ケースからカードを出してひと手間の番号質問マイナ保険証/今日から移行
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学校の音楽室からもれてくる練習曲を月も聴いてる
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「納豆を高速回転させるとき 苛々してるの覚えて置いて」
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もう過ぎた十一月に降る雪は私のようにきえてゆくもの
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夕暮れに 東の空に 浮かぶ月 流れる雲に 隠れて光る
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宰相が眉毛の描き方変えたので 内閣支持率高止まりする(前より良くなった!)
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財相がバブルな巻き髪こだわりて 女性支持者の嘲笑を買ふ
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夜想曲弾かんとしてもその中に密かに宿る夜は逃げ出す
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こちらでは冬に珍し曇り空明日あすはいっぱい寒くなるらし
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秋のの 夏より強く我さそふ 果実かじつかほり、血を吸う薮蚊ヤブカ
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深紅しんくへと蔦紅葉つたもみじ 去る秋のえがき残した 自然の壁画
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北の国 貰いし土産 食べ頃に インカのめざめ 調理に迷う
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柿の葉をかき集めては思い出すみなで集いて落ち葉焚きし日
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ぽけらーと 年賀状作りつつ 鍋を煮る タイムテーブル やっと出た出た>FNS歌謡祭・第一夜
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死にし後 人は何処いずこへ 皆行かむ 薔薇色の雲に 問えば消えゆく
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ねこなでて KinKi Kidsキンキを愛でて ねこなでて 今日の推し事 これで充分
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点滴も なんとか済んで おつかれニャン あしたもげんきに ゴハンたべよう
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明日から 子供の頃をやりなおして あなたみたいに息を吸えたら
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冬に入る 狭庭のモミジ葉を落とし 敷き詰められし絨毯の赤 
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降車せしホームにて腑と見返りぬ ひむがしの十三夜の視線
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友の妻ギラン・バレー免疫暴走で夭折す げに恐ろしやワクチンの痕
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五円玉 穴から覗いた幸せは 蝋石・チウインガム・紙芝居
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残余てふ時を数える年の暮れ 「忘年会」を誘う罪びと
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かまびすし駅のホームのベンチにて むしろ静かな心地で眠る
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護るチカラ この手に宿れ 月光よ 月よ星よ風よ 無限の力を
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地に眠る白き裸体を温めて 蕩けるこの身 どうぞ召しませ
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気持ちよく寝過ぎた朝の腰痛に悩みせしまに師走となりぬ
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休暇得て午前の二度寝に目醒めれば 三十路に還った心地になりぬ
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嫌われるカラスの色は濡羽色ぬればいろ 人は見てない無限の色を
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港町のスーパーにしか売ってないお惣菜を見に行く朝の
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