何もできない人間になってしまった ふて寝して疾く過ぎる土曜
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火の中も 水の中でも 探したが マサラは遠く ブラックな世代
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子のあそこ ソーセージとは 言うけれど フランクフルト 父は誇らし
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カーディガン するりと滑り のぞくのは ブラのひもより 自分の欲望
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二人だけそんな世界があるのならどれだけいいかと目を閉じてみる
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好きだよと愛していると囁かれ嘘くさいなどいつ思ったのか
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歪ませてミスを隠してやってきた僕のバンプはが為に鳴る
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一瞬で天国にいける毒のんで両手つないで目とめ あわ せ  て
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松山のホトトギスなど気にしつつ短歌を作る吟行の道
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ああ君の爽やかさに影潜む理由ワケ美しさの奥言えぬ悲しさ
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ああ春かもう春かなど繰り言を言わないでよと君に叱られ
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木苺みたいな未熟ないのち風船みたいに膨らんだ 春の訪れも知らぬのにまだ
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アフリカの ティンガティンガの 絵画買う 作者SONGAで 世界で一つの作品
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チョコレートをチョコレートだ!と受け取る 純粋だけど 浅い人かも
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美しい ものは続かず 儚くて 心閉ざして 奪われぬよう
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学校に行きたくないからズル休み だれか私に病気を下さい
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帽子なく 寒い畑に 出かければ 耳鳴り戻る 医学は真理
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民人に奇蹟は起こるかと尋ねられヨハネは天を指して笑った
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前かごの蛙よ線で流れてる世界は見える?僕が神だよ
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こんなにも 眠れないのに 何一つ 考えないし、病まないし。寝ろ‼️
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ねえ、ルーシー ごめんそれしか呼び方が分からないんだマザーぼくらの
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細胞が分裂しそう一斉に そうしたらママ、僕ってえらい?
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空は青 芝生は緑 牛はモウ なんて素敵な悲しみ日和
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その昔人口夜光虫と呼びし街頭がほんのり怒っているごめんよ
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空想は 現実よりは 薄っぺら いつもがっかり 裏切り続き
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嘘つきの 自慢話に 辟易し みんなうんざり 誇大妄想
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調子乗り 呑気に気楽に 過ごすうち 突如裁きが 天から下る
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なんだって 妻の歳知り 愕然と いつの間にやら 浦島太郎
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他人からは ただの老人 自分では 何も変わらぬ 少年貴族
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館長に 最後の言葉 伺いて 仲良くしてね するわけねえよ
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