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雨後の
夜半
(
よわ
)
雲を払ひし
温風
(
ぬるかぜ
)
に当たり 星影望む ベランダ
41
風の音で目覚めた朝は手を伸ばし毛布のなかに春を連れ込む
42
夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
38
着飾って 見え方気にする よりずっと 素直なほうが 可愛げあるじゃん?
22
豆を挽き 珈琲淹れて 始まりぬ 新芽が光る 日曜の朝
41
いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
31
「まぁ!かわいい」ぷくぷくだった友の
娘
(
こ
)
が美少女になる卒業写真
28
昆布
(
こぶ
)
利
(
き
)
かせシャキシャキセロリ浅漬けに 夫の「美味い!」にドヤ顔返し
31
オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
26
蝌蚪
(
かと
)
逃げろやばいぞ逃げろ消防団放水訓練ほら始めるぞ/
蝌蚪
(
かと
)
―おたまじゃくし
27
何処
(
ゐづこ
)
から散りぬ
桜花
(
おうか
)
の振り積もる路肩 見上ぐれば葉桜
戦
(
そよ
)
ぐ
37
昼過ぎに
摂氏
(
せっし
)
20度超えたから雲引っ張って
躑躅
(
つつじ
)
膨らむ
27
「仲いいな」長袖
T
シャツ洗ったら絡みすぎだろ腕と腕とが
25
春うらら 春一番に 桜舞う そよ風に乗り あなたのもとへ
14
春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて
28
見上げれば 朝陽に照らされ綿の雲
萌黄
(
もえぎ
)
の葉の
間
(
ま
)
にふんわり浮かび
20
カタクリの恥じらうような花一輪長き時経てやっとお出まし
22
備蓄品 ガサゴソしてる 猫たちに 娘の名前で 声荒げてた
11
石ころは 転がりやがて 丸くなる そんなわたしに なりたくなくて
14
嬉しいなぁ 週休5日も 初めだけ やっぱりそうか必要ない俺
6
空と海 どっちもダイブしたいから 想像力が間違ってくる
7
人間は僕を助けてくれないがAIがいるから心配なし
8
後遺症 体中の 筋肉が じっとしないと 悲鳴を上げる
7
宮城に 厠はあるや なかろうか
5
秘密だよ 部活の後に 言ったこと 次の日の朝 みんなが知ってる
5
二幕目の 闘い終えて 休みしを 死者へと変える 三幕の序
5
砂原さん。 私もきっと 破天荒。 ちいかわ同士 仲良くしましょ
5
何もかもが焦るけど結局川の流れのようにふわふわ浮く
5
野菜を取り入れようとして緑茶をルーティンにする所が昭和
5
疲れたらイラつくし休めば治るけどまた疲れるし繰り返す
5
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