壱珠たより
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今年に入って初めて短歌を作りました。たのしい。

正しさの答えを求めて首絞める あなたの名前 ジェーン・ドゥ
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わたしたち水には還れないみたい 手を繋いでいて、オフィーリア
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甘き煙 霞む彼方に微睡むは夢か現か はたまた化生か
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君と僕 背の丈の間に流る紫煙 「子どもぢゃァないの、」親めいた微笑
4
誰々が美人シャンで好いと貴方は笑ふ わたくしの方を見ることもなく
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母殺し 売女と嘲笑ひし御前さん 刃を研ぎ澄み小夜の中山
5
小指立て愛しと云ふて微笑せば ラット漂ふ六畳間燃ゆ
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泣かないで、地獄は僕が瓶詰めに パンに塗って食べちゃうからね
6
永久とこしえに口を噤みし紅玉のマスカレヰドは夜明けを夢む
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「年一度 天の川でのデートねぇ」金平糖を噛み砕く君
8
神さへもこの手にかける 宵闇で君が見つむる神話と成らん
4
満点の空で笑顔の一番星 火点し頃 あの子も孤独に灯る
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君がため幾万の圧に耐へようぞ 千々に千切れぬ掬ひの日まで
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この躰 毒虫に成ると云ふのなら蜘蛛に成りたひ君を浄土へ導く糸に
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千年の愛を捧ぐと宣誓を メサイア嘶く欄干にて
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オペラ座に響き給ひし福音は 焼け落ちたのだと歌ふクワイア
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夕暮れに お寝坊さんはうさぎ追う ネオンテトラと鶴の打ち掛け
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決めたなら貫いて御覧その愛を 百夜の花を抱いて待つから
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リキュールに溺るる灯火まろび落つ 喰み殺すのだ、金魚のおれを
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シィ、ひと指立ててウイスキヰ 喉の灯ゆれて 眇めるわたくし
8
眼を伏して ほどく御髪おぐしに桃のかう 百夜ももよいらして、待っているから
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燈の下おれはをんなを身に纏い秘密が肌蹴る香の煙
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ヒソヒソと額合わせてウイスキヰロックグラスで踊るわたくし
8
甘やかな乙女、世界はそれだけ おこりんぼの殿方も削げば無垢な少女のかたち
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軽やかで無邪気な笑顔愛してるどうか僕のために泣いてくれ
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大丈夫 着込んだ正装きゅうくつで でも誰よりも似合っているから
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春風に追われていつしか桜咲き 小さな笑顔道駆けていく
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祈りだけ それ以上は元よりなくて 温もりは春風と共に
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大丈夫 だってずっとそうしてきたの 私もあなたも裸足になれる
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分かってる だってずっと歩いてきたの 靴擦れが痛むならお転婆になろ
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