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湯たんぽの
蓋
(
ふた
)
を
咥
(
くわ
)
へて 逃げる猫💨 やかん吊るして 立ち尽くす我😓 /前編
33
まどろめば 携帯電話の ベルの音 鈴虫のごとく 飛び交う車窓
28
細い月 光の筋に 見えるほど 寒い夜空を 優しく照らす
30
花笠の紅梅香る木の肌の皺に触れば温き木の精
33
カフェオレと ランチパックのピーナッツ ランチパックたまごの無い朝
19
みかん食べ 手を洗ってから ねこ撫でる みかんのかわはね ねこにはだめニャ
21
沼ひたり特権に生くひとり星「
誰
(
た
)
がため」眠りて
醒
(
めざ
)
むや否や
16
あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
23
寝床にて荒ぶる心静めたら聞こえてくるは天使の寝息
11
いつの間に セリフ音楽 諳んじて CM効果 実感したり
12
我という者消え彼になる演技者に まだまだ青き哉「我」
8
キリストが 命を捨てて いなければ この世はただの 枯草の山
7
沈丁花 不意に知らせて
春かおり
(
遥か居り
)
8
博才(ばくさい)のなさ知りながらポチ袋買う生臭さなしとせなくに /春節祭ポチ袋
5
背伸びした 海辺ドライブ 烏帽子岩 普段はサザン 今はエドシーラン
5
ねえ、好きよ。あなたが雲に隠れまた現れるまで瞬きしない
5
我が指を 咥えるのは
蒼瞳羊駝
(
きみ
)
からの 信頼の証 だったら嬉しいよ
5
舌根が苦くて甘い 深夜二時 唾液に溶けた睡眠薬で
5
凍える朝 連なるつらら 軒の下 つらさに漏れた 小声の波形
5
かなしみの しみ落とすため 探すことば 本に齧り付く ぼくは紙魚
5
股引や古き縫ひ目のほつれにもなほ余りある昔なりけり /本歌取り
5
狭い寝間 子が真ん中で 親が隅 縮こませまいと 窄み、おやすみ
5
壊しては拾い集めたぐちゃぐちゃの
愛
(
これ
)
の名前は君が決めてよ
5
人間と 人間同士 話すより 一人一人が AIペット
5
幸福を 語る相手を 間違えて 熱くなっても 喧しいだけ
5
じんわりと炭火のようになりたかった いやいやw直強火でしょってさ
5
「いつ来たの?」と訊ねる 小指の先の紅い切り傷
5
ゆらゆらと 揺れる私の 手を取りて あの目は君を 見ていたという
5
春寒(はるさむ)に 悔いることなし 君の影 朝の陽射しは 夢かうつつか
5
歳取って 死んで行くのが 当たり前 葬儀屋さんの コマーシャル聴き
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