自動ドア凍てつく空気 遮りて マグカップの湯気に 心ほどけゆく
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夜半2時 ふと目を覚まし 寝つかれず 君との口論 言い過ぎたよね
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この上なく 遠いお空に 下弦の月 むせび泣くよう 寒夜かんやに揺れて
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二人きり向かうちっちやな宴なり喜寿を迎えし夫の白髪
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オールディーズ聴かばはかど夕支度 湯気に隠るるバブルの昔日
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風禿かぜかむろけふは雪夜を触れけど まろきたもとに匂ふ梅の
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一日の用事を終えて一人時間 静かな部屋で飲む白湯うまし
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温かい 空気流れる うたかたで 心温もり また歩き出す
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電磁波の海を漂う魂に冬がWi-Fiのように刺さる
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御堂筋 輝き絶えぬ 星の道 君への想い 叶わぬと知る
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眠れずに記憶の海を漂ってこの人生もわるくはないと
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我慢など 美徳でなかった 痒いから 討つよ注射を 一本弐萬の😤 / ミチーガ治療
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若干も人に成りたり歩みそむ おのが開きし 扉の幸あれ
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いいねとて 褒め言葉とて お布施得る気持ちに近し 有難深し
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ありがとう 伝えたろうか あの時は いま伝えてるよ ありがとう
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帰省せし長女と妻のならびたつ台所より夕餉の香(か)流る
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寝たいけど泪止まらず奥二重一首詠めたら夢の中へと
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回収が終わった後にゴミがある時間守らん奴が許せん/ゴミカゴ当番
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深い夜 すべての時間が 押し寄せる たたかう力が 僕にはまだない
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「ホットラテお席までお持ちしますね」白杖持った日人魚は笑った
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「じゃあ今日は失礼しますね。お世話様」親子のような他人に成れた
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思うさま指揮棒タクトを振るえ円環を閉じる舞台の幕は上がった
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午前から外へ出かけて髪を切る午後の予定は特にない
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ならべよ国道134号線 鎌倉はディズニーかよ
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パクチーのよう 他の人に嫌われても 君だけは
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誰コイツ 馴れ馴れしいよ いきなりよ アカを見に行き 静かにミュート
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同じ言葉や飲み会で からだと心の形の邂逅
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損得で 考えるのは 損だよと 損得抜きで 俺は言ってる
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何か湧いた 指でなぞったら湿った 普通だね (笑)
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横浜にも 空がないわと キミは言い 檸檬サワーを 濃い目で2杯
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