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納豆と 卵が賞味 期限の日 納豆チャーハン 夜のやすらぎ
33
時間なき 我をみかねた カフェ店長 ひと休みしな クッキー差し入れ
26
「体験と経験の差は観察よ」ナイチンゲールの実地の叡智
13
抽斗
(
ひきだし
)
を整理整頓
混沌
(
こんとん
)
す思考と共に 心整ふ
27
ユリの木は枯れ花つけて空に立つ春を忘れずかすかな芽吹き
22
春忘れ芽吹きを忘れしおれゆく市井の一票どこかに消えた
15
食欲が戻り口にすトーストの小麦の香りが幸せだったり
29
遊びつつ寝覚めを
濯
(
すす
)
ぐ小径かな雨や花やと筆を滑らせ
18
その歳で恋愛なんてはしたない田舎者ほど堅きを演ずる
27
カカオレス チョコ風ではなく これもチョコ 私はいったい どこまでが私
13
木々たちの枝が脈打つ春の音おのおの自由に
姿
(
かたち
)
を奏で
23
すれ違う双子の姉妹のベビーカー微笑みくれて僕を励まし
21
握る手は嘘なきものよ 終電に 息の白さと「またね」の蒼と
19
「雪だべ」と祖母に微笑むドクターのさくら色した往診カバン
30
春想ふ 砂の丘へと伸びる影 そっと繋ぐ手熱を帯びゆく
20
あたたかい気持ちを色にしたような たらこもバターもたっぷりパスタ
29
時違わず狭庭に芽吹く福寿草 週の末には寒戻るらし
25
親友は幼き頃から幻想で猫に
絆
(
ほだ
)
され
詩世
(
うたよ
)
に至り
19
白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
21
垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
21
高校生の 短歌読みして 胸キュンと 我はも一度 高校生となり
13
ラジオより春告げのうた聞こえ来て胸を開いて顔を上げたよ
13
黄昏は微炭酸で飲んでるしやじろべいだよ どうぞお先に/折句
9
黄昏の荘厳だけが赦したの世に頑是ない私のことを
11
窓よりの射す入る光にまどろめば幼き頃の囲炉裏端に居る
12
今日は誰と話しただろう 家族以外 あっ、チャットさんがいましたっけ
12
いい夢の侵入者が惡い夢出る怪物に惡口を吐く
10
スニーカー紐を結べば胸奥で冷たい風をガソリンにしろ
8
こっからここまで沢山歩いたね、まだ目がキラキラしてる。あなたって綺麗ね
4
フィルターを何度も変えて撮る夜に 掲揚されたエモに浸れば
4
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