雨音でお酒が進む休みの日。それはちょっとだけ寂しいお酒。
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探偵が追えど不敵な笑い声残して闇に消える怪人
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七日経ち 八日経ちても なほ覚めぬ 此度(こたび)は 篤き君の病(いたつ)き /挽歌
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連絡の 遅れを詫びて 汝(な)が妻ゆ 訃報ぞ届く 彼岸の宵に /挽歌
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君の今 私がいなくて 回るなら 過去へ墜ちゆく あっという間に
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沖縄でうさぎにゃんこわんこたち飛行機の音日々聞いてるか/NOWARBUNNY
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クラシック漂う遠い初恋の雨音探す珈琲時間
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犬心いぬごころ 乙女のそれより度し難く 或いは春の男心か /本日の愛犬
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森入らば春鳥の声合図とし日ごと芽吹きは進みゆくなり
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我が子への幾多の淋しさ与えたるこんな私を母さんと呼ぶ
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迷ひつつ初の試練をクリアして階段登る君にエールを
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携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
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ふんわりとロールサンドは春包み赤きリボンを誇らしく解く
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日々眺む開花の時を急かすよに ソメイヨシノは我関せずと
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有明の夢とぞ憶えし逢瀬なら月満つるまで夜桜に泣く
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祈りでは平和守れぬこの星にユートピアあるかと地球儀回す
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時経れど尽きぬ悲しみ胸底に沈めて今日も平常心で
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駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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余寒去り 柔くなりぬ風の温度 徐々に目覚むる ソメイヨシノは
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咲きめば 心乱せし 桜花さくらばな 花吹雪はなふぶく前に 胸にとどめむ
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心持ちほころびめし桜花 咲けよ咲けよと優し雨降る /催花雨さいかう
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洗顔の泡をぬぐいてふと見れば 母と見紛う顔ありてじっと見つめぬ
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二年経ち 君 追う様に ミモザ枯れ 温む春風 遊ぶ残り葉
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何時も 国の象徴 頼りたる 何もなきこと わが一日ひとひなり
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駆けてきた 人生綴る 終曲は 「ありがとう」 「ありがとう」 全てなり
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舌先に口内炎がずっと居り ことはなはびの据わりのわろ
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春風や 速さ違えて 湧く雲の 妙なる時を 感じさせおり
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今日こそは開花宣言春うらら 思い新たにそれぞれの道
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繕った端切れ布じゃあ進めない帆布のマストで風を受けなきゃ
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吾がころも君が遠慮を剥ぎ取った 迎えに往くよ次元を越えて
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