子に孫に武器を持たせる日が来ると思ったろうか当時の人は
28
でん六に赤塚不二夫の鬼の面定番だった私の昭和
39
月一度四季にて色変ふ山走り村里に湧く清水汲み来し
41
カッタタタ大樹を叩くコゲラ来て静寂の底に立春の音
41
「ほんとはね」きみの気持ちを知った夜やさしい言葉がわたしを包む
38
陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
22
あたたかき空気がそっと身を包み振り子は元の平明に帰す
22
くしゃみして 不意に漏れちゃう季節だし 吸水ポリマー必須なんです
27
冴ゆる朝 けふも園バス 送迎す 幼き希望の光を乗せて
33
嫁娘母よめこははの どれも中途にこなしては 泥のわたしを 慈しみおり
29
愛おしい貴方に揺られ迷うチョコ波と波とが綾なしとろ
20
自由律 書ける才能 羨むも 身の丈合わせ 不自由と遊ぶ
18
いつもより 静かな車内に 首傾げ テスト期間の 想い出あくむぞひょっこり
10
震災で数千枚が灰になりそれでも訳し『源氏物語』
13
冬の空 核をつかんで結晶化 雲の努力は雪を生み出し
14
ひらひらと 妖精のよう 舞う雪あれど 屋根押しつぶす 残酷な雪もあり
10
あらかじめ 役者筋書き 不足なし 当たりますとも ドラマも政治も
7
政治家は 誰がやっても 同じだと 言いしも投票 来るツンデレ爺
10
風花は父の布団のぬくもりにそっと一粒もらう仁丹
8
ひたひたと廊下の奥のその先に 立たせちゃならぬ呼んでもならぬ
9
黒板の試験終了タイマーの一秒間の永遠の時間
7
「あいうえお」みんなはじめに習うのに いつまで経ってもわからない「あい」
8
駆け抜ける選手がつくる突風は熱狂という渦を生み出す
8
白い地図自分とみんなで描いてく、その地図の名を人生と言う
8
浅草寺 知らぬ話で 花咲かせ   私はすでに 我が家恋しき
9
一点の 汚濁もなりし 水道に 亀裂が入る 国家の如く
6
破裂する アイドル歌手の 生舞台 高市総理の 晴れ舞台
5
春風が 吹くと信じて 散髪に 行ってこようか なけなしの髪
5
受けそびれし 全てのボケを 想い出す 君の記憶が ボケる前には
5
親友か 彼女か それとも友達か 君は一番のトラブルメーカー
5