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生い茂る雑草の奥朽ち果てた荒屋さえも眩しく映る
7
はらはらと崩れた顔にもう会わない 八月色の君に手紙を
7
トゥントゥントゥンサーフールは共通の友としてをり今年の春も
7
電灯をつける少しの仕草にも 祖父がいた頃の なんか思い出
7
雨天をしていい天気と
嘯
(
うそぶ
)
いて それこそが生きるコツと笑えば
7
人生を 未だ判断 すべからず さよなら逆転 ホームランあり
7
九秒だそれまで伸びた我が
力
(
パワー
)
こちらから思い知らせてやろう
7
店仕舞い 報せ目にした 夕餉時 馴染みの深い 店でなくても
7
金縛り 最後に好きと 言ったのは 休前日に 解けたあなた
7
「待ったよね」
2
秒後に頷く僕 素直な返事 夜
8
時を過ぎ
2
秒を悔やむ
7
出会わなきゃ傷つかないと思ったよ、さよならなんて遅すぎたんだ
7
振り返り過ぎ行く時の流れ見てあと何度ほど笑い合えるの
7
怒り空雨が打ち付け風狂う木の下に立ち雷を待つ
7
なんとなく 既に決まって いたような 朝ごはんに スフレケーキ
7
けふよりは俄を超えて応援す五タコ甘んず球史の宝
7
雨上がり空を切り裂くケリの声通勤の人バスを待ちをり
7
「スカートを 短くしとんの ブスばっか」 呟いてしもた 高校教師
7
「なんで私ばっか」って思う時ってから回ってるよなって朝
7
水天宮見かけて思い出せぬまま「おそれいりやのきしぼじん」とか…/「情け有馬の水天宮」でした
7
若き日の 文字懐かしき スペイン語 広文典の ちさき書き込み
7
ことのはのやさしき「ながみひなげし」のこころねいずこ毒にしあれば
7
貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
29
春風に 舞い立つ心 人々は 浮かれ飛び交う わたげの如く / 新学期
31
冷蔵庫グァングアンと喘いでる そろそろだよねよく頑張った!
32
桜散り
憂
(
うれ
)
うる
間
(
ま
)
もなく 新緑の
萌
(
も
)
ゆるを見れば さらに美し
36
にぎわいを終えし桜のトンネルの若葉確かめ君と道行き
31
雨音に 耳を傾け 筆を執る 疲れた日には 雨は優しく
33
退職し時間はたっぷりあるはずが「やり繰り」してた あの日の
瑞
(
みず
)
さ
28
たくあんと野沢菜漬けの桶洗い 冬の始末がひとつ終われり
29
おめでとうと薔薇の花籠届けられ 一年の
幸
(
さち
)
約束さるる
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