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霧雨の 山の端かかり 春陽射す 色濃き青葉 白銀の玉溢れ 露と消え
6
薄墨流し 山の端おぼろ 桜散る 春を惜しみて 泣きしたたり 雁落ちる
6
左手薬指 光るそれは恒星
6
洗面台の横 ちいさなスポンジ 30年後の自分
6
薄氷の 弾け砕ける 春日和 淡雪溶けて 雪解川早し 岩を喰む
6
え、お、あ、うん 俺、夢、見ない んだよとは 言えないからさ おお、とだけ言う
6
薄氷の 弾け砕ける 春日和 せせらぎ早し 岩を喰むまで 渦を巻き
6
こまるよ そんなこと言われたら僕は何も言えないじゃないか
6
新生活 人生初の 給与で買う 六畳埋める シンセ いかつッ!笑
6
これヤゴもバクもカエルも浮く池の
汁
(
しる
)
とも知らぬ王様席へ(百人一首・十)
6
古くより 春はあけぼの とされども 朝寝で未だ 見ぬ怠けもの
6
立ち止まることも厭わぬ駆け引きの横断歩道すごく嫌いだ
6
立ちくらみ 免震構造 船の中 逃げる船舶 超える大潮
6
ポケットに飲んだ数だけピーナッツいつのだろうか箸置きだった
6
宙に浮く 空気互いに 蹴り返し 降参しない 醜い
戦
(
いくさ
)
6
バス停の忘れ物菓子 チャリに乗せ 走りて市バス 局まで笑顔
6
春らしい 服装するも 帰宅する 時間次第で 冬の装い
6
無神経な言葉の暴力吐く奴は他人の怒りに気付きもしない
6
母猫が 仔猫を連れて やってきて 僕の釣果を ぜんぶ持ってく
6
イヤホンの接続無効オバさんの耳から漏れる中森明菜
6
大風
(
おおかぜ
)
と共に伝わる春の
震
(
ゆ
)
れ窓枠叩く
雨
(
あめ
)
心細く
6
桜咲く 春に、早いと友が言う 青い春だね 君が笑うと
25
春風に 舞い立つ心 人々は 浮かれ飛び交う わたげの如く / 新学期
30
雨後の
夜半
(
よわ
)
雲を払ひし
温風
(
ぬるかぜ
)
に当たり 星影望む ベランダ
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ハナミズキ 晴天の下 花開く 白やピンクに 空を染め上げ
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イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込む
夫
(
いも
)
いまいまし
24
豆を挽き 珈琲淹れて 始まりぬ 新芽が光る 日曜の朝
41
試写会を観てきた君のくちびるは つるり滑ってネタバレしそう
29
「まぁ!かわいい」ぷくぷくだった友の
娘
(
こ
)
が美少女になる卒業写真
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