カミオカンデカミオカンデ繰り返す呪文でいつか神を噛んでよ
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人間は 自然に綺麗に 去ってゆく 時間と共に 誰もが消える
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「三連覇取らせてください」 経理部の斎藤さんが言ってた 良いよ
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悲しみとともにリボンに花添えて白黒似合う旅立つ生命
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この問いが分からないのと肩を寄せ私の恋は解を求める
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このカニが タラバガニなら 良かったね カニカマだから だからタラレバ
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歯並びは ホントに大事 だと思う 前歯1本 ないだけでバカ
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歯医者行き 歯石取るのは 気持ちいい 奥歯の裏を 磨くのヘタよ
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空ばかり 見上げていたら 足元が 崩れぬように 注意しないと
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死ぬ時に 役割なんて ありゃしない どういう人か それだけのこと
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おいしそう 彼女に見栄を張る コロナの後遺症で味覚ないのに
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お風呂を沸かしたくて沸かしたのにな 沸いたら沸いたでめんどくさいな
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冬だから虫はいつもより息潜め人はいつとなく白い息吐く
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満員電車のつり革の鳴き声
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冬灯り 湯気をつついて 我が子妻 在るもの見えて 何を望むか
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今じゃない そして今だけ 過ぎていく この身体だけ 過去に残して
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海の外 かの地に思い馳せ は進む たま漂えど 身滅びゆく
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この前の言い訳を考えていた 覆水は盆に返らない
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礫死体 隣に寝転んだ私を取り間違えて摘むピンセット
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正直に 意見も言えぬ 相手とは けんかもできず 友にもなれず
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今までも 仲間外れは お手の物 悲しかないよ 慣れっこだもの
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媚びるより 理想を通す 道選び 憂き目にあった 思い出ばかり
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B判定 それはクビだよ 館長の 顔は真面目で 笑っていない
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ここは無理 理想はどこか 他でやれ 何ともえぐい 館長の言
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悲しみを 忘れてしまい 傷つけて 気づきもしない 大人ばかりじゃ
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この思いは届かないで良いなと笑う隣にも届けない想いが、なんて
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どうやって自分の体を愛せるか 自分を女と受け入れるのか
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殺伐とした砂漠の中で君は雨水のようにたまって頬を濡らす
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都合よく 私を物と 扱うね 私は彼を ゴミと扱う
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善の名で 刃を磨いて 撫でてやる 血の出ぬことを 誇りに思うな
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