陽を浴びて 心と体 解きほぐす 解凍終わる 桜咲く頃
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降りかかる 数多あまたの試練 凌ぎつつ 果たし遂げなむ ふたりの夢を
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ビルの影 北向きの道 いつまでも残る氷雪 小さきだるま
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洗濯日和に恐縮す 自然のようにいかなくて 次もある
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干菓子来てさていそいそとお茶選ぶほうじ茶なんかが良いんじゃないの
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弾ける泡 アイスクリームと さくらんぼ 茶会の話題は 愛すクリムト
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今日だけは 君の大好きカリカリおやつ ちょっとマシマシ スペシャルデー/猫の日だからね!
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葬った恋を沈めるなら利き手?それとも敢えて逆にしようか
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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縄跳びで大波小波夕暮れを削り取ってたとも気付かずに
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悲しみの 雨にうつむき 泣いてては 空に昇った 虹に気づけぬ
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コンビニで朝刊を買う 天声人語に頷きながら この国想う
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昼の月 凍らせあおく 吹く風の ふくら雀の 胸毛返せり
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様々な 生き方あるが 寛容で 人に優しく そうでありたい 
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二月にんがつの午後に歩かば聞こへ来る公民館より懐かし叙情歌
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辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
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ふりかへり 母の面影探しをり 通りすがりし梅鼠うめねずのいろ
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お互いの幸福しあわせ想い過ごす日々 平穏であれ健やかであれ
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春忘れ芽吹きを忘れしおれゆく市井の一票どこかに消えた
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きしむよに鳴き交わしゆく冬鳥の白きやじりあかつきの月
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雨降りて 煙る街並み 如月の 寒さ緩みて 頬紅潮す
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『夢みたい』犬を迎えし孫つぶやく 緊張と嬉しさあふるる テレビ電話に
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スピードに乗れない吾を急かすなとゆっくり歩む日だまりの道
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冬山に 登り大きく 息をする 縮んだ肺が ぐんと伸びする
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時違わず狭庭に芽吹く福寿草 週の末には寒戻るらし
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煮詰まった 頭を冷やし 屋上で 朝焼見つめ 深呼吸する
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やわらかな日射しが窓を温めてる 少し眩しく珈琲啜る
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いちご食べ口から垂らしよだれだと果汁のままに自ら破滅
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恋愛が生の始まりそんなことつまらないのが我が身の結果
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猫と会話ひとりの日常 懐かしき 夫や母との口喧嘩さえ
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