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知らぬ間に流行り廃れる人たちの有象無象の欲が舞ってる
23
「雨水」だと気付いただけでホッとした雨が降るから春が来るから/明日雨水
27
乗り合はす
女性
(
ひと
)
の
鞄
(
カバン
)
に吊るされし マスコットのシマエナガの視線
32
体調がすこぶる整うデイケアに通う事こそ今の我が仕事
30
懸案の債権回収成功し やれやれやれとロング缶呑む
18
フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
24
皆が愛づ梅の花こそねたましや
水仙
(
ナルシス
)
はただうつむくばかり
22
黄砂来て薄汚れたる雪原を 染め直せるか如月の雪
18
ねこたちが
しょてい
(
所定
)
のもうふに うもれてる きょうはさむいね まったりしよう
21
空青く風ばかり強く吹いている雨の待たれる雨水朝かな
22
あの頃の
父母
(
おや
)
と同じ歳なのか何たる迂闊何たる未熟
14
昼食の支度をせねばと思うほど 突き付けられる身の不自由よ
19
針穴が従来よりも四倍と触れこむ裁縫セット吾も欲し
13
浅き春 枯れ草のあぜ道 真っ先に咲いたタンポポ ちょっと寸足らず
17
隣席は 誕生日ケーキ 受け取りて はしゃぐシニアの声幸届く
16
氷雨ゆき軒の下こそ暖めつ 虹の青いろ冴へ冴へと見ゆ
20
民をこそ守りし城の石垣に
枯桜
(
かれざくら
)
のみ
往
(
い
)
にし代を舞う
13
まっすぐの「ま」のじがくるりまがるのがすきなこどもはこのゆびとまれ
18
甘夏の甘酸っぱさが忘れさす吾を悩ます飛び散る花粉
8
未だなほ 流異譚の積もりで眺むる ひとの群れ
5
けふもわたしが生きてゐると云ふダダイスム也 爪を噛み
6
資源ゴミ 捨てにいったら 寒すぎて 丸まる背中を グンと伸ばした
5
レアアース 消費減税 嫌中論 夢を切り売り墓穴ホルホル
4
職場にて 嘘の日記を 書けと言う 捕まりますよ 内部告発
4
コーチらが 小さな子らを 手懐けて 調教ですか フィギュアスケート
4
パソコンの マウスが効かぬ ようになり 困り困った 手も足も出ず
4
湯気越しに 眺む
離れ
(
かれ
)
や まるで夢
4
気配だけ たどる足跡 もう今は 誰も居ないが 今も気配が
4
朽ちてなお 守り続けた 東の君 友との再会 何を語り合った?
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中国とことを構える気は確かか死ぬる覚悟が儂は聞きたい /『曽根崎心中』お初の呟き
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