母ははがふたたび 体調崩す
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ハマり台 天井までと ハイエナし 明日の当たりが 出るかも知れぬ
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偶然を紡いで一つの糸にしようそしたらそれを運命と呼ぼう
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表にいるのが生きていること それなら裏はしんでいること?
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「原発」は 瀕死の中で 叫びたる 「皆逃げろ!」 「さっさと逃げろ!」と
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突然の 奇襲の如き 衆院選 「1941」 思い出したる
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熱狂が 苦悩を超える 人達の 蜜啜りたる 息が絶えても
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永遠に 同じ空間 過ごしたい 塵になりたる 命なれども
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国のため 自分のために 生きる世に 人の未来は 消えてありなむ
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夢見てた? ニヤニヤ寝言 言ってたよ へぇそうなんだ なんて言ってた?
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まじまじと 俺の顔見て キミが言う まつ毛が長い 事実確認?
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残雪の遠くかすむは夢の中 球宴いまかと ふとテレビを見る
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凍てついて 開きそびれた 花蕾 言葉にすれば 強く儚げ
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にんにくを丸ごと揚げて台所に靴下履かず立っていました独身。
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遺伝とは 高眼圧に 悩まされ 生きてゆくのが 息子と同じ
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出ていけと言うならここに留まろう 死ねと言うなら生きてていこう
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美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
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肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
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ゆれながら春を待つだけ来年の君を知など知らぬTシャツを干す
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ホッカイロ、わたしの温度で待たせてる あとで捨てるよかいろはかいろ
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