職場での自動水栓お湯の出て手を洗うごと気持ちほぐれる
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医療費は無料なのだがワクチンは生活保護も満額支払う
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茶葉挽いて淹れる粉茶の一服が我が家の冬の健康支え /ビタミンたっぷり
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インフルで死んでも良いと思うほど私に未来の明かりは見えない
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僕は今君に手紙を書いてますメンズエステな感じの部屋で
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昼下がり フードコートで メール処理 珈琲一口 気分を変えて
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病ゆえ四角き景色のみぞ見る人にススキが 知らせる爽籟そうらい (在宅療養)
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白杖はくじょうを 携え歩く ご夫婦の 子を抱く姿 勇気頂く
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十七夜じゅうななや仰ぐベランダ 澄む空気 夜半よわ寒気かんきの戻る立冬
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水槽に 泳ぎし鯵を なめろうに 若い大将 確かな仕事
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暮れ空と『夕焼け小焼け』のメロディがしっくり馴染む晩秋の街
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徒歩三分 ひとり暮らしの 母おわす ともに暮らすに 五十年の距離
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会いに来て優しい波があんなにもきらめいている理由わけを知ったら
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見上げれば青一色の空を背に紅葉映えるハナミズキの木
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こがらしが溢れる涙冷たくする ぶっきらぼうなやさしさ感じて
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頬撫でる風が冷たく感じた時 その瞬間が夏の終わり
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愛着と渦巻く感情ファルマコン きみを愛でた LD₅₀だけ
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言った事覚えてないと翻すやつをそろそろどうにかせねば 
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自分だけ好きなことしていいのかと、耐えて働く人見て悩む。
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島村で 弦を光らせ 待ちわびる 誰かの指で 星となる日を
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窓開けて 掃除と洗濯 いつの間に 我が物顔の 野良猫居たり
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学帽のゴムの白だけ引っ張って 最近髭が生え始めました
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あきないね あきがきたのに あきがこない あきあきだよと 焼き芋を割る
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これ以上 瞬発力上げて どうすんだ そう思いつつ 体操をする
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泣かないで。もう君のことほっとけない。いつでもずっと、気にしちゃうから。
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なにしてもわたしのことが好きだよね。」そう言う貴女あなたぼくれない。
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焼いてない 食パンに塗る マーガリン 穴の向こうに テレビ見るキミ
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約束の 街路樹の下 君を待つ  この時間すら 楽しめるほどに
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恋してる。叶わぬことに傷つくが、それを癒やすのは、またその人だ。
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努力する君の姿が愛おしい。いつも元気をもらっているよ。
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