多忙なる 一日ひとひの終わり 静寂が クールダウンを 吾に施す
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アラームをかけた時間もまだ暗くもっと寝たいを助長させてる
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日の落ちる  茜の庭に  居たことも  今となっては  昔日の陰
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いかりとは攻撃されて起きるもの 全てのいくさはこれに始まる
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通学路  友と歩いた  過ぎし日々  かつての道は  住宅街
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片付かぬ難儀な雪にヒーローは重機駆使して高々と積む
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年忘れ歌会の後の会食は笑顔・満腹 時を忘れて
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障害者、生活保護も以前には身体と心を壊して稼いだ
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言の葉は魂放つさえずりか空に放りて明日を待ちおり
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本年の最後の会の詠草で乙女恥じらう相聞の歌
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目覚めれば 師走の空に茜雲 今朝の気温はマイナス3℃ 
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初甥の祝いに寄りて宝塚 冷めた街ぬけ雪の華舞う / 雪組真帆志ぶきさん
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安売りの値段につられ毛糸買うも 編み辛過ぎてはかがいかない
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歳末の妻の口調はきつくなりメガネの歪みなおすJINS
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次女迷子!焦る母にもニコニコと「写真撮ろう」と父は動じず (昔話・母激おこ)
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霞んでく道の見えない日々の糧 僕らはみんな迷子なのかな?
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数年に一、二度口に出してみる 妻への感謝 おそらくは「愛」
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太陽の代わりに点け足す電球色ちょっぴりだけどやる気アップる
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こんなにも 帰りたくなき 家なのに 三十五年ローン 背中に重し
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ヘソ天でくつろぐ猫に右足で電気アンマをして引っ掻かれ/つい⋯
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クセなのか「て」止め短歌になりがちで人それぞれにクセはあるやも
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歌詞カード「あなた」をなぞり思い出す 「あなた」は永久にあの頃のまま
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ボケ進み 反省もせず 頑なに 進むしかない おいらは爺
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揉めに揉め いつもどこかを 追い出され 学習しない おいらは爺
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でもやはり これでいいのだ この世から 愛されません おいらは爺
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死の間際 笑っているか 苦しむか 後悔はなし おいらは爺
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敵は去り 正論が勝ち 安堵する 笑いが戻り 騒がしくなる
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ホイッスル 軍事教練 調教に 使うものだと 思っていたが
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情けなや 人をあたかも 震えさせ 家畜のように 扱う時代
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人間に 自由の権利 与えない そこは地獄の 囚われの家
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