アスファルト染めて椿の落ちにけり音のするよな潔さかな
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まどろんで 頭をもたげ ユリユラレ 冷たい車窓 斜陽に照らされ
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遊びつつ寝覚めをすすぐ小径かな雨や花やと筆を滑らせ
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真っ白な空に光の穴ひとつ真昼の太陽ホワイトホール
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「犯人はあんたなんよ」と愛されたあの夜は昨日もう過去なのか
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世の中の時間の流れ速すぎて島村丈の装置が欲しい
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若人が雪と氷を友として 命謳歌すミラノコルティナ
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玻璃はりかこむ鉛はその美に沿ひてありおのが重さを知らぬがごとく
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選びし道は 君の道 とりあえず 歩いてみよう 人に会うまで
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トンネルの出口が見えて 急ぎ出す 春への準備 樹や花虫までも
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好きにしろ笑顔で今日も飲み込んだ善人コスの腹黒レイヤー
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ヤフオクでメモリ二枚を落札し爺医なれども若者気分
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気づいたら 向こうの岸を 歩いてる 海まで行けば また会えるよと
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猫拾い別生物がやってきて異次元の動犬と驚く
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肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
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ゆれながら春を待つだけ来年の君を知など知らぬTシャツを干す
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ホッカイロ、わたしの温度で待たせてる あとで捨てますかいろはかいろ
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目も耳も E判定で この先も 雇ってくれる 保証はないな
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大声を出す出さないに関わらず結果は同じそこな御仁よ
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あの夏に未練を持って積もる雪新たな夏が近づいてきた
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誰のせいでもありゃしないみんなおいらが悪いのさとあの選挙結果
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音もなく輝き出した八月に マヌケな顔で会釈しました
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そないにかっかなさるなまあ座れと熱き渋茶を先ず勧めけり
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こっからここまで沢山歩いたね、まだ目がキラキラしてる。あなたって綺麗ね
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フィルターを何度も変えて撮る夜に 掲揚されたエモに浸れば
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ささみ エビ たまごを洗う アライグマ 手抜きで洗わん ヤツもいるけど
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「AIと恋に落ちたんだ」「大丈夫?」エラーコードは愛の証さ
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稜線を 抜ける夏風 空を抜け 天を貫く音が聴こえる
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バレンタイン浮かれて出てきた人の熱に浮かされて春がそこまで来てる
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便りがない のはよい便り と言うけど 空の便りは 良いか悪いか
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