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クリスマスイブなんだけどど平日なのでいまいち盛り上がらない
4
巧妙な手口はしかの感染はコロナインフルよりも強力
15
人間が出来てる二人思いやりで譲り合った最後の餃子
43
弄
(
もてあそ
)
ぶ
縁
(
えにし
)
もて子をいたづらに苦しむるとも知らで老いけり
13
丑三つに やるせなさ持ち 乗るバイク 風が凍てつく 妙に鋭く
21
霜月の
晦日
(
みそか
)
のAEON 人にもまれ 焦がれる静謐
伽藍
(
がらん
)
の
御堂
(
みどう
)
36
先人の 運んだ 丸太と岩の道 踏みしめてゆく 三輪山登拝
36
神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
28
まだわたし道を聞かるる人にあり冬海岸にほのと
南風
(
はえ
)
立つ
47
冬を耐え花を咲かせよ林檎たち陸奥に明るい春を呼ぶため
39
みみっちくチマチマ節約した金で余計な物をアッサリ買ってる
23
積む雪のはじめは六花ひとひらのあまねく広く銀世界見ゆ
36
春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
24
「寒いね」と言ってもそれは
独
(
ひと
)
り言 「寒いね」と笑う君がいたなら
32
仕上がった刺し子が風に揺れている 水につけると際立つ色合い
32
君は君それ以上でもそれ以下でもない その言葉で一歩進めた
25
クリスマス前に旅立つ人看取る業務の心うち如何許り/介護士
29
老いて目も うとくなる日々 縫い物はせぬが料理はまだまだいける
35
冬の夜救急に立つ半袖の温きナースのみ手にゆだねる
36
電話口 後輩の声 懐かしく 深夜残業 頑張ったよね
29
金色に 棚引く雲の 切れ間から 冬の夕陽が 光り輝く
32
軽々と大き除雪車あやつりて百人力の隣の亭主
34
あるがまま受け入れようか抗おか 加齢の波にゆらゆら揺れて
31
吹く風に飛ばされ来たか庭の隅アシナガバチの死骸が二つ
30
風呂桶を少し擦って洗ったと 威張り赦されるの小五まで /五十の大家は掃除もできぬ
16
年末になるとわらわら現れるカニを横目にカニカマを買う
29
雪深し姉の身案ず受話器より 娘とバトルの元気な声が😆
23
夢うつつ 一人語りの 絵空事 空耳なのか そらみたことか
20
柿たるる梢にお目見えジョウビタキ冬は顔上げ心潤し
20
立ち退きを 拒んだらしい 凹んでる ところに残る 老舗の和菓子屋
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